







2018年8月2日に掲載した第3報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報として掲載します。
第3報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8646/
2019年3月29日19時26分に北海道新聞から、ネジレ配線した整備士は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元となったトラックの整備を怠り火災を誘発させ、乗組員を死亡させたとして、業務上過失致死と業務上失火の容疑で書類送検された男性整備士(53)=渡島管内森町=について、札幌地検は29日、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
整備作業には複数人が携わっており、整備士個人の過失と裏付ける証拠が得られなかったほか、整備士が適切な整備を怠ったとしても、火災の誘発を具体的に予見するのは難しかったと判断した。
整備士は11年2月ごろ、勤務する自動車整備工場で、トラックに搭載された冷凍機のモーターと電源部の配線をねじって接続。
フェリーの車両甲板で接続部分から火災を発生させ、広島県東広島市の2等航海士=当時(44)=を一酸化炭素中毒で死亡させたとして、昨年7月、室蘭海保に書類送検された。
国交省運輸安全委員会の報告書によると、モーターの配線3本が一度切った後にねじって接続され、ショートや断線が確認された。
この方法は発火の恐れがあり、冷凍機のマニュアルで禁じられていた。
報告書は再発防止策で、トラックを持つ運送事業者に対し、冷凍機の定期点検や有資格者による整備を求めた。
出典
『苫小牧沖フェリー火災、整備士不起訴 札幌地検』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/291354/
2018年12月17日に掲載した第8報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第9報として掲載します。
第8報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9164/
(2019年4月5日 修正9 ;追記)
2019年3月29日5時0分に朝日新聞から、運輸安全委員会の報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の運輸安全委員会は28日、調査報告書を公表し、JR西日本の乗務員らが音や臭いなどの異常に気づきながらも運行を継続したことについて、「大したことにはならないだろう」と事態を過小評価する「正常性バイアス」が働いた可能性を指摘した。
報告書では、17年12月11日午後、博多発東京行き「のぞみ34号」の異常を点検するために岡山駅から乗り込んだ車両保守担当3人と東京の指令員のやり取りを詳細に再現した。
岡山駅を出発後、指令員が「走行上問題がない感じで大丈夫か」、「今のところ走行に支障があるという感じではないですよね」などと尋ねた。
これに対し保守担当は、「そこはちょっと判断がつかない」、「乗っている段階では判断できかねる」などと返答したという。
これらのやり取りで、指令員に「正常性バイアス」や自分の思いを支持する情報に意識が向く心理「確証バイアス」が作用したことで、走行に支障がないと判断した可能性があるとしている。
再発防止に向け、報告書は「運行継続が前提であるかのような誘導的な言い回しを用いないようにする必要がある」と提言した。
また、当時のJR西の車両点検について「列車の終着駅で点検することが恒常化していた」と指摘。
17年4月から問題発生までに、JR西が運行する山陽新幹線の異音申告は101件あったが、列車に保守担当が乗って点検したのは4件(4.0%)だった。
JR東海は、東海道新幹線で同じ期間に156件の異音申告があり、127件(81.4%)で車両保守担当が乗車して点検していた。
運輸安全委は、「何が起きているかわからない事態は重大な事故に結びつく可能性があるとの意識を、組織として醸成する必要がある」と求めた。
・・・・・
出典
『のぞみ亀裂、事態を過小評価「問題ない感じで大丈夫か」』
https://digital.asahi.com/articles/ASM3X5JJ5M3XPTIL026.html?rm=356
3月28日22時5分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、博多発東京行き新幹線のぞみは出発直後から異音や焦げたような異臭の報告が繰り返しあり、指令員が保守担当に岡山駅で乗り込んでの点検を求めた。
しかし保守担当は「指令員が判断する」と考え、一方で指令員は「専門技術者である保守担当から明確な要請がある」と思っていたため、列車を止めて床下点検まではしなかった。
また、指令員は保守担当からの「床下点検をやろうか」との打診を聞き逃し、さらに「走行上問題がない感じで大丈夫か」など、運行継続に誘導するような言い回しもしていた。
こうした一連のやりとりについて、異常事態を過小評価し、平静を保とうとする「正常性バイアス」や、運行継続に有利な情報を求める「確証バイアス」が心理的に働き、列車を止められなかった可能性を指摘した。
出典
『新幹線台車亀裂、停車せず運行 司令と保守、判断「相手任せ」 』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012190332.shtml
※報告書は下記参照。
https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/detail.php?id=1926
2019年3月30日12時3分にFNN PRIME(仙台放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後9時前、仙台市青葉区国分町2丁目のビル6階の美容室で、店内にある給湯器の付近から炎が上がり、この店の従業員の男性(31)が顔や両手に軽いやけどを負った。
