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2022年7月13日20時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アスベスト(石綿)が原因とされるがん「中皮腫」にかかるリスクについて、消防士は一般の人々と比較して1・58倍高いと推計されることが、国際がん研究機関(IARC)の調査で判明した。
調査結果を踏まえ、IARCは石綿を「人に対して発がん性あり」と分類した。
国内では、消防士が公務で中皮腫にかかったとして補償を求めても、なかなか認定されないケースが多い。
今回、消防士が一般的に中皮腫を発症しやすいことが国際的に認められたことで、補償が進みやすくなると識者はみている。
分類理由などの概要は、国際的な医学誌ランセット・オンコロジーのオンライン版に1日、掲載された。
IARCは世界保健機関(WHO)の組織で、フランス・リヨンに本拠を置き、物質や食物などのほか、職種による発がんの危険性などについて証拠を集め、分類している。
消防士は世界中で1500万人以上いるとされる。
今回、専門家25人が会議を開き、消防士について、中皮腫とぼうこうがんにかかりやすいという十分な証拠が存在すると結論付けた。
消防士は、消火や災害救助の活動などを通じて、建物に耐火材などとして使われている石綿の粉じんなどにさらされる危険がある。
ぼうこうがんについては、有機物の不完全燃焼や熱分解などで生成する化学物質「多環芳香族炭化水素(PAHs)」やばい煙などが、発がん因子として最も考えられるという。
国内では、民間の中皮腫での労災認定者は2005年度以来、毎年度約500人おり、認定率は過去20年の平均で93・8%と高率だ。
一方、地方公務員災害補償基金によると、消防職員が中皮腫にかかり、公務災害による補償を申請した件数は21年3月末までに21件あるが、認定は11件と、約半数にとどまっている。
民間の相談団体「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」(東京)所長の名取雄司医師は、「従来、中皮腫の公務災害認定では、石綿が使われた場所で働いたという同僚の証言などが要求され、民間の労災に比べて認定されにくい実情がある」と指摘。
今回のIARCの決定について「消防士は普通に仕事をしていれば、中皮腫になりやすいとされたのだから、一定期間勤めて発症したら、仕事上の災害と認めることを原則にしてもよいはずだ」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20220713/k00/00m/040/214000c
2022年7月14日17時4分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事が動画付きでネット配信されていた。
愛知県弥富市の名古屋港で13日夕方、吊り上げていたコンテナから積み荷が落下し、下敷きになった52歳の男性作業員が死亡しました。
なぜ事故は起きてしまったのでしょうか。
コンテナ船が止まる港。
その近くには天井の部分が大きくへこんだコンテナ、そしてトラックの部品が置かれています。
事故が起きたのは13日午後6時前。
弥富市の名古屋港鍋田ふ頭で、作業員3人が着岸した船の上でコンテナを下ろす作業をしていたところ、コンテナに積まれていたトラックのシャシーが落下。
男性作業員1人が下敷きになりました。
下敷きになったのは作業員の溝口さん(52)で、その場で死亡が確認されました。
また別の男性作業員(34)も、腕を骨折したほか、脾臓と腎臓を損傷する大ケガをしました。
なぜコンテナの積み荷が突然落下してしまったのでしょうか。
名古屋海上保安部によりますと、当時、現場では作業員3人がコンテナの角にワイヤーを取り付け、クレーンで12メートルほどの高さまで吊り上げていました。
しかし突然、片側2本のワイヤーが何らかの原因で外れるか切れるかして、積荷が落下したということです。
コンテナは「フラットコンテナ」と呼ばれる側面の開いている形状。
落下したトラックのシャシーの重さは、2台であわせておよそ16トンもあったといいます。
名古屋海上保安部は14日の朝から実況見分を行い、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb773965181e08c26b184f5140f1935d9c65494a
※上記報道はユーチューブでも映像配信されていた。
https://www.youtube.com/watch?v=NmrVUJVXkB8
(ブログ者コメント)
〇吊り荷の下に入ってはいけないとは、よく言われることだが、今回のような作業時、どういった安全対策をとっているのだろうか?
調べてみたところ、名古屋港のは見つからなかったが、神戸港の安全基準は以下のようになっていた。
やはり、吊り荷の下に人がいないことを確認してから吊り上げることになっている模様。
第5節 ガントリークレーン運転基準
(巻上げ、巻下げ時)
第 29 条
(5)荷筋、荷振れの荷の下からの退避を確実に確認して作業を行うこと。
http://www.kouwansaibou-hyogo.jp/files/libs/807/202104191206059072.pdf
〇シャシーと報じられている件、シャーシーでは?と思い調べたところ、自動車業界ではシャシーという呼び方が一般的ということらしかった。
2022年7月12日19時21分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月28日午前9時15分ごろ、名古屋市内の小学校で行われていたプールの授業中に1年生の児童1人が溺れて沈んでいるのを教員が発見し、救助しました。
児童は当時意識がなく、教員がその場で応急処置を行ったところ意識と呼吸を取り戻し、市内の病院に救急搬送され、数日入院したということです。
現在、体調は回復していて、登校を再開しているということです。
当時は1年生の3クラス、あわせて69人が授業に参加して、水に顔をつけたり潜ったりする練習をしていて、教員など4人がプールサイドと水の中で指導にあたっていたということです。
これを受けて、この小学校では、子どもに目が行き届くよう、一度にプールに入る児童の数を指導者1人に対し10人ほどとしたほか、保護者にもボランティアとして授業を見守ってもらう対応も取り入れたということです。
名古屋市教育委員会は、「こうしたことが二度と起きないよう、各学校に指導を徹底してまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220712/3000023641.html
7月12日15時42分に産経新聞からは、基準では水深55~95㎝だが事故当時は測っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市は12日、同市名東区の小学校で6月、プールの授業中に1年生の男児(6)が溺れ、一時意識不明になる事故があったと明らかにした。
男児は教員の応急処置で意識が戻り、命に別条はなかった。
市によると、事故が起きたのは、6月28日に小1の3学級69人が参加したプールの授業。
担任3人と補助員1人の指導で、水面に顔を付けたり、潜ったりする練習をしていた。
担任が午前9時15分ごろ、プールに沈んでいる男児に気付いた。
水深は同小の基準では55~95センチだが、事故当時は水深を測っていなかった。
https://www.sankei.com/article/20220712-HD7LBYA3OFPA7NRFVYGKZWGHEY/
7月13日18時10分に読売新聞からは、心臓マッサージで意識を取り戻した、事故を受け低学年は水深55~95㎝とする基準を設けた(上記産経新聞情報とは異なる)など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教育委員会によると、事故は6月28日に発生。
1年生3クラスの児童計69人がプールで顔をつけたり潜ったりする練習をしていた際、男児1人が沈んでいるのを教諭が見つけた。
男児は心臓マッサージで意識を取り戻し、救急搬送された。
事故を受け、学校側は、低学年は水深を55~95センチとする基準を設け、水に入る児童数を指導者1人あたり10人程度にするなどの再発防止策を講じた上で、プールの授業を再開した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220713-OYT1T50111/
(ブログ者コメント)
名古屋市の小学校で今年6月に起きたプール事故といえば、守山区の小学校で「ワニさん歩き」時に63人が擦り傷を負ったというトラブルを紹介したばかりだ。
2022年7月12日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島労働基準監督署は、埋没による危険防止措置を怠ったとして、コンクリートブロック製造業の㈲N産業(福島県二本松市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福島地検に書類送検した。
