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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020412840分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後2時ごろ、会津若松市、R貨物自動車で、タイヤとタイヤホイールの組み入れ作業をしていた同市、同社社員、男性(50)にタイヤホイールのリングが当たり、50歳男性が死亡した。

近くにいた同市、同社社長、男性(68)も肩にけがをした。

 

会津若松署によると、50歳男性は作業場でクレーン車用新品タイヤとホイールの組み入れ作業をしていた。

タイヤホイールを固定するリングが外れて吹き飛び、頭に当たったとみられる。

 

同署は労災事故として原因を調べている。

 

https://this.kiji.is/621854476326159457?c=39546741839462401

 

 

4121119分に読売新聞からは、タイヤに空気を注入中にタイヤが破裂したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後2時頃、福島県会津若松市門田町中野の運送会社「R貨物自動車」で、新品タイヤ(直径約1・3メートル)に空気を注入中に突然、タイヤが破裂。

 

ホイールリングが吹き飛んで、頭に直撃した社員の同市城東町、渡辺さん(男性、50歳)が死亡し、社長の男性(68)が右肩を打撲した。

 

会津若松署が事故原因を調べている。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200412-OYT1T50084/ 

 

 

 

(2020年8月11日 修正1 ;追記)

 

2020811日に労働新聞から、破裂危険防止器具を使っていなかった、社内で安全教育は行われていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福島・会津労働基準監督署は、タイヤの空気充てんの際の危険防止措置を怠ったとして、道路貨物運送業のR貨物自動車㈱(福島県会津若松市)と同社代表取締役を、労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反などの疑いで、福島地検会津若松支部に書類送検した。

 

タイヤの空気圧が漏れて吹き飛ばされ、労働者1人が死亡している。

 

災害は今年4月11日、同社の本社内作業所で発生した。

労働者と代表取締役は、数人の従業員とともに、移動式クレーン用のタイヤの組立てを行っていた。

 

労働者がタイヤを跨ぎ、空気圧縮機で空気を充てんしていたところ、漏れた空気圧でタイヤとホイールリングごと吹き飛ばされた。

 

労働安全衛生法では、空気圧縮機を用いる際にタイヤの破裂等による危険を防止するための器具を使用させなければならないとしているが、同社はこれを怠っていた疑い。

 

危険防止器具を使用しない作業は、普段から行っていた。

 

労働者は50代男性で入社4年目だったが、安全教育を受けていなかった。

死亡した労働者以外にも、社内の安全教育は行われていない。

 

https://www.rodo.co.jp/column/93321/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

破裂危険防止器具とは、具体的に何だろう?

調べてみると、「職場の安全サイト」に、圧力調整装置や安全囲いであるらしいと読み取れる記述があった。

以下は当該記事。

 

『労働災害事例;タイヤに空気を充填し移動させたときに破裂し激突される』

 

「発生状況」

 

この災害は、ダンプカーのタイヤに空気を充填した後、そのタイヤを移動させようとしたところ、タイヤが破裂し、飛び跳ねたタイヤが激突したものである。


災害発生日、被災者は、午前中から、ダンプカーを運転し、採石場と工事現場を繰り返し往復して採石を運ぶ作業を行っていた。
そして、夕方に作業を終え、事業場に戻った。

 

このとき、後輪の8本のタイヤのうち、1本がパンクしていたため、タイヤを外し、修理を行った。


修理後、エアーコンプレッサーを使い、タイヤに空気を充填させた。

 

その後、タイヤをダンプカーに取り付けるため、タイヤを転がして運ぼうとし、横になっているタイヤを立てようとしたところ、チューブが破裂し、その勢いで、タイヤが飛び跳ね、被害者の頭に激突した。

 

「原因」

 

この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。

 

1 危険空気圧を超えて空気を充填したこと

減圧弁等の圧力調整装置が取り付けられていないため、エアーコンプレッサーから空気を直にタイヤに充填をした。

また、パンク修理やタイヤ組み替えは、通常は、外注しており、被害者は、タイヤの空気圧の適切な値を知らなかった。

 

2 作業の禁止を徹底していなかったこと

パンク修理などは、外注することとなっていたが、軽微な作業などは黙認されており、禁止が徹底されていなかった。

 

3 危険な作業を伴う機械の持ち込みを黙認していたこと

空気充填作業に用いたエアーコンプレッサー、タイヤゲージ、レンチなどの器具は、同僚が知人のガソリンスタンドが新しいものを購入し不要になったものを譲り受けたものであり、自宅には置くスペースがないため職場に置き、自分の所有する自動車のタイヤ交換等に使用していた。

 

「対策」

 

1 タイヤの空気充填を行う場合は、圧力調整装置を使用すること

タイヤに空気を充填する作業を行う場合は、タイヤの種類に応じて空気の圧力を適正に調節させる圧力調整装置を設ける。 

また、タイヤの種類に応じた安全囲い等飛来を防止する器具を使用させる。

 

2 タイヤの空気充填を行う者に対して安全教育を行うこと

空気圧縮機を用いてタイヤに空気を充填する作業を行わせる場合は、特別教育を実施し、その記録を保存する。
 なお、業務を外注する場合は、そのことを労働者に周知徹底する。

 

3 危険な作業を伴う機械の持ち込みを禁止すること

労働者が機械等を持ち込む場合は、その機械等を使用する作業の危険性を評価し、持ち込みの可否を決める。

 

 https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=101285

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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