警察によると、男性は「スプレー缶のガス抜き作業をしていて、給湯器のスイッチを入れたら爆発した」と話しているという。
スプレー缶をめぐっては、2018年12月に、北海道・札幌市で起きた爆発事故を受け、仙台市が、中身を使い切れば穴を開けずに廃棄できるようルールの変更を準備している。
出典
『スプレー缶爆発 男性やけど 青葉区国分町の美容室』
https://www.fnn.jp/posts/00072463OX
3月30日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後8時50分ごろ、仙台市青葉区国分町2丁目、美容室「C」でスプレー缶が爆発し、従業員の男性(31)が顔などに軽いやけどを負った。
警察によると、男性が給湯室でヘアスプレーの缶に穴を開けてガスを抜き、給湯器のスイッチを押したところ引火したという。
他の従業員や客にけが人はいなかった。
出典
『仙台の美容室でスプレー缶爆発、男性けが』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190330_13046.html
2019年3月29日20時30分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時55分ごろ、京都市伏見区横大路八反田の市南部クリーンセンターで、建設中の第2工場から「人が燃えている」と119番があった。
70代とみられる男性作業員が顔や上半身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察などによると、作業員は当時、第2工場内の7階部分で機械の溶接をしていた。
作業時に出た火花が着衣に燃え移った可能性があるという。
第2工場は、稼働中の第1工場の代替施設として2014年度に着工し、今年9月末に完成予定。
出典
『「人が燃えている」通報、作業員やけどで死亡 溶接火花原因か』
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20190329000178
3月29日20時4分にNHK京都からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時ごろ、京都市伏見区にあるごみ処理施設「京都市南部クリーンセンター」の中の建設現場で「作業員が全身にやけどを負った」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、建設現場の7階の高さにあたる足場で男性がやけどを負って倒れていて、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、現場で溶接作業にあたっていた70代の男性作業員が見当たらないことから、亡くなったのはこの男性とみて身元の確認を進めるとともに、30日、遺体を詳しく調べることにしている。
出典
『ごみ処理施設現場で作業員死亡か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20190329/2010003240.html
2019年3月28日18時30分にチューリップテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月、富山空港で滑走路を点検中の車がいるのにヘリコプターが滑走路に着陸した問題で、国の運輸安全委員会が28日、調査結果を公表した。
原因は、富山空港の管制官が車の存在を忘れて着陸許可を出したことなどが考えられるとしている。
この問題は、去年7月9日午後2時ごろ、富山空港で、滑走路を点検作業中の車がいるのにヘリコプターが誤って滑走路に着陸したもの。
けが人はいなかった。
国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない『重大インシデント』として原因を調査し、報告書をまとめた。
報告書によると、原因は、富山空港の管制官が滑走路を点検していた車の存在を忘れ、ヘリコプターに着陸許可を出したことと、ヘリコプターの機長の着陸前の目視確認が不十分で車に気づかなかったこととされている。
ヘリコプターの着陸時、滑走路の車との距離はおよそ1080mだった。
富山空港では、車が滑走路を点検中、管制官の席に「滑走路使用禁止」と書かれたマグネットを貼り付ける規定がある。
しかし管制官は、勤務交代直後、複数の業務を同時に処理していたため貼り付けをしておらず、着陸前の目視による確認も不十分だったという。
運輸安全委員会は、全国の管制官にマグネットの適切な使用の徹底を周知するなど、再発防止策を講じている。
出典
『富山空港の重大インシデント 管制官 車を忘れヘリに着陸許可』
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20190328182054
3月28日12時45分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
管制官は、車両に対し滑走路への走行許可を出した後は、それを忘れないようにするためリマインダーと呼ばれる表示を掲示するという、規定の手順を行っていなかった。
国交省は空港の管制機関に対し、リマインダーの適切な使用の徹底などを指示したということで、富山飛行場管制所は、リマインダーの使用方法の改善や管制官と操縦士の情報共有など、再発防止策を講じたという。
出典
『富山空港管制官ミスが要因か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190328/3060001579.html
キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー
2019年3月28日17時28分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)は4月から、事故や災害などの緊急時に空気で膨らませるタイプの避難用滑り台(スライダー)を導入する。
