







2015年1月20日23時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2015年1月21日付で毎日新聞福島版から、1月20日13時29分に読売新聞から、1月22日付で福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前9時半過ぎ、福島県楢葉町の福島第二原発の廃棄物処理建屋5階で、機器の点検中だった会社員の新妻さん(48)が、円筒形の金属容器(高さ約0.6m、直径約1m、重さ約700kg)と支柱に頭を挟まれ、病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
新妻さんは20日朝、同僚ら計6人で放射性廃棄物の減容化装置点検に従事。
容器を動かそうと、1人で固定用ボルトを緩めていた際に容器が回転し、頭部を挟まれてヘルメットは粉砕された。
容器は、水と固形物を分けて廃棄物として処理するものだった。
クレーンで容器をつり、監視しながらボルトを緩めるなど、複数での作業が必要だったが、「クレーンでつる」などの項目は、手順書に明記されていなかった。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20150121ddlk07040081000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150120-OYT1T50136.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150120-OYT1T50078.html
http://www.minyu-net.com/news/news/0122/news5.html
(2015年2月9日 修正1 ;追記)
2月2日に東京電力からプレスリリースされた資料に、事故時の詳しい状況などが掲載されていた。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu15_j/images/150202j0301.pdf
(2015年4月10日 修正2 ;追記)
2015年4月9日19時58分にNHK福島から、安全教育を怠ったとして専務らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富岡労基署は、初めて行う作業だったにもかかわらず、安全確保に必要な教育を怠ったなどとして、請け負っていたいわき市の会社とこの会社の専務を、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、いわき市の「鈴木管工業」と安全管理を担当する63歳の専務。
ことし1月、富岡町と楢葉町にまたがる福島第二原発の廃棄物を処理する建物で、濃縮器と呼ばれる機器の点検作業中に、当時48歳の作業員の男性が重さおよそ700kgの機具に頭を挟まれて死亡した。
同署によると、死亡した男性にとって初めて行う作業だったにもかかわらず、会社側は作業の危険性や機具の扱い方それに作業手順などの教育を行っていなかったという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053897461.html?t=1428612922420
2015年1月19日11時25分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日18時22分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京国際展示場(東京ビッグサイト)で2008年、上りエスカレーターが急停止して逆走、10人が軽傷を負った事故で、国交省の審議会は19日、ボルトの緩みから機械部分を乗せた土台がずれ、安全装置が作動したことなどが原因とする報告書を公表した。
事故は08年8月3日午前10時ごろ発生。
同省によると、1〜4階を直接結ぶ「日本オーチス・エレベータ」製のエスカレーターには当時約120人が乗っていたが、急停止後に15mほど逆走。約50人が転倒した。
報告書によると、事故機は、モーターの土台を固定するボルトの緩みなどで土台が4cmずれていた。
このため、ステップを動かすチェーンが大きく緩み、歯車がかみ合いにくくなって減速。安全装置が異常を検知してモーターが停止し、ブレーキが作動した。
しかし、緩んだチェーンが滑るなどして歯車が不規則に動いたため逆走し始め、制動力にも余裕がなく固定できなかったとみられる。
ボルトの緩みは、元々の締め付け不足の可能性が高いと指摘した。
設計上は、ステップ1段につき1.5人に当たる117人が乗っても正常に動く仕組み。同省は、「当時の乗客数はやや上回っていたが、それが直接の事故原因とは考えていない」としている。
同社は事故5日前に点検していたが、異常を確認できなかった。
審議会は国交省に、ボルトの点検方法の見直しやブレーキの能力に基準を設けることの検討を求める意見を付けた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150119k0000e040141000c.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150119/afr1501190034-n1.html
2015年1月19日13時34分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
国交省は19日、調査部会の報告書を公表した。
