







2017年1月10日22時36分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時25分ごろ、大阪市都島区東野田町のNTT西日本大阪研修センタの新施設の建設現場で、クレーンでつり上げられた石膏ボード120枚(計約1.7トン)が落下し、地上で作業中だった兵庫県尼崎市の内装業の男性(56)が巻き込まれた。
男性は、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、新施設は11階建て。
外壁用の石膏ボードを建物の7階(高さ約20m)までクレーンでつり上げる作業中に、ボードを支えていたベルトがクレーンのフックから外れたという。
警察が、詳しい事故原因を調べている。
出典
『石膏ボード120枚、計1.7トンが落下、直撃の作業員が死亡 NTT西日本の施設建設現場』
http://www.sankei.com/west/news/170110/wst1701100073-n1.html
2017年1月10日22時9分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月10日19時12分にNHK岐阜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時55分ごろ、岐阜県飛驒市神岡町の国道41号杉山トンネル(全長約430m)内で、側壁に張られた鉄板が一部、めくれ上がるようにはがれ、車道に垂れ下がった。
警察によると、少なくとも大型トラック8台に鉄板があたり、荷台やフロントガラスなどが壊れた。
けが人はいなかった。
警察や国交省高山国道事務所によると、現場はトンネルの富山県側から220m付近。
通りかかった大型トラックの運転手から、「トンネル内の壁から何かが飛び出していて、左側のミラーをぶつけた」と警察に通報があった。
警察によると、トンネルの壁は、高さおよそ1m、幅およそ2mの鉄板を上下に2枚貼り付けて補強されている。
はがれたのは、そのうちの鉄板2枚で、アンカーボルトで18カ所固定されていたが、9本が抜けたという。
トンネルは1967年の完成で、事務所は5年に1回点検しており、2015年7月の点検時には問題はなかったという。
トンネルを含む上下線約2.6kmが通行止めとなり、補修・点検後、午後7時ごろに解除された。
出典
『トンネル側壁の鉄板はがれ、トラック8台に当たる』
http://www.asahi.com/articles/ASK1B5S3LK1BOHGB011.html
『トンネルの壁はがれ8台接触』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085891921.html?t=1484083233408
2017年1月15日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バス運行会社「T社」(静岡県沼津市)が、アルコール検知器の不具合に気付かないまま乗務前の検査をしたため、酒気帯び状態の男性運転手(58)に路線バス2便を運転させていたことが、14日までに分かった。
事故はなかった。
同社の規定では、検知器は週に1度、動作確認をすることになっているが、使用した検知器は昨年11月30日以降、確認していなかった。
同社は「再発防止に取り組む」とコメントした。
同社によると、今月10日午前7時ごろに出勤した際の検知器による検査でアルコールが検出されなかったため、運転手が2便運行。
その後、規定に基づく営業所での対面検査で発覚した。
運転手は前日午後8時ごろまでにワイン720mℓを飲んでいた。
出典
『酒気帯び運転 路線バス運転手が乗務』
http://mainichi.jp/articles/20170115/ddm/041/040/126000c
1月14日19時8分にNHK静岡からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運行会社によると、沼津市内の車庫のアルコールの検知器が故障していたのに気づかずそのまま使用していて、今月10日の朝、58歳の男性運転手が酒気帯びの状態だったことを把握できなかった。
運転手は、路線バス2便を運行して三島市内の車庫に戻り、別の検知器を使ったところ基準を超えるアルコールが検出されたということで、「前日、ワインを飲んだが、検知器が反応しなかったので運転できると思っていた」と話したという。
事故などはなかったが、運行会社は、その日のうちに警察に酒気帯び運転を届け出た。
運行会社によると、故障していた検知器は去年11月末以降、必要な点検が毎週行われておらず、「利用者の皆様には大変申し訳ありません。今後は再発防止に取り組みます」とコメントしている。
出典