令和4年1月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
労災は、同社敷地内で発生した。
死亡した労働者は、砂を貯留するホッパー上部において、凍結した砂を破砕していた際に被災した。
砂が崩壊したことでホッパー内部に落下し、砂に埋もれている。
同社は、ホッパー内部の砂に埋没するおそれのある場所で作業させる際、労働者に墜落制止用器具を使用させるなどの対策を怠っていた疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/134491/
2022年7月11日16時34分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市守山区の名古屋市立上志段味小学校で6月、プールの授業を受けた2年生から6年生の児童63人が手の指先やひざ、足の甲などにすり傷を負いました。
また、「子どもたちの水着が傷んでいる」という連絡も保護者から寄せられたということです。
このため小学校では、7月19日まで予定していた水泳の授業を急きょ中止しました。
この小学校は去年、開校したばかりで、プールはざらつきのある素材を使っているということです。
水泳の授業では、浅く水を張ったプールの底に両手をついて這うように進む「ワニさん歩き」という運動をさせていて、その際に足や手がプールの底をすってすりむいた可能性があるということです。
名古屋市教育委員会は、「原因を詳しく調べ、今後、同じようなことが発生しないよう適切に対応していく」としています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220711/3000023617.html
7月11日19時37分に産経新聞からは、水着の傷み苦情は数件あった、今年が開校後初のプール使用授業だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
児童の多くは、底に手足をついて移動する際に負傷したという。
児童の足の甲や膝にすり傷があったほか、保護者から数回の水泳の授業なのに水着の生地が傷んでいると苦情が数件あった。
同校は昨年4月に開校したばかりで、新型コロナウイルスの影響で昨年は水泳の授業はなく、プールを使うのは今年が初めてだった。
https://www.sankei.com/article/20220711-WFPGO43VFFIZDKKADXUBS2AUZA/
7月12日12時28分に読売新聞からは、2回現地確認したが原因特定できずなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プールの底にはモルタルが塗られている。
施工業者と2回現地を確認したが、原因は特定できなかったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220712-OYT1T50101/
7月12日10時36分にテレビ朝日からは、建築材料吹付け時にできた細かい突起が原因だった可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後、学校の職員と施工業者がプールの状態を確認したところ、建築材料を吹き付けた際に、プールの底にできる細かい突起が原因で、けがをした可能性があるということです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000261239.html
2022年7月23日11時45分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、他の小学校でも同様なケガをした多数の児童がいた、プールの工事は住宅都市局が担当している、同業者はタイル仕上げゆえモルタルにザラザラ感がある、たぶん手足をつくのを考えずに作られていると指摘したなど、下記趣旨の記事が多数の写真や解説図付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
名古屋市内の小学校で2022年6月、プールの授業を受けた児童にケガ人が続出しました。
現場の底はどうなっていたのか、プールにカメラを入れて状態を確認しました。
また、プールの補修などを行う業者を取材し、考えられる原因を聞きました。
【プールの授業でケガ人続出…底に何らかの原因か】
名古屋市守山区の上志段味小学校で2022年6月、プールの授業を受けた児童63人に、足の甲や指先などの擦り傷が確認されました。
プールの底はモルタル製で、底に何らかの問題があるとみられています。
さらに、名古屋市昭和区の松栄小学校では6月から7月にかけ、プールの授業中に児童36人がケガをしていたことがわかりました。
学校によりますと、プール内を歩いたり、底を蹴って蹴伸びなどをしたとき、足の指を擦るなどの軽いケガをしたということです。
こうしたことを受け、名古屋市教育委員会は市立の全小中学校に対し、プールに異常がないか調査を指示することにしています。
【タイルの出っ張りやモルタルの凹凸…実際に問題のプールに入り確認】
守山区の上志段味小学校に伺い、現場のプールを見せてもらいました。
教頭:
「こちらが深いプール、こちらが浅いプールとなっています。だいたいこちらの浅いプールで、50cmくらい水が入った状態です。6月22日から低学年・中学年で、浅いプールを使って『ワニさん歩き』という練習を取り入れて授業をしておりました」
「ワニさん歩き」とは、手をつき足を浮かせて前進する運動で、水に浮く感覚を身に付ける練習として行われます。
そのとき床に接触して、手や足をケガしたとみられています。
その後、深いプールで授業をしていた高学年にもケガの報告が重なり、合わせて63人となりました。
教頭:
「これはおかしいなということで、プールに自分が入って確認した。それでザラつきがあったものですから」
実際に中に入ってみると…。
(リポート)
「触ってみると、この部分はサラサラしている感覚なんですが、タイルとタイルの間を触ってみると、確かにザラザラする感覚があります」
底の大部分に違和感はありませんでしたが、床に埋め込まれたタイルが少し出っ張っていたり、隣り合ったタイルの1センチほどの隙間には、モルタルの凹凸が確認されました。
プールを使う前は異物が入っていないかなどのチェックはしていたものの、底のザラザラには気づかなかったということです。
上志段味小学校は2021年4月に新設された学校で、合わせてプールも作られました。
2021年はコロナ禍で授業ができず、プールを使うのは2022年が初めてでしたが、今シーズンの授業は取りやめになりました。
教頭:
「子供たちもすごく楽しみにしていたと思いますし、新しい学校の新しいプールなので、ようやく入れるという気持ちだったと思うんですけれども、それを裏切る形になってしまって本当に申し訳ないなという気持ちでおります」
教育委員会によると、プールの工事や補修などはすべて、学校ではなく名古屋市の住宅都市局という部署が決めているといいます。
また、このプールを施工した鴻池組(こうのいけぐみ)に話を聞くと、児童がケガをした件は会社として把握しており、現在、市と連携してケガの原因を究明しているということです。
プールを使うまでに補修をしていたこともあり、どこに原因があるのかすぐにはわからないが、慎重に解明していきたいと話しています。
【「手足をつくのを考えずに作られている」同業者が指摘する問題】
上志段味小学校での取材を踏まえて、考えられる原因を名古屋市内のプールの補修なども行ってきた「マルホウ」に聞きました。
まずは取締役の樋口さんに、上志段味小学校のプールの映像を見てもらいました。
樋口さん:
「今回はタイルでの仕上げだったので、モルタルにちょっとザラザラな加減があって、それでケガをしたのかなと。あと、タイルとの取り合い(接合部分)にもしかしたら段差があって、そういう所でひっかけたか」
モルタルとは、セメントに水と砂を混ぜたもので、タイルやレンガの接着剤にも使います。
今回のプールの床面はモルタルですが、タイルでコースのセンターラインが作られていて、モルタルとタイルの間に段差や隙間が生じています。
樋口さんは、こうした小さい隙間をキレイにならすのは難しいといいます。
樋口さん:
「底に(足や手を)つくというのを、あまり考えずにたぶん作られている」
そして、問題はもう1つあると指摘。
樋口さん:
「だいたい色を付けているケースが多いと思うんですけど。(学校用プールは)8割ぐらいはたぶん塗っている」
一般的にプールは、モルタルなどの表面に「プールコート」という、主に水色の防水性がある塗料を3,4回重ね塗りするそうです。
塗り重ねることで2ミリほど厚みが加わり、たとえモルタル面に凹凸があったとしても緩和されて、ケガの防止につながるといいます。
樋口さん:
「(プールコートを塗っているように)見えません。予算とかがあると思うので、そういうのがあれば防水加工をして、コンクリートを保護できればケガの原因にはならないと思う。もう早急に直した方が良いような気がしますけどね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fff471fb003118226ccd7cf9a43d858ef8b6ee7 アカスミ