高齢者や体の不自由な人も車内からスムーズに脱出できることを目的としている。
現在運行している1000形の全8編成に1セットずつ載せる予定。
スライダーは全長4m、幅1m、高さ約1.10m。
生地はポリ塩化ビニール製で厚さ0.9mm。
普段は乗務員室に電動式の空気ポンプとともに収納され、緊急時には膨らませてドアに設置する。
完全に膨らむまでに約2分かかるという。
エア遊具の製作などを扱う会社「BRAVO」(愛知県安城市)が、飛行機のシューターをヒントに開発した。
同社の加藤社長は、「角度や幅を調整し、誰でも安全に滑ることができる形を目指した」と話す。
あおなみ線では2004年の開業以来、車両内に「非常用はしご」を搭載していた。
だが、昨秋の避難訓練を体験した社員から「はしごだとお年寄りが降りるのが大変」などと意見があがり、見直すことになった。
あおなみ線の担当者は、「乗客には安心して速やかな避難を誘導できるようにしたい」と話した。
出典
『電車にも避難用滑り台 お年寄りも楽々、ヒントは飛行機』
https://www.asahi.com/articles/ASM3Q4DW1M3QOIPE015.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは2016年3月、JR四国で空気を使わないシート状のシューターを開発したという、同種情報を紹介している。
2017年8月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7476/
(2019年4月3日 修正2 ;追記)
2019年3月27日14時3分に山陽新聞から、事故報告書がまとめられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省の社会資本整備審議会は27日、乗客の上半身を固定するU字形の金属製安全バーが根元に当たる両肩付近で折れるトラブルが12年にあり、補修の溶接不良があったとする報告書をまとめた。
この溶接不良がバーの破断を招き、事故につながったとしている。
審議会は、「バーの右肩側が先に破断し、気付かないまま運行を継続したため、強度の弱い状態になっていた左肩側も乗客の体重負荷がかかって破断した」と結論付けた。
破断の背景として、取扱説明書が定めた週1度や3カ月ごとの点検を管理会社が実施せず、年1度の定期点検では、緩衝材で隠れた補修箇所の目視確認を保守点検業者が行っていなかったとも指摘した。
12年のトラブルは、バーが上がったたまま運行し、走路に当たって起きたとしている。
出典
『溶接不良でコースターのバー破断 鷲羽山事故で審議会が報告書』
https://www.sanyonews.jp/article/883949
3月27日20時38分にNHK岡山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、安全バーは補修した際の溶接が不十分で事故前から右側が折れており、さらに左側も乗客の体重がかかって折れた可能性が高いとしている。
再発防止策としては、
▽溶接して補修した安全バーをすべて新しいバーに交換する
▽定められた点検を実施する
▽定期検査は緩衝材を取り外して行う
など、安全管理の徹底を求めている。
出典
『ジェットコースター事故原因は』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190327/4020002482.html
※報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001281895.pdf
2019年3月27日2時16分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日高管内日高町で、当時日高高2年の男子生徒(17)が町営プールに飛び込み重傷を負った事故で、大鷹町長は26日、町の施設と管理体制に問題があったとして、生徒に損害賠償金約1億1000万円を支払う和解案がまとまったと町議会に報告した。
事故は2017年7月、同級生ら6人で町営プールを訪れた生徒がプールに飛び込み、底に頭を打って頸髄(けいずい)を損傷し、四肢まひなどの後遺症が残った。
町の飛び込み禁止の周知が不十分だったことや、飛び込み台のあるプールとしては水深が浅い87cmだったこと、生徒が2度飛び込んだ点などを考慮し、過失の割合を町6割、生徒4割とした。
26日に和解案を町議会が可決。
健常者の平均賃金を基に算定した逸失利益9500万円や将来の介護費5500万円など約1億9千万円のうち、町は6割の約1億1000万円を4月中旬をめどに支払う。
出典
『日高プール事故 男子生徒と和解 町、1億円支払いへ』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/290177/
2019年3月28日7時30分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月27日午後0時半ごろ、福井県南越前町新道の北陸自動車道下り線の敦賀トンネル内で、天井付近に取り付けられているスプリンクラーから誤って放水された。
約50mにわたって霧状の水に覆われ、視界を遮られた乗用車2台と大型トラック1台が絡む追突事故が発生した。
先頭の乗用車に乗っていた30~40代の女性3人と6~11歳の男児5人が軽いけがを負った。
事故当時、現場近くでスプリンクラーなど非常用設備の更新工事が行われており、中日本高速道路金沢支社は誤放水した原因を調べている。
大型トラックと後続の乗用車をそれぞれ運転していた男性にけがはなかった。
ともに同乗者はいなかった。
同支社によると、工事は同支社の委託を受けた東京都の業者が行っていた。
誤放水されたスプリンクラーはトンネル入り口から約1km付近にあり、高さは約5.7m。
トンネル内は1車線に規制され、3台はいずれも追い越し車線を走っていた。
事故当時、業者は入り口から約700m付近で工事を行っていた。
通水確認のため作業員がバルブをひねったところ、工事現場から約300m離れたスプリンクラーからいきなり水が出たという。