『検知器故障で路線バス酒気帯びに』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/k/shizuoka/3033027481.html
(ブログ者コメント)
アルコール検知器の点検内容は、国交省HPに以下のように記されている。
アルコール検知器の保守
運行管理者はアルコール検知器を故障がない状態で保持しておくために、アルコール検知器の製作者が定めた取扱説明書に基づき、適切に使用し、管理し、及び保守するとともに、次の事項を実施しなければいけません。
毎日確認※
・電源が確実に入ること。
・損傷がないこと。
※遠隔地で乗務を終了または開始する場合等、アルコール検知器を運転者に携行させ、又は自動車に設置されているアルコール検知器を使用させる場合にあっては、運転者が所属営業所を出発する前に実施すること
少なくとも週1回以上確認
・酒気を帯びていない者がアルコール検知器を使用した場合に、アルコールを検知しないこと。
・アルコールを含有する液体又はこれを希釈したものを、口内に噴霧した上でアルコール検知器を使用した場合に、アルコールを検知すること。
※アルコール検知器メーカーから販売されているキットを使用することもできます。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03alcohol/
2017年1月11日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市地下鉄南北線勾当台公園駅で精算機を利用した乗客2人に釣り銭を過小に支払うトラブルがあったことが、10日、分かった。
駅員が精算機に10円硬貨と100円硬貨を逆に入れたことが原因。
交通局は2人に不足分を支払う方針。
市交通局によると、9日午後1時40分ごろ、釣り銭の誤りに気付いた乗客が駅員に訴えて発覚した。
駅員が調べると、それまでに精算機を利用した乗客2人に誤った釣り銭が支払われていた。
このうち、1人は200円の運賃不足に500円硬貨を入れたところ、30円の釣り銭しか出なかった。
もう1人は250円の不足に千円札を入れ、750円のはずの釣り銭が570円となった。
2人とも定期利用者だったため連絡先が判明した。
交通局の担当者は、「複数人でのチェックを徹底し、再発防止に努める」と話している。
出典
『<仙台市地下鉄>釣り銭少なく支払い』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170111_13037.html
(ブログ者コメント)
重ねてみると、100円より10円が若干大きいだけで、ほぼ同じ大きさ。
他にも同じような事例があるのかもしれないが、報道されることは滅多にない。
機械を妄信してはいけない事例として紹介する。
2017年1月8日12時56分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月8日12時8分にgooニュース(ABC NEWS)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前5時ごろ、姫路市細江の姫路港の岸壁からおよそ50mの沖合で、1人ではしけに乗っていた39歳の男性の乗員の行方がわからなくなったと、海運会社から連絡があった。
海保などによると、男性が乗っていたはしけは長さ30m、幅7m50cmで、2隻がつながれタグボートに引っ張られていて、もう1隻のはしけの乗員が、海に落ちるような音を聞いて振り返ったところ、男性の姿が見えなくなっていたという。
男性は、姫路港にある製鉄会社の工場から鋼材を積み込むため、神戸港からえい航されていたはしけの甲板の上に出て準備をしていたということで、海保や警察は、海に転落したとみて巡視艇やヘリコプターを出して捜索している。
当時、天候はくもりで、波や海は穏やかだった。
出典
『はしけから乗員が海中に転落か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025858381.html?t=1483910446556
『船から海に転落、男性不明 姫路』
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/68/cf344baa1b1e70f795da833d3eecd514.html?fr=RSS
2017年1月9日9時36分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後8時10分頃、福井県敦賀市桜町のきらめきみなと館で、出初め式(9日)で披露するはしご乗りのリハーサルをしていた敦賀消防団員の同市の会社員男性(32)が、高さ約6mの竹はしごから転落した。
男性は骨盤を骨折する重傷。
同消防団は、8日、本番でのはしご乗り演技の中止を決めた。
