2013年1月23日12時23分にNHK大阪から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前6時半すぎ、大阪・鶴見区の「荒川化学工業」の大阪工場で「煙が出ている」と近所の住民から消防に通報があった。
煙は、ドラム缶に保管されていたアクリル性の薬品から大量に発生していて、消防などが風を送るなどして冷却作業を行った。
煙は、およそ30分後に止まったが、発生したガスが皮膚に触れると、かゆみなどを引き起こすおそれがあったため、工場の従業員が屋外に避難した。
現場は、大阪市営地下鉄、今福鶴見駅から南におよそ500mの国道沿いで、周辺の道路も一時、封鎖された。
けがをした人はいなかったという。
警察によると煙が出た薬品は、テレビの液晶パネルなどの材料として使われる「光硬化型樹脂」の原料で、アクリル酸エステル系の化学物質だという。
この薬品はふだんは液体の状態で保管されているが、けさ、薬品が固まっているのに従業員が気付き、液体に戻そうと加熱した際に煙が出たため、冷却しようと水を注いだところさらに大量の煙が発生したという。
警察などは工場側から事情を聴くなどして煙が出た原因や、対応に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130123/4989861.html
一方、1月23日11時22分にmsn産経ニュースwestからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
前日から約200ℓの接着剤を専用の装置の中でドラム缶ごと加熱していた。
23日早朝になって装置の排気口から煙が出てきたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130123/waf13012311230018-n1.htm
また、荒川化学HPには、1月25日付で第2報として、下記趣旨のニュースリリースが掲載されていた。
製造に使用するため加温中であった原料アクリル酸エステルのドラム缶1本からの発煙を発見。
重合反応による発熱のため、水による冷却を開始した。
出典URL
http://www.arakawachem.co.jp/jp/ir/document/news/20130123jiko2.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。