同支社は原因を調べている。
通行止めの措置はとらなかった。
工事は2018年5月22日に始まった。
今年11月12日に終える予定だったが、同支社は原因が分かるまで工事を中断する。
「誤放水で事故を発生させてしまい、深くおわびします。原因究明を図るとともに、再発防止に向けた対策を実施したい」とのコメントを発表した。
出典
『高速道トンネルで誤って放水し事故 北陸道、視界遮られ車追突』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/824040
3月27日23時0分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後0時半ごろ、福井県南越前町の北陸自動車道下り線の敦賀トンネルで、乗用車など3台が絡む事故があった。
壁に設置された消火設備から誤って水が噴き出したことが原因で、次々と追突したとみられる。
中日本高速道路(名古屋市)によると、乗用車1台に乗っていた小学生男児5人ら計8人が首などに軽いけがをしたという。
8人が乗った乗用車にトラックが追突し、後続の乗用車もトラックに追突した。
トラックと後続車の運転手らにけがはなかった。
現場は片側2車線の直線。
当時、約300m前方で消火設備の部品を取り換える工事をしており、走行車線は通行規制されていた。
出典
『消火用の水噴出、3台追突 福井、北陸道トンネル』
https://www.sankei.com/affairs/news/190327/afr1903270049-n1.html
3月28日10時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
走行車線を規制し、トンネル上部に設置されたスプリンクラーの取り換え工事中に、突然、水が噴霧された。
工事後、試験的に通水した際、想定外の場所から水が出たという。
出典
『スプリンクラー誤作動、高速道トンネル3台衝突』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190328-OYT1T50130/
3月30日20時2分に読売新聞からは、バルブの操作ミスだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因を調査したところ、工事会社の作業員が、試験的に水を通す際に使う弁のハンドルを誤って操作し、スプリンクラーが作動したという。
現在、工事を中断し、ハンドルをナイロン製のバンドで固定するなどの再発防止策を講じている。
出典
『3台衝突、原因は作業員がスプリンクラー誤操作』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190330-OYT1T50019/
2019年3月26日11月29日に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県鈴鹿市の10代の少女が同市立小に在学中、女性教諭に無理やり手を引っ張られ転倒して前歯を折るなどし、精神的苦痛も受けたなどとして、市に約1000万円の損害賠償を求めた訴訟は26日、津地裁で和解が成立した。
原告側の代理人弁護士によると、市が和解金150万円を支払う。
弁護士は、「和解には本人も納得している」としている。
訴状によると、少女は小学3年で9歳だった平成27年2月、教諭に手を引かれながら下校のための集合場所に向かう途中、校舎の廊下で転倒して顔面を強打し、前歯を1本折るなどのけがをした。
約9カ月間の通院を余儀なくされたほか、傷ついた歯を同級生から指摘されるなどして精神的苦痛を受けたとしている。
出典
『三重・鈴鹿市と元児童和解「無理に引っ張られ転倒」』
https://www.sankei.com/life/news/190326/lif1903260028-n1.html
3月27日10時0分に伊勢新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
少女は顔を打って前歯を折るけがをし、治療のため約9カ月間の通院を余儀なくされたほか、歯に黒ずみが残り精神的苦痛を負ったなどとして29年10月、安全配慮義務違反に伴う賠償責任を求めて市を提訴した。
和解成立について代理人弁護士は、「事故後の対応に不満はあったが、結果については本人も納得している」と話した。
市教委の学校教育課担当者は、「本件事案を受け、市内小中学校に対して児童生徒の安全確保のさらなる徹底を図って参りたい」とコメントした。
出典
『転倒負傷、元児童と和解 鈴鹿市が150万円支払いへ 三重』
https://this.kiji.is/483441393848747105?c=39546741839462401
3月27日付で毎日新聞三重版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
少女は同級生から黒ずんだ前歯を笑われ、笑うことができなくなったなどとしている。
出典
『学校内けが 鈴鹿市と和解 津地裁・10代少女 /三重』
https://mainichi.jp/articles/20190327/ddl/k24/040/187000c
2019年3月26日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は、台風や集中豪雨の被災現場で人命救助にあたる専門部隊「土砂・風水害機動支援部隊」の創設を決めた。
近年相次いでいる西日本豪雨などの大規模災害に備える。
今月、徳島県で発足させたのを手始めに、6月までに全国で35部隊を配備し、将来的には全都道府県に最低1部隊を置く方針だ。
同庁によると、部隊は20人程度を想定し、水没エリアや斜面に強い水陸両用バギーや救命ボートのほか、これらを積載する「津波・大規模風水害対策車」、がれきなどを撤去する重機などを装備する。
隊員や機材の配置など、具体的な運用は各地の消防が担う。
昨年7月の西日本豪雨は、広島、岡山、愛媛3県を中心に土砂災害や洪水が発生した。
