本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年4月28日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
振動障害による手のしびれや痛みを浜松労基署が労災と認定しなかったことを不服として、元製造会社勤務の男性(64)が24日、静岡労働局に労災療養・休業補償の不支給決定の取消しを求めて審査請求した。
支援する全日本建設交運一般労働組合によると、男性は浜松市浜北区内の製造会社で約36年にわたり、電動撹拌機を手で支えて塗料や合成樹脂などの調合に従事した。
退職の昨年、「振動障害で休業・療養が必要」と診断され、労災を申請したが、認められなかった。
男性は同日、静岡市内で会見。変形した指を見せ、涙をぬぐいながら不支給決定の取り消しを訴えた。
(ブログ者コメント)
指の変形などと撹拌作業の間に因果関係ありとは認められなかったのだろう。
それにしても退職後ではなく、なぜもっと早く診断を受け、申請しなかったのだろうか?
(2012年7月15日 修正1 ;追記)
2012年4月28日付の静岡新聞紙面に、申請が認められなかった理由などが、下記趣旨で掲載されていた。
理由書によると、男性は2008年まで小型の撹拌機を使って塗料や合成樹脂を調合する作業に当たった。
手のしびれや痛み、こわばりが5年ほど続き、退職した翌11年に長野県内の病院で振動障害と診断された。
浜松労基署は、「撹拌機は振動工具に当たらず、使用状況も障害の原因にならない」と、同年3月に男性の補償申請を却下したとされる。
(2013年6月15日 修正2 ;追記)
2013年6月15日2時7分にmsn産経ニュース静岡から、また同日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、労災として認定されることになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会見で男性は「会社は実態を隠しており、現場の労働者には振動障害の事実が知られていない」とした上で、同じ工具で作業した人に対して「ぜひ怖がらずに声を上げてほしい」と話した。
支援する全日本建設交運一般労働組合によると、労基署が男性の痛みの原因と認めていなかった撹拌機について、審査官は「振動障害を発生させる可能性が考えられる」と判断したという。
振動障害による手のしびれや痛みを浜松労基署が労災と認定しなかったことを不服として、元製造会社勤務の男性(64)が24日、静岡労働局に労災療養・休業補償の不支給決定の取消しを求めて審査請求した。
支援する全日本建設交運一般労働組合によると、男性は浜松市浜北区内の製造会社で約36年にわたり、電動撹拌機を手で支えて塗料や合成樹脂などの調合に従事した。
退職の昨年、「振動障害で休業・療養が必要」と診断され、労災を申請したが、認められなかった。
男性は同日、静岡市内で会見。変形した指を見せ、涙をぬぐいながら不支給決定の取り消しを訴えた。
(ブログ者コメント)
指の変形などと撹拌作業の間に因果関係ありとは認められなかったのだろう。
それにしても退職後ではなく、なぜもっと早く診断を受け、申請しなかったのだろうか?
(2012年7月15日 修正1 ;追記)
2012年4月28日付の静岡新聞紙面に、申請が認められなかった理由などが、下記趣旨で掲載されていた。
理由書によると、男性は2008年まで小型の撹拌機を使って塗料や合成樹脂を調合する作業に当たった。
手のしびれや痛み、こわばりが5年ほど続き、退職した翌11年に長野県内の病院で振動障害と診断された。
浜松労基署は、「撹拌機は振動工具に当たらず、使用状況も障害の原因にならない」と、同年3月に男性の補償申請を却下したとされる。
(2013年6月15日 修正2 ;追記)
2013年6月15日2時7分にmsn産経ニュース静岡から、また同日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、労災として認定されることになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性が手がしびれるなどの障害を負ったのは、36年間小型の電動攪拌機を使う仕事に従事したことが原因として、静岡労働者災害補償保険審査官が、療養補償給付などを不支給とした浜松労基署の決定を、5月30日付で取り消したことが分かった。
男性らが14日県庁で会見し、発表した。男性は近く労災認定される見通し。
取り消し決定を求めた審査請求書で、男性は同社の熊本県内の工場で同じ作業に従事していた同僚2人が、平成18年に天草労基署に労災認定されていた点を指摘。「労基署によって認定の基準が異なるのはおかしい」と訴えていた。
会見で男性は「会社は実態を隠しており、現場の労働者には振動障害の事実が知られていない」とした上で、同じ工具で作業した人に対して「ぜひ怖がらずに声を上げてほしい」と話した。
支援する全日本建設交運一般労働組合によると、労基署が男性の痛みの原因と認めていなかった撹拌機について、審査官は「振動障害を発生させる可能性が考えられる」と判断したという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130615/szk13061502080001-n1.htm
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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