







2024年5月11日5時2分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
■愛媛県で突然起きた事故
児童の保護者が運転していた車のドライブレコーダーの映像では、停車した車から降りた男の子が走り出した、その瞬間。
【写真を見る】カーブミラーが倒れて子どもを直撃…犬や猫のおしっこで腐食が進み…環境の悪い所だと耐用年数が2~3年ということも
「危ない、危ない!」
道路脇に設置されたカーブミラーが突然倒れ、男の子に直撃しました。
5月5日の午後4時半ごろ、愛媛県新居浜市宇高町の市道交差点を小学6年の男子児童が歩いていたところ、カーブミラーが突然倒れました。
男子児童は救急車で病院に運ばれ、脳に異常は確認されませんでしたが、たんこぶができて経過観察中です。
倒れたカーブミラーは高さ約3メートルで、新居浜市がおととし12月に点検した際、根元が腐食していたため、テープで補強していたということです。
(男子児童の父親) :
「(息子は)とても驚いていたと思う。事故がもう起こらないように、努めてもらえれば」
当時、新居浜市内には強風注意報が出されていて、事故が起きた時間帯には、最大瞬間風速15.2メートルを観測していました。
事故を受け、新居浜市はおととし12月の点検で老朽化が確認されていた支柱317本について再点検を行い、老朽化が著しいものは補修や交換を行うと説明しています。
■「おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む」
普段カーブミラーの設置工事を行っている、愛知県小牧市のサンダイ技建の加藤社長に聞きました(今回の事故とは関係ありません)。
Qカーブミラーの耐用年数は?
(加藤社長):
「メーカーがうたっているのは、おおむね10年~15年。
環境の悪い場所では2~3年ということもある。
例えば、犬の散歩で毎日おしっこをかけられてしまう。
おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む。
(おしっこの)塩分が腐食を早める」
カーブミラーは「基礎部分」と「柱」と「ミラー」の大きく3つに分かれ、このうち耐用年数が一番短いのは柱部分。
新居浜市のケースでも、根元の腐食がありましたが、市が今回、腐食が見つかったあとに柱の根元をテープで補強していたことについて加藤社長は。
(加藤社長) :
「応急的な効果はあると思う。
ただ、テープをすることによって腐食部がテープで覆われ、腐食の進行具合が分かりにくくなる。
テープによって腐食した部分が元に戻るような効果は薄い」
腐食が確認されてからのテープ補強は、一時しのぎにはなるものの、倒れるのは時間の問題だっただろうということです。
■名古屋市で昨年度に倒れたカーブミラーは1本
名古屋市の場合、カーブミラーは各区の土木事務所が管理していて、市内に約5000本あります。
点検は、他の標識も合わせて月に1回程度行っていて、腐食があればペンキを塗るなどしてさび止めをし、折れる危険があれば取り換えます。
名古屋市で2023年度中に倒れたカーブミラーは1本。
強風が原因で、けが人はいませんでした。
担当者によると、一般的に倒れる原因には強風、犬や猫のおしっこによる塩分、強い衝撃や車両による振動が考えられます。
そして、水たまりができやすい場所では腐食のスピードが早くなるということです。
もしも破損や腐食を見つけた場合は、各区の土木事務所に連絡してほしいということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/82d141df03f0989b0be155c041a9ac90840f3ed5
5月9日15時56分にYAHOOニュース(テレビ愛媛)からは、設置された年は不明など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倒れたカーブミラーは2枚のミラーが取り付けられ、高さは約3メートル。
設置された年は不明で、おととし12月の点検では支柱の根元に腐食が確認され、補修テープで応急補強が行われていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd4bd33479c0131373bebddf73f31771f082a459
5月9日16時37分にテレビ愛媛からは、男児は一時、首の痛みを訴えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新居浜市によりますと、今月5日午後4時半ごろ、新居浜市宇高町の市道の交差点に設置されたカーブミラーが倒れ、歩いていた小学生の男の子の頭にぶつかりました。
男の子は救急車で病院に運ばれ、一時、首の痛みを訴えるなどしましたが、けがの程度は軽いということです。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20240509/8000018358.html
(2024年6月8日 修正1 ;追記)
2024年6月5日20時13分にYAHOOニュース(FNN PRIME;テレビ愛媛)からは、根元部分に無許可でフランジが取付けられていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
その後の市の調べで、このカーブミラーは取り外しができるよう根元付近で切断され、丸い金属板を溶接してボルトで留める「フランジ加工」が施されていたことがわかりました。
折れていたのは、この溶接部分で、市の許可なく何者かが勝手に加工したものとみられています。
新居浜市内では、秋祭りで巨大な太鼓台を運行するため、カーブミラーを加工したとみられるケースがほかにも見つかっていて、市はこれまで黙認していたということです。
老朽化などの問題があるカーブミラーのうち、同様の加工がされているものはすでに4基確認されていて、市は早急に取り換えていく方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e377250c252ab00a95369c2212a1a2a31724322
6月7日19時34分にYAHOOニュース(テレビ愛媛)からは、県が緊急点検した2万2448ケ所のうち88カ所で倒壊の恐れがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故をうけ、愛媛県は緊急点検を行いましたが、88カ所のカーブミラーと道路標識で倒壊の恐れがあることがわかりました。
県の緊急点検は5月、新居浜市と西条市でカーブミラーが相次いで倒れたことをうけ行われたもので、県が管理する道路で5月17日から31日まで行われました。
緊急点検ではカーブミラーと道路標識、あわせて2万2448カ所を職員らがチェック。
その結果、88カ所で倒壊の恐れがあり、456カ所で修繕が必要でした。
倒壊の恐れがある88カ所については、支柱の根元に大きな亀裂や腐食で穴が開いていたり、手で揺らすとぐらつきがみられたりしたということです。
県は6月中旬までに撤去し、新しいカーブミラーや標識に更新する予定です。
県の道路維持管理課は、「引き続き、点検や適切な維持管理によって、道路利用者の安心安全に努めたい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/daa2f40c9dc35a26a35bcd4532561805c4dcf688
(ブログ者コメント)
以下は以前、ブログ者が太鼓祭りを見にいった時の写真。
こんな狭い道路にカーブミラーがあったとしたら、通るのはかなり難しそうだ。
ちなみに以下は太鼓勢揃いの1コマ。
壮観だった。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。