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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20227111634分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

名古屋市守山区の名古屋市立上志段味小学校で6月、プールの授業を受けた2年生から6年生の児童63人が手の指先やひざ、足の甲などにすり傷を負いました。

また、「子どもたちの水着が傷んでいる」という連絡も保護者から寄せられたということです。

このため小学校では、7月19日まで予定していた水泳の授業を急きょ中止しました。

この小学校は去年、開校したばかりで、プールはざらつきのある素材を使っているということです。

水泳の授業では、浅く水を張ったプールの底に両手をついて這うように進む「ワニさん歩き」という運動をさせていて、その際に足や手がプールの底をすってすりむいた可能性があるということです。

名古屋市教育委員会は、「原因を詳しく調べ、今後、同じようなことが発生しないよう適切に対応していく」としています。



https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220711/3000023617.html 

 

7111937分に産経新聞からは、水着の傷み苦情は数件あった、今年が開校後初のプール使用授業だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

児童の多くは、底に手足をついて移動する際に負傷したという。

児童の足の甲や膝にすり傷があったほか、保護者から数回の水泳の授業なのに水着の生地が傷んでいると苦情が数件あった。

同校は昨年4月に開校したばかりで、新型コロナウイルスの影響で昨年は水泳の授業はなく、プールを使うのは今年が初めてだった。

https://www.sankei.com/article/20220711-WFPGO43VFFIZDKKADXUBS2AUZA/ 

 

7121228分に読売新聞からは、2回現地確認したが原因特定できずなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

プールの底にはモルタルが塗られている。

施工業者と2回現地を確認したが、原因は特定できなかったという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220712-OYT1T50101/

 

7121036分にテレビ朝日からは、建築材料吹付け時にできた細かい突起が原因だった可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

その後、学校の職員と施工業者がプールの状態を確認したところ、建築材料を吹き付けた際に、プールの底にできる細かい突起が原因で、けがをした可能性があるということです。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000261239.html 

 

 (2022年8月6日 修正1 ;追記)

202272311時45分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、他の小学校でも同様なケガをした多数の児童がいた、プールの工事は住宅都市局が担当している、同業者はタイル仕上げゆえモルタルにザラザラ感がある、たぶん手足をつくのを考えずに作られていると指摘したなど、下記趣旨の記事が多数の写真や解説図付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

名古屋市内の小学校で20226月、プールの授業を受けた児童にケガ人が続出しました。

現場の底はどうなっていたのか、プールにカメラを入れて状態を確認しました。

また、プールの補修などを行う業者を取材し、考えられる原因を聞きました。

 

【プールの授業でケガ人続出…底に何らかの原因か】

名古屋市守山区の上志段味小学校で20226月、プールの授業を受けた児童63人に、足の甲や指先などの擦り傷が確認されました。

プールの底はモルタル製で、底に何らかの問題があるとみられています。

さらに、名古屋市昭和区の松栄小学校では6月から7月にかけ、プールの授業中に児童36人がケガをしていたことがわかりました。

学校によりますと、プール内を歩いたり、底を蹴って蹴伸びなどをしたとき、足の指を擦るなどの軽いケガをしたということです。

こうしたことを受け、名古屋市教育委員会は市立の全小中学校に対し、プールに異常がないか調査を指示することにしています。

 

【タイルの出っ張りやモルタルの凹凸…実際に問題のプールに入り確認】

守山区の上志段味小学校に伺い、現場のプールを見せてもらいました。

教頭:
「こちらが深いプール、こちらが浅いプールとなっています。だいたいこちらの浅いプールで、50cmくらい水が入った状態です。622日から低学年・中学年で、浅いプールを使って『ワニさん歩き』という練習を取り入れて授業をしておりました」