警察や同消防団によると、男性は、団員が支えたはしごの片方の軸を腹部に当てた状態で大の字になる演技「一本大の字」からの連続技で、上体を反転させる際に背中から落下した。
練習では命綱を着けるが、この日はリハーサルのため、命綱をしていなかったという。
事故を受け、同消防団は、8日、緊急幹部会議を敦賀消防署で開き、9日の本番で予定していたはしご乗り演技の中止を決めた。
前川団長は、「市民の皆様に申し訳ない。事故を検証して安全対策を講じる必要があり、団員の動揺も考慮した」と話した。
同消防団は、2007年1月から毎年、出初め式ではしご乗りを披露している。
転落事故やはしご乗りの中止は今回が初めて。
出典
『出初め式リハ、6mのはしごから落ちて団員重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170108-OYT1T50082.html
2017年1月7日22時34分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時20分ごろ、大阪市中央区高麗橋4丁目の9階建てビルで、窓ガラスを清掃していた男性から、「同僚が転落した」と119番通報があった。
警察によると、転落したのは清掃会社のアルバイト作業員のHさん(男性、44歳)=兵庫県尼崎市=で、まもなく死亡が確認された。
警察は、作業中に過って転落したとみている。
警察によると、Hさんは、通報した男性とそれぞれ離れた場所で、ビルの屋上から作業台をつるして窓を拭いていたが、作業を終えた男性がHさんの様子を見に行くと、作業台の真下近くの地上で倒れていた。
作業台は、ビルの8階付近(高さ約20m)に吊るされたままだったという。
出典
『ビルの窓清掃中に過って転落か、44歳作業員死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASK176VM5K17PTIL012.html
2017年1月6日23時45分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月7日6時0分に西日本新聞から、1月6日19時10分にテレビ西日本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後5時ごろ、福岡市南区のスーパー「N店」で外壁の一部が崩落し、歩道などに破片が散乱した。
当時は営業中だったが、けが人はいなかった。
警察は、老朽化が原因とみて調べる。
警察や店によると、高さ約10mのひさし部分からモルタル製の厚さ約5cmの外壁が幅約15mにわたってはがれ落ち、駐輪場のビニール製の屋根を破って、破片が散乱した。
ふだんは買い物客や通行人が頻繁に行き来する場所で、店内には客と従業員計70人がおり、従業員が客を店外に誘導した。
店によると、1975年の開店時からの建物で、月に1度、店長が目視で施設を点検しているという。
昨年12月に点検した際は、異状はなかったという。
7日は、安全確認のため、休業するという。
ほかにも複数のひびがあり、老朽化が原因とみられるという。
「N社」によると、これまで外壁が落下したことは無いという。
「N社」の総務部長(56)は、「心配をおかけして申し訳ない。二度とこのようなことのないように、全店舗を点検したい」と話した。
ウォーキングの途中だった親子は、「時々買い物に来るのでびっくりした。店の前にはバス停もあり、お年寄りが待っていることもある。けが人がいなくてよかった」と話した。
出典
『スーパーの外壁、15mにわたり崩落 けが人なし 福岡』
http://www.asahi.com/articles/ASK166JDZK16TIPE02L.html
『スーパー外壁 幅15メートル崩落 福岡市 高さ8メートル、けが人なし』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/299802
『福岡市のスーパーで外壁落下』
https://www.tnc.co.jp/news/articles/3441
2017年1月6日22時39分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県西尾市は、6日、市内の戸ケ崎公園で同日午後3時半ごろ、市内に住む中学3年の男子生徒(15)が草むらに放置してあった鉄製の柵を誤って蹴り、右足にけがをしたと発表した。
公園を管理する市によると、柵は直径9mm、長さ約2mのアーチ状。
普段は園内の花壇の縁に設置されているが、当時、10mほど離れた場所にあったという。
男子生徒はサッカーボールで遊んでいた際に柵を蹴り、柵が足の指の付け根に刺さったという。
生徒は病院で治療を受けたが、骨には異常がないという。
出典
『公園で放置された鉄柵、足に刺さり中学生けが 愛知』