各地の現場で、「土砂崩れの現場に車両が入れない」といった理由から、救助に時間がかかったケースがあったといい、災害全般に対応する「緊急消防援助隊」とは別に、土砂・風水害に特化した部隊が必要と判断した。
同庁広域応援室は、「毎年のように大規模災害が起きる中、迅速に多くの人を助けるのが消防の使命。特殊車両を活用し、災害時により多くの人を救助したい」としている。
出典
『大水害専門の救助隊…全国で消防庁 バギーや重機装備』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190326-OYT1T50028/
(ブログ者コメント)
昨年11月、徳島県に水陸両用の災害対応車が消防庁から貸与されたという情報を紹介したが、それは、今回報じられた今年3月の徳島県「土砂・風水害機動支援部隊」発足に伴うものだったのかもしれない。
『2018年11月20日 徳島県北島町で水陸両用の災害対応車(消防庁が導入し徳島県と千葉県に貸与したもの)が公開された、岡崎市に配備されている水陸両用車と異なりスクリューもついている』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9093/
2019年3月28日6時58分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時25分ごろ、埼玉県狭山市中新田の不老川橋梁架け替え工事現場で、土木作業員の正木さん(男性、33歳)が作業車両に挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、この日の工事を終えるため片付け作業中、同僚の男性作業員(51歳)が油圧ショベルのアーム部分を旋回した際、運転席後部と近くに止めていたダンプの荷台部分に正木さんの胸が挟まれたという。
事故当時は2人で作業をしていた。
警察で詳しい事故原因を調べている。
出典
『男性死亡…ショベルカーとダンプに挟まれ 橋の工事現場 同僚と2人で片付け作業中/狭山』
https://this.kiji.is/483757373196272737?c=39546741839462401
2019年3月26日19時4分にFNN PRIME(岩手めんこいテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前8時ごろ、住田町世田米にある畜産関連施設の敷地内で、重機を運転し舗装工事をしていた作業員がバックした際、近くにあった鉄橋の橋げたとハンドルの間に上半身を挟まれた。
この事故で、重機を運転していた盛岡市山王町の会社員・齊藤さん(男性、44歳)が病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、現場の周辺では複数の同僚が作業をしていたが、齊藤さんは1人で橋の下の地面を踏み固める工事をしていた。
警察は同僚に話を聞き、事故のくわしい原因を調べている。
出典
『重機に挟まれ、44歳男性作業員死亡 住田町』
https://www.fnn.jp/posts/00072372MIT
3月26日19時16分にNHK岩手からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日朝8時ごろ、住田町にある畜産関連の施設の敷地で、重機を使って舗装作業をしていた盛岡市の会社員、齊藤さん(男性、44歳)が厩舎の2階から地面につながる橋の橋桁にぶつかり、上半身を挟まれた。
齊藤さんは病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、齊藤さんは当時、同僚と舗装工事を行っていて、重機をバックさせていたところ挟まれたという。
齊藤さんは、その後、病院に運ばれたが、およそ2時間後に出血性ショックのため死亡した。
警察は、当時の詳しい状況や現場の安全管理に問題がなかったか調べている。
出典
『道路舗装工事中に事故 男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20190326/6040003829.html
2019年3月26日12時52分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前2時半ごろ、普代村小谷地で整備が進んでいる三陸沿岸道路、「野田久慈道路」のトンネルの掘削工事の現場で、壁の一部が崩れた。
この事故で、作業にあたっていた会社員の川端さん(24)の腹部から下の部分が、崩れてきた土砂の下敷きになった。
川端さんは近くにいた同僚に救出されたが、意識不明の状態で病院に運ばれ、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、現場では25日夜7時ごろから火薬を使った掘削工事を行っていて、川端さんは7人の同僚とともに作業にあたっていた。
7人にはけがはなかった。
「野田久慈道路」は、普代村と久慈市をつなぐ全長25kmの自動車専用道路になる予定で、警察によると、事故が起きたのは工事中の沢向トンネルの普代村の中心部に近い、入り口から85mほどのところだという。
警察は、会社や同僚から話を聞くなどして、現場の安全管理に問題がなかったかなど、事故の詳しい状況や原因を調べている。
出典
『トンネル工事で土砂崩れ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20190326/6040003825.html
3月27日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、川端さんはトンネル内で整地作業をしていた。
出典
『トンネル内部で土砂崩落、作業員死亡』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_33025.html
2019年3月25日23時8分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年7月の西日本豪雨さなかのアルミ工場爆発と浸水による二重被害に遭った自動車部品製造のK鉄工所(総社市下原)が25日、約8カ月ぶりに生産を再開した。
