2014年9月28日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「見たことがない雲がかかった」「井戸の水がかれた」・・。
過去の地震で、前兆現象のように伝えられる気象や不思議な出来事を、高知県が集めている。
県によると、同様の情報の収集を実施後、中止した自治体はあるが、現在も続けている都道府県はないという。
県の担当者は、「科学的裏付けはないが、無関係と断定はできず、まずは情報を集めたい」と話している。
前兆現象に興味をもってもらうことで、防災意識の向上につなげるのが狙い。
県南海トラフ地震対策課は2013年6月から、ホームページ(HP)で、
・普段と違った光や雲、虹が見られたといった気象現象
・地下水の変化
・地鳴り
・動物の異常行動
・その他
の5項目に分類し、前兆現象の情報の募集を始めた。
本人が過去3か月以内に、県内で見るなどしたものが対象。住所、氏名、電話番号などを明記する。
8月末までに寄せられた件数は5件。
地震の前触れではなかったが、「テレビの受信状態が悪くなった」、「カエルの鳴く音がぴたりとやんだ」「飼い犬の様子がおかしい」などの現象が寄せられた。
一方、須崎市では12年12月、民間の機関に依頼し、前兆現象の調査を実施。
しかし翌年3月、「学問的に確立されていない」として、調査を中断した。
静岡県地震防災センターもHPで情報提供を募り、08~13年に少なくとも29件の情報が寄せられたが、「科学的に地震予知に結びつかない。集めた情報を分析する手法もない」として、13年7月で打ち切った。
県南海トラフ地震対策課の担当者は、「将来、生かせるかもしれない情報は、少しでも集めたい。前兆現象と思われる情報があれば、知らせてほしい」と話している。
寄せられた情報の内容は公表されていないが、件数は同課のホームページ(http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/010201/)で月ごとに発表している。
ホームページに紹介されているメールなどで情報提供できる。問い合わせは同課(088・823・9798)。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140927-OYT1T50110.html
(ブログ者コメント)
1987年に起きた千葉県東方沖地震の何日か前、ブログ者が勤務していた事業所に来訪していた大学の先生?が現場を歩いている際、空を見て地震雲が出ていると指摘され、同行者が写真に収めたという、その写真を見たことがある。
それは半球体が下に突き出ているような形の雲で、普通の雲とは明らかに違う感じだった。
それ以来、ブログ者は、地震には前兆現象が現れることがあると信じている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。