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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021129日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、複数枚の雪の結晶の写真付きでネット配信されていた。

 

大雪が降ると、特に首都圏の交通網は大混乱ということも珍しくない。

 

実は、太平洋側の雪に関するデータは十分でなく、未解明な部分も多いのだとか。

 

データ収集のため、気象庁の研究員が考案したのが市民参加型研究プロジェクト「#関東雪結晶プロジェクト」だ。

 

開始から約4年。

研究成果も見えてきた。

 

仕組みはわりと簡単。

市民にスマートフォンなどで降った雪の結晶を撮影してもらう。

 

この画像をツイッターに「#関東雪結晶」のハッシュタグを付けて撮影日時と場所と共に投稿してもらう。

これを研究に活用する。

 

考案したのは、雲研究者でアニメ映画「天気の子」(新海誠監督)で気象監修も務めた気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎さん(36)だ。

 

参加手法の手軽さがうけて、これまでに10万枚以上の画像が集まった。

 

開始した2016年は関東甲信地方限定だったが、19年から対象地域を全国に広げた。

 

きっかけは、首都圏を直撃した14年2月の大雪だった。

 

「2週連続の大雪で交通機関はマヒしました。この時、気候学や雪氷学、災害情報学など、多分野の研究者とともに、首都圏の雪の研究を始めました」。

 

荒木さんは全体の取りまとめと低気圧や雲の現象などを担当した。

 

だが観測データが少なすぎて、分からないことが多かったという。

 

そもそも、日本海側と太平洋側では大雪のメカニズムが違う。

 

日本海側では、西高東低の冬型の気圧配置が強まった時に、大陸から流れ込む寒気が日本海で暖められて大気に水蒸気が供給される。

海上に筋状に並んだ積乱雲が発生し、それが次々と陸地に入って雪をもたらす。

 

20年12月に日本海側に降った大雪もこうしたメカニズムで起きた。

 

一方、太平洋側は、日本の南岸を進む南岸低気圧と呼ばれる前線を伴った温帯低気圧が原因となる。

 

だが、雨が降るのか雪が降るのか、その量はどれくらいなのかといったことは、低気圧の中心位置や、降雪や降雨がどの程度地上を冷やしたのかなど、複数の条件が作用し合ってガラリと変わる。

 

そのため、「関東では、大雪になるかどうかは直前まで分からないことも多い」。

 

そもそも頻度が少ないため、観測データもあまりなかった。

 

荒木さんは、最初は自分で雪の結晶を撮影して調べていたのだが、「時間的にも空間的にももっと広く、多くのデータがほしいと考え、プロジェクトを思いつきました」。

 

狙いは的中。

18年1月の大雪では、わずか1日で約2万枚の画像が集まった。

 

画像の解析で分かったことがある。

 

17年3月27日、栃木県那須町のスキー場で、表層雪崩により高校生ら8人が亡くなった。

こうした表層雪崩の原因となりやすい結晶の形があるという。

 

交差角板状や砲弾状と呼ばれる形状の結晶で、いずれも粒が小さく、さらさらしている。

マイナス20度以下でできる「低温型結晶」だという。

 

気象データなどと合わせて画像を分析。

 

前線を伴った低気圧(南岸低気圧)では低温型結晶ができやすく、前線を伴わない低気圧では低温型結晶がほとんどできないことを突き止めた。

 

「南岸低気圧による大雪では、表層雪崩への注意が特に必要になる」と警鐘を鳴らす。

 

荒木さんは「プロジェクトなどを通して、冬に太平洋側に発生する雪雲の実態が少しずつ見えてきた」と、手応えを感じており、市民に協力を呼びかけている。

 

なぜ、こうした画像が予測精度の向上につながるのか。

 

「物理学者の中谷宇吉郎博士の言葉に『雪は天から送られた手紙である』というのがあります。

 

雪の結晶には、樹枝状や角柱状などさまざまな形がありますが、これは雲の中の温度や水蒸気量によって決まる。

 

つまり、地上に降った雪の形を見ることで、雲の状態が分かるわけです」。

 

中には、結晶の周りに大量の雲粒(うんりゅう)と呼ばれる氷の粒が付着した「あられ」もある。

 

あられは、雲の中の強い上昇気流によって作られる水滴が雪の結晶に付着して凍ってできる。

 

たくさん付着していれば、それだけ上昇気流も強いというわけだ。

 

雪の結晶は、みぞれやひょうなどを含め121種類あるという。

 

うまく撮影するコツは?

 

・・・・・

 

https://mainichi.jp/articles/20210129/dde/012/040/008000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本ブログでは、過去に、雪崩の原因となる雪は、主に以下の3種類だという情報を紹介した。

《1》雲粒(うんりゅう)なし結晶

《2》表面霜(ひょうめんしも)

《3》こしもざらめ雪

 

このうち、突起の少ない「雲粒なし結晶」が、今回情報にある「低温型結晶」だと思われる。

 

20181215日掲載

2018128日報道 北海道札幌市の「日本氷雪学会北海道支部」
  は、まとまった雪が降るたびにHPに雪の粒子の写真を公開し、
  雪崩を起こしやすい雪がある場合は注意を呼び掛けている

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9159/

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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