2022年8月4日9時7分にNHK東海からは、底や内側の壁が塗装されていなかったことが原因だったと結論づけられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
名古屋市教育委員会は、調査の結果、プールの底や内側の壁が塗装されておらず、ざらついたモルタルがむき出しだったことが、けがが相次いだ原因だと結論づけました。
教育委員会によりますと、同様のプールは市内の22校にあり、この夏だけで、児童や生徒あわせて375人が、手足に同様のすり傷を負っていたということです。
塗装しなかった理由について、教育委員会は「施工する当時、内側を塗装しなくても安全だと判断した」と説明しています。
教育委員会では22校のプールについて、来年の夏までに内側の塗装を終えたいとしていて、必要な予算の確保や作業スケジュールの検討を急ぐことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220804/3000024064.html
2022年7月11日7時5分にYAHOOニュース(ITmedia NEWS)から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
シンガポール国立大学と韓国Yonsei Universityの研究チームが開発した「Detecting counterfeit liquid food products in a sealed bottle using a smartphone camera」は、スマートフォンのカメラのみで、開封前の密封されたボトル内の液体内容物に不純物が混入されていないかを検出するシステムだ。
密封されたボトルを逆さにし、それによって上昇した気泡の形や動きをカメラで捉え、機械学習で分類して、不純物かどうかを予測する。
オリーブオイル、はちみつ、アルコールなどの液体食品の偽造が多く報告されている。
世界保健機関(WHO)は、世界で消費されるアルコールの25%が偽造品であると推定しているという。
これらの事例の急増は、偽造者が粗悪品を混入したり、大量の正規の液体内容物をより安価な代替品に置き換えたりするため、経済的利益を得ることに起因していると考えられる。
混入される不純物は、しばしば死亡事故につながる有害な健康問題を引き起こす可能性がある。
しかし、偽造品は容易に入手できる本物の瓶に包装され、工場の基準に従って密封されているため、一般消費者が混入した液体内容を検出することは極めて困難である。
ボトルを開けることなく液体の内容物を分析しようとする最先端のソリューションもあるが、専門的で高価な装置を使用するため、一般に利用することはできない。
この課題に対して、ボトルの中に封入された液体内容物の情報を取得するために、一般的なスマートフォンのカメラを利用した液体偽造品検出システム「LiquidHash」を提案する。
LiquidHashの基本的な考え方は、ボトル内の気泡の形や動きから液体の性質を推測することだ。
これは液体の特性、特に密度、粘性、表面張力が、気泡の半径、縦横比、気泡が上部に上昇する際の終端速度に影響を与えるためである。
よって、観測された気泡からこれらの特徴を定量化することで、異なる液体製品を区別できる。
区別するために、ノイズの多い環境下でも気泡の特徴を抽出し、その特徴を利用して不純物混入の液体を分類するために機械学習モデルをトレーニングした。
ユーザーは、密閉されたボトルを逆さに回転させながら、スマートフォンのカメラで上昇する気泡を検出し、泡の形と動きをスローモーションで記録する。
この記録を分析し、画像を処理して、その液体製品が本物か不純物かを判断する。
実際にLiquidHashを実装し、エクストラバージンオリーブオイル、純粋な生蜂蜜、ウオッカの3種類の本物の液体と8種類の不純物を用いて、条件を変えた実環境実験を行い、その実現可能性を評価した。
複数の参加者に異なる液体の入ったボトルを回転させながら、スマートフォンのカメラで撮影してもらい、500分以上の録画データを収集した。
その結果、LiquidHashは最大で95%の検出精度を達成し、その有効性を実証した。
※テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。
新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1befd2b64f3ed616085746429106ae857f27bf61
2022年7月12日7時39分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・恵庭市で11日、建設中の倉庫の床が崩落し、男性作業員7人が転落する事故がありました。
作業員はいずれも命に別条はありませんが、骨盤や足を骨折しているとみられます。
事故があったのは、恵庭市戸磯にある建設中の大型倉庫です。
11日午後2時半ごろ、倉庫の2階部分の床が崩落し、2階にいた男性作業員7人が1階に転落しました。
警察と消防によりますと、事故当時7人は2階の床にコンクリートを流し込む作業をしていたということです。
7人は病院に搬送され、このうち数名は骨盤や足を骨折した疑いがありますが、いずれも命に別条はありません。
現場は物流センターの新しい大型倉庫を建設していたということで、警察は事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da4cce0fb43be98f21a5ebc5fc1f770231a2112b
7月11日19時10分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後、恵庭市の物流センターの建設工事現場で2階の床が崩落し、7人がけがをしました。
警察によりますと、7人とも意識はあるということで、病院に搬送されて手当てを受けています。
警察と消防によりますと、11日午後3時前、恵庭市戸磯にある大手冷蔵倉庫会社「Y冷凍」の物流センターの建設工事現場で、作業員が2階の床にコンクリートを流し込む作業をしていたところ、床が崩落したということです。
1階と2階で作業にあたっていた40代から70代の男性あわせて7人がけがをし、まもなく病院に搬送され、現在手当てを受けています。
7人はいずれも意識はあるということで、このうち4人は腕や足などを骨折している疑いがあるということです。
警察が詳しい状況を調べています。
会社によりますと、床が崩落した物流センターは鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積はおよそ2万4千平方メートルで、来年5月の完成に向けて工事中だということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220711/7000048460.html
(2024年1月28日 修正1 :追記)
2024年1月26日12時5分にYAHOOニュース(HTB)からは、型枠を支える柱がコンクリートの重さに耐えきれず倒壊した、4人が書類送検された、統括職長は図面の確認を怠り自身の経験則に基づいて施工させた、主任は巡視時に不備を認識したが指摘しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年7月、北海道・恵庭市で建設中だった大型倉庫の2階部分が崩落し、作業員7人が重軽傷を負った事故で、必要な安全措置を怠ったなどとして元請会社の男性社員ら4人が書類送検されました。
25日に業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、江別市に住む建設会社の男性社員ら4人です。
4人は2022年7月、恵庭市戸磯の大型倉庫の新築工事で安全措置を講ずる義務があるにも関わらず、これを怠り、2階部分を崩落する事故を発生させて作業員7人に重軽傷を負わせた疑いがもたれています。
当時、2階部分ではコンクリートを型枠に流し込む作業をしていましたが、その型枠を支える柱がコンクリートの重さに耐え切れずに倒壊しました。
事故により2階部分で作業していた23人のうち9人が転落し、7人が脳挫傷や眼球破裂、胸椎骨折などの重軽傷を負いました。
警察によりますと、書類送検された4人のうち、型枠工事全般を管理する統括職長だった男性は設計図通りに型枠を支える柱を施工すべきところ、図面の確認を怠り、自身の経験則に基づいて施工させたとしています。
他にも、工事主任だった男性は、事前に巡視した際に柱の設置に不備があったことを認識していたにもかかわらず、工事が始まる前に不備を指摘しなかったということです。
警察の調べに対し、4人は容疑を認めているということです。
警察は4人について起訴を求める「厳重処分」の意見をつけて送検しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcb42997d1ba6b969804db7b921474910a2d2e5e