工場の屋根が吹き飛び、生産設備も泥だらけになったが、周囲の支援も得て復旧。
関係者を招いてセレモニーを開き、再稼働した工場を披露した。
高梁川西岸に位置するAアルミ産業が爆発したのは、7月6日午後11時35分ごろ。
北隣のK鉄工所は、鍛造工場や製品検査工場といった計8棟が、爆風などでスレート製の屋根が飛ばされたり、大破したりした。
従業員ら45人は、退社して無事だった。
浸水被害も重なり、工場は全面的にストップ。
被害額は計り知れないという。
それでも、岡山県内外から駆け付けた取引先などの応援を力に、泥の処理などから着手。
機械は少しずつ修繕するなどしてきた。
昨年末には、金型工場などの6棟が被災前の状態にほぼ回復。
鍛造工場の6ラインのうち、1本をこの日、本格稼働させた。
金型工場なども動き始めたものの、稼働率はまだ全体の1割に満たず、全面稼働は見通せない状況という。
セレモニーには片岡総社市長をはじめ、行政、地元自治会などから関係者ら約40人が出席。
川上社長が、「豪雨でかつてない打撃を受けたが、多くの方々のおかげで歩み出せた。再び(工場が稼働する)音を聞けて本当にうれしい。この地で事業を続け、皆さんのお役に立てるよう頑張りたい」とあいさつ。
社員が工場内を出席者に案内した。
K鉄工所は1932年に大阪市で創業し、72年に現在地に移転した。
熱した鋼材をたたいて加工する「熱間鍛造」が専門で、変速機やエンジンなど自動車の動力を伝える駆動系部品などを製造している。
出典
『爆発と浸水 川上鉄工所が生産再開 総社 8カ月ぶり、工場を披露』
https://www.sanyonews.jp/article/883381/
(ブログ者コメント)
アルミ工場の爆発事故は本ブログでも紹介スミ。
2019年3月25日10時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年9月、台風21号による高潮や強風で甚大な被害を受けた関西国際空港。
対岸との連絡橋にタンカーが衝突し、空港利用者らを運ぶ鉄道も連絡橋を走っていたため不通となったが、2週間という早さで復旧を成し遂げた。
復旧現場を指揮したJR西日本近畿統括本部の田淵施設課長は、「海外からの旅行者であふれる関空の姿は、技術者としてこの上ない喜び」と振り返った。
【「想像を絶する」被害】
関空連絡橋は、全長3750mの世界最長のトラス橋だ。
トラスとは、鋼材を三角形になるように接合した骨組みでつくられた構造を指し、関空連絡橋は全6車線の道路の下、トラスの中を鉄道が駆ける。
昨年9月4日昼、台風21号による強風で流されたタンカーが連絡橋に衝突。
道路部分の橋桁は大きく破損して最大4mずれ、鉄道部分に覆いかぶさった。
「1週間は泊まり込みになるな」。
映像を目にした田淵さんは、こう覚悟したという。
翌5日朝、現場の「想像を絶する状況」に圧倒された。
道路部分の橋桁が架線を支えるビームや欄干など構造物を破壊し、鉄道部分の橋桁も最大50cm動いていた。
大阪・泉州沖に浮かぶ人工島の関空にとって、鉄道は1日平均6万人もの人員を運ぶ輸送の要だ。
田淵さんは「空港機能を復活させるには、鉄道を早期復旧しなければ」と考えた。
【できることを】
初めに掲げた復旧見込みは1カ月だが、「何も経験がない現場に、おおまかな工程しか出せなかった」。
すべては手探りの状態から始まった。
大きくずれた橋桁は、道路部分が撤去されるまで手がつけられない。
「撤去までにできることをできるだけ進める」。
多くの作業を並行して迅速に行うことが求められた。
道路も線路も走れる軌陸両用車、クレーン車を手配し、復旧資材の運搬態勢を整えた。
橋桁、レール、構造物などと、それぞれの復旧作業の現場に知識を持つ専門家を招集し、それぞれの判断で工程を進めた。
そんな中、朗報もあった。
鉄道部分の橋桁は安全に問題のある損傷はなく、元の位置に戻せば使えると判明したのだ。
一方、現場は橋だけではなかった。
高潮で浸水した関空島では、一部の線路が水没。たまった海水は3万5000m3。
配備していたポンプでは太刀打ちできなかった。
途方に暮れるなか、冠水した滑走路の排水作業に、近畿地方整備局が大容量ポンプ車10台を派遣していたことを聞きつけた。
支援を要請すると、うち2台が8日から、水没した線路の排水作業に回り、2日間で完了した。
【英知を結集、早期復旧】
道路部分の橋桁がクレーンで撤去されたのが、14日午後2時ごろ。
ここから鉄道復旧の工事が本格的にスタートした。
この時の復旧見込みは、空港が全面再開する21日に繰り上がっていた。
「現場がボトムアップで次々と最善の判断をしてくれた」おかげだった。
道路桁撤去の約1時間後に、鉄道桁の最終の安全確認が完了する。
復旧の最大の山場となったのが、道路桁に押される形で約50cmずれた鉄道桁をスライドさせて元に戻す作業だ。
最初はクレーンでつり上げて戻す方法が検討されたが、ジャッキで持ち上げて水平移動させることになった。
だが、準備を進めるなかで、線路の砂利が落ちないように、橋桁の間が溶接されていることが判明。
初めは、この状態でもジャッキアップで動かせるという考えだったが、現場作業に当たる作業員から、溶接部を一度、切り離すことが提案され、これを採用。
田淵さんは、「一見、遠回りのようで、確実に時間短縮できた」と強調した。
鉄道桁の移動は慎重、かつ迅速に行われた。
完了したのは14日午後9時ごろ。
道路桁の撤去から、約7時間しかたっていなかった。
さまざまな判断の積み重ねから、開通まではさらに3日短縮され、2週間という当初の見込みの半分で鉄道復旧を実現させた。
田淵さんは、「一つでも判断を迷ったりしたら、無理だった」と振り返り、「みんなの英知が結集できた。関空を復活させるという気持ちが一つになったからこそだ」と力を込めた。
◇
【用語解説】関西国際空港の台風21号による被害
平成30年9月4日昼、日本列島を縦断した台風21号による高潮高波で、A滑走路と第1ターミナル、国際貨物エリアが浸水した。
強風でタンカーが流され、対岸とつなぐ連絡橋と衝突した。