ボルトの緩みや部品の溶接不良など、駆動装置の不備が原因で逆走した、と結論づけた。
エスカレーターを製造した日本オーチス・エレベータの社員は、事故5日前の保守点検で「問題なし」としていたが、ボルトやブレーキの不備を見過ごしていた。
建築基準法に規定はないが、調査部会は、「一時的な利用者の集中に備え、安全の確保に配慮すべきだった」と指摘。国交省にも再発防止の検討を求めた。
国交省は、法改正して規定を盛り込む方向で検討を進める。
報告書によると、エスカレーターは1階と4階を直接結び、高低差は15.8m、段数は84と大型だった。
発生時は、誘導係員を先頭にイベント来場者が乗り込んでいた。
逆走は先頭が4階に到着した時に始まり、来場者を押し戻した後に停止した。
部会が駆動装置を調べると、複数のボルトが緩んだり曲がったりしており、取り付けられていた鋼材は他社製より薄い9mmだった。
溶接も不十分で、鋼材が約4cmずれた結果、エスカレーターを動かす鎖に緩みが生じ、歯車に乗り上げて滑り、歯も一部で折れていた。
このため、回転力が伝わらなくなってモーターが停止し、乗客の重さで逆走が始まった。
本来は、モーター停止後もブレーキが逆走を防ぐ。
しかし、ブレーキの力は鎖の緩みや歯車の折損で設計値の7割ほどに落ち、乗客の重さに耐えられなかった。
オーチス社製のエスカレーターでは、08年5月に名古屋市営地下鉄の駅でも逆走して14人が負傷した。
同社は、同年10月までに全国にある同タイプの64台で鋼材を15mmと厚くし、ブレーキを強化するなどの再発防止策をとった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH1J46TGH1JUTIL00Q.html
(ブログ者コメント)
国交省の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001066073.pdf
2015年1月19日18時46分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日11時14分に読売新聞から、1月19日10時28分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
よみうりランド(東京都稲城市、川崎市)で昨年3月、ジェットコースターが逆走し後続車両に衝突した事故の原因を調べていた国交省の事故調査部会は、19日、スロープを引き上げるチェーンからコースターが外れた上、施工ミスのため逆走防止装置も機能しなかったとする報告書を公表した。
振動が原因でチェーンから外れた可能性が高いと分析している。
逆走防止装置は、車両下部に設置したローラーが逆走を感知すると、レール脇のはしご状の溝に金具を引っかけて車両を止める。
問題のコースターは、施工ミスでローラーが常に宙に浮いた状態だったため、正常に機能していなかった。
同部会によると、レールの位置が設計者の想定と最大約2cm誤差があり、このため、逆走を感知するための車両の部品とレールが接触しなかったという。
事故は昨年3月19日、「ツイストコースターロビン」で発生。
4人乗りの車両は、高さ約2mに上昇した地点から逆走を始め、プラットホームに止まっていた後続車両に衝突した。
乗客3人にけがはなく、後続車両は無人だった。
コースターは、この日が運転初日だった。
営業開始までに約2000回の試運転を行っていたが、点検で見落としたという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150119/afr1501190037-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150119-OYT1T50027.html
http://www.asahi.com/articles/ASH1J3J3GH1JUTIL009.html
(ブログ者コメント)
国交省の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001066416.pdf
○冒頭、向殿・部会長名で、以下の記述がある。
『本報告書の調査の目的は、本件遊戯施設の事故に関し、昇降機等事故調査部会により、再発防止の観点からの事故発生原因の解明、再発防止対策等に係る検討を行うことであり、事故の責任を問うことではない。』
この考え方は、本ブログで何回か紹介してきたもの。
一例は下記。
2011年7月8日掲載
2011年7月7日 福島第1原発事故調査に関し、原子力学会が、個人責任の追及を目的としないよう求める声明を発表
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/527/
○当日の運転状況に関し、6ページに下記記述がある。
『当日は事故発生までに約150回の運転(約420名が乗車)を行っていた。』
○振動が原因でチェーンから外れた件については、21ページに下記記述がある。
『偶発的にチェーンフックが不安定な状態で巻上用チェーンにかかったまま上昇し、巻上げ途中の振動等により係合が外れたものであると考えられる。』
2015年1月21日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2015年1月20付で毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後3時ごろ、柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の2号タービン建屋に隣接するIPBシャフト室で、協力会社の男性作業員(51)が作業中、金網状の足場(幅約80cm)から約3.5m下に転落し、右足の大腿骨を折るなど1カ月の大けがをした。