http://www.asahi.com/articles/ASK16778FK16OIPE02D.html
2017年1月6日21時5分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後2時半ごろ、金沢市野町1丁目で、地下の消火栓を点検していた消防隊員から「ガスの臭いがしている」と市の企業局に連絡があった。
企業局の担当者が付近を掘るなどして調査したところ、およそ3時間後に、ガスの本管をつなぐゴム製のパッキンの部分から微量のガスが漏れているのが分かった。
ガスが漏れたことによる被害はなかったが、漏れた場所を特定して修理するまで4時間近くかかり、消防はこの間、周辺の住宅15棟に対し、火の使用を一時制限する措置を取った。
ガス管は、およそ50年前に敷設されたもので、ガス管をつなぐパッキンの部分が劣化して、そこからガスが漏れた可能性があるという。
去年9月に金沢市が定期点検をした際には、異常はなかったという。
金沢市企業局の桶川局長は、6日夜、会見を開き、「地域住民に多大な心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」と陳謝した。
そして、ガス管の定期点検をこれまでの3年に1回から数を増やすとともに、老朽化したガス管の交換を前倒しで進める考えを示した。
出典
『金沢でガス漏れ パッキン劣化か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025834791.html?t=1483734927589
2017年1月5日18時23分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
超高齢社会を迎え、日本老年学会は、現在65歳以上とされている「高齢者」の定義を75歳以上に引き上げたうえで、それより若い人たちには就労やボランティアなどの社会参加を促すべきだとする提言をまとめた。
日本老年学会は、医療の進歩などで健康的に生活できる期間が延びていることから、現在65歳以上とされている「高齢者」の定義について、医師や大学教授などのグループで見直しを進めてきた。
そして、「高齢者」とする年齢を、体力的な面などからも75歳以上に引き上げるべきだとする国などへの提言をまとめ、都内で発表した。
提言では、そのうえで、現在は「高齢者」とされている65歳から74歳までの人たちについては、新たに「准高齢者」と位置づけ、健康な間は仕事を続けたり、経験を生かしてボランティアに参加するといった活動を後押しするなど、活力のある社会をつくっていく必要性を強調している。
その一方で、今回の提言を、年金の支給年齢の引き上げなど、今の社会保障の枠組みに直接結びつけず、慎重に議論するよう求めている。
日本老年学会のワーキンググループの座長を務める大内尉義医師は、「この20年ほどで老化のスピードが遅くなり、今、高齢者と呼ばれる人は、生物学的に5歳から10歳ほど若返っていると見られる。若い労働者が減るなか、現在、高齢者とされている人たちの意識を変えて、社会を支える側に回ってもらう必要があるのではないか」と話していた。
総務省などによると、「高齢者」の年齢に法律上の定義はない。
昭和31年に国連の報告書が、当時の欧米の平均寿命などをもとに、65歳以上を「高齢」と表現したことを受けて、日本でも事実上、65歳以上の人を「高齢者」と位置づけてきた。
当時(昭和31年)、日本人の平均寿命は男性が63.59歳、女性が67.54歳だったが、その後、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、おととしは(平成27年)男性が80.79歳、女性が87.05歳となった。
また、介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、平成25年の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳で、いずれも70歳を上回った。
こうした中、去年、厚労省が行った意識調査で、「自身について何歳から高齢者になると思うか」を尋ねたところ、
・全体で最も多かったのが70歳以上という回答で41%
・次いで現在と同じ65歳以上が20%
・75歳以上が16%
などとなった。
また、平成25年に内閣府が60歳以上の男女を対象に行った意識調査で、「何歳ごろまで仕事をしたいか」を尋ねたところ、
・「働けるうちはいつまでも働きたい」という回答が30%と最も多く
・次いで「70歳くらいまで」が24%
・「65歳くらいまで」は21%だった。
意識調査では、65歳を超えて働きたいという人は合わせて66%となり、3人に2人の割合だった。