2022年7月14日19時16分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事が動画付きでネット配信されていた。
徳島・阿波市の県道を走る、ドライブレコーダー映像。
すぐ前をトラックが走っている。
すると、突然の破裂音とともに、歩道側に煙が吹き出した。
トラックが、そのまま走行していると、左側のタイヤが外れ、歩道の方にコロコロと転がっていった。
タイヤが破裂したのは、11日の午後1時前のことだった。
当時の様子について、トラックの後ろを走っていた男性は、「破裂するタイミングが、自転車を通り過ぎて、本当にまもなかったので、不幸中の幸いというか、本当に運がよかったなと」と証言する。
トラックのタイヤが破裂する直前の映像を見ると、歩道側に、自転車を運転する人の姿があった。
トラックのタイヤは、この自転車の横を通過した直後に破裂。
タイミング次第では、自転車を巻き込む事故につながっていたかもしれない。
トラックの後ろを走っていた男性:
「本当に何の前触れもなく、いきなりそういうことが起きるので、怖いなと思いましたね」
このあと、トラックは、近くの駐車場に止まり、事故の対応に当たったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/864ef20df117f6c49e1cb829699dde3ee0ddd546
※上記報道はユーチューブでも映像配信されていた。
https://www.youtube.com/watch?v=vXdI71BBpD4
(ブログ者コメント)
タイヤ破裂による死傷事故は本ブログで何件も紹介してきたが、破裂する瞬間の映像を見たのは初めてだ。
あの勢いなら、真横に自転車がいたら吹き飛ばされていたことだろう。
2022年7月10日14時11分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時半ごろ、長岡市要町にある「N精米工場」で40代の男性が倒れているのが見つかり、工場の従業員から消防に通報がありました。
男性は長岡市内の病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、精米工場は10日は稼働しておらず、男性は1人で精米機の部品交換作業を行っていたということで、工場内の漏電に気づいた電気の保安業者や工場の従業員などが駆けつけたところ、男性が倒れていたということです。
男性は電線の被膜を取りのける工具を握っていたということで、手にやけどの跡が残っていたことなどから、警察は男性が作業中に感電したとみて詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220710/1030021703.html
7月10日14時34分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、漏電アラームが鳴ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時すぎ、長岡市のN精米工場で、岡山県に住む男性会社員(49)が意識不明の状態で倒れているのが見つかりました。
男性は病院に運ばれましたが、約1時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は1人で精米機の部品の交換作業を行っていたということです。
当時、漏電を知らせるアラームが鳴ったこと、また男性が右手に電線の被膜を剥ぐための工具を握っていて、やけどの跡もあることから、警察は作業中に感電した可能性があると見て、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ca4288aecb8eda9dabedb876b2f77b30348862a
7月11日11時52分に新潟日報からは、漏電の自動通報を受けた電気保安協会の従業員らが倒れている男性を見つけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時半前、新潟県長岡市要町3の「N精米工場」で、精米機のメンテナンス中だった岡山県玉野市、会社員の男性(49)が意識不明で倒れているのを、漏電の自動通報を受けた東北電気保安協会の従業員らが見つけ、119番通報した。
男性は搬送先の病院で死亡した。
長岡署によると、男性は同工場から部品交換の依頼を受けたメンテナンス会社の社員で、10日午前9時ごろから1人で作業をしていた。
発見された際、電線の被膜をはぐ工具を握っていた右手にやけどの跡があったことから、同署は感電した可能性があるとみている。
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/84681
2022年7月8日11時51分にYAHOOニュース(千葉日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県は7日、事業者向けLPガス容器の検査を手がける「N燃料工業 市原営業所」(市原市)が、高圧ガス保安法で定められている耐圧検査を実施せずに同容器を出荷していたと発表した。
容器が破損する恐れがあり、同社は、検査しなかった疑いがある容器約8千本を自主回収する。
現時点で被害報告はないという。
県産業保安課によると、6月22日に同営業所の責任者らが県に報告した。
県は同27日に立ち入り調査を実施。
検査に従事していた職員は、「繁忙期に一部検査を省略していた」と説明し、意図的に耐圧検査を行っていなかったという。
県は、同法に違反しているとして、処分を検討する。
8千本はフォークリフトの燃料などに使われるLPガス容器で、千葉など4都県に出荷されている。
同社はホームページで謝罪、容器交換まで使用を控えるよう呼びかけている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98b011bb4726c19b9b0ad771d912c3a87566af93
7月7日20時54分にNHK千葉からは、不正ボンベは6年で8000本だった、会社に内部通報があり発覚したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京に本社を置くLPガスの販売会社が、法律で定められたガスボンベの安全検査を行わないまま、出荷していたことがわかりました。
不正に出荷されたガスボンベは6年間でおよそ8000本に上り、会社が自主回収を進めています。
N工業によりますと、不正があったのは千葉県市原市にあるガスボンベの検査場で、6年前の平成28年から法律で定められたボンベの耐圧検査を行わないままガスを充てんし、出荷していたということです。
ガスボンベは東京や千葉、それに埼玉などの事業者に出荷され、あわせて8000本に上るとみられています。
会社は先月、内部からの情報提供を受けて調査を始め、検査場側は「忙しい時期に省略した」と説明しているということです。
これまでのところ、ガス漏れなどトラブルの報告は入っていないということですが、N燃料工業は出荷先に使用しないよう求めるとともに、自主回収を進めています。
N燃料工業は、「お客様の信頼を損ない、ご心配とご迷惑をおかけすることになり、深くおわび申し上げます。再発防止に努めたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20220707/1080018398.html
(ブログ者コメント)
過去の品質データ書き換え事例では、その多くが担当者が業務量の多さに耐えかねて・・・と報道されていたが、今回も、そういったことだったのだろうか?
それとも・・・。
2022年7月8日20時43分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時40分ごろ、青森市滝沢の鉄骨加工会社で「男性が落下した鉄骨の下敷きになった」と、消防に通報がありました。
警察によりますと、この事故で八戸市のトラック運転手、西田さん(25)が市内の病院に搬送され、およそ2時間半後に死亡が確認されました。
西田さんは当時、ほかの3人の作業員と長さ7メートル、重さおよそ2トンの鉄骨をトラックの荷台に積む作業をしていて、重機を使ってワイヤーでつり上げた鉄骨を降ろすためにワイヤーを外したところ、鉄骨が落下して荷台にいた西田さんにぶつかり、鉄骨とともに荷台から転落したということです。
警察は、関係者から事情を聞くなどして、当時の状況などを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20220708/6080016607.html
2022年7月7日13時2分にYAHOOニュース(山陽新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山県は7日、県水産研究所(瀬戸内市)が必要な許可申請をせずに瀬戸内海で水質調査をしていたと発表した。