はしごで下りるために設けられた80cm四方の開口部から転落したという。
同室はタービン建屋から延びる電線を変圧器につなぐ施設で、作業員は、他の2人と一緒に作業用電源の点検作業中、設備の一部を写真に撮ろうとして足場から落下。
作業員は31年のベテランだったが、安全帯は付けていなかった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150121k0000m040092000c.html
(ブログ者コメント)
東電HPに掲載されている写真を見ると、開口部とはグレーチング通路の端の、垂直ハシゴで人が昇降するための出入口。
転落防止用の安全バーは、写真では見当たらない。
http://www.tepco.co.jp/kk-np/data/publication/pdf/2014/27011901.pdf
(2015年2月9日 修正1;追記)
2月2日に東京電力からプレスリリースされた資料に、事故時の詳しい状況などが掲載されていた。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu15_j/images/150202j0301.pdf
2015年1月20日23時10分と20日11時1分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日14時44分に朝日新聞から、1月21時1分に毎日新聞から、1月21日付で毎日新聞福島版から、1月20日14時4分に共同通信から、1月22日付で福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、1月19日付で東電HPにも、報道機関へのメール内容が掲載されていた。
19日午前9時過ぎ、大熊町の福島第1原発で、空の雨水用貯水タンク(直径9m)の天板の上で作業をしていた会社員の釣さん(55)が、天板の点検口(縦1m、横0.8m)から約10m下のタンクの底に転落、搬送先の病院で20日未明に多発外傷で死亡した。
釣さんは、汚染水タンクを囲む堰にたまった雨水の移送先のタンク内で、東電社員ら2人とともに、タンク水張り試験後のタンク内面止水処理の点検中、内部が暗かったため、タンク内を明るくしようと2人をタンク内に残し、外からタンクの天井に1人で上がり、天板の点検口の蓋(重さ51kg)を開けようとしてバランスを崩し、蓋とともにタンク内部に墜落したとみられるという。
釣さんは作業経験が豊富なベテランで、安全管理の担当者だった。
第一原発の小野所長によると、重さ51kgの天蓋を開けるのは通常、作業員2人で行うが、作業員が休憩中だったため、釣さん1人で行った。
しかも、本来なら装着すべき安全帯もつけていなかった。
東電によると、蓋を開ける作業は想定外で、手順書への規定はなかった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150120-OYT1T50136.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150120-OYT1T50058.html
http://www.asahi.com/articles/ASH1N32PDH1NULBJ001.html
http://mainichi.jp/select/news/20150121k0000m040092000c.html
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20150121ddlk07040081000c.html
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012001001752.html
http://www.minyu-net.com/news/news/0122/news5.html
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2015/1247472_6818.html
(2015年2月9日 修正1;追記)
2月2日に東京電力からプレスリリースされた資料に、事故時の詳しい状況などが掲載されていた。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu15_j/images/150202j0301.pdf
2015年1月19日18時29分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日付で毎日新聞奈良版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前11時すぎ、葛城市東室の下水道の工事現場で、地中を掘削して下水道管を埋める作業中に、重機で掘り進めた溝の横に盛り上げていた土砂が地面ごと溝の中に崩れ落ち、作業員2人が土砂に埋まった。
このうち1人はすぐに助け出されてけがはなかったが、アルバイトの高崎さん(27)は溝の底で倒れて胸まで土砂に埋まり、およそ10分後に助け出されて病院に運ばれたが、意識不明の重体になっている。
警察によると、溝は長さ7m、幅60cm、深さ1m50cmほどで、掘り出した土砂が崩れるのを防ぐため、板を立てようと高崎さんらが溝に下りた際、事故が起きたという。
