







2019年4月11日12時54分にハフポストから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
にわかには信じがたいニュースが台湾から飛び込んできた。
「今回のようなケースは台湾では初めてです」
医師も驚くような出来事が台湾で起きた。
目の痛みを訴えた女性を調べた医師が、目の中から生きたハチを見つけたのだ。
患者は20代女性の何(か)さん。
何さんは3月、左目に激しい痛みを感じて台湾南部の都市・高雄にある輔英科技(ほえいかぎ)大学病院に駆け込んだ。
何さんの目を調べた医師たちが見つけたのは、コハナバチという体長0.4mmほどの小型のハチ。
ハチたちは何さんの涙管から水分を摂取していたという。
「顕微鏡で確認して、ゆっくりと一匹ずつ取り出しました」と、担当した眼科医が記者会見で語った。
【ゴミだと思ったら…】
何さんが目の痛みを感じたのは、お墓の周りで雑草を抜いていた時。
強い風が吹いて、目に違和感を感じた。
ゴミが入ったと思い、水で洗い流したが、数時間後に家に帰った時には左目が大きく腫れ、涙が止まらなくなっていたとニューヨークタイムズは伝える。
地元メディアによると、「墓掃除の後、目が腫れてウルトラマンのようになった」という。
コハナバチは英語でsweat bee(汗蜂)とも呼ばれ、人間や動物の汗に群がる習性がある。
時には、涙を吸収することもあるという。
しかし、人間を刺すようなことはほとんどない。
担当した医師は、コンタクトレンズが何さんの視力を守ったとBBCに説明する。
「彼女はコンタクトレンズをつけており、コンタクトレンズを壊さないようにと目をこすりませんでした。もし目をこすっていたら、ハチが毒を出して視力を失っていたかもしれません」
何さんはすでに退院して、順調に回復しているそうだ。
目の中にいた4匹のハチは研究施設で詳しく調べられる予定だという。
コハナバチに刺されても、ほとんど痛みは感じないといい、国立台湾大学で昆虫学を教えるマタン・シェロミ准教授は、ワシントンポストに「腕を髪の毛で触ったようなわずかな刺激を感じるくらい」と説明する。
「目に入ったのがコハナバチで良かったのかもしれません」とシェロミ氏は語る。
出典
『医師も驚愕。激しい痛みを訴えた女性の目から、生きた4匹のハチを発見』
https://www.huffingtonpost.jp/entry/doctors-discover-4-bees-in-woman-eye_jp_5caeade0e4b0308735d4d980
4月13日6時55分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
台湾で、目が痛いと病院にやってきた女性を診察したところ、左目の中からなんと生きたハチ4匹が見つかった。
ハチは人間の涙に含まれるたんぱく質を食べる「コハナバチ」だった。
被害にあったのは、台湾南部の高雄に住む20代女性で、先月30日、外出中に左目の中に何かが入ったのを感じた。
その後、左目が大きく腫れて刺すような痛みを感じたため、病院で見てもらったところ、まぶたの裏からハチ4匹が見つかった。
しかも、ハチは目の中で生きていた。
見つかったのは体長約3mmの「コハナバチ」だった。
人間の涙や汗に含まれるたんぱく質を好んで食べる性質があるという。
女性は使っていたコンタクトレンズが壊れたのではないかと思い、目をこすらずに病院に行ったということで、専門家はそれが幸いだったと指摘している。
「もし目をこすっていれば、ハチが驚いて毒針で目を刺し、失明するおそれもあった」という。
目の中にいたハチのせいで角膜が大きくただれ、女性の視力は一時0.1以下にまで下がったが、3日後には0.8まで回復し、退院したという。
出典
『目の中から生きたハチ4匹が… 台湾の女性がとんだ被害に』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190413/k10011882731000.html
(ブログ者コメント)
0.4mmと3mmの2つの報道があるが、黒目と一緒に写っている写真を見ると、3mm程度のような感じだ。
2019年4月15日19時9分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
京都市山科区のJR山科駅で11日夜、乗客の30代男性がホームから線路に転落した。
救助しようとほかの乗客たちも線路に下りて男性を引き上げ、散らばっていた所持品も拾い集めた。
その一部をとらえた動画がSNSに投稿されると、すぐに拡散。
「立派だ」「危ない」と賛否がわかれ、議論を呼んでいる。
JR西日本によると、11日午後10時43分、快速電車(8両編成)が到着する寸前の上り線のホームから線路に落ちた。
乗客1人がすぐに下り、隣の下り線の線路に移した。
さらに別の乗客がホームの非常停止ボタンを押したため、快速電車は非常ブレーキをかけ、ホームにさしかかったところで停車した。
救助で線路に入ったのは4人という。
警察によると、転落した男性は顔を切るけが。
「酔っていて足を踏み外した」と話しているという。
現場ではブザーが鳴り、「絶対、線路には下りないようお願いします」とアナウンスが流れた。
SNS上では、「一つ間違えれば大きな事故になる」、「人を助けて何が悪い」と賛否さまざま。
動画を撮影した30代男性は、「非常ボタンが押されるのがあと少し遅かったら、救助に向かった人たちもひかれていた。危ない場面だった」と話す。
JR西の広報担当者は、「勇気ある行動だった」としながらも、「非常ボタンを押せば駅員が対応する。危険なので絶対に線路に下りないでほしい」と呼びかけている。
出典
『線路に下りて救助、動画拡散し賛否 JR西広報の答えは』
https://www.asahi.com/articles/ASM4H572DM4HPLZB01F.html
4月15日13時10分にFNN PRIME(めざましテレビ)からは、下記趣旨の、より詳しい記事がネット配信されていた。
【一般人が転落者救助のため線路に立ち入り】
ホームをよじ登る2人の人物と、線路上を移動する人物。
これは4月11日の午後10時40分頃、京都のJR山科駅で撮影されたとみられる動画だ。
JR西日本によると、上り方面に向かう電車がホームに到着する直前、男性が線路上に転落。
一般人が助けに向かったとみられる。
この動画の撮影者は、めざましテレビの取材に対して「駅員が『絶対にホームに降りるな』と注意しているにも関わらず、無視して線路へと降りていった。『全員電車にひかれてしまうぞ!』と現場で強く感じた」と、当時の状況について語った。
【線路立ち入りに賛否の声】
すると動画を見た人たちからは、さまざまな反応が。
「自分の危険も顧みず真っ先に助けに降りた彼らはとても勇敢だし、簡単なことではないからこそ、やってのけた彼らは賞賛すべきだと思います」
「今回は運が良かっただけで、ホームから降りたヤツら全員跳ねられたなんて最悪のケースも有り得る」
【山科駅を実際に確認してみると・・・ 】
今回、動画が撮影されたとみられるのは、京都駅から電車でおよそ5分の場所にある、JR山科駅。
男性が転落した当時、何が起きていたのか?