高齢者の健康と生活支援に詳しい、国立長寿医療研究センターの鳥羽研二理事長は、「海外では定年がない国もあり、高齢者の社会貢献の促進が進められているが、日本はそうした施策が遅れている。企業も高齢とされている人たちが、知識や技術を社会で生かせるよう、積極的に取り組んでいくことが期待される」と話していた。
出典
『「高齢者の定義75歳以上に」老年学会提言』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170105/k10010829971000.html
1月5日21時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
医師や心理学者、社会学者らでつくる日本老年学会と日本老年医学会のワーキンググループが、日本人の心身の健康に関する複数の調査結果をもとに、2013年から検討してきた。
65歳以上では、脳卒中などで治療を受ける割合が以前より低下する一方、身体能力をみる指標の歩行速度などが上がる傾向にあり、生物学的にみた年齢は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると判断した。
知的機能の面でも、70代の検査の平均得点は10年前の60代に相当するという報告があり、根拠の一つとされた。
提言は「医学的な立場から検討した」とする。
しかし、記者会見では、年金の支給開始年齢など、社会保障制度をめぐる今後の議論に影響を与える可能性について質問が出た。
グループ座長の大内尉義(やすよし)・虎の門病院長は、「高齢者の定義を変えることで、社会福祉などがネガティブな方向に動いてほしくはない」と強調した。
「あくまで医学・医療の立場からの提案で、国民がこれをどう利用するかは別の問題」とも話した。
出典
『高齢者「75歳から」学会提言 65歳以上「准高齢者」』
http://www.asahi.com/articles/ASK155R2NK15UBQU006.html
2017年1月5日19時39分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月5日22時39分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府吹田市の介護付き有料老人ホームで、昨年8月、人工呼吸器が停止して入所女性(68)が死亡した問題で、大阪府警捜査1課は、5日、たんの吸引作業後も呼吸器の電源を入れ忘れたまま放置していたとして、業務上過失致死容疑で女性施設長(36)と女性准看護師(53)を書類送検した。
いずれも容疑を認めている。
府警によると、死亡した女性は筋肉が萎縮する重病で、自発呼吸が困難、寝たきり状態だった。
昨年6月にも別の看護師が呼吸器の電源を入れ忘れ、約30分間停止する事故が起きていたが、施設長は女性の家族や運営会社に事故を知らせず、再発防止策も取っていなかったという。
書類送検容疑は、昨年8月20日午後7時20分ごろ、吹田市の「Mホーム」で、入所女性のたんを吸引した後、呼吸器の電源を入れ直すのを怠って放置し、女性を窒息死させたなどとしている。
同課によると、本来は吸引作業中も電源を切ってはならないが、准看護師は、「電源を入れたまま吸引作業をするとアラーム音がしてわずらわしく、普段から電源を切っていた」と供述している。
施設長は、「医療行為は医師や看護師に任せていた」と供述している。
遺族は、「入居者の安全という根本的なことが軽視され、企業の都合が優先されたことが残念でならない。二度と同じような事故を起こさないでほしいと強く願う」との談話を出した。
出典
『呼吸器電源入れ忘れ女性死亡、老人ホーム施設長ら2人書類送検』
http://www.sankei.com/west/news/170105/wst1701050067-n1.html
『人工呼吸器の電源入れ忘れ、ホーム入居者を死なせた疑い』
http://www.asahi.com/articles/ASK154T4TK15PTIL01M.html
2017年1月5日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月6日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県北九州市の産業医科大病院で、昨年11月、看護師が入院中の60代の女性患者に、別の患者に投与した点滴注射薬を再使用していたことが、4日、分かった。
病院側は、西日本新聞の取材にミスを認めた上で、「患者に健康被害はない」としているが、女性患者には、当初、「ウイルス感染の危険性を完全に否定できない」と説明していた。
同病院では、10月、点滴袋に穴を開けられる事件が起き、薬品の管理態勢を見直す改善策を講じたばかりで、管理の甘さが改めて問われそうだ
点滴注射薬は、点滴袋から体内につながる注射針付きの管の途中に、注射器具の先端部分を接続して投与する。
