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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20211301131分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆をまく「節分」。

 

今年は例年とは異なり、22日となるが、節分を前に消費者庁が、「5歳以下の子どもには豆を食べさせないで」と注意を呼びかけている。

 

同庁によると、201012月から202012月末までに、医療機関から寄せられた情報のうち、14歳以下の子どもの食品による、「窒息」や誤って気管などに入ってしまう「誤えん」の事故が164件あったという。

 

このうち、5歳以下の事故が141件で、全体の86%を占めている。

 

その原因となった食品は、「菓子」が最も多く61件で、次いで「豆・ナッツ類」の31件だった。

 

こうした状況も受け、「豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は、5歳以下の子どもには食べさせないでください」としている。

 

消費者庁によると、乳幼児は、食品をかみ砕く力や、飲み込む力が未発達なため、豆やナッツ類で窒息することがあり、大変危険。

 

特に節分の豆は、乾燥していて軽いことから、飲み込む準備ができていないときに、のどに落ちたり、息を吸ったときに不意にのどに移動して、のどに詰まることがあるのだという。

 

また、小さく砕いた場合でも、気管にりこんでしまうと、肺炎や気管炎になるリスクがあるとのことだ。

 

そして、窒息・誤嚥事故防止のために注意すべきことを挙げている。

 

▽食べているときは、姿勢をよくし、べることに集中させま
  しょう。

物をれたままで、ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。

 

▽節分の豆まきは、個包装されたものを使用するなど工夫して行い、子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。

 

なお、消費者庁は、これまでも節分の前に同様の呼びかけをしてきたが、今年は、これまでとは異なる点がある。

それは年齢だ。

 

これまで「豆やナッツ類は3歳頃までは食べさせないようにしましょう」と呼びかけていたのが、今年は「5歳以下の子どもには食べさせないで」に変わり、年齢が引き上げられたのだ。

 

今年、注意喚起の対象となる年齢を引き上げたのはなぜなのか?

 

消費者庁・消費者安全課の担当者に話を聞いた。

 

 

【「3歳頃まで」を「5歳以下」に引き上げた理由】

 

――これまでは「3歳頃まで」。それを今年、「5歳以下」と年齢を引き下げたのはなぜ?

 

昨年、島根県松江市のこども園で、4歳の子どもが豆をのどに詰まらせ、亡くなる事故が起きました。

 

これをきっかけに、シミュレーションを行った結果、豆の形状のものが子どもの食べ方によって、のどに詰まりやすいことが分かりました。

 

たとえば、口に含んだまま走ったり、寝転んだり、という食べ方です。

 

また、日本小児科学会のHPにも「豆は5歳以下には与えないで」という記載がありました。

 

さらに、今回のシミュレーションを監修した、武蔵野赤十字病院の道脇幸博医師の意見も踏まえ、年齢を「5歳以下」に引き上げました。

 

5歳以下の子どもには豆を食べさせない」。

繰り返しになるが、これが、窒息・誤嚥事故を防ぐための最善の方法だ。

 

そして、「もし、子どもののどに豆が詰まった」場合については、消費者庁は「すぐに救急要請し、指示を仰いでください」としている。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/66d844c5179f753cdac6b0e907098f7f4edb0175

 

 

 

(2021年6月13日 修正1 ;追記)

2021611171分にNHK島根からは、松江市の事例に関し報告書がまとめられた、山中医師は誤嚥による子供の死亡事例は少ないが気管から取り出した事例は何10倍もあるなどと解説したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年2月、松江市の認定こども園で、節分の行事に参加していた、当時、4歳の男の子が豆をのどにつまらせて死亡し、これについて専門家などでつくる松江市の検証委員会が、再発防止策などに関する報告書をまとめたことが、関係者への取材で分かりました。

報告書では、豆が気道につまったことが亡くなった原因とみられるものの、豆がつまったのは豆まきの時か、その前に炒り豆を食べたときか、わからないとしています。

その上で、3歳未満の幼児には豆を食べさせないようにしていたものの、そのほかの園児は年の数だけ豆を食べたり、豆まきを行ったりするなど、3歳以上でも誤えんの危険性があるという認識が欠けていたなどと指摘しています。

今回の事故を受けて、消費者庁はこれまで「豆などは3歳頃までは食べさせないで」としていた呼びかけの内容を「5歳以下には食べさせないで」と変更しました。

報告書でも、再発防止のために、豆だけでなく、ぶどうやミニトマト、餅など、誤えんを起こすリスクの高い食材や食事の方法について、職員全員が知識を共有することや、豆まきや餅つきなど、食を伴う保育を行う場合は常に子どもの安全を見守る職員を配置することなどを提言しています。

委員会では来月、松江市に報告書を提出することにしています。

 

今回の事故のように子どもが食べ物をのどに詰まらせたり、窒息したりする事故は、決して珍しいものではありません。

消費者庁が全国の医療機関から寄せられた情報をまとめたところ、14歳以下の子どもの食品による「窒息」や、誤って気管などに入ってしまう「誤えん」の事故は、去年までの10年間で、164件にのぼっています。
このうち、5歳以下の子どもの事故は141件と、全体の9割近くを占めました。


原因となった食品別では、あめやグミ、せんべいなどの「菓子」が61件で最も多く、次いで、「豆・ナッツ類」が31件、「果物」が22件、「肉・魚」が18件、「ごはん・パン」が14件などとなっています。

また、消費者庁によりますと、平成26年からおととしまでの6年間で、「誤えん」による窒息で亡くなった14歳以下の子どもは80人で、9割を超える73人が5歳以下の子どもだったこともわかっています。

子どもの事故防止に取り組むNPO法人の理事長で、小児科医の山中龍宏さんは、
「豆まきで亡くなるお子さんは10年とか10数年に1人かもしれませんが、実は『誤えん』といって、気管の中に入ってしまって、取り出さなければいけなくなる、そういうお子さんたちは、何十倍も発生しているんです。いったん気管に入ってしまうと、それを取り出すことはできませんし、見守っていても防ぐことはできない。それをぜひ認識して頂いて、とにかく危険なんですよという情報を、あるいは、食べさせてはいけませんよという情報を、身近な人たちに伝える必要があると思います」
と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20210611/4030008799.html 

 

 

 

  




 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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