実際にホームを見てみると、等間隔で非常停止ボタンが設置されている。
一方、駅のホームにはホームドアがなく、ホーム下に『退避スペース』もないように見える。
そこで、改めて動画を確認すると、救助に向かったとみられる一般人が小走りで線路上に落ちている靴を拾い上げてホームに投げる姿や、電車がまさにホーム直前で停車した様子が確認できる。
【過去には、救助のために線路に立ち入りをして死亡したケースも】
しかし、過去には線路上の人を助けようとして、巻き添えになったこともある。
2001年には、東京のJR新大久保駅で、ホームから転落した男性を助けようと線路に降りた2人の男性が電車にひかれ、3人とも死亡した。
2012年には、埼玉県本庄市・JR高崎線の踏切でしゃがみこんでいた男性を助けようと女性が駆け寄るも、快速列車にはねられ,2人とも死亡した。
【絶対に線路に立ち入らないでほしい】
今回の動画の冒頭の音声をもう一度よく聞いてみると、
「当駅では非常ボタンが発動しております。ただちに係員がまいりますので、お客様は絶対に線路のほうに降りないようにお願いいたします」
鳴り響くサイレンとともに、『係員が対応するので、線路には絶対おりないで』というアナウンスが・・・。
JR西日本によると、線路内に人が立ち入った場合の対応として、
『必ず非常停止ボタンを押して、駅係員を呼ぶ』
『二次被害を防ぐため線路には立ち入らないでほしい』
としている。
SNS上でも、『勇敢だ!』、『二次被害の危険性があった!』などと、今回の一般人の救助活動には賛否が分かれている。
【基本的には違法だが…】
では、一般人が救助の為に線路に立ち入った場合、罪に問われる可能性はあるのか?
レイ法律事務所・髙橋知典弁護士は、
「鉄道営業法で基本的には違法になります。科料が1万円以下に定められていたかと思います。ただ、線路の中に救助の為に立ち入ったということであれば、日本の法律では緊急避難といって、立ち入ったこと自体は違法にならない可能性が高い」
と話した。
また、鉄道アナリストの川島令三氏によると、「2002年に救助隊員が救助活動中に列車に跳ねられて死傷事故が発生した。その後、現在は安全確認がされないと、駅係員も線路には降りない」と話した。
出典
『一般人が線路に立ち入り救助した動画が物議 JR西日本「絶対に線路に立ち入らないでほしい」』
https://www.fnn.jp/posts/00044728HDK
2019年4月12日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時40分ごろ、秋田市の旭川小学校の地下タンクから灯油が漏れたと、市教育委員会から市消防本部に通報があった。
一部は側溝を流れて近くの旭川に流出し、市がオイルフェンスと吸着マットを設置して対応した。
市教委によると、同日午前11時ごろ、市内の業者が小型タンクローリーで地下タンク(容量約2トン)に給油中、給油管とは別の通気管(直径約3cm)から灯油約30ℓが漏れ出た。
タンク内に過度の圧力がかかったのが原因とみられる。
学校が市教委に連絡した。
市上下水道局が周辺を調べたところ、近くの旭川に油が浮いているのが見つかった。
児童や周辺住民の健康被害は確認されていない。
出典
『灯油漏れ、川に流出 秋田市の旭川小のタンクから』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190412AK0001/
2019年4月11日8時19分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
岐阜乗合自動車(岐阜バス、岐阜市九重町)は、緊急停止の非常ボタンを客席に備えたドライバー異常時対応システム(EDSS)搭載の新型バス1台を4月から導入した。
運転手に急病などの異変があった場合でも乗客がバスを安全に停車でき、2次被害を防ぐ。
12日から高速名古屋線など高速4路線で運行を始め、路線バスや観光バスにも順次導入する。
新型バスは、三菱ふそうトラック・バス(神奈川県川崎市)が2月から販売。
運転席と客席の両側の最前列に非常ボタンがあり、運転手の異変に気付いた乗客が押すと、徐々に減速して停止する。
バス左側の障害物や人を運転手に知らせ、左折時の巻き込みを防ぐ機能も標準装備する。
三菱ふそう社製の新型バスを導入するのは全国で初めて。
担当者は、「最新の安全機能が付いたバスを全国に先駆けて導入することで、安全性の向上を図りたい」と話している。
出典
『運転手の異変、客席緊急ボタンで減速 岐阜バスが乗客停車装置導入』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20190411/20190411-129123.html
2019年4月10日19時31分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
雪どけが進み、子どもたちが公園で遊ぶ機会も増える季節。
心配なのが遊具の事故だ。
雪の多い北海道では毎年、雪で腐食が進んだり壊れたりして、春先の事故も起きている。
5年前の春、札幌市白石区の公園で鉄棒の接続部分が壊れ、遊んでいた当時5歳の男の子が手首を骨折するけがをした。
雪の水分で遊具がさびやすくなるとされ、腐食を見逃すと事故につながりかねず、春先の点検は何より重要だ。
今月から委託業者による点検が始まった札幌市。
特にさびやすいのが土の中。
業者の男性は、「掘らないと目視することができないので、掘って目で見てどういう状況になっているかっていうのを確認しています。危険がない状態を維持していきたいと思います」と話していた。
一方、遊具が壊れるのは腐食や老朽化だけとは限らない。
こちらの滑り台、雪の重みで滑る部分が途中で折れている。
中には、ブランコの支柱まで雪ですっぽりと覆われた公園もある。
実はこの状態、自然に積もったのではなく、周辺の道路や住宅地で除雪された雪が捨てられたとみられている。
公園を利用する母親は、「公園に雪を捨てる方もいるので、雪の重みで圧迫され、遊具がかわいそうだと思ってみています」と話していた。
札幌市内の公園は、原則、遊具や樹木を守るため、雪を捨てることはできないが、ルールを無視した行為で遊具が壊される被害が後を絶たないという。
市の担当者は、「何も考えずに無造作に雪を捨てていると思いますが、地域住民が雪を投げ入れたことで遊具が壊れて子どもたちがけがをするのは悲しい結果ですので、本当にご遠慮願いたい」と話していた。
札幌市によると、こうした遊具の改修や交換などで、この2年間は毎年1億6000万円程度の費用がかかっているという。
札幌市内では、原則、公園に雪を捨てることは禁止だが、どうしても雪を捨てる場合は遊具や樹木の付近に置かないよう、町内会と覚え書きを交わし、ルールを守るよう呼びかけている。
しかし、あまり浸透していないのが現状のようだ。
遊具が壊れていると、子どもたちが利用できなくなるし、事故につながるおそれもある。
ルールを守るとともに、この時期、遊具で遊ぶ際は、壊れた箇所がないか注意してほしい。
出典
『公園で遊ぶ季節 遊具は大丈夫?』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190410/0009404.html
(ブログ者コメント)
5年前の事故で折れた鉄棒の映像。
この事例は本ブログでも紹介している。