記録が残る2017年度以降、県沿岸の6地点で計372回に上り、同研究所の認識不足が原因という。
玉野海上保安部が港則法違反容疑で捜査している。
港則法は、海上の安全確保のため、船舶の通行量が多い港内などで作業をする場合は海保への事前申請を義務付けている。
今回の違反に伴う船舶事故などは生じていないという。
県によると、調査は海域の漁場環境やノリの栄養塩に関するもので、計41地点で年492回実施。
このうち水島港や岡山港の海域内の6地点は許可が必要なエリアだった。
同研究所は、いかりを下ろさずに2、3分で終わる調査に許可が求められるとの認識はなく、関係機関への確認も怠っていたという。
今年2月、水産庁主催の全国会議で広島県から同様の事例が報告され、内部調査を進めていた。
一部地点では1972年から調査を行っており、当時から無許可だった可能性が高い。
同研究所は「職員研修の実施などで再発防止策を徹底する」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/53ce419a0ca5ac0aa6bc4be5cbb6d8124258c56f
7月8日5時0分に読売新聞岡山版からは、プランクトンなどの濃度を測るため採水していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県水産研究所は7日、必要な国の許可を得ずに、周辺の海で水質調査をしていたと発表した。
違反は少なくとも記録が残っている2017年から続いていたが、調査は半世紀前から実施しており、その間、違反を繰り返していた可能性があるという。
県によると、違反があったのは、水島港や岡山港付近で実施されていた海水の状態を調べる調査。
プランクトンなどの濃度を測るため船を止めて採水していたが、事故防止を目的とする「港則法」で規定された、海上保安部からの許可を得ていなかった。
採水が2~3分と短時間のため、許可が必要な作業に該当しないと誤認していたという。
広島県が同様の違反を公表したことを受け、同研究所が調べて判明。
県では1972年から調査を始めているが、当時から違反していた可能性があるという。
同研究所は管轄する玉野、水島海上保安部に報告し、両保安部が同法違反の疑いで捜査している。
https://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20220707-OYTNT50257/
※以下は玉野海保管内の規制エリア図。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/06kanku/tamano/31_sea_area.html
※以下は広島県での違反事例。
過去5年、2組織の計600件超の作業が違反だった。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/469875.pdf
2022年7月7日19時11分にFNN PRIMEから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉・船橋市の工事現場で7日朝、クレーンが倒れ、作業員の男性が転落して死亡した。
死亡したのは、このクレーンの解体作業を隣の高所作業車から行っていた作業員の男性で、高さおよそ10メートルのゴンドラから転落し、意識不明の重体で搬送されたあと、死亡が確認された。
男性は、命綱をクレーンにつないでいたため、倒れるクレーンに引っ張られる形で転落したという。
一緒に作業をしていたもう1人の作業員は、命綱を作業車につないでいたため、軽傷だった。
https://www.fnn.jp/articles/-/386055
7月7日19時17分に産経新聞からは、橋形クレーンのボルトを緩めるなどの作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時15分ごろ、千葉県船橋市小野田町で解体中の橋形クレーンが倒れ、高所作業車のゴンドラに乗っていた30代とみられる男性作業員が転落して死亡した。
県警船橋東署によると、男性は高所作業車のゴンドラに乗って、ボルトを緩めるなど橋形クレーンの解体作業を行っていた。
男性の命綱が、倒れてきた橋形クレーンに引っ張られ、ゴンドラから落ちたとみられる。
現場にはほかにも作業員がいたが、けが人はいなかった。
同署は詳しい事故原因を調べている。
https://www.sankei.com/article/20220707-2CELJLUK5RLVRLLCWBW5AFCNTE/
2022年7月6日6時0分にYAHOOニュース(河北新報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県蔵王町の白石川で当時21歳の小野さつき訓導(旧制小学校教諭)が殉職した水難事故から、7日で100年。
水難学会会長を務める長岡技術科学大教授の斎藤秀俊さん(59)は小野訓導の話を原点に、「痛ましい出来事を減らしたい」と、水の事故防止に取り組むようになった。
【防止策と救助法、啓発続ける】
斎藤さんは3、4歳ごろの夏、同県村田町にあった祖父母の家に滞在。
祖父と近くの河原へ出かけた際、溺れた小学生3人を助けるため川に入り、溺れて亡くなった小野訓導の話を聞かされた。
「川は怖いんだぞ」。
祖父の説明に「大人でも溺れるんだ」と驚き、「子どもも先生も助かるにはどうすればよかったのだろう」と考えた。
悲劇は幼心に深く刻まれた。
それでも水を怖がることはなく、大学まで水泳部に所属。
泳ぎには自信があったが、大学3年の時に転機を迎えた。
日本赤十字社の水上安全法救助員養成講座で「死ぬ思いをした」という。
2人一組で救助する側と助けられる側で訓練した際、初めて溺れかけた。
助ける側が未熟だと、助けられる側が簡単に水の中に沈む。
息ができなくなり、顔を水面に出そうとすると、指導員に「救助の練習にならない」としかられた。
「水難救助は想像以上に大変だ」と痛感し、24歳で水上安全法指導員の資格を取得。
以後、水難事故を防ぐ活動を続けてきた。
訓練を重ねるうち、助けられる側が靴を履いていると救助しやすいことに気付いた。
靴や衣服で浮力が生じ体が沈みにくいためで、この経験から水難学会が掲げる「浮いて、(救助を)待て」の合言葉を思い付いた。
水難事故の原因調査にも力を入れ、全国各地を行脚する。
「事故から100年たっても進歩がないようでは小野訓導に申し訳ない。水に落ちても助かってニュースにならないのが一番」との思いを胸に、事故防止と救助法の啓発を続ける。
[小野訓導の殉職]
1922(大正11)年7月7日、宮城県蔵王町の宮小の小野さつき訓導は4年生56人を引率して学校近くの白石川へ写生に出かけた。
水遊びをしていた児童3人が溺れ、はかま姿で飛び込んで2人を救ったものの力尽き、残る男児1人と共に命を落とした。
事故は「美談」として全国に知れ渡り、映画にもなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce71546b28887999c337af1931773fdb916849aa
2022年7月6日23時21分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
6日午前9時10分ごろ、札幌市豊平区美園9の2のアパート2棟に設けられた2階部分の渡り廊下で、床が崩れ落ち、アパートを訪問していた同市豊平区のアルバイト従業員の女性(59)が約3メートル下の地面に転落した。
女性は左腕骨折などの重傷とみられる。
札幌豊平署などによると、女性は札幌市が発行する広報誌を戸別配布しようと訪れ、床を踏み抜いて転落したという。
床は約1・8メートル四方にわたり崩れた。
渡り廊下は「第1コーポ田中」(6戸)と「第2コーポ田中」(5戸)の共用。
両アパートはいずれも2階建てで、築40年。
老朽化が進んでおり、住民はおらず、取り壊し予定だったという。
同署は業務上過失致傷容疑も視野に、アパートの管理体制を調べる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/702599?rct=n_major
7月7日9時16分に毎日新聞からは、ビラ配りで来訪したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前9時10分ごろ、札幌市豊平区美園9の2の2階建て共同住宅2階の屋外通路をアルバイトの女性(59)が歩いていたところ、床が抜けるように崩落した。
女性は約3メートル下の地面に転落。
左腕などの複数箇所を骨折したが、命に別条はないという。
札幌豊平署によると、共同住宅は老朽化が進み、年内に取り壊す予定で、入居者はいなかった。
女性は入居者がいると勘違いし、アルバイトのビラ配りで来訪したという。
https://mainichi.jp/articles/20220707/k00/00m/040/013000c
(ブログ者コメント)
〇ほとんどのメディアでは、女性は広報誌配布のため訪れたと報道されていた。
札幌では広報誌を個別訪問で配布?
誰も入居していないアパートにも配布?