点滴を打てば、管の中に血液が逆流して血中のウイルスが付着する可能性があり、感染予防のため、一度使った注射薬などは廃棄することになっている。
関係者によると、11月20日の昼ごろ、看護師が別の患者に点滴を打った際、注射薬を注入しようとしたが、うまく入らなかったため、管から外して袋に入れ、カート上のパソコンの上に置いたままにした。
その後、看護師は、担当していた女性患者のために新しい注射薬を用意して休憩に入った。
ところが、約10分後に別の看護師が、パソコンの上にあった注射薬が減っていなかったため、未使用と誤認して女性患者に投与したという。
内規では、投与する薬には患者名を記入しなければならないが、いずれの注射薬にも名前は記入されておらず、使用済み廃棄のルールも守られていなかった。
看護師は、「他の仕事に追われ、無意識のうちに置いた」と話しているという。
同病院では、10月20日、鎮痛剤などが盗まれ、点滴袋に穴が開けられた。
病院は11月1日に改善策を市に提出したが、誤投与のあった同20日にも、再び、穴の開いた点滴袋が見つかっている。
取材に対し同医大総務部は、「ヒューマンエラー(人為的なミス)があったことは事実。再発防止へ看護マニュアルの徹底を図る」としている。
出典
『産業医大病院、使用済み点滴注射薬を投与 患者名記入や廃棄怠る』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/299369
『産業医大で点滴薬誤注入、「使用済み」廃棄せず別患者に』
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20170106-OYS1T50010.html
1月6日11時44分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同病院によると、看護師が処置薬を使おうとして開封したところ、患者の点滴の輸液が満杯で注入できず、ナースステーション内に廃棄せずに置いていた。
その後、別の看護師が処置薬を未使用と勘違いして、別の患者に使用したという。
処置薬は生理食塩水。
出典
『使用済み処置薬、別の患者に使う 産業医大病院』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H6V_W7A100C1CC0000/?n_cid=NMAIL001
2017年1月6日9時18分にYAHOOニュース(愛媛新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後8時40分ごろ、愛媛県松山市馬木町の井関松山製造所の工場で、同市、同社の男性社員(20)が機械に頭を挟まれ、死亡した。
警察によると、男性は1人で、鋳造した部品に付いた砂などを取り除く機械で作業をしていた。
出典
『機械に挟まれ男性社員死亡』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170106-06158701-ehime-l38
2017年1月6日16時16分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月6日13時41分に朝日新聞から、1月7日11時5分に読売新聞から、1月6日18時2分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日正午ごろ、宝塚市立花屋敷グラウンドで、サッカー大会に参加していた市内の中学1年生の生徒が練習していたところ、突然、ベンチ用のテントが後ろ向きに倒れ、下敷きになった。
教師ら数人が持ち上げて引き出そうとしたが、重さに耐えられず、再び生徒の左足に落ちたという。
生徒は左足の甲とすねを骨折し、全治4カ月のもよう。
花屋敷グラウンドは、小高い丘の上にある、野球やラグビーでも利用される人工芝のグラウンドで、市スポーツ振興公社が指定管理者。
宝塚市によると、倒れたテントは、横5m、高さ2.5m、奥行き2.4~2m、重さがおよそ200kgある。
鉄柱にビニール製の屋根が付いており、下部にはキャスターが付いた移動式のもので、ふだんは、グラウンドの隅に置いてあって、利用者が自由に動かせるようになっていたという。
グラウンドの指定管理者が「強風時転倒注意」の貼り紙をしていたが、砂袋などの重しはなかった。
市教委スポーツ振興課によると、ベンチは試合中のチームの控え選手らが利用。
ベンチとつながっていない可動式の屋根だけが、強風にあおられて倒れた。
当時、強風注意報などは出ていなかったが、もう一つのベンチを覆っていた屋根も風で動き、選手が押さえるなどしていたという。
現場にいた教師は、「並んでいた2台のテントが風にあおられて傾き、1台はみんなで抑えたが、もう1台は抑えきれず倒れた」と話しているという。