ブランコの下に敷かれた鉄板をハンマリングして点検。
空中の床を下からハンマリングして点検。
ブランコの支柱は両手で強く揺すって点検。
10日前に倒壊した愛知県のあずまや(本ブログで紹介スミ)も、この程度力を入れて揺すっていれば、その時点で倒壊したのではないだろうか・・・と思うほど、力をいれて揺すっていた。
滑り台着地点の支柱の根元部分をハンマーの頭で掘ったうえで、地中に隠れた部分の腐食有無を点検。
大量に捨てられた雪で埋まってしまったブランコの支柱。
2019年4月10日18時4分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
九州電力グループのニシム電子工業(福岡市)は、災害時に活用できる電源やくみ取り不要の移動式水洗トイレ「TOWAILET(トワイレ)」を開発した。
微生物による汚物分解などの独自技術によって、洗浄水の無臭化・再利用を実現。
今年7月から自治体や企業向けに販売を始める。
トワイレは、排せつ物を細かく粉砕したうえで、数10種類の微生物がいる処理ユニットで数時間かけて分解。
さらに、最先端のフィルター技術で不純物を取り除いて洗浄水を無臭化し再利用することで、汚物はほとんど発生せず、くみ取りの手間がかからない。
太陽光パネルと蓄電池を搭載し、フルに充電すれば、最低でも3日間の稼働が可能だ。
標準タイプは洋式トイレを備えた男女1部屋ずつで、価格は約1800万円。
普段は公共スペースなどで利用してもらい、災害が発生すれば被災地に運搬することを想定している。
災害時に電気や水道が止まった場合、トイレがあふれるなどして衛生環境が悪化し、感染症が広がるなどの恐れがある。
2011年の東日本大震災の際に、被災地で救護活動に携わった熊本赤十字病院(熊本市)は、平時と災害時ともに役立つトイレを公共施設に設置する案を提唱。
同じく被災地支援に当たった九電と共同開発に着手し、傘下のニシム電子工業がトワイレの開発に成功した。
17年7月の九州北部豪雨や昨年7月の西日本豪雨の際には、被災地の病院などに開発中の移動式トイレを設置。
被災者やボランティアからは、「キレイで使いやすく、ストレスなく使えた」、「清潔感があって助かった」などの感謝の言葉が寄せられた。
ニシム電子工業営業統括本部の稲田副本部長は、「電源も不要の移動式トイレは画期的。大きな災害が国内で増えており、ニーズは高まっている」と話している。
出典
『電源、くみ取り不要「移動式トイレ」開発 平時と災害時ともに役立てる』
https://mainichi.jp/articles/20190410/k00/00m/040/143000c
2017年10月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7713/
(2019年4月16日 修正2 ;追記)
2019年4月10日13時23分に産経新聞から、現場責任者に罰金の略式命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡区検は10日までに、業務上過失致死罪で、工事元請けのゼネコン安藤ハザマ(東京)の現場責任者だった男性(54)を略式起訴した。
3月22日付。
福岡簡裁は4月3日付で、罰金50万円の略式命令を出した。
共に書類送検されていた同社の男性社員(49)は不起訴処分となった。
福岡地検は「諸事情を考慮した」としている。
2人は、台風の影響を予測できたのに、足場を覆うシートを外して風の通りを良くするなどの安全対策を怠り、倒壊事故を起こして通行人を死亡させたとして、昨年9月、福岡県警に書類送検されていた。
出典
『安藤ハザマ責任者に罰金刑 台風で足場倒壊、死亡事故』
https://www.sankei.com/affairs/news/190410/afr1904100009-n1.html
4月10日12時38分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
区検は3月22日付の起訴状で、「気象情報を看過し、足場は倒壊しないと軽信した」と指摘していた。
出典
『足場倒壊死亡事故で罰金50万円の略式命令 福岡簡裁』
https://mainichi.jp/articles/20190410/k00/00m/040/091000c
4月10日19時20分にテレビ西日本からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2人の処分が分かれた理由について、検察は「立場の違いを考慮した」とコメントしている。
出典
『病院建設現場の足場倒壊で1人死亡 ゼネコン現場責任者に罰金50万円 福岡県』
https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2019041003822
2019年4月10日5時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
不特定多数の人々が利用するのに防火設備に重大な不備がある施設について、兵庫県三田市消防本部は4月からホームページで公表する制度を始めた。
現時点で違法な建物は確認されていないが、設置状況が把握できていないケースもあり、立ち入り検査を進めている。
2012年に宿泊客7人が死亡した広島県福山市のホテル火災、13年に5人が亡くなった長崎市の高齢者福祉施設火災は、消防法で設置が義務付けられる屋内消火栓やスプリンクラーを付けていなかったことが被害を拡大させたとされる。
これらを教訓に、総務省消防庁は14年4月に公表制度を設け、各自治体や地域の消防本部に呼びかけた。
対象となるのは商業施設のほか、1人で避難が難しい利用者がいる病院や福祉施設など。
屋内消火栓やスプリンクラー、自動火災報知器を取り付けていないことが判明し、「重大な違反」と認めた場合は公表する。
同本部は制度導入に向けて昨年、市内の108件に立ち入り検査したが、大きな違反は見られなかった。
今後も検査を続ける予定で「重大な火災を未然に防げるよう防火設備の適正な設置を呼びかけたい」としている。
県内では、神戸市や西宮市の消防局なども同様の公表制度を導入している。
出典
『三田市消防 防火設備の重大な不備公表 商業施設や病院など』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201904/0012227455.shtml
(ブログ者コメント)
この公表制度、本ブログで紹介していなかったので、この記事を機に紹介する。
制度の概要は、以下の東京消防庁資料参照。
『「違反対象物の公表制度」制度創設の背景と概要』
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/kk/ihan/ihan_00.html#02
2019年4月11日6時58分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時40分ごろ、柏崎刈羽原発の3号機で非常用ディーゼル発電機の月に1回の定期的な試験運転をしていたところ、出力が下がってゼロになるトラブルが起き、手動で発電機を停止させた。
このトラブルによる外部への放射能の影響はないという。
非常用ディーゼル発電機は、事故や地震などで外部からの電源が供給できなくなったときに自動的に起動し、炉心の冷却などに必要な電力を供給する設備だ。
