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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202452189分にYAHOOニュース(集英社オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

エレベーターからまさかのものが現れて“心臓が止まりかけた”体験談がSNSで話題になっている。

絶対にエレベーターで一緒に乗ってはいけないものとは…。

その危険性を専門家にうかがった。

【画像】液体窒素に入れるとこんなものも凍って粉々になる

 

【絶対にエレベーターで一緒に乗ってはいけない…】

SNS上で「怖すぎる!」と話題になったのは、無人のエレベーターで運ばれていた液体窒素。

意味がわからない人には何が怖いのかまったくわからないが、この投稿に

〈まだ触れてなくてもヒヤリとしますね〉
〈下手なお化け屋敷より怖い〉
〈リアル特級呪物〉
〈同乗したらそれこそ本当に心臓止まる可能性のあるやつ〉
〈これガチで怖い〉
〈殺す気か?
〈コレは確かにビビる…〉

などと、怖がる声が殺到した。

液体窒素と乗り合わせそうになったという体験談は少なくなく、4年前に実際に液体窒素と相乗りした26歳会社勤めさん@uh700に当時の詳しい状況を聞くことができた。

「大学時代、キャンパスでエレベーターに乗ったときに遭遇し、前をよく見ず乗ったためにうっかり同乗してしまいました。

おそらく別のフロアの生物工学の研究室で使用するものだったと思われます。

液体窒素と同乗すると命の危険があるとは知りませんでした。

私は液体窒素を扱う研究室には所属しておらず、大学では情報系の学科に所属していたため、学部や学科から特に指導もありませんでしたから。

一応、生物工学は同学部ではありますが……」

液体窒素と同乗した際の画像を見ると、なんと容器にチェーンで付けられていたと思われる“同乗禁止”の注意書きのプレートが床に落ちている。

「確か、搬入中は目的の階まですべての階でエレベーターが止まるようにボタンを押して、各フロアでドアが開くような運用がなされていました」と、一応の配慮はあったようだが……。

また、同じく液体窒素がエレベーターに乗っているところに遭遇したというジョヴァンニさん@giovanni79tomiにも話を聞いたが、やはり大学のエレベーターでその場面に出くわしたようだ。

こちらの写真を見ると、しっかりと「危険 液体窒素運搬中 同乗しないで次便をお待ちください」と書かれた注意書きのプレートが提示されている。

前置きが少し長くなってしまったが、なぜ液体窒素と絶対に同乗してはいけないのか。

この詳しい理由について、大学教員の有機化学を学ぶ人さん@yuukiwomanabuが解説する。

 

【なぜ液体窒素で死に至ってしまうのか】

「液体窒素とエレベーターに同乗すると、窒息死の危険性があります。

液体窒素が液体から気体に戻るとき、その体積は約700倍になり、少量でも人を死に至らしめます。

窒素はそもそも、発見された経緯として、生物をその中に入れたところ死んでしまった、つまり窒息死してしまったところから『窒素』という名前になったという話があります。

エレベーター内で液体窒素が漏洩してしまった場合には、その空間内に直ちに気体の窒素が充満して、文字通り窒息死してしまうわけです」
(有機化学を学ぶ人さん)

なんとも恐ろしい液体窒素の力。

研究施設などでは、窒素が不活性で非常に沸点が低いことを利用して冷却剤などとして利用することが一般的だという。

相手を冷却して自分は空気の一部として空気の中に放出されていくという利便性がある。

もちろん、運搬には常に最善の注意が払われる。

「液体窒素漏洩時における窒息死の危険性があるため、一般に大学や企業の液体窒素を取扱う場所では、エレベーターなどの昇降機の中に人が同乗することを禁じています。

また、デュワーと呼ばれる容器の移動の際には1人で作業をしないことも推奨されています」(有機化学を学ぶ人さん)

液体窒素が漏れたことによって酸欠死した事故は、これまでにいくつかの研究所で起こっており、アメリカでは1992年から2002年の間に80名が死亡している。

さらに日本でも大学の研究室で液体窒素を一度に大量に気化させたことが原因で、北海道大学工学部の助手と大学院生が酸欠で死亡する事故が起こっている。

今年2月にも、高知市の小学校4校で行われた科学の出張講義で液体窒素を体育館の床にまき、児童計33人が軽傷を負う事故が起きたばかりだ。

また、液体窒素を殺人のトリックに使用したミステリー作品もある。

東野圭吾原作、福山雅治主演の「ガリレオ」シリーズで、2022年に映画公開された『沈黙のパレード』は、まさに液体窒素による酸欠死が犯行のトリックであった。

同作は今年330日にフジテレビ系土曜プレミアム枠で地上波放送されたばかりでもあるため、液体窒素と聞いてこの作品を思い浮かべる人も多く、今回話題になったポストに対して、

〈沈黙のパレード見て、怖さを知りました〉
〈ちょうど東野圭吾の「沈黙のパレード」読んでる最中だったので、ヒッて声が出た〉
〈ガリレオのドラマ見てる時に旦那が教えてくれたな…〉

といった声も寄せられていた。

たかが窒素…なんて思ったら大間違い。

もしエレベーターで遭遇したら、絶対に同乗しないようにしたい。

取材・文/集英社オンライン編集部

https://news.yahoo.co.jp/articles/79dddb37433a27a5a6a472a606571ed11ded9608

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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