午後1時38分、関空で最大瞬間風速58.1mを記録していた。
関空島内には約7800人(うち旅行者約3000人)が留め置かれたが、破損がなかった道路上り線にバスを通し、5日午後11時までに空港外への輸送を完了した。
急ピッチで復旧を進め、7日の国内線の一部再開から、21日には全面再開を果たした。
出典
『関空の鉄道、台風被害から異例のスピード復旧 1カ月が2週間』
https://www.sankei.com/west/news/190325/wst1903250001-n1.html
(ブログ者コメント)
連絡橋へのタンカー衝突事故は、本ブログでも紹介スミ。
また、通信ケーブル復旧時の奮闘状況も紹介している。
(2019年3月11日掲載)
『2019年3月4日報道 昨年起きた台風21号時の関空連絡橋タンカー衝突事故後、NTT西の協力会社社員30人が休憩や食事の時間も惜しみ超特急で通信ケーブルを復旧していた』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9431/
2019年3月26日18時35分にYAHOOニュース(北海道テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後6時前、空知の雨竜町で27歳の女性が自宅の洗面台でスプレー缶のガス抜き作業をしていたところ、スプレー缶が突然破裂し、火が出た。
女性は太ももをやけどするけがをしたほか、7mほど離れたベランダの窓ガラスが割れる被害が出た。
警察によると、女性は窓を閉め切った状態で、缶切りのようなものを使い、日焼け止めスプレーなど3本に穴をあけてガス抜きを行っていたという。
スプレー缶の処分方法を巡っては、環境省は中身が残ったスプレー缶に不適切な方法で穴をあけると火災が発生する恐れがあることから、穴あけをしないほうが望ましいとしている。
しかし、今回事故があった雨竜町では、穴をあけてガス抜きを行うよう、町民に説明していた。
今回の事故をうけ、雨竜町役場住民課・中野課長は、「こういう事故が起こってしまって残念に思っています。雨竜町だけでゴミの集積をしているわけではない。(周辺自治体との)組合の中で今後検討していかないとならないと思っている。」としている。
出典
『<北海道>北海道 雨竜町でスプレー缶爆発事故』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190326-00000008-htbv-hok
3月26日7時33分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後6時前、雨竜町の共同住宅の部屋の洗面所で、住民の27歳の女性が日焼け止めスプレー缶あわせて3本を処分しようと穴をあけていたところ、突然、破裂音がして火が出た。
火は一瞬でおさまったが、女性は太ももをやけどした。
また、洗面所から6mほど離れたベランダの窓ガラス1枚が割れた。
当時、女性は部屋の窓を閉め切って作業していたということで、警察は、缶に残っていたガスが何らかの原因で引火したとみて調べている。
スプレー缶の処分をめぐって環境省は、穴をあけると火災が発生するおそれがあるとして、自治体に穴をあけない状態で収集するよう求めているが、雨竜町のホームページでは住民に対して、処分する際に穴をあけてガス抜きをするよう呼びかけている。
出典
『スプレー缶穴あけ中に女性やけど』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190326/0008965.html
2019年3月25日22時31分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後1時55分ごろ、胆振管内壮瞥町壮瞥温泉の会社敷地内で札幌市の会社員・鈴木さん(男性、39歳)が電柱(約2.2トン)の下敷きになっているのを、電柱の交換作業をしていた作業員が発見した。
鈴木さんは頭などを強く打ち、約1時間後に死亡した。
警察によると、鈴木さんは古い電柱をクレーン付きトラックに積み込む作業をしていた。
警察は、電柱をつり上げた際にクレーンのアームが折れ、電柱が鈴木さんの上に落ちたとみて調べている。
出典
『電柱の下敷き 男性が死亡 壮瞥』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/289882/
3月26日7時33分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時ごろ、壮瞥町壮瞥温泉のタクシー会社の敷地内でトラックの荷台にクレーンを使って電柱を積み込む作業をしていた札幌市白石区の会社員、鈴木さん(男性、39歳)が、誤って落下した重さ2トンの電柱に頭などをぶつけた。
鈴木さんは病院に運ばれたが、頭を強く打つなどして、まもなく死亡した。
死因は脳挫傷だった。
警察によると、当時、現場付近にいた作業員の話では、クレーンで持ち上げた電柱がトラックに引っかかり、鈴木さんがそれを直す作業をしていて、電柱が落ちてきたという。
警察が事故の詳しい状況を調べている。
出典
『電柱積み込み作業中に男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190326/0008967.html
2019年3月26日18時3分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日正午前、高知市にあるとさでん交通の朝倉電停で、下りの電車が上りの電車の到着を待たずに単線区間に進入し、双方の電車は37mの距離まで接近して停止した。
乗客あわせて12人にけがはなかった。
国の運輸安全委員会は、事故になりかねない重大インシデントと認定し、26日午後、鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、本格的な調査を始めた。
とさでん交通によると、この電停では、電車が行き違う際に通票と呼ばれる金属のしるしを運転士どうしが受け渡す決まりになっていたが、下り電車の運転士は「受け取るのを忘れた」と話しているという。
