2020年5月18日20時5分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が衛星写真付きでネット配信されていた。
相模湾の沿岸から沖合にかけた一帯で、プランクトンの大量繁殖による「白潮(しろしお)」が発生している。
海面が乳白色に見える珍しい現象で、SNSで「湘南が南国のよう」と話題だ。
相模湾の広範囲で観測されるのは初めてとみられる。
横浜国立大臨海環境センター(真鶴町)が15日、真鶴沖2~3キロを調査して確認した。
下出信次教授(生物海洋学)によると、円石藻(えんせきそう)とみられる植物プランクトンが大量に採取された。
円石藻は細胞の表面が炭酸カルシウムに覆われて葉緑体を持ち、海面が白く濁ったり、エメラルドグリーンに見えたりするという。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星も17日、一帯が渦を巻くように白色化している相模湾を捉えた。
白潮は1995年に東京湾で発生し、相模湾の一部でも確認されたが、下出教授は「これほど広範囲に観測されたのは初めてではないか」と話している。
国立環境研究所の河地正伸室長(藻類学)によると、円石藻は海水温が高い南洋から黒潮に乗って日本沿岸に流れ込む場合がある。
大量繁殖は、赤潮を発生させる沿岸性の植物プランクトンや夜光虫が少ない環境が条件で、河地室長は「日射量が十分で外洋に近い穏やかな状態が続いたためと考えられる」と指摘する。
白潮は2007年に博多湾の広範囲で発生し、視界不良で素潜り漁に影響したり、一部で一時的に魚が寄りつかなくなったりしたが、有害ではないという。
湘南海上保安署によると、漁業被害の報告はない。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-357462.html
5月21日19時12分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が写真6枚付きでネット配信されていた。
湘南海岸など相模湾の沿岸一帯で、海面が乳白色や南国の海のようなエメラルドグリーンに見える非常に珍しい「白潮(しろしお)」が発生している。
植物プランクトンの大量発生がもたらした現象で、専門家によると、1995年にも同湾一部で確認された事例があるが、これほど広範囲で観測されるのは初めてとみられる。
横浜国立大臨海環境センター(神奈川県真鶴町)の下出信次教授(47)が15日、真鶴沖で調査したところ、炭酸カルシウムに覆われた円石藻(えんせきそう)が大量発生していた。
海面は日光の加減で白色や淡い緑色に見えるが、海中は白濁し、透明度は4メートルほどだったという。
発生回数や研究事例が少ない白潮の発生メカニズムには謎が多く、下出教授は「日射量が多く、海が穏やかな状態が続いた影響ではないか」と話す。
https://www.asahi.com/articles/ASN5P65PQN5PUQIP022.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。