当時、現場には6人の作業員がいたということで、警察が詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2054785061.html?t=1421700880165
http://mainichi.jp/area/nara/news/20150120ddlk29040569000c.html
(2015年2月28日 修正1 ;追記)
2015年2月25日21時47分にNHK奈良から、雇用主が安全対策未実施容疑で書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月26日11時35分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
葛城労基署は、事故を防止するために必要な措置をとっていなかったとして、作業員を雇っていた配管工事業の男性を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、死亡した作業員を雇用していた御所市の配管工事業の38歳の男性。
「大丈夫だろうと軽く考えていた」と供述しているという。
この事故は先月18日、葛城市東室の工事現場で、深さ1.5mほどの溝に入って下水管を取り替える作業を行っていた作業員2人が崩れてきた土砂に埋まり、27歳の男性作業員が死亡、もう1人が軽いけがをしたもの。
同署が調べたところ、現場では土砂が崩れるのを防ぐため側面に板を取り付けるなどの安全対策がとられていなかったことがわかり、同署は、労安法違反の疑いで2人を雇用していた男性を書類送検した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2055729131.html?t=1424900422065
http://www.sankei.com/west/news/150226/wst1502260028-n1.html
2015年1月17日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三条労基署は15日、燕市の金属洋食器メーカー「H社」と男性プレス機械作業主任者(61)を、労安法違反(安全措置義務違反)の疑いで書類送検した。
調べによると、H社と主任者は、昨年9月9日、40代の男性従業員に、安全装置を設けずにプレス機を使わせた疑いがある。
従業員は右手をプレス機に挟まれ、指3本を骨折する全治3ケ月の重傷を負った。
H社では、12年7月にも男性従業員が安全装置を設けていないプレス機で手を挟まれ、左指を切断する事故が起きた。
同署が安全措置の徹底を行政指導したが、その後も、作業効率を上げるため、安全装置を使わないことがたびたびあったという。
2015年1月17日12時49分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月17日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後3時頃、茨城県東海村の陽子加速器施設「J―PARC」内にある物質・生命科学実験施設(MLF)の変圧器から出火、作業員が消火器で消し止めた。
J―PARCセンターによると、放射性物質の漏えいやけが人はなかった。
2013年5月に研究者らが被曝したハドロン実験施設での放射能漏れ事故以降、施設屋内での火災は初めてという。
MLFは、中性子を使って物質の構造を調べる研究実験施設。
発表によると、変圧器は電源の設置に伴い、新たに取り付けられた。
通電試験として、素粒子ミューオンを取り出して試料に照射するビームラインで電磁石電源に通電したところ、作業員が異臭を感じ、配電盤の扉を開けたところ、白煙を確認。すぐに消し止めたが、縦30cm、横20cmを焼損した。
損傷したのは変圧器だけで、当時、低電流を流す電源と変圧器を追加する工事をしていた。ビームは停止していたという。
工場で行った通電試験では、問題はなかったという。
放射能漏れ事故後、MLFも運転を停止していたが、昨年2月に再開。
昨年末からは、メンテナンスのために運転を停止していた。
県庁で記者会見した斉藤副センター長は、「事故以来、管理態勢を十分なものにしようと対処してきたが、こういうことになりおわびする」と頭を下げた。
県原子力安全対策課は、「原因究明と再発防止策の報告を求める」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150117-OYT1T50043.html
(2015年1月29日 修正1 ;追記)
2015年1月26日20時16分にNHK水戸から、電気回路の設計ミスが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月27日付で東京新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を運営する日本原子力研究開発機構などは、火災が発生した原因を調べ、26日、県などに報告した。
それによると、実験施設に新しく組み込んだ電気回路に設計ミスがあり、通電試験を行った際に電源盤に過大な電流が流れて発火したとみられるとしている。
受注業者は、変圧器の性能試験をしていたが、電気回路に組み込んだ状態の試験ではなかったという。
J-PARCの担当者は、発注先の業者から提出された電気回路の図面を見て、試験の手順は確かめたものの、回路の安全性については確認していなかったという。
「J-PARC」では、おととし5月、別の実験施設で放射性物質が外部に漏えいする事故が起き、すべての施設の運転を停止していたが、去年2月からは、今回火災が起きた施設を含む一部で再開していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074972541.html?t=1422306865764
