本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年5月14日15時46分にチューリップテレビニュースから、同日12時56分にmsn産経ニュースから、同日19時18分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時20分ごろ、南砺市北野の住宅の増築工事現場で、高さおよそ15m、重さおよそ16トンのクレーン車が横転した。
警察によると、事故当時、クレーン車を運転していた別の作業員が、住宅の基礎に流し込むコンクリートが入った重さ680kgある金属製容器をつり上げて左に振ったところ、クレーン車を固定していた左側の足2本が突然、土にめり込み、クレーン車が横転。
クレーン車を固定していた足場がぬかるんでいたという。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20120514154836
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120514/dst12051412570016-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065094723.html
(ブログ者コメント)
どの記事にも現場写真は掲載されていないが、アウトリガー用の鉄板を敷いていなかったのかもしれない。
(2012年5月27日 修正1 ;追記)
2012年5月15日付の北日本新聞紙面に、転倒したクレーンの遠景写真が掲載されていた。
それによると、2枚の鉄板が縦長に敷かれていたようだ。
クレーンの脚の部分は写っていなかったが、鉄板の幅ギリギリに脚を載せていたのかもしれない。
(2012年10月12日 修正2 ;追記)
2012年10月4日19時18分にNHK富山から、鉄板が敷かれていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
砺波労基署は、工事を請け負った建設会社が作業計画を作ったり横転を防いだりする措置をしていなかったとして、社長や現場責任者など3人の書類を検察庁に送った。
書類送検されたのは、工事を請け負った、南砺市の建設会社の62歳の社長と36歳の現場責任者、クレーンのレンタル会社の60歳の社長の3人。
同署によると、建設会社では、クレーンを設置する位置などを決める作業計画が作られていなかった上、現場に鉄板を敷くなどクレーン車の転倒を防ぐ措置も、取られていなかったという。
また、レンタル会社もクレーン車を貸し出す際に、性能や使用上の注意を書面で伝えていなかったという。
同署は、3人がそれぞれ事故を防ぐ努力を怠っていたとして労安法違反の疑いで3人を書類送検した。
調べに対し、3人はいずれも容疑を認めているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065518771.html
14日午前8時20分ごろ、南砺市北野の住宅の増築工事現場で、高さおよそ15m、重さおよそ16トンのクレーン車が横転した。
この事故で、倒れたアームが、近くにいた作業員の男性(75)の頭を直撃し、男性が倒れたところ、垂直に突き出ていた鉄筋が胸に突き刺さった。
男性は、搬送先の病院でおよそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、事故当時、クレーン車を運転していた別の作業員が、住宅の基礎に流し込むコンクリートが入った重さ680kgある金属製容器をつり上げて左に振ったところ、クレーン車を固定していた左側の足2本が突然、土にめり込み、クレーン車が横転。
流し込まれたコンクリートを延ばす作業をしていた男性を、倒れたアームが直撃した。
クレーン車を固定していた足場がぬかるんでいたという。
一緒に作業していた4人にけがはなかった。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて事故の原因を調べている。
出典URLhttp://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20120514154836
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120514/dst12051412570016-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065094723.html
(ブログ者コメント)
どの記事にも現場写真は掲載されていないが、アウトリガー用の鉄板を敷いていなかったのかもしれない。
(2012年5月27日 修正1 ;追記)
2012年5月15日付の北日本新聞紙面に、転倒したクレーンの遠景写真が掲載されていた。
それによると、2枚の鉄板が縦長に敷かれていたようだ。
クレーンの脚の部分は写っていなかったが、鉄板の幅ギリギリに脚を載せていたのかもしれない。
(2012年10月12日 修正2 ;追記)
2012年10月4日19時18分にNHK富山から、鉄板が敷かれていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
砺波労基署は、工事を請け負った建設会社が作業計画を作ったり横転を防いだりする措置をしていなかったとして、社長や現場責任者など3人の書類を検察庁に送った。
書類送検されたのは、工事を請け負った、南砺市の建設会社の62歳の社長と36歳の現場責任者、クレーンのレンタル会社の60歳の社長の3人。
同署によると、建設会社では、クレーンを設置する位置などを決める作業計画が作られていなかった上、現場に鉄板を敷くなどクレーン車の転倒を防ぐ措置も、取られていなかったという。
また、レンタル会社もクレーン車を貸し出す際に、性能や使用上の注意を書面で伝えていなかったという。
同署は、3人がそれぞれ事故を防ぐ努力を怠っていたとして労安法違反の疑いで3人を書類送検した。
調べに対し、3人はいずれも容疑を認めているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065518771.html
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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