疑問に感じていたが、毎日新聞報道のとおりだとすれば納得がいく。
〇ともあれ、誰が立ち入るか分からないので、撤去予定であったなら、階段にロープを張るなどしておくべきだった。
2022年7月5日11時0分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、写真と図解付きでネット配信されていた。
「どんなにおい?」と聞かれて、説明に困ったことはないだろうか。
においの再現は難しいとされてきたが、東京工業大の中本高道教授(ヒューマンインターフェース)らのチームが、それを可能にする不思議な装置を開発している。
どんな仕組みなのだろう。
【合成したにおい「区別できず」】
記者は5月末、横浜市にある中本さんの研究室を訪ねた。
表面にいくつもの穴があり、中が空洞になった半球状の装置があった。
穴には、筒状の部品が何本も刺さっている。
多くの配線が延び、パソコンや回路基板につながっている。
名を「多成分調合型嗅覚ディスプレー」という。
記者は促されるまま、装置の前に座って、鼻を近づけた。
「最初はパルマローザの香りです」。
イネ科の多年草から抽出した爽やかな香りの精油だ。
修士2年の林さん(24)がパソコンを操作すると、ファンが回り、香りを含んだ風が鼻にすーっと流れ込んだ。
3回同じ操作をした後、こう聞かれた。
「1回だけは装置が作り出した香りで、残りの2回はパルマローザの精油そのものでした。どれだか分かりましたか」
記者には区別がつかず、再挑戦してもだめだった。
レモンも試した。
今度は一応、装置がつくったにおいを当てることはできたが、「わずかに香りが強いかな」と感じただけで、自信はまったくなかった。
【20種類の要素を抽出】
人間の五感のうち嗅覚は、特にデータ化や再現が難しいとされる。
視覚や聴覚は、テレビやラジオ、インターネットなどで離れた場所で再現できるが、においはそうはいかない。
この装置ではどう再現しているのか。
ポイントは、においのもととなる「要素臭」だ。
色には赤、緑、青の三原色がある。
カラープリンターでは、三原色と黒色からさまざまな色を作っている。
この仕組みのように、においにも基本の要素を作れれば、と考えたのだ。
チームは、レモンやパルマローザ、ラベンダーなど計185種類の精油を質量分析器にかけ、成分を調べた。
その特徴を約200の指標で評価して精油をブレンドし、基本となる20種類の要素臭を作り出した。
「においの最大公約数」のようなものだ。
これをさまざまな割合で混ぜてにおいを再現する。
パソコンから指示を出すと、複数の要素臭の滴が同時に発射される。
装置の中心には超音波を出す板がある。
滴は超音波で霧状になり、瞬時に調合される。
レモンは、4種類の要素臭を調合すると再現できる。
ニンジンの種子から作るキャロットシードは、11種類だ。
中本さんらは、18人の被験者を対象に、レモンやラベンダーなど7種類で試験し、精油のにおいと要素臭から作ったにおいを判別できるか検証した。
冒頭で記者が体験したのと同じ方法で、さらに視覚や聴覚を遮るなど、より厳密にした。
被験者はいずれも、両方のにおいをほとんど嗅ぎ分けることができなかった。
【仮想空間への応用に期待】
ただ、20種類の要素臭はすべて植物由来のため、例えば肉のにおいや生ゴミの腐敗臭などは再現できない。
これらもカバーするには、それらの測定データも加えて要素臭を作り直す必要がある。
実は、ここに嗅覚の難しさがある。
視覚の場合、色を認識するための細胞は三原色に対応する3種類だけだ。
しかし、「においを感じ取る細胞は400種類ほどあると言われています」と中本さんは説明する。
つまり、要素の数が圧倒的に違うのだ。
仮に400種類の要素臭を作れたとしても、設置や交換が大変で、装置を大きく複雑にせざるを得ないため、実用化は難しい。
これまで、この分野の研究は少なかった。
物質の化学的な構造から、刺激臭、ミント臭、腐敗臭など、7種類の原臭に分類した英国の生化学者アムーア(1930~98年)の7原臭説などが有名だが、モデルとしては大ざっぱだった。
しかし近年、とくに日本を中心に研究が進みつつある。
その背景が、仮想空間(バーチャルリアリティー)の発展だ。
インターネット上で仮想空間を作るメタバースなどの技術は、コロナ禍で急速に期待が高まっている。
現時点ではまだ視覚や聴覚の再現が中心だが、装置を実用化できれば、香水や芳香剤なども、オンラインでにおいを確認してから購入できる。
においを感じるゲームや映画、防災訓練なども可能になる。
中本さんは、「ITの世界で香りも扱えるようになれば、雰囲気を伝えたり、より感性に訴えたりする演出が可能になる。私たちの技術はその基礎になります」と話す。
https://mainichi.jp/articles/20220704/k00/00m/040/077000c
2022年7月5日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1970年代に千葉県市原市の古墳から出土し、80年代にX線鑑定で銘文が確認された鉄剣がある。
王が臣下に「下賜」したことをうかがわせる銘文から「王賜銘鉄剣」と呼ばれ、「重要文化財級の価値がある」として新聞の1面も飾った貴重な出土品。
ところが銘文確認から30年以上過ぎた今も、国の文化財指定の手続きを受けた形跡がない。
背景を調べてみると、出土品を巡るさまざまなトラブルが浮かび上がってきた。
・・・
発掘された出土品は約7万8000箱に分けて仮設倉庫、その後に市埋蔵文化財調査センターで保管していた。
ところが98年、稲荷台から出土したもののうち少なくとも87点が消えていたことが判明。
王賜銘鉄剣を除き、稲荷台から見つかった他の出土品は持ち出されていた。
ほどなくして持ち出したとみられる人物が浮かぶ。
発掘に携わり、文化財を管理する市の外郭団体の嘱託職員も務めた男性(72)だった。
研究者でもある男性は、持ち出したことを示す記述を自著に残していた。
・・・
市原市によると、元嘱託職員の男性は91年まで在籍した。
在籍時に持ち出したとされる出土品について、市はそれが判明した98年以降、男性に返却や報告書の作成を求め続けた。
18年末に男性側から交渉を拒絶する内容の手紙が届く。
市は19年8月、占有移転禁止の仮処分を千葉地裁に申し立て、男性宅にあった武具の一部など出土品77点を強制執行で差し押さえたが、須恵器片など10点は見つからなかった。
市は今年1月、出土品すべての返却などを求めて提訴した。
・・・
6月上旬。男性に真意を聞こうと、市原市内の自宅を訪ねた。
「私の思うことを話したい」。
男性は玄関口で取材に応じた。
市と大きく見解が食い違うのは、文化財の所有権に関する認識だ。
男性は、発掘調査は自身も参画していた調査団が実施し、団長を務めていた研究者の許可を得て出土品を自宅に運んだと強調。
「無断ではない」と訴えた。
市が何度も返還を求めたと説明していることについては「本格的な話し合いは2年ほど前からで、それ以前は数回だけだった」と反論した。
出土品を持ち出したため王賜銘鉄剣の文化財指定が進まないのではないか。
そう聞くと、男性は「調査意思はある。ないがしろにするつもりはない」「私のペースで計画を立ててやっている」と答えながらも、具体的な時期は明言しなかった。
そして男性はこう付け加えた。
「報告を出せるのは発掘調査した人間だけ。私には報告書を完成させる責務がある」
・・・
https://mainichi.jp/articles/20200704/k00/00m/040/229000c
7月8日付で毎日新聞千葉版からは、残る重要な4点が1年後に市に返還されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県市原市の古墳「稲荷台1号墳」の出土品などを無断で持ち出して保管しているなどとして、市が発掘調査を担当した男性(74)に返還を求めた訴訟が8日、千葉地裁で和解した。
男性が1年後に古墳の出土品を市に引き渡すことが盛り込まれた。
返還されれば、文化財指定の手続きに必要となる報告書の作成が可能となるため、市は古墳から出土した国内最古の有銘鉄剣「王賜銘鉄剣」の国の重要文化財指定を目指す。
訴状などによると、男性は市主体で組織された埋蔵文化財調査会の下で編成された調査団のメンバーとして、1号墳の発掘調査を担当した。
その後、市文化財センターの嘱託職員として在籍していた1990年10~12月、市の許可を得ないまま出土品などを自宅に運び出した。
市は返還を求めてきたが、男性は話し合いを拒否。
このため、2019年8月に出土品などの占有移転禁止の仮処分を千葉地裁に申し立て、強制執行で差し押さえた。
ただ、須恵器など4点が見つからなかったため、20年1月にすべての返還を求めて提訴していた。
男性が持ち出した出土品の中に「王賜銘鉄剣」は含まれていない。
ただ、年代特定の鍵となる須恵器などが持ち去られていたため、報告書が作成できず、国の文化財指定を受けられない状態が続いてきた。
【稲荷台1号墳】
5世紀中期~後期に築造された12基の「稲荷台古墳群」の一つ。
直径は27・5メートルに及び、古墳群の中で最大の規模を誇る。
墳丘上の埋葬施設から見つかった鉄剣を1987年に国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で鑑定したところ、約1500年前に造られたものだと分かり、王から授けられたことを意味する「王賜 敬 」の刻銘も見つかった。