東京電力によると3号機にはほかにも2つあり、安全上、問題はないとしている。
一方、柏崎刈羽原発では、去年8月にも1号機で非常用ディーゼル発電機の出力が急激に下がるトラブルが起きていて、東京電力は今回のトラブルの原因を詳しく調べることにしている。
出典
『柏崎刈羽で非常用発電機トラブル』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190411/1030007414.html
4月12日20時34分にNHK新潟からは、発電機とつながっていた電気系統で周波数が大きく変動したことが原因だったらしいという、、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は12日、トラブルが起きた発電機を再び動かす試験を行ったが、今回、出力が低下することはなかったという。
また、発電機の部品に壊れたり傷ついたりしたところは見つかっていないという。
このため東京電力は、試験運転をしたときに発電機とつながっていた電気系統で周波数が大きく変動し、発電機が周波数を一定に保とうと自動的に出力を下げたことがトラブルの原因だったという見方を示した。
東京電力によると、実際に非常用ディーゼル発電機を使用する際は、外部電源が失われているため、周波数の変動は小さく、出力の低下が起きることはないという。
こうしたことから東京電力は、今回トラブルが起きた発電機については、分解して詳しく検査する予定はないとしている。
出典
『原発発電機トラブル周波数原因か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190412/1030007436.html
(ブログ者コメント)
以下は、非常用発電機が映っている映像の1コマ。
2019年4月9日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事が計測器の写真付きでネット配信されていた。
測量会社の共栄測量設計社(長野市)は信州大工学部(同)と共同で、地中の水道管の位置を正確に割り出す計測器を開発した。
水道管を補修する際に管の位置を把握するための試掘の手間を省き、作業を効率化できる。
高度経済成長期に整備された上下水道管は全国的に老朽化が進んでおり、自治体などの計測需要は拡大する見通し。
コストを抑えて競争力を高め、受注の取り込みを狙う。
同社によると、水道管の埋設から数10年が経過すると、宅地開発などで地上の環境が大きく変わり、管の正確な位置や地表からの深さが分からなくなる場合がある。
地表から地中に超音波を出す装置を使って管の位置を調べる方法もあるが、深さが2mを超えると正確な検知が難しい。
このため試掘が必要なケースが多く、その分、時間や費用がかかるという。
開発した計測器は長さ約3mで、一定の長さのアルミ材を関節で連結し、各関節に角度センサーを組み込んだ。
内径15〜25cmの管を調べる小型器は10cmおき、同25〜80cmの管を調べる大型器は40cmおきに関節が曲がる。
計測器を管に通し、上下や左右に曲がった角度を解析することで、管の位置や深さが検出できる。
計測する際は、まずワイヤを取り付けた自走式カメラを水道管の中に走らせ、撮影しながら管内にワイヤを張る。
このワイヤを計測器に取り付け、反対側からワイヤを巻き取りながら管の中を通す。
計測器は防水仕様で、管の内径に合わせて常に中心部を通るように、タイヤ付きの特殊な固定具も開発した。
共栄測量設計社は県の相談を受けて、2010年にこの計測技術の開発に着手。
11年から千葉工業大(千葉県習志野市)、16年から信大工学部の高山潤也准教授と共同で研究を進めてきた。
地下を通る農業用水路の管についても、補修に伴う計測の需要があると見込んでいる。
同社の18年6月期の売上高は約2億3000万円。
レーザーやソナー(音波探知機)を使った特殊な測量を得意とし、営業エリアは全国に及ぶ。
山本社長は、「カメラの画像と計測器の位置情報を組み合わせれば、補修が必要な場所がピンポイントで分かる。埋設管の老朽化に直面している自治体や企業に技術をアピールしたい」としている。
出典
『地中の水道管 掘らず位置把握 共栄測量設計社と信大』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190409/KT190408BSI090002000.php
2019年4月11日19時35分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津市新東町塔世などの約100世帯の住宅では、9日夕方から10日夕方にかけての丸一日、都市ガスの供給が止まり、夕食の支度や風呂をわかすことができなくなった。
供給を行っていた東邦ガスは、ガス管の近くに埋まっていた水道管で水漏れが発生し、砂混じりの水流がガス管に穴を開けるいわゆる「サンドブラスト現象」が起き、ガスが止まったとみて詳しく調べている。
東邦ガスや津市水道局によると、今回穴が開いたガス管は平成14年に、水漏れがあった水道管は昭和40年に、それぞれ埋設されたものだが、その間隔は10cmほどしかなく、近くに埋設されていたことがわかった。
関係機関がサンドブラスト現象を防ぐため示している指針では、30cm以上の間隔を保つことが求められているが、今回はそれより近くに埋設されていたという。
東邦ガスと津市水道局は、2つの管が近くに埋設された経緯を調べている。
東邦ガスによると、停止が続いていた世帯へのガスの供給は、今日中にすべての世帯で再開できる見通しだという。
出典
『ガス管と水道管が近接し埋設か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20190411/3070001322.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
2019年4月9日18時8分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後4時40分ごろ、五條市野原西2丁目の「O診療所」から火が出ていると消防に通報があった。
消防車など10台が出て、火はほぼ消し止められたが、警察によると、燃えたのは診療所の敷地内にある住居部分の建物だという。
また出火当時、診療所は診察時間外で患者はおらず、けが人などはいないという。
警察によると、診療所の医師は「車のバッテリーを業者が修理したあと、アクセルを踏んだら火が出て、建物に燃え移った」と話しているという。
現場は五條市役所から南に500mほど離れた国道168号線沿いの商店や住宅が密集する地域で、あたりには黒い煙が立ちこめ、一時、騒然となった。
出典
『五條市の診療所の敷地内で火事』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190409/2050002145.html
(ブログ者コメント)
9日18時の奈良県の風速は、日本気象協会によると4m/s。
そう強くはなかった模様だ。
それでいて、車から住居への延焼。
車と住居はどれぐらい離れていたのだろうか?
以下は消火作業中の映像の1コマ。
画面左上に、焼け焦げた感じの車が見えるが、あの車から火が出た?
もしそうだとすると、燃えた住居からは、かなり離れている。
燃えた車を移動した?