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150127/CK2015012702000163.html
また、1月27日15時2分にNHK水戸から、専門家会議で厳しい意見が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、東海村の素粒子実験施設JーPARCで電源盤が焼けた火事について、県内の原子力施設の安全性を検討する専門家の会議は、安全管理体制を見直すよう求めた。
水戸市で開かれた会議には、原子力の専門家など11人の委員と、J-PARCを運営する日本原子力研究開発機構などの担当者が出席した。
この中でJ-PARCの担当者は、今月16日に「物質・生命科学実験施設」と呼ばれる施設で電源盤が焼けた火事の原因について、新しく組み込んだ電気回路の設計ミスに気づかずに通電試験を行った結果、過剰な電流が流れて火が出たと説明した。
その上で、再発防止に向けて、電気や高圧ガスなど危険を伴う作業では、小さな部品の取り付けであっても、事前に作業内容や手順を点検する組織を設けると説明した。
これに対して専門家からは、「初歩的なミスだ」とか「設備の変更について点検する体制がなっていない」などと、厳しい意見が相次いだ。
そして再発防止策については、専門家の総意として、「事故のたびに新しい組織をつくるのは本質的ではない」と判断し、現場レベルで安全性をチェックする体制を構築するよう求めた。
J-PARCは、意見を参考に安全管理体制を見直し、報告書を県に提出することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074924451.html?t=1422392619249
(ブログ者コメント)
○J-PARCのHPに、詳しい報告書が掲載されている。
ポイントは下記。
・電磁石電源にトランスを組み込んだ状態で通電すると、トランスの二次側(定格138V)に入力電圧420Vが印加される回路構成となっていたが、二次側が420Vに耐える設計がなされていなかった。
・設計者は、トランスの二次側に420Vが印加されても、トランスが耐えるものと考えていた。
・受注業者において、トランスを回路に組み込んだ使用条件に近い検査を工場で行っていなかった。
・対策としては、受注業者に対し、原則として実際の使用条件に近い状態で工場検査を実施させ、J-PARCセンターとしてこれを確認する。
http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p15012601/
○単品では問題なかったがシステムに組み込むと問題が出た・・・・そういった事例は、しばしば耳にするところだ。
2015年1月17日7時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月16日13時6分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前2時ごろ、尼崎市のボンベ製造会社「N社」の工場で、ガスボンベ(長さ4m、直径30cm)の洗浄作業をしていた同社員の男性(51)が倒れているのを、近くにいた副責任者(37)が発見した。
男性は、搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。
警察によると、男性は有機溶剤を使い、使用済みガスボンベの洗浄作業中だった。
普段は約15分で終えるが、作業室から長時間出てこないため副責任者が見に行くと、男性が洗浄液の排出場所で倒れていたという。
換気スイッチが押されておらず、作業スペースにガスがたまって酸欠状態になったとみられ、警察が原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150117/rgn1501170045-n1.html
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201501/0007663021.shtml
(ブログ者コメント)
酸欠以外、有機溶剤中毒の可能性も考えられる。
2015年1月15日3時0分に朝日新聞から、『労災疑似体験、「社外の人にも」』というタイトルで、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
茂原市東郷の三井化学茂原分工場内にある技術研修センターが、4月から社外の人にも研修の場として公開される。
化学工業の生産現場での労働災害について、疑似体験を通して学ぶことができる。
技術研修センターは、約1万m2の敷地内に研修棟や運転実習プラント、様々な安全体験設備がある。
社内での技術者の人材育成を目的に、2006年10月に開講。08年からは、同社の海外拠点の技術者もここに来て学ぶようになった。
昨年3月末までに約4400人が研修を受けたほか、約3400人が見学している。
木原センター長によると、安全研修を受けたいという要望が社外からも多く、社会貢献の一つとして、社外の人にも開放したという。
15年度は、とりあえず300人を受け入れる予定。
工場で起きた事故や労災は記録として残されるが、紙に書いた記録を読むだけでは実感しにくい。
そうした事故を疑似体験することによって、若い技術者に改めて認識してもらおうというのが、狙いのひとつ。
13日、入社4年目の社員の研修の一部が報道陣に公開された。