テントを使う際に、風に対する制限やおもしを置くなどの使用規定はないということで、宝塚市は、安全対策をとるまで、テントの使用を中止することを決めた。
大会は、市中学校体育連盟サッカー競技部の主催。
昨年末から今月6日まで開かれ、市内の中学サッカー部と中学生クラブチームの計13チームが参加していた。
市によると、過去に転倒事故はないという。
出典
『風でテント倒れ中学生大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025820631.html?t=1483735125792
『移動式ベンチ屋根、強風で倒れる 下敷きの中1男子骨折』
http://www.asahi.com/articles/ASK1645G1K16PIHB00Y.html
『重さ200キロの可動式屋根の下敷き、中1重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170107-OYT1T50010.html
『ベンチ用テント倒れ中学生重傷 宝塚のグラウンド』
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken_chiiki/201701/0009807909.shtml
2017年1月6日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事が遠景写真付でネット配信されていた。
1月5日22時17分に読売新聞から、1月6日7時19分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前2時ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所内の厚板工場から出火。
厚板工場の機材を制御するための装置やケーブルが設置されている主電気室(約900m2)が燃え、厚板工場の運転を停止した。
室外への延焼、けが人は確認されていない。
工場は24時間態勢で稼働しており、出火当時、室内は無人だった。
探知機の警報で駆けつけた従業員が火災に気付き、119番した。
火災発生後、主電気室の中は、50cm先を見通すのも困難なほど煙が立ち込めていたという。
煙と熱気で室内に入ることができず、離れた場所から放水したものの、室内まで届かなかった。
5日午前中は、延焼を防ぐため、霧状の水を工場に噴射する冷却作業に当たった。
午後、同室の外壁上部に重機で穴を開けて、排煙を促した。
排煙作業を終え、午後5時ごろから室内に入り、放水を始めた。
主電気室は鉄骨で、地上2階、地下1階。
地上部分は消防車で対応したが、地下部分への放水が難しく、工業用水を使い水没させることを決めた。
6日午前5時までに配管工事を終え、地下に水を流し込む方針。
同製鉄所によると、約3カ月周期で主電気室を点検している。
最後に点検した昨年10月6日に、異常は確認されなかった。
出典
『煙と熱気、消火難航 新日鉄住金火災』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/01/06/JD0055349868
『大分の新日鉄住金で火災、消火活動は難航』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170105-OYT1T50174.html
『大分の新日鉄火災、消防隊員近づけず消火難航 出火から丸1日』
http://www.sankei.com/west/news/170106/wst1701060021-n1.html
1月5日22時53分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
厚板は造船などに使われる鋼材で、同製鉄所は主力拠点の一つ。
サプライチェーン(供給網)に影響がでる恐れもある。
出火したのは厚板工場の電気系統を制御する「主電気室」で、圧延機械などにつながる多くの配線や配電盤が燃えた。
電気制御できないため、機械を動かせない状態になっているという。
厚板は、船体ブロックのほか、建設機械や橋梁などに使われる。
同製鉄所からは、主に九州や瀬戸内海沿岸にある造船所に出荷している。
被災規模の大きさから、稼働停止が長引けば君津製鉄所(千葉県君津市)などから振り替え出荷することも検討する。
大分製鉄所では、2014年にも所内の高濃度酸素を作る施設で爆発が発生。飛散した金属が建屋を壊す被害が出た。
出典
『新日鉄住金の大分製鉄所で火災 造船向けに影響も 』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ05HRR_V00C17A1TJC000/
1月7日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は6日午後1時ごろ、発生から約35時間後にようやく鎮火した。