2019年4月9日18時30分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前6時半すぎ、岩国市玖珂町にある「I山賊玖珂店」で敷地内にある看板の取り替え作業をしていた従業員の徳本さん(男性、64歳)が高さおよそ8mの支柱から転落した。
徳本さんは病院に搬送されたが、およそ1時間半後に死亡が確認された。
店や警察によると看板は縦およそ7mで、裏側にある木の支柱にはしごが取り付けられていて、当時、徳本さんを含む従業員など8人が、はしごにのぼるなどして看板を取り替える作業をしていたという。
警察は、従業員から話を聴くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
出典
『I山賊 従業員が転落死』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190409/4060002465.html
(ブログ者コメント)
〇この店はテレビで何回も取り上げられたことがある、地元の
有名店。
2017年にはNHKの「ドキュメント72時間」でも取り上げられ、ブログ者も視聴した。
〇以下は映像の1コマ。
正面やや左側の武者絵看板の裏側に上っていた模様。
ハシゴに背もたれはついていなかった。
2019年3月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9452/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9463/
(2019年4月14日 修正2 ;追記)
2019年4月8日20時30分に新潟日報から、衝突した可能性のあるクジラの死骸が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県佐渡市片野尾沖約40mの浅瀬で8日までに、クジラとみられる生物の死骸が見つかった。
現場から約5km離れた海域では3月に佐渡汽船のジェットフォイルが水中浮遊物と衝突する事故を起こしており、この生物とぶつかった可能性もある。
佐渡海保は、今後、死骸が海岸に漂着すれば調査するとしている。
同海保によると、6日昼ごろ、住民から「白っぽい物が浮いている」と通報を受け、約3~4mの死骸を発見。
引き揚げを試みたが岩が多く、船が接近できずに断念した。
新潟市水族館マリンピア日本海によると、写真から死骸は小型のクジラとみられる。
同館の野村展示課長は、「腐敗の状況から、死んだのは事故があった3月上旬の可能性もあるが、調べてみないと分からない」と話す。
発見現場近くに住む漁師の男性(68)は、「この辺ではイルカはいるが、クジラはまず見ない。潮の流れからすると、事故に遭った死骸が流れ着いてもおかしくない」と話した。
出典
『佐渡で海洋生物の死骸漂着 ジェットフォイルと衝突の個体か』
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190408462068.html
4月9日11時57分にNHK新潟からは、安全対策の一つとしてクッション性の高いシートに順次取り換えていくなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月9日、新潟港から佐渡の両津港に向かっていたジェット高速船「ぎんが」は海洋生物とみられる物体と衝突して、80人が重軽傷を負った。
衝突事故から1か月の9日、運営会社の佐渡汽船の尾崎社長らは県庁を訪れ、花角知事に「多数の負傷者を出して申しわけございません」と陳謝した。
このあと、花角知事がけが人の状況などをたずねたのに対し、入院している人は当初の29人から10人となり、回復に向かっているなどと答えた。
また、安全対策について、会社で独自の調査委員会を立ちあげたほか、船の減速する区間を拡大して海上の監視を強化したことなどを報告した。
これに対し花角知事は、「できることから少しでも安全性の向上につながるような対策を講じて頂きたい」と話していた。
面会のあと尾崎社長は、安全対策として、今後、高速船の座席シートを、より衝撃を吸収しやすいクッション性の高いシートに順次取り替えていくことを明らかにした。
尾崎社長は、「事故からちょうど1か月経ちますが、ジェット高速船が1隻体制になって、去年に比べて4000人ほど乗客が減っています。最盛期の夏場のダイヤには影響はないと思っています」と話していた。
出典
『佐渡汽船社長が安全対策など報告』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190409/1030007392.html
4月11日19時55分に新潟日報からは、見つかったクジラと衝突事故との関連は不明だったという下記趣旨の記事が、写真付きでネット配信されていた。
佐渡海保は11日、新潟県佐渡市片野尾の浅瀬で6日に見つかった海洋生物の死骸を引き揚げて調査し、クジラと特定した。
頭部の欠損や体の傷が確認されたが、3月に付近で起きた佐渡汽船のジェットフォイル衝突事故との関連は明らかにならなかった。
この日は、朝からクレーン車を使って波打ち際から死骸を引き揚げ、同海保署員が傷口の大きさを計測したり、佐渡市が体の一部を採取したりした。
同海保によると、死骸は頭部を除き、長さ約4.2m。
複数箇所に外傷があったが腐敗が進み、ジェットフォイルの衝突によるものかは分からないという。
新潟市水族館マリンピア日本海などによると、死骸は日本海に生息するオウギハクジラと推測される。
頭部の欠損について野村展示課長は、「自然に死んで頭だけがきれいになくなるのは考えにくい。何らかの外傷があったのではないか」と話した。
出典
『海洋生物の死骸はクジラと特定 佐渡海保が引き揚げ、Jフォイル事故との関連は不明』
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190411462679.html
(2019年4月20日 修正3 ;追記)
2019年4月18日22時16分に産経新聞から、衝撃軽減用新型クッションが公開されたという下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
佐渡汽船は18日、新潟市中央区の自社ドックで、事故があった船「ぎんが」の外観と、衝撃軽減のために座席に取り付ける新型クッションを公開した。
海保は海洋生物とみられる物体と衝突する事故が起きた際、船体の下から上に強い力が加わったとみている。
佐渡汽船によると、新型クッションは従来の製品と比べ、垂直方向の衝撃を約25%軽減できるという。
ぎんがを含む同社の高速船3隻の全席で交換を進め、シートベルトの改良も検討する。
出典
『衝突事故の高速船で安全対策を公開 佐渡汽船』
https://www.sankei.com/affairs/news/190418/afr1904180035-n1.html
(2019年12月15日 修正4 ;追記)
2019年12月14日11時7分に新潟日報から、過失は認められないとの意見付きで船長らが書類送検された、3点式ベルトの取り付けは船体の強度上困難など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐渡海上保安署は13日、同船の男性船長(41)と運航管理責任者の男性(54)について、「業務上の過失は認められない」と意見を付して新潟地検に書類送付した。
同保安署は、3月9日の事故後、乗客からの聴取や、船に設置したカメラの映像をもとに、船長らについて業務上過失往来危険と業務上過失傷害を視野に捜査した。