機械に手を挟まれたり、巻き込まれたりする事故の再現や、バルブを操作していて突然、液が噴き出して体中に浴びてしまう被液の体験、ヘルメット着用の大切さを教えるため実際にヘルメットに高さ6mほどのところからスパナを落としてみる実験などが行われた。
15人いる講師は、ほとんどの人が定年後の嘱託。長い体験を生かし、時に笑いを誘いながら、事故防止を懸命に訴えていた。
受講の問い合わせは同センター(0475・22・0105)。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH1F4FGLH1FUDCB00C.html
(ブログ者コメント)
写真には、バルブ点検中に誤ってパイプ内の液体が飛び出したという想定で怖さを実感する設備のデモの様子が写っている。
2015年1月15日13時51分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月15日17時41分に日テレNEWS24(中京テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前8時50分ごろ、美濃市にある鉄工所「K社」で、クレーンを使って柱状の鉄骨11本をまとめてつり下げ工場の中で移動させていたところ、突然、約1.2m下の床に落下する事故が起きた。
この事故で、K社の従業員の西村さん(40)が落ちてきた鉄骨1本の下敷きになり、駆けつけた消防に救助され病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、鉄骨は長さが1m80cm、太さ50cmあまりの柱状で中が空洞となっていて、1本当たりの重さは約550kgあったという。
警察では、ワイヤーのかけかたに問題がなかったなど鉄骨が落下した原因を調べるとともに、西村さんが当時、どのように作業に携わっていたかなどについても詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084699671.html?t=1421356173814
http://www.news24.jp/nnn/news86222931.html
(2015年7月6日 修正1 ;追記)
2015年7月3日18時32分にNHK岐阜から、クレーンの荷重オーバーだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(タイトルも修正した)
労基署は、鉄骨をクレーンで扱う際の危険防止の措置を十分にとっていなかったとして、この鉄工所とその社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故は、ことし1月、美濃市にある鉄工所「K社」で柱状の鉄骨13本をクレーンでつり上げ、工場内を移動させていたところ鉄骨が突然落下し、40歳の男性従業員が下敷きになって死亡したもの。
労基署の調べによると、クレーンは最大4.8トンしかつり上げることができないが、事故当時、つり上げていた鉄骨はあわせて6トンにのぼり、ワイヤロープもその重さに耐えられないものだったという。
調べに対し社長は、「規定を超える重さで荷物をつり上げていたのは知っていた。作業効率を考えて黙認していた」などと容疑を認めているという。
このため監督署は、鉄骨を小分けして重量を調整してつり下げるなど、危険防止の措置を十分にとっていなかったとして、3日、労安法違反の疑いで「K社」と42歳の社長の書類を岐阜地方検察庁に送った
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083070181.html?t=1435957200154
2015年1月14日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月14日6時30分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌−函館を結ぶJR北海道の特急北斗が約1カ月間にわたり自動列車停止装置(ATS)が作動しても非常ブレーキが利かない状態で走行していた問題で、同社は13日、整備担当社員がブレーキの開閉を切り替えるコックを取り違えたのが原因と推定されるとの調査結果を明らかにした。
コックの点検にあたった別の社員も見逃していたという。
JR北海道によると、非常ブレーキは空気弁で作動する仕組みで、通常はコックを開いて針金で固定して運行する。
昨年11月28日、函館運輸所での運行前の検査で、整備担当の社員が誤って約13cm手前にある別のコックを開けた状態で固定し、本来開けるべきコックを閉じたまま整備を終了した。
別のコックが開いた状態となっていたため、コックを取り違えたとみられる。
点検担当の社員も、問題なく整備したと記録していた。
非常ブレーキを巡っては、一昨年10月にも札幌−網走を結ぶ特急オホーツクでコックが閉じていた同様の問題が見つかり、対策として針金による固定などを実施していた。
再発防止策としては、コックの開閉を行った場合はATSを作動させて非常ブレーキの動作確認を行い、また、2つのコックを判別しやすいように表示を改める。
札幌市の本社で記者会見した西野副社長は、「重く受け止めて再発防止に取り組む」と謝罪した。
整備担当と点検担当の社員の処分はしないという。
問題は昨年12月28日、札幌運転所で、この特急のコックがある運転席床下の機器室の封印シールがはがれていたため発覚した。
封印シールは運転手の靴でこすれたり、雪でふやけたりしてはがれた可能性があるという。