配線設備の保守の点から、主電気室内には、自動で散水する設備はなかった。
(ブログ者コメント)
〇2014年の事例は下記参照。
製鉄所構内のグループ会社での事故だった。
2014年12月19日掲載
『2014年12月12日 大分市の工場で液体酸素などを自然蒸発させるタンクにまた水が入ったため、液体酸素などの移送作業時に水が凍り、今回はタンクが破裂 (第1報;修正1)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4502/
〇同製鉄所では昨年、4件の死亡事故が起きている。
『2016年ブログまとめ』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6638/
2017年1月3日0時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転手の健康状態と車両情報を計測し、居眠りしそうになったら警告を出す仕組みを、大阪電気通信大や京都産業大などのグループが開発した。
「みなと観光バス」(神戸市)の神戸市内を走る路線バスで、実証実験を進めている。
運転手の居眠りや注意力散漫による重大事故は、社会問題になった。
眠気や注意力の状態をつかむため、研究グループは運転席の背もたれに薄い生体センサーを設置。
体に触れずに、マイクロ波で運転手の呼吸状態と心拍数を測れるようにした。
腕時計型や耳たぶにつける肌に接触するセンサーより、運転手に違和感を与えずに済むという。
運転手の呼吸数や心拍数が基準値以下になると、居眠りなどの恐れが高まったとして、レベルに応じて運転席のLEDランプが黄色や赤色に光り、注意する。
また、生体センサーの情報と、車両位置、車速、ブレーキ操作などの情報、道路の車線数、過去の運転状況などの情報をネットワーク上で統合。
事故リスクの高い地点を洗い出せる。
高速道路と市街地で運転手の心拍数が違うといい、注意を促す基準値を道路ごとに探ることもできる。
路線バス30台にセンサーを搭載してデータを集める。
バス会社の事業所で運転手の状況を把握することも、技術的には可能だ。
みなと観光バスの担当者は、「観光バスなどの長距離運行の際、運転手の異常が分かれば、乗務の交代を指示できる。いずれは、急な病気で自動ブレーキがかかるような仕組みにつなげていきたい」。
大阪電気通信大の上善恒雄教授(情報工学)は、「ビッグデータとして蓄積し、この仕組みを広く利用できる準備をしたい」と話す。
出典
『バス運転手、居眠りしそうになると警告 神戸で実証実験』
http://www.asahi.com/articles/ASJDQ6S66JDQPLBJ006.html
2017年1月4日7時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月3日14時37分にYAHOOニュース(日本テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県長岡市や燕市、見附市で、2日夜、火災が4件相次いだ。
当時、新潟県内は大気の状態が不安定で全域に雷注意報が出されており、落雷が多発していた。
警察と消防は、いずれの火事も落雷が原因とみて調べている。
午後8時10分頃、長岡市中条新田、会社役員男性(46)方から出火、木造2階住宅の2階の屋根裏約40m2を焼いた。
警察によると、男性は妻と子供3人の5人暮らしで全員が在宅していたが、逃げて無事だった。
午後9時40分頃には、燕市燕、研磨業男性(72)方の敷地内にある作業小屋から出火、木造平屋の同小屋約50m2を全焼した。
警察によると、現場付近に火の気はなく、午後8時過ぎから雷が多発していた。
長岡市草生津では午後10時5分頃、砂利店の木造2階の事業所兼住宅の2階部分から出火、同部分約55m2を焼いた。
警察によると、経営者と妻と子の3人暮らしだが、逃げて無事だった。
同45分頃には、見附市熱田町、無職男性(81)方から出火、木造2階住宅約290m2を全焼した。
警察によると、出火当時、男性と帰省した家族ら4人がいたが、逃げて無事だった。
警察は、落雷が原因とみている。
出典
『新潟県の3市で火災4件、いずれも落雷原因か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170103-OYT1T50093.html
『新潟で火事が相次ぐ…落雷が原因か』
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170103-00000040-nnn-soci


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。