その結果、船は時速71キロで航行し、船長が船の約10メートル先に白っぽい物体を発見したのは衝突の1・7秒前だったことが判明した。
船は即座にかじを切ったが、衝突。
これに対し、「人間の反射速度と船の運動性能から、到底回避できるものではない」(永田署長)と判断した。
乗客にシートベルトの着用を促すアナウンスをしたり、クジラなどに船の接近を知らせる水中スピーカーが作動したりしていたことから、運航管理責任者の男性にも過失はないとした。
佐渡汽船の土屋総務部長は、「まだ通院している方もいるので、誠意を持って対応したい。再発防止と安全運航に努める」と話した。
同保安署は、最終的に事故の負傷者は85人、うち重傷者は51人だったと発表した。「
精密検査の結果、骨折などが新たに判明した乗客がいた」という。
【予防の切り札なく、安全対策を模索】
佐渡汽船のジェットフォイルの衝突事故を巡り、佐渡海上保安署の阿保次長は、推測としながら、「ぎりぎりの速度まで減速していても、避けられなかったと思う」と説明した。
海洋生物との衝突事故を防ぐ難しさを踏まえ、佐渡汽船には、乗客の被害軽減策など継続的な安全対策が求められる。
3月の事故では、浮遊物は直前まで海面上に確認できなかった。
水中スピーカーは作動していたが、「研究中の段階の技術」で、現段階では事故予防の切り札にはなり得ないという。
同社は事故以降、通常の時速74キロより6キロ遅く航行する減速区間を拡大。
2020年の新ダイヤは、その前提で運航時間を以前より2分長い設定とした。
航行中の見張りも強化した。
被害を抑える対策も進めている。
衝撃吸収性の高い座席への交換作業などは、3隻のジェットフォイル全てで終えた。
ただ、腰だけでなく肩まで押さえる、より安全な3点式シートベルトの導入は、船体を含めた補強が必要という。
同社の土屋総務部長は、「船の更新時など、長期的に検討する」と説明。
「事故の可能性をゼロにはできない前提で、考えられる限りの対応をしていきたい」としている。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20191214513269.html
(2020年7月1日 修正5 ;追記)
2020年6月30日17時53分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、船長らは不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐渡海上保安署は当時の船長と運航管理責任者について、業務上過失往来危険と業務上過失傷害の疑いで捜査を進めてきましたが、「業務上の過失は認められなかった」と去年12月に書類送検していました。
これを受けて新潟地検も捜査を続けてきましたが、30日付で不起訴処分としました。
「理由は回答しない」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d295815807e86c9268b3013f83ae955bb48830eb
2019年4月8日18時35分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時ごろ、熊本市東区画図町所島で、下水管の工事中に積み上げられた土砂が崩れ、作業員、中村さん(男性、23歳)が生き埋めになった。
中村さんは病院で死亡が確認された。窒息死とみられる。
助けようとした20代の男性作業員も軽傷を負った。
警察によると、中村さんは重機で掘られた穴に入り、手作業で土をかき出していた。
安全管理に問題がなかったかを調べる。
出典
『工事現場で作業員2人死傷 熊本、土砂が崩れ生き埋め』
https://www.sankei.com/west/news/190408/wst1904080026-n1.html
4月8日16時49分に熊本放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時過ぎ、東区画図町の高齢者施設の建設現場で下水管工事のため掘られ積まれていた土の山が崩れて、会社員の中村さん(23)が埋もれた。
中村さんは消防に救出され、病院に運ばれたが、その後、死亡した。
窒息死とみられている。
また、中村さんを助けようとした20代の男性も軽いけがをした。
出典
『工事現場で土に埋もれて、作業員が死亡』
http://rkk.jp/news/backno_page.php?id=NS003201904081649190111
(ブログ者コメント)
以下は熊本放送映像の1コマ。
2019年4月8日21時15分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都江東区の豊洲市場で8日午前0時過ぎ、市場内を走る小型運搬車、ターレット(ターレ)に乗った運送業の男性(50)が、荷物搬送用のエレベーターの扉に頭や首などを挟まれ、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、豊洲市場では昨年10月の開場以降、エレベーターの扉にぶつかる事故がほかに3件起きており、都は業界団体と連携して安全対策の強化を検討するという。
都や警察によると、事故があったのは水産仲卸売場棟の1階。
エレベーターは高さ3.15m、幅3.75m、奥行き4.5mで、扉は上下に開閉する仕組み。
魚介や青果を荷台に積んだターレを運転したまま乗り込める。
近くのカメラには、エレベーターの扉が下がりつつあるところに男性が乗り込む様子が映っていたという。
移転前の築地市場は主に平面構造だったが、豊洲市場では3、4階の積み込み場に魚介などを運ぶため、エレベーターを使う機会が増えている。
これまでのエレベーターの事故も扉が下りる途中に起きており、負傷したケースもあったという。
都はエレベーターの脇に一時停止を知らせる貼り紙を掲げ、「乗り降りは慎重に」と呼びかけていた。
豊洲市場では昨年11月にも女性がターレの荷台から転落し、その後、亡くなる事故があった。
死亡事故は今回で2件目。
石畳で道路の幅も狭かった築地市場と異なり、豊洲は道が平らで幅が広く、スピードが出やすいとも指摘されている。
都の担当者は「重大事故が起きたことを重く受け止めている。再発防止に向けて安全管理を徹底したい」と話している。
出典
『豊洲市場、過去にもターレで死亡事故 都が再発防止検討』
https://www.asahi.com/articles/ASM484S3YM48UTIL02C.html
8日15時17分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の後、エレベーターは安全装置が作動して止まったが、男性は病院に運ばれ、およそ5時間後に死亡した。
出典
『エレベーターの扉に挟まれ、豊洲市場でターレ運転の男性死亡』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3642627.html
4月8日20時20分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は上から下りてきた扉とターレの背もたれの間に挟まれたとみられる。
1人で作業をしており、約5分後に市場関係者が見つけて119番した。
豊洲市場での死亡事故は、開場翌月の昨年11月にターレの荷台から女性が転落したのに次いで2件目。
市場を運営する都によると、2月にもターレの運転手が扉とぶつかってけがをしており、その事故以降、乗り込む前に一時停止するよう張り紙などで求めていた。
都は、何かに接触すると扉を開くセンサーは今回も作動したとして、「改修は検討しない」としている。
出典
『豊洲市場で相次ぐターレ事故』