この電停では3年前にも同様のケースがあり、運輸安全委員会から信号の設置を検討するようコメントされていたが、予算の都合で実現できていないという。
国の運輸安全委員会の小池鉄道事故調査官は、「一歩間違えれば大惨事となり、危険な事例だ。3年前の再発防止策をどのように生かしてきたのか検証したい」と話していた。
【とさでん交通の対応は】
通常、朝倉電停では、電車が確実に行き違ったことを確認するため、上りの電車の運転士から下りの電車の運転士に通票と呼ばれる金属のしるしが手渡されることになっている。
今回の一件を受けて、とさでん交通では、朝倉電停に新たに社員を配置し、運転士の間での通票の受け渡しの確認にあたる対応を、当面の間、続けることにしている。
朝倉電停では、3年前にも、通票の受け渡しを忘れた電車が単線区間に誤って進入していて、その後、とさでん交通は、通票を受け取った運転士は近くの電停に無線で連絡し、進入の指示を受けることを新たに定めたほか、通票の受け渡しの確認の徹底を求める看板を電停に設置するなどして、再発防止に向けて取り組んできたという。
出典
『路面電車誤進入 調査始まる』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190326/8010004675.html
3月26日8時40分に高知新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
伊野線は、鏡川橋(高知市)~伊野(吾川郡いの町)間が単線区間。
朝倉電停以東は信号で管理しているが、朝倉~伊野間は、衝突を避けるため、対向車両同士が「通票」と呼ばれる通行手形を受け渡して、通票を受け取った車両だけが進入できる。
同社によると、伊野行きの運転士は朝倉電停で通票の受け取りを失念したまま発車。
前方の交差点で停車している対向車両に気付いて停車した。
その後、対向車両が近づいてきて、最終的に車両同士は約37mまで接近した。
この後、同社は鏡川橋~伊野間を一時運休し、代替バスを運行。
午後3時35分ごろ、電車の運行を再開したという。
出典
『とさでん交通 対向電車37メートルまで接近 単線で手続き忘れ 16年もミス』
https://www.kochinews.co.jp/article/264139/
※以下は、3年前の同様事例。
(2016年11月17日 毎日新聞高知版)
17日午前9時ごろ、高知市曙町の「とさでん交通」伊野線朝倉停留場~朝倉駅前停留場間で、必要な手続きを怠った路面電車が、単線区間で対向車両と向き合う形で停車するトラブルがあった。
けが人はなかった。
国交省運輸安全委員会は同日、正面衝突につながる恐れのある「重大インシデント」として調査官2人を派遣。
調査を始めた。
とさでん交通や国交省によると、トラブルがあったのは文珠通発伊野行き下り電車(1両、乗客約70人)で、40代の男性運転士が運転していた。
車両の行き違いが可能な朝倉停留場に停車していた電車は、停留場に到着した対向車両の運転士から「通票」を受け取らないと単線区間に進入できないのに、対向車両の到着前に出発した。
男性運転士は通票を持っていないことに気付いてすぐ徐行し、停留場から約150m先で対向車両を確認して停止した。
対向車両との距離は約60mだったという。
出典
『とさでん交通 路面電車が単線に進入ミス 高知』
https://mainichi.jp/articles/20161118/k00/00m/040/143000c
ちょっと前、2019年3月9日20時4分にSankeiBizから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JFEホールディングス(HD)傘下のJFEスチールは9日、製鉄所の災害対策を強化するため、約50億円を投じる方針を固めた。
排水設備を増強するなどして災害時も稼働を維持し、供給責任が果たされない事態を防ぐ。
昨年7月の西日本豪雨で一時操業がストップし、業績にも悪影響が及んだことから、最優先課題として取り組む。
11日には東日本大震災の発生から丸8年を迎える。
各社の防災意識が改めて高まりそうだ。
JFEスチールは西日本豪雨の際、西日本製鉄所の倉敷地区(岡山県倉敷市)と福山地区(広島県福山市)が冠水。
主要設備の損傷はなかったものの、所内の物流などに影響が出て、操業を一時的に止めた。
排水処理能力は過去の瀬戸内地方の降水量をベースに設定していたが、想定を上回る量の雨が降ったという。
このため、「異常気象がいつでも起こりうる前提で対策に取り組む」(柿木社長)として、まず倉敷と福山の両地区で豪雨対策を推進。
排水処理設備の増強に加えて、集水井戸の掘削やポンプ車導入、雨水流入を防ぐ壁の設置も進める。
その後は、西日本の対策を踏まえつつ、降水量が多く、排水能力が高めに設定されている東日本製鉄所についても、対策を検討する。
鉄鋼各社は、2020年東京五輪もあり、旺盛な需要に恵まれる一方、昨年から今年にかけ、西日本豪雨や台風、北海道地震など相次ぐ災害の影響を受けたほか、不具合などの操業トラブルも頻発。
JFEスチールは、倉敷の第2高炉と東日本製鉄所千葉地区(千葉市)の第6高炉が一時停止し、やはりトラブルのあった福山の第4高炉は、今も通常操業を回復していない。
親会社のJFEHDは、平成31年3月期の粗鋼生産量が昨年7月末時点の予想に比べ200万トン下回るほか、連結経常利益は400億円押し下げられる見通しだ。
鉄鋼大手では、新日鉄住金と神戸製鋼所も災害やトラブルの影響を少なからず受けた。
もともと、設備老朽化やベテラン技術者の大量退職による能力低下が指摘されてきた中、国内製鉄所の再強化は業界共通の課題となっている。
出典
『JFEスチールが自然災害対策に50億円』
https://www.sankeibiz.jp/business/news/190309/bsc1903092004003-n1.htm


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。