https://mainichi.jp/articles/20220708/k00/00m/040/265000c
(ブログ者コメント)
銘文が確認された当時の騒動はよく覚えている。
それが数年前、今は改装中の埋蔵文化財調査センターに、それが目的ではなく、ただ、センター内部はどんな感じだろうと見学に行った際に、当該鉄剣のレプリカが、大騒ぎされた割には地味に展示されているのを見かけた。
その時は、あれだけ大騒ぎしたのに・・・と拍子抜けしたものだが、今回、その理由がわかった。
当時の団長が本当に持ち出しを許可したかどうか報じられていないところをみると、団長、持ち出しが判明した時には他界していたのかもしれない。
しかし、仮に団長が存命中であっても、センターで保管管理することになった以上は、持ち出しには団長の許可ではなく、センター長の許可が必要だ。
男性の言い分はスジが通らないと思うのに、なぜ、あと1年待たなければ残り4点が返却されないのか、理解に苦しむ。
ともあれ市は、勝手に出土品が87点も持ち出された経緯と問題点を検証しておかねば、また同じような問題が起きる可能性がある。
2022年7月8日12時15分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が大会写真付きでネット配信されていた。
岐阜県高山市桐生町の高山消防署で5日、第68回バケツ注水大会が開かれ、市内の事業所や町内会、学校などから男女18チーム、約120人が参加した。
火災発生時の初期消火として誰でもできるバケツの水による消火の技術向上や市民の防火意識を高めるため、毎年開かれてきた恒例行事。
新型コロナウイルス感染拡大のため2020年と21年は中止され、今年は3年ぶりに開催された。
参加者たちは、ドラム缶に入った水をバケツでくんで、約10メートル離れた注水塔まで運び、規定時間内に的となる穴にどれだけ多くの水を入れられるかを競った。
出場35回を数え、うち26回の優勝を誇る飛驒産業女子チームのメンバーとして初参加した洞口さん(23)は、「プレッシャーはあったが、メンバーがバケツを飛ばしてしまったことで、リラックスして楽しくできた」と笑顔で話した。
女性の部は高山市消防団女性部、学生の部は高山西高校、町内会の部は本郷町内会、事業所の部は柳瀬電気が、それぞれ優勝した。
https://mainichi.jp/articles/20220708/k00/00m/040/092000c
(ブログ者コメント)
このような大会もあるということで紹介する。
2022年7月4日21時31分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月に日本製鉄東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)から「脱硫液」が流出後、工場周辺の水から毒性の強いシアンの検出が相次ぎ、関係者の間に戸惑いが広がっている。
コークス炉から出たガスの洗浄に用いる脱硫液には、本来、シアンは含まれていないはずだからだ。
県や日鉄は、流出源が複数あるとみて原因を調べているが、解明には至っていない。
シアンは人体に悪影響のある物質で、国の環境基準や県条例の排水基準では、検出されない状態が求められている。
ところが、県や日鉄が脱硫液の流出問題を受けて実施した水質調査では、これまでに工場周辺と排水口の4カ所の水から1リットルあたり0・2~0・6ミリグラムが検出された。
約1100万平方メートル(東京ドーム220個分)の広大な工場敷地を取り囲むように広範囲で検出が続いており、日鉄は原因の特定を進めている。
このうち、原因が推定できているのは、東京湾に面した敷地北側の排水口の1カ所だけだ。
高炉の排ガスからシアンなどの有害物質を除去する施設が近くにあり、処理過程でトラブルが起きているという。
日鉄は施設を停止する対応を取っている。
一方、他の3カ所については、理由が分からないままだ。
いずれも脱硫液の流出経路にあたる場所だが、脱硫液には本来、シアンは含まれていない。
このため日鉄は、脱硫液が流出する過程でシアンが混入した可能性もあるとみている。
https://mainichi.jp/articles/20220704/k00/00m/040/236000c
7月3日21時41分にNHK千葉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県によりますと、先月30日と1日、君津市にある「日本製鉄東日本製鉄所君津地区」の東京湾に面した排水口1か所から毒物のシアンが検出されたと、製鉄所から報告がありました。
水質汚濁防止法に基づくシアンの排水基準は、千葉県では検出されないことになっていますが、先月30日は0.2ミリグラム、おとといは0.5グラムが検出されたということです。
この製鉄所では、先月19日、タンクから化学物質を含む液体が漏れ出して周辺の水路に流出して魚が大量死したことが確認されていますが、今回のシアンの検出について、「別の排ガス処理施設の不具合が原因とみられる」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20220703/1080018358.html
7月6日21時13分にNHK千葉からは、処理水の上澄み部分を吸い取るため無届けで設置されていた排水ポンプが水槽の下のほうに落ちシアン濃度の高い水が排出されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県君津市にある日本製鉄の製鉄所の排水口から毒物のシアンが基準を超えて検出された問題で、千葉県は、シアンを含む処理水を排水するポンプに不具合があったことが原因とみられると発表しました。
君津市にある「日本製鉄東日本製鉄所君津地区」は、先月30日と今月1日に東京湾に面した排水口1か所から毒物のシアンが検出されたと千葉県に報告していました。
水質汚濁防止法に基づくシアンの排水基準は、千葉県では検出されないことになっていて、県が製鉄所に立ち入り検査を行いました。
その結果、製鉄所ではシアンを含む処理水について、本来はシアンの濃度の薄いとされる上ずみの部分をポンプで吸い取って排水していますが、このポンプが水槽の下のほうに落ちてしまう不具合があったため、シアンの濃度が濃い処理水が排水されたことが原因とみられるとしています。
千葉県によりますと、このポンプは水質汚濁防止法に定める届け出がなされていなかったということで、県はこの設備を使わないように指導したうえで、これまでの使用状況などを調査するよう製鉄所に指導しました。
一方、日本製鉄では、今後の対策としてシアンを取り除く設備の能力を増強し、余分な処理水を発生させないようにするとしています。
そのうえで、「住民の皆さまにご心配とご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。行政機関の指導のもと適切な対処を行ってまいります」とコメントしています
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20220706/1080018390.html
2022年7月3日17時44分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市の全市民の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題で、情報システム会社「B社」(旧日本ユニシス)が、市の住民情報を管理するシステムを開発し、30年以上関連業務を受託していたことがわかった。
特定業者によるIT業務の囲い込みは「ベンダー・ロックイン」と呼ばれ、発注側のチェックの甘さにつながると指摘されており、市の第三者委員会が経緯を検証する。
市などによると、市はコロナ禍に伴う「臨時特別給付金」の業務をB社に委託。
同社の2次下請けにあたる会社の40歳代の社員が6月21日、全市民約46万人分の個人情報をUSBに移して市から持ち出し、大阪府吹田市で作業後に飲酒し、紛失した。
USBは24日、同市内で見つかった。
個人情報を持ち出したのは、同市のコールセンターで住民の問い合わせ対応に使うためで、尼崎市は持ち出し自体は許可していた。
しかし、日時や方法、持ち出す情報の中身を確認せず、B社が業務を再委託や再々委託していたことも把握していなかった。
同社は、30年以上前から、市の住民の個人情報を管理するシステムの中核部分を開発し、更新や運用も随意契約で受注。
このほか、関連する業務も請け負っていた。
市は約5年前から同社への業務集中を解消するため、他社への切り替えを進めてきたが、住民情報などを扱う基盤システムに関する業務は「他社では困難」として、同社が担い続けているという。
市は、今回の臨時特別給付金の業務についても、迅速に給付する必要があるとして、基盤システムを扱い、20年に国民1人あたり10万円が支給された「特別定額給付金」の業務を、随意契約で委託していた同社に随意契約で発注していた。
契約金額は約3億5800万円だった。
USBを紛失した再々委託先の社員は、約20年にわたって市のシステムに携わっていた。
市の担当者は数年ごとに異動するため、社員から仕事を教わることもあった。