https://mainichi.jp/articles/20190408/k00/00m/040/230000c
(ブログ者コメント)
昨年11月の女性死亡事故は本ブログでも紹介スミ。
2019年4月7日、8日の2日にわたり、東京新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
以下は7日の記事。
世界初の炉心溶融(メルトダウン)事故とされ、大気中に放射性物質をまき散らした米東部ペンシルベニア州のスリーマイル島(TMI)原発事故から40年がたった。
米政府は「死傷者ゼロ」を強調するが、住民らは現在も健康被害を訴え、事故とのつながりを示唆する研究結果は絶えない。
一方、州議会ではTMI原発の延命策が議論され、事故機の廃炉が先送りされる可能性も出ている。
米史上最悪の原発事故は、今も終わっていない。
母、めい、同級生、そして自分・・・。
TMIの南約10kmに住む当時高校生だったペギー・パーキンスさん(54)は、身近な人々が次々と脳腫瘍などのがんを患い、自身も31歳から皮膚がんや甲状腺異常症と闘ってきた。
もともと、家族や親戚にがん患者は「一人もいなかった」。
長女(33)には背骨の先天異常や腎臓病がある。
全てが偶然とは思えない。
心配なのは、孫やまだ見ぬひ孫に、放射線被ばくの影響が受け継がれること。
「もっと早く放射能漏れを教えてくれていたら・・・」
州都ハリスバーグ近郊のミドルタウンにあるTMIは、米東海岸で最も長いサスケハナ川の中州の名前だ。
川岸には住宅地が広がる。
1979年3月28日午前4時。原子炉2基のうち、3カ月前に営業運転が始まったばかりの2号機で、設備の不備や誤操作が重なり、核燃料が溶け落ちる炉心溶融が発生。
放射能が外部に漏れ出した。
当時の州知事が妊婦と未就学児を対象に半径5km圏からの退避を勧告したのは30日の昼。
事故発生から56時間がたっていた。
「放射性物質の放出量は少なく、健康や環境への影響は無視できるほどだった」。
米原子力規制委員会(NRC)や業界団体の見解だ。
がん患者や死亡率の増加を指摘した著名大学の研究ですら、放射線被ばくとの関係を否定し、原因は「事故による精神的ストレス」と結論づけた。
一方で、実際の被ばく量が政府側の説明より相当多くなければ、がん患者の増加は「考えづらい」と疑問視する研究結果もある。
直近では2017年、地元ペンシルベニア州立大の研究チームが甲状腺がんを患った周辺住民の検体を調べ、「事故と甲状腺がんの相関性の可能性が示された」と発表。
がんの原因そのものが放射線かどうかは判断を避けつつ、事故後の一定期間に発症した集団で、放射線被ばく特有の遺伝子変異が多かったという。
米疾病対策センター(CDC)の統計では、ペンシルベニア州は直近11~15年の甲状腺がん発症率が全米2位、がん全体では3位。
それ以前も、全米平均より高い状態が続いていた。
メアリー・ステイモスさん(75)は事故以来、頭が2つある乳牛など動植物の奇形を1000例以上集め、NRCに放射能の影響を訴え続けている。
「政府は『事故は終わった』と言うけれど、私たちはそれが真実ではないと学んできた」と語る。
一方、事故当時ミドルタウン市長だったロバート・リードさん(86)も、友人や近隣住民、きょうだいをがんで失った。
事故の影響だと思っているが、「専門家ではないから」と断言はしない。
もはや因果関係の解明そのものに悲観的だ。
「これから医者や科学者が明らかにしてくれるのか。そうは思えない」
40年前の真相がはっきりしないまま、TMI原発は今も稼働している。
出典
『<スリーマイル島原発事故40年 終わらぬ悪夢> (上)癒えぬ傷』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201904/CK2019040702000128.html
以下は8日の記事。
夜空を蒸気で染める巨大な冷却塔を背に、約30人の住民らが並んだ。
吐く息が白い。
米ペンシルベニア州ミドルタウンのスリーマイル島(TMI)原発事故から40年となった3月28日未明、事故を次世代に伝えようと毎年続く抗議集会。
参加者が掲げるプラカードには、今年、こんな文言が目立った。
「TMIを救済するな」
米国は世界随一の原発大国だが、事故以降、2013年まで新規着工が止まった。
米エネルギー情報局(EIA)によると、ピーク時の1990年には112基が稼働していたが、いまは98基。
シェールガス革命に加えて、太陽光、風力などの再生可能エネルギーの普及で競争力が衰え、運転許可期限を待たずに退役を迫られる例も相次ぐ。
TMIもそう。
事故を起こした2号機が閉鎖され、1号機だけが85年に再稼働したが、6年前から不採算に陥っている。
「2019年9月末にTMI原発を閉鎖する」。
経営を受け継いだ米電力・ガス大手エクセロンが17年5月に発表した。
しかし、「必要な政策変更がなければ」との条件付き。
クレーン最高経営責任者(CEO)は「きれいで信頼できるエネルギーと高収入の雇用の維持」を求め、州政府に事実上の救済を迫った。
これを受けて州議会では今年3月、TMIの地元選出のメハフィー議員が、州内の原発9基を「無公害な発電源」として、年5億ドル(550億円)かけて延命させる法案を提出。
地元フランクリン&マーシャル大の世論調査では、再エネと同様に原子力を支援することに州内の50%が賛成し、反対の37%を上回った。
廃炉に向けた風向きが変わりつつある。
背景には、原発依存度の高さもある。
全米の総発電量のうち、原発は2割だが、同州は4割。
メハフィー氏は、「原発による雇用や経済、環境への恩恵に感謝するときだ」と主張する。
一方で、米原子力規制委員会(NRC)によると、事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)は1993年までに99%を除去したが、1%は解体しないと取れないため、現場に残ったまま。
解体は1号機の廃止を待って行われる予定で、延命は事故処理の先延ばしにもつながる。
40周年の抗議集会に母親(87)と参加したマリア・フリスビーさん(55)は、TMIの訓練のサイレンを聞くたび、避難勧告後に高校で迎えを待ちわびた当時の恐怖がよみがえる。
「二度と事故が起きないなんて、誰も約束できない」。
延命策への嫌悪感をあらわにする。
原発を動かし続れば、行き場のない使用済み核燃料もため込むことになる。
原発が「トイレなきマンション」といわれるゆえんだ。
TMIの監視を続ける市民団体「TMIアラート」のエリック・エプスタイン代表(59)は、道義的な面からも「原発の悪夢」に終止符を打つべきだと訴える。
「重ねた失敗のツケを次世代に先送りする。実に不公平だ」
出典
『<スリーマイル島原発事故40年 終わらぬ悪夢> (下)潮流に背』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201904/CK2019040802000187.html
2019年4月7日17時40分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時40分ごろ、千葉県君津市の君津共同火力発電所で「高い所から男性2人が転落した」と、119番通報があった。
警察や消防などによると、作業用の足場を組んでいた49歳と30歳の男性作業員が、何らかの原因で高さ30mほどの足場から転落した。
2人は病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
現場では当時、作業員5人ほどでクレーンを使って資材をつり上げていて、死亡した2人は転落防止のベルトを着けて足場の最上階にいたという。