「ワニさん歩き」とは、手をつき足を浮かせて前進する運動で、水に浮く感覚を身に付ける練習として行われます。

そのとき床に接触して、手や足をケガしたとみられています。

その後、深いプールで授業をしていた高学年にもケガの報告が重なり、合わせて63人となりました。

教頭:
「これはおかしいなということで、プールに自分が入って確認した。それでザラつきがあったものですから」

実際に中に入ってみると…。

(リポート)
「触ってみると、この部分はサラサラしている感覚なんですが、タイルとタイルの間を触ってみると、確かにザラザラする感覚があります」

底の大部分に違和感はありませんでしたが、床に埋め込まれたタイルが少し出っ張っていたり、隣り合ったタイルの1センチほどの隙間には、モルタルの凹凸が確認されました。

プールを使う前は異物が入っていないかなどのチェックはしていたものの、底のザラザラには気づかなかったということです。

上志段味小学校は20214月に新設された学校で、合わせてプールも作られました。

2021年はコロナ禍で授業ができず、プールを使うのは2022年が初めてでしたが、今シーズンの授業は取りやめになりました。

教頭:
「子供たちもすごく楽しみにしていたと思いますし、新しい学校の新しいプールなので、ようやく入れるという気持ちだったと思うんですけれども、それを裏切る形になってしまって本当に申し訳ないなという気持ちでおります」  

教育委員会によると、プールの工事や補修などはすべて、学校ではなく名古屋市の住宅都市局という部署が決めているといいます。

また、このプールを施工した鴻池組(こうのいけぐみ)に話を聞くと、児童がケガをした件は会社として把握しており、現在、市と連携してケガの原因を究明しているということです。

プールを使うまでに補修をしていたこともあり、どこに原因があるのかすぐにはわからないが、慎重に解明していきたいと話しています。

 

【「手足をつくのを考えずに作られている」同業者が指摘する問題】

上志段味小学校での取材を踏まえて、考えられる原因を名古屋市内のプールの補修なども行ってきた「マルホウ」に聞きました。

まずは取締役の樋口さんに、上志段味小学校のプールの映像を見てもらいました。

樋口さん:
「今回はタイルでの仕上げだったので、モルタルにちょっとザラザラな加減があって、それでケガをしたのかなと。あと、タイルとの取り合い(接合部分)にもしかしたら段差があって、そういう所でひっかけたか」

モルタルとは、セメントに水と砂を混ぜたもので、タイルやレンガの接着剤にも使います。

今回のプールの床面はモルタルですが、タイルでコースのセンターラインが作られていて、モルタルとタイルの間に段差や隙間が生じています。

樋口さんは、こうした小さい隙間をキレイにならすのは難しいといいます。

樋口さん:
 
「底に(足や手を)つくというのを、あまり考えずにたぶん作られている」  

そして、問題はもう1つあると指摘。

樋口さん:
「だいたい色を付けているケースが多いと思うんですけど。(学校用プールは)8割ぐらいはたぶん塗っている」

一般的にプールは、モルタルなどの表面に「プールコート」という、主に水色の防水性がある塗料を3,4回重ね塗りするそうです。

塗り重ねることで2ミリほど厚みが加わり、たとえモルタル面に凹凸があったとしても緩和されて、ケガの防止につながるといいます。

樋口さん:
「(プールコートを塗っているように)見えません。予算とかがあると思うので、そういうのがあれば防水加工をして、コンクリートを保護できればケガの原因にはならないと思う。もう早急に直した方が良いような気がしますけどね」

https://news.yahoo.co.jp/articles/4fff471fb003118226ccd7cf9a43d858ef8b6ee7  アカスミ

 

20228497分にNHK東海からは、底や内側の壁が塗装されていなかったことが原因だったと結論づけられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

名古屋市教育委員会は、調査の結果、プールの底や内側の壁が塗装されておらず、ざらついたモルタルがむき出しだったことが、けがが相次いだ原因だと結論づけました。

教育委員会によりますと、同様のプールは市内の22校にあり、この夏だけで、児童や生徒あわせて375人が、手足に同様のすり傷を負っていたということです。

塗装しなかった理由について、教育委員会は「施工する当時、内側を塗装しなくても安全だと判断した」と説明しています。

教育委員会では22校のプールについて、来年の夏までに内側の塗装を終えたいとしていて、必要な予算の確保や作業スケジュールの検討を急ぐことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220804/3000024064.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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