また、社員は住民情報を管理するシステムのIDやパスワードも付与され、データを取り出せる立場だった。
紛失したUSBに個人情報を移して持ち出す際も、市の担当者は立ち会っていなかった。
B社は、この社員を自社の社員だとして市に届け出ており、市も同社の社員だと認識していたという。
市にITの専門知識がある職員が少なく、市幹部は「長年の契約で『慣れ』があった。業者任せと言われても仕方がない」と語った。
問題発覚後、市には苦情や問い合わせが3万3000件以上寄せられている。
市は1日、情報セキュリティーの専門家らでつくる第三者委員会を設置。
今後、原因解明とともに再発防止策を検討する。
【99%既存業者と再契約】
公正取引委員会は今年2月、「ベンダー・ロックイン」に関する初の実態調査結果を公表した。
調査は国や自治体約1800機関を対象に実施され、回答があった約1000機関の98・9%がシステムの改修や更新時に既存業者と再契約したと回答。
理由として48・3%が「業者しかシステムの詳細を把握できない」、24・3%が「システムの権利が業者に帰属している」を挙げた。
立命館大の上原哲太郎教授(情報セキュリティー)は、「自治体の職員は頻繁に異動があり、IT知識も乏しいことが多く、業者に任せきりにすることがある。尼崎市と同様の問題は他の自治体でも起こりうる。しかし、住民の個人情報を守る責任があるのは自治体で、業者を適切に管理する必要がある。職員への研修を強化し、IT人材を育成するべきだ」と指摘している。
◆ベンダー・ロックイン
特定の業者(ベンダー)の技術に依存したシステムを採用した結果、他の業者への乗り換えが困難になり、特定業者に依存せざるを得ない状態になること。
競争が働かずにコストが増す弊害があるとされる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220703-OYT1T50073/
7月3日9時0分に毎日新聞からは、USBメモリー紛失前後の経緯や、他の市に比べ尼崎市の情報管理は甘いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
詳しい経緯はこうだ。
大阪府吹田市にあるB社のコールセンターで尼崎市民からの問い合わせに対応するため、2022年度分のデータを移す必要があった。
21日夕、男性が尼崎市役所近くの市政情報センターでUSBメモリーにデータを保存。
かばんでコールセンターへ運び、B社の社員ら4人でデータを更新した。
その後、男性はUSBメモリーをかばんに入れたまま、吹田市内の居酒屋で4人で飲酒。
泥酔して路上で寝込み、22日、かばんごとなくしたことに気付いて交番に届け出た。
24日午前、男性は警察官と周辺を捜索し、吹田市内のマンション敷地内でかばんを発見。
USBメモリーにかけられたパスワードが変更された形跡はなく、情報流出は確認されなかった。
【市の許可を得ず、複数の別会社に再委託】
ところが、問題はそれで終わりではなかった。
B社は当初、男性について、業務を再委託したIT関連会社「I社」(東京)の社員だと説明したが、26日にはI社が再々委託した別会社の社員だったと訂正。
市の許可を得ず、再委託していたことも判明した。
さらに、I社とは別の会社にも業務の一部を再委託し、少なくとも4社が業務に関係していた。
データ更新などの作業に専門技術が必要なためだというが、複雑な下請け構造を市は把握していなかった。
B社の担当者によると、男性は市のIT業務に長年関与。
「業務に習熟し、プロジェクトのリーダー的存在だった」と明かす。
男性は、市とB社が2月から週1回開いていた会議にほぼ出席。
市の担当者も「B社の人だと思っていた」と漏らす。
男性は同社に貸与された入退室管理カードで市政情報センターに出入りしていた。
B社は誓約書で、市の許可なくデータを複製しないと明記。
移し終えたデータは消去すると定めていたが、守っていなかった。
男性は市との会議で「データを更新する」と説明したが、「USBメモリーを使う」とは説明していなかったという。
市はデータの運搬方法を確認しなかったことが今回の事態を引き起こした原因の一つだと説明。
B社も「(持ち出しに)許可が必要なことを男性が知らなかった。弊社の責任だ」と謝罪し、第三者委員会を設置して再発防止策などを検討する。
他の自治体ではどのように管理しているのか。
神戸市は給付金に関するコールセンターを市役所近くに開設する際、業務を委託して個人情報のデータをUSBメモリーで移した。
ただ、個人情報の管理場所に委託業者は入れず、持ち出しは市の職員が複数で鍵のかかる箱に入れて運んだ。
【「外部持ち出し、考えられない」】
大阪市も業務の一部を外部委託し、全市民の個人情報を業者に提供している。
だが、データの移行作業などは市の職員が担当し、移行後は業者のネットワークシステムを使って外部からアクセスできるため、業者が市役所に足を運ぶ必要がない。
リスク管理のため、USBメモリーを使ったデータ移行はしていない。
担当者は「尼崎市のようにデータをUSBメモリーで外部に持ち出すことは考えられない」と話す。
神戸市や大阪市は、住民基本台帳のデータを使用する場合、個人情報条例に基づき、事前に外部有識者の審議会に諮るが、尼崎市の条例では事後報告で足りる点でも差がある。
尼崎市は情報管理に精通した担当者が今回の会議に出席しておらず、持ち出されたデータに全市民の個人情報が含まれていることを知らなかった。
相談ダイヤルの開設後、2日間で3万件以上の電話が寄せられており、原因の究明や再発防止が急務だ。
情報セキュリティーに詳しい国立情報学研究所客員教授の岡村久道弁護士によると、1999年に京都府宇治市で約21万人分の個人情報を委託業者が持ち出し、販売した件などをきっかけに、現在の個人情報保護法制が整備された。
岡村弁護士は、「20年以上たっても、自治体が委託先を監督するという『いろはのい』ができていない。法令があっても守られなければ意味がない」と指摘。
サイバーセキュリティー大手「トレンドマイクロ」のシニアスペシャリスト・鰆目さんは、「USBメモリーの紛失は、なかなかなくならない。人の努力には限界があるので、ミスを回避する運用・技術上の工夫が必要だ」と話す。
https://mainichi.jp/articles/20220702/k00/00m/040/193000c
7月5日18時12分にYAHOOニュース(文春オンライン)からは、市は再々委託だと知らなかったわけがないと関係者が証言したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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B社の在阪会社関係者X氏が「 週刊文春 」の取材に応じ、「『再委託されていることは知らなかった』という尼崎市の説明はウソです」と証言した。
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路上で寝込んでしまったAさんは責任を感じて憔悴しきっているという。
・・・
27日、報道陣の囲み取材に応じた稲村市長は、 「再委託、再々委託は把握していませんでした。マネジメント不足、危機管理にもつながる。様々な観点から損害賠償請求を検討する」 と語気を強めた。
だが、前出のX氏は「事情はまったく異なる」と反論する。
「Aさんは20年も尼崎市に出入りしており、長年、市の担当者とも深い付き合いがありました。
にもかかわらず、Aさんの所属が“再々委託先”だったということを『把握していなかった』わけがありません。
確かに、今回の件は尼崎市に対して再委託の事前届はしていません。
ですが、これは裏を返せば、『そもそも、再委託はされていることを尼崎市の職員が当然認識していると考えていたから』という側面もあるのです。
20年近く行われた慣例で、市と業者で馴れ合いが起こってしまっていました」
・・・
現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では、尼崎市と業者の間で暗黙の了解として行われていた“名刺交換ルール”、Aさんが過去に起こしていたもう一つの“紛失事件”、当事者たちの言い分などを詳しく報じている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4d5ce4de22d655fbd7a35b7e9fc9ccf61e42f6d
2022年7月9日10時30分に朝日新聞からは、B社は18か月の指名停止になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は8日、紛失した情報システム大手「B社」の入札参加を18カ月、停止することを決めた。
「市政に対する信頼を著しく失墜させる不誠実な行為」として、市は同社との事業契約を見直す。
同日開かれた市入札参加者審査会で決めた。
今年度契約した11件のうち、まだ事業が始まっていない2件は取り消す。
残り9件は、市民生活に影響のない範囲で別の業者に入れ替える。
https://www.asahi.com/articles/ASQ786VDZQ78PIHB015.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

