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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201410474分に産経ニュース和歌山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三重と和歌山の県境を流れる熊野川で、9月下旬ごろから水が濁った状態が続いていることから、上流部で水力発電を行う電源開発(Jパワー)は3日、風屋ダム(奈良県十津川村)の設備が破損するトラブルがあり、仮復旧される今月中旬ごろまで十津川第1発電所(同村)の稼働を一時停止したと発表した。

ただし、台風などの影響で水量が増えた場合は、災害対応を優先させるため放流・発電を行うとしている。


同社によると、破損したのは、取水する高さを調整するゲートに張られたゴムシート(縦40m、横4m、厚さ5mm)。

亀裂によって一部が切断された状態になっていたことに気づかず、発電を続けていたという。


普段は、ダム湖表層のきれいな水を使って発電するが、ゴムシートが破損していたため、下層の濁水が導水管を通って約8km下流の十津川第1発電所に流れ込んだという。

 

同社が風屋ダムの設備を点検したところ、9月20日にゴムシートの破損が分かった。

ゴムシートは平成21年に取り替えられ、耐用年数は10年ほどあるといい、「原因は調査中」としている。


風屋ダムのトラブルによって第1発電所の水が濁ったが、現在は軽減。

第1発電所より下流にある二津野ダム(十津川村)や十津川第2発電所(新宮市熊野川町)でも濁水がみられるが、「1、2週間たてば順次解消に向かうと考えている」としている。


熊野川では23年9月の紀伊半島豪雨による土砂崩れ以降に濁りがひどくなり、今年9月下旬ごろからさらに深刻化。観光などへの影響が懸念されている。


今月1日には、河口に位置する新宮市の市議会災害復興対策特別委員会が、風屋ダムのトラブルについて電源開発担当者を呼んで審議。

田岡実千年市長は、「風屋ダムの濁水を使って発電が行われていたことは残念。不信感を持っている」と厳しい口調で批判した。

同社西日本支店の殿村支店長は、「ダム施設の損傷のためご迷惑をおかけすることになり、大変申し訳ありません」と謝罪した。

市議からは、「世界遺産でもある熊野川が濁っているのはイメージを損なう」、「抜本的な濁水対策を」など、早期の対応を求める意見が相次いでいた。

 

出典URL

http://www.sankei.com/region/news/141004/rgn1410040016-n1.html

 

 

2014103日付で紀南新聞からは、1日の市議会特別委員会の様子を中心に、同記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

十津川第一発電所の取水元である風屋ダムの表面取水設備が損傷し、熊野川の濁水状況が悪化していることを受け、新宮市議会災害復興対策特別委員会(前田委員長)は1日、市役所で会議を開き、発電所を運営する電源開発から説明を受けた。

長年の要望にも関わらず成果が出ない現状に憤り、「放水を止めろ」と声を荒げる委員もいた。


同発電所で先月16日、放水口の濁度が低減していないことから、表面取水設備の不具合を疑い調査を実施。

この結果、同設備にある幅約4m、長さ約40m、厚さ約5mmのゴムシートが破損していることが同20日に発覚した。

破損原因は不明だが、耐用年数内だという。

通常は濁度の低い表面取水を行っているが、破損により濁度の高い中層の水も流れ込み、結果として放水口の濁度が上昇していた。


同社は24日に市当局に報告。市議会には25日に市当局から伝えられていた。

市議会は、早急な対応を求める抗議文を提出。

同ダムの水利権更新の期限を来年3月に控えていることもあり、市議会側は強気の対応姿勢を見せていた。


同社は、ゴムシートは特注品で製作に日数を要することから、仮復旧として同28日に濁度の高い中層取水から濁度の低い表面取水に切り替え、10月9日を目標に市販のゴムシートと鋼材を加工したパネルで、ゴムシートの代用とする予定でいる。

ゴムシートと同等の効果を得られると見越しているとのこと。

ゴムシート自体は発注済みで、最長では6か月を要するものの、可能な限りの早期製作を依頼しているという。

このほか、同ダムで本年度中に濁水防止フェンスを設置するとしている。


委員から相次ぐ 厳しい指摘の声

委員会には、委員のほか田岡市長ら市当局も参加。

電源開発からは殿村・西日本支店支店長をはじめ、同支店の支店長代理、十津川電力所所長、十津川電力所所長代理らが出席した。


開会に先立ち、田岡市長があいさつ。「故障したままで発電を続けているのは残念。(9月)26日に新宮港に初めて外国クルーズ船が入港した際に、海外からの観光客が川舟下りを行うため、何とかその日だけ発電を止めてほしいと要請したが聞き入れてもらえなかった。不信感を抱いている」と不満をあらわにした。


殿村支店長は濁水問題を謝罪したうえで、「電力の安定供給を通じて地域に貢献したいとの思いで発電をさせていただいている。26日に止められなかったのは、台風16号の影響による出水が予想されたため。ダムの洪水被害軽減対策水位を確保する必要があった」と説明、理解を求めた。


松本委員(議長)は、「ダムの濁りが沈下するまで放水を待てないのか」。

三栗委員は、「風屋ダムも下(中層以下)から水を出せるように構造変更するなど考えてほしい」などと要望。

同社側は、「沈降するのが遅く、上からきれいな水を供給したほうが早く入れ替わる」。「検討するが、ダム全体のこととなると洪水の問題もあり、河川管理者との話もある。私どもでできる範ちゅうを超えているのも事実なことはご理解を」などと返答した。


福田委員は、「あの濁水状況で世界遺産の川と言えるのか」。

屋敷委員は、「発電を止めてくれ。清流を返せ」。

濱口和歌山県議は、「現状のままなら知事に水利権の更新を止めるよう直訴する」と語気を強めた。

 

出典URL

http://www.kinan-newspaper.co.jp/history/2014/10/3/01.html

 

 

 

 

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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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