警察などが詳しい事故原因を調べている。
出典
『高さ30m足場から転落 火力発電所で作業員2人死亡』
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000151663.html
4月7日20時54分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、2人は発電設備を点検するために造られたやぐらの上で、機材が転落するのを防ぐ鉄柵を設置する作業をしていた。
やぐらの上にはほかにも作業員が数人おり、地上には鉄柵を運ぶためクレーンの運転手が1人いた。
2人は安全帯は着用していた。
君津共同火力によると、隣接する日本製鉄の製鉄所で発生するガスを主燃料に発電し、製鉄所や東京電力エナジーパートナーへ電力を供給している。
出典
『発電所で作業員2人転落死 千葉・君津、高さ30メートルから』
https://www.sankei.com/affairs/news/190407/afr1904070013-n1.html
4月7日20時43分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、2人は発電所内のボイラー施設の外側で、搬入した機材が落ちないようにするため、他の作業員数人と鉄柵を設置する作業をしていた。
事故当時、2人は腰に命綱となる安全帯を着けていたという。
出典
『発電所のボイラーから30メートル転落 男性2人死亡』
https://www.asahi.com/articles/ASM474VL6M47UDCB008.html
(ブログ者コメント)
以下はテレ朝映像の1コマ。
大規模仮設足場の最上階から転落した模様だ。
安全帯着用との報道だが、現に転落したことから考えると、腰に巻いていただけかもしれない。
2019年4月6日付で毎日新聞大阪版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
体育の授業で前屈運動をした際、指導教諭に体を強く押されて腰に重傷を負ったとして、奈良県立郡山高校(同県大和郡山市)の元生徒の男性(18)が5日、県を相手取り、治療費など約663万円の損害賠償を求めて奈良地裁に提訴した。
訴状によると、昨年4月25日、柔軟体操で前屈した際、教諭が頭が膝に付くまで両肩を強く押し続けた。
激痛が治まらず、男性は1カ月後に病院で腰の椎間板(ついかんばん)ヘルニアと診断された。
7月に手術を受けたが現在も通院中で、長時間座るのが困難という。
記者会見した男性は、「教諭の行為で僕の人生は一瞬にして狂ってしまった。元の体を返して」と話した。
県教委の担当者は、「体育の授業中にけがをしたことは把握している。訴訟については訴状が届いていないのでコメントできない」と話している。
出典
『提訴 前屈で重傷、元生徒が県に損賠求め 奈良の高校』
https://mainichi.jp/articles/20190406/ddn/041/040/036000c
4月5日19時0分に奈良テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年4月、県立郡山高校の体育の授業で当時高校3年の男子生徒が柔軟体操をしていたところ、男性教諭に身体を強く前へ押された結果、重度の椎間板ヘルニアになったなどとして、当時生徒だった男性らが県におよそ660万円の損害賠償を求める訴えを起こした。
「教諭本人は家に一度も来ず、正式な謝罪はいまだありません、これから先が不安でしかたありません、僕の人生を台無しにした体育教師を許せません、元の体を返してください」
訴えを起こしたのは18歳の男性とその保護者だ。
訴状によると、男性は県立郡山高校3年だった去年4月、柔軟体操の「前屈」をしていたところ、後ろから来た男性教諭に「痛い」と言ったにも関わらず、強く身体を押された。
男性は足および腰の強い痛みにより、去年7月から休学せざるを得なくなり、国公立大学を志望していたにも関わらず、センター試験、2次試験を受験できなかったという。
出典
『県立高校卒の男性 柔軟体操でヘルニア発症』
http://www.naratv.co.jp/news/20190405/20190405-05.html
2019年4月4日12時13分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし、大阪の病院で手術を受けた男性の体内にワイヤーが放置され、転院先の病院での別の処置の際、ワイヤーが心臓に刺さって死亡していたことが分かった。
警察が経緯を詳しく調べている。
去年2月、大阪・都島区の明生病院に入院していた寝屋川市の鈴木さん(男性、69歳)が、栄養をとるために血管内に入れていたカテーテルを抜く処置を受けた直後に死亡した。
警察によると、体内にはカテーテルを入れる際に使われ、本来は抜き取らなければいけない、長さおよそ1mのワイヤーが残されていて、遺体を詳しく調べたところ、その先端が心臓に刺さっていたことが分かったという。
鈴木さんは亡くなる3か月前のおととし11月に、寝屋川市のN病院でカテーテルを入れる手術を受けていたという。
警察は、抜き忘れたワイヤーが体内に放置されたまま、一連の医療行為が行われていたとして、業務上過失致死の疑いで、2つの病院の医師から話を聴くなどして詳しく調べている。
入院中の男性が死亡したことについて2つの病院のうち、大阪・都島区のM病院が会見を開いた。
この中では楠田院長が冒頭、「病院として申し訳なく思っている」と謝罪した。
会見にはカテーテルを抜く処置を行った古川医師も同席し、「カテーテルがうまく抜けなかったため、不審に思って胸部のX線検査を確認すると、ワイヤーが入っているのが分かった」と説明した。
そして、「ワイヤーはカテーテルを入れた後すぐに抜くのが常識だ。入ったままの状態では不整脈や感染症のおそれがあり、見つけた段階で抜くのは当然で、適切な処置だった」と述べた。
そのうえで、「私が行った処置の結果、何らかの原因で患者が死亡したので、警察の捜査に全面的に協力したい」と述べた。
N病院を運営する医療法人「K」は、「体内にワイヤーを残してしまったことは間違いなく、私たちに非がある。本人を含めご家族には大変申し訳ないと思っており、今後は、警察の捜査に協力して結果を待ちたい」とコメントしている。
出典
『体内にワイヤー放置 患者死亡』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190404/0014136.html
4月4日19時28分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、亡くなったのは寝屋川市の無職、鈴木さん(当時69)。
鈴木さんは17年11月、床ずれの治療でN病院(同市)を受診した際、肺炎と診断されて入院。
脚の付け根から栄養を補給するため、担当医がカテーテルを静脈に挿入した際、誘導に用いた長さ約1mのワイヤを抜き忘れたという。
鈴木さんは18年1月末、M病院(大阪市都島区)に転院。
同2月、同病院でカテーテルの導入部位を変えようと抜き取った際に容体が急変し、死亡した。
司法解剖の結果、死因は静脈内に残っていたワイヤが心臓を貫通し、周囲にたまった血液に心臓が圧迫される「心タンポナーデ」だった。
出典
『ワイヤ抜き忘れ患者死亡 大阪の2病院、府警が捜査』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43317400U9A400C1AC1000/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。