2015年9月18日20時8分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月9日午後9時半ごろ、長崎市のコンビニエンスストアでレジ付近に置かれていた缶コーヒーのアルミ製のボトルが破裂し、中身の液体が2mから3m飛び散った。
警察で、破裂したボトルの中身の液体を鑑定した結果、一般に販売されているアルカリ性の洗剤の成分が検出されたという。
警察によると、この洗剤の成分がボトルの素材のアルミニウムと化学反応を起こして水素が発生し、ボトルのふたが閉まっていたために充満して破裂した可能性が高いことが分かった。
警察は、ボトルをレジに置いた長崎市の30代の男性に事情を聞いたところ、「会社にあった洗剤をボトルに入れて自宅に持ち帰る途中、コンビニエンスストアで買い物したときにレジに置き忘れた」と話しており、事件性はないと判断したという。
この事故によるけが人は、いなかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035036961.html?t=1442640951814
以下は、トラブル発生当時の記事。ほぼすべてのメディアで、事件扱いされていた。
(9月12日付 毎日新聞西部版)
長崎県警は11日、長崎市勝山町のコンビニエンスストアで9日午後9時半ごろ、客の男が店内に放置したコーヒー缶が破裂したと発表した。
威力業務妨害容疑で捜査している。
県警によると、同日午後8時半ごろ、男が来店し清涼飲料水を数点購入後、レジ近くの台の上に自ら持ち込んだアルミニウム製コーヒー缶(400mℓ入り)を置き、店を出た。
約1時間後、「パーン」という音とともに缶が破裂し、中から茶色の液体が飛び散った。
客が数人いたが、けがはなかった。
男は店内の防犯カメラに映っており、中年で中肉中背だった。
http://mainichi.jp/area/news/20150912ddp041040027000c.html
(ブログ者コメント)
同様のトラブルは、過去にも起きている。
2012年10月26日掲載
2012年10月20日 文京区の地下鉄丸ノ内線で、乗客が勤務先から小分けして持っていた業務用強力洗剤入りのアルミ缶が破裂、アルカリとアルミが反応して発生した水素が原因 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2390/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。