特急は43回運転し、約1万3800kmを走行、乗客約1万人が乗車した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150114ddr041040003000c.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/585724.html
(ブログ者コメント)
JR北海道からのプレスリリースは、下記。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150113-2.pdf
写真を見ると、床下に2つのコック弁が並んで設置されており、両バルブともに銘板が取り付けられていたが、取り付け場所がバルブの側面だったため、上からは見にくい?見えない?状態だった模様。
恒久対策としては、銘板の位置変更ならびに、作業終了後のチェックを確実に行うため、現場現物を見ないとチェック表に記載できない仕組みに改める由。
2015年1月14日3時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時15分ごろ、横浜市青葉区千草台の千草台第2公園の工事現場で、作業員の及川さん(53)が倒れてきたパワーショベル(重さ約3.5トン)の下敷きになり、間もなく死亡した。
運転手の男性(50)にけがはなかった。
警察が、事故原因を調べている。
警察によると、パワーショベルが斜面になっているコンクリート製の歩道を登っていたところ、コンクリート片(縦約3m、横約2.5m、厚さ約15cm)に乗り上げた際にバランスを崩し後転。
後方にいた及川さんが、路面とパワーショベルの間に挟まれた。
横浜市青葉土木事務所によると、昨年10月22日から今年2月16日ごろまでの間、同公園を閉鎖し、歩道を補修するなど改修工事をしていた。
出典URL
http://www.kanaloco.jp/article/82739/cms_id/120852
1月14日20時29分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時10分頃、横浜市青葉区千草台の公園で、小型ショベルカーがバランスを崩してひっくり返り、道路の補修作業をしていた会社員の及川さん(53)がアームと地面の間に上半身を挟まれ、死亡した。
運転手にけがはなかった。
警察によると、ショベルカーは上り坂に置かれたコンクリート板(厚さ16cm)を乗り越えようとしていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150114-OYT1T50047.html
1月13日17時57分にTBS News iからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日正午過ぎ、横浜市青葉区にある千草台第二公園で道路の舗装工事をしていたショベルカーが横転し、後ろにいた作業員の及川さん(53)が下敷きになった。
警察によると、ショベルカーは坂道を上りながら崩したアスファルト片を乗り越えようとした際に後ろに倒れたということで、警察が事故の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2393624.html
2015年1月8日付の神奈川新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
また、1月7日16時40分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時半ごろ、相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス内で、中央機械棟の非常用自家発電機が爆発、同棟の排気口の一部が破損した。
けが人はいなかった。
消防などによると、委託業者が発電機の定期点検後、試運転のためスイッチを入れたところ、爆発音と煙が発生した。
消防などが原因を調べている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH1755S3H17ULOB00R.html
(ブログ者コメント)
原因不明だが、非常用発電機かつ排気口の一部が破損ということで、ディーゼル発電機の燃焼系異常かもと思い、「ガス爆発」カテゴリーに入れておく。
(2015年4月5日 修正1 ;追記)
2015年1月19日付でJAXAのHPに、原因がトピックス記事として下記趣旨で掲載されていた。
(タイトルとカテゴリーも変更した)
既報のとおり、1月7日に相模原キャンパスの構内西側中央機械棟におきまして、非常用自家発電設備の点検作業中に大きな爆発音と煙が発生しました。
当該設備のディーゼルエンジンの点検及び内部の確認検査を踏まえ、原因究明を行いました結果、この爆発音は、定期点検後の試運転のためにディーゼルエンジンを起動した際にエンジンが十分に温められていなかったため※に燃焼不良が生じ、エンジンの排気口に滞留した未燃焼ガスが発火して発生したものであることが判明しました。
※ 定期点検において冷却水の入れ替えを行いましたが、その後のエンジン起動の前に冷却水を温める時間が不足していました。
今後は、定期点検後の試運転を開始する前のエンジンの温度を確認する手順を徹底することにより、再発防止に努めます。
出典URL
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2015/0119.shtml


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。