ブログ内検索 Site Search
アーカイブ Archive
最新記事 Latest Articles
最古記事 Oldest Article
2014年12月1日22時33分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月1日付で読売新聞中部版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県蟹江町の運送会社「T社」で11月29日午後4時過ぎに発生した火災は、約45時間後の1日午後1時24分、ようやく鎮火した。
警察によると、鉄骨スレートぶき5階建ての倉庫約2万2千m2が全焼した。
消防などによると、火災は30日午前5時15分頃に鎮圧したが、建物内部で火がくすぶり、放水は1日未明になっても続けられた。けが人はなかった。
建物内には、袋詰めされた菓子やギフト商品、荷造り用のビニール袋や段ボール箱、運搬用パレットなどが大量に保管され、パチンコ台、フォークリフトも置かれており、これらに次々と燃え移ったとみられる。
建物が倒壊する恐れがあるとして、消火活動も難航したという。
同社の森社長(72)によると、倉庫1階にいた工場責任者が異臭に気がつき、2階に上がると、フォークリフトを充電するケーブルやコンセント付近から火が出ていたという。
原因については、「従業員からは、焼けた倉庫の2階で、電動リフトを充電していたコンセントから火が出たと報告を受けた。煙がひどくて消火作業ができない状態だった。コンセント付近のほこりなどが原因と考えている」と漏電の可能性があるとし、「住民に迷惑をかけ、本当に申し訳ない」と謝罪した。
煙の影響で、近くを通る東名阪自動車道の上下線が22時間以上通行止めになった。
また、消火に大量の水を使用したため、周辺の一部地域で断水したり、水道水の出が悪くなったりした。町によると、約100世帯に影響があり、休業した飲食店もあったという。30日夜までにほぼ復旧した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGD143J3GD1OIPE00Z.html
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20141201-OYTNT50036.html
(ブログ者コメント)
○コンセントのほこりが原因だったとすれば、トラッキング現象がこれだけの大火災になることもあるという、教訓的事例だったのかもしれない。
○バッテリー式フォークリフトの充電方法について調べたところ、某社のHPに、充電用のプラグを車体側のプラグに差し込んだ後、電源側プラグをコンセントに差し込む、という方法が書かれていた。
http://blog.goo.ne.jp/asahiforklift/e/07570546e0770e5f0bb1e6d15112ba0a
この方法であれば、電源側プラグにホコリはたまらない筈。
もし、電源側プラグがコンセントに差し込まれたままだったとすれば、マニュアル違反だった可能性も考えられる。
○一方、これだけ大規模な倉庫なのに、スプリンクラーは設置されていなかったのだろうか?
2014年11月28日21時18分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前10時半すぎ、苫小牧市王子町の王子製紙苫小牧工場で「ボイラーの外で燃料が燃えているようだ」と社員から消防に通報があった。
現場では一時、火が上がったというが、消防が現場に着いたときには、すでに社員らによって消し止められていて、けがをした人はいなかった。
警察などによると、燃えたのはボイラーを稼働させるための固形燃料で、ボイラーまで運ばれていく途中で何らかの原因で出火したとみられるという。
現場はJR苫小牧駅に近い市の中心部で、警察や消防は社員などから話を聞いて、当時の状況や火が出た原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20141128/3556522.html
2014年11月27日20時3分に静岡第一テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前11時40分ごろ、作業員らが下水道管を新たに設置するため、ショベルカーで土砂を掘っていたところ、すぐ横にあった住宅のブロック塀が崩れ落ち、下にいた男性作業員2人が生き埋めとなった。
生き埋めになった2人は救助され、病院に搬送されたが、収容先の病院で1人(62)の死亡が確認された。もう1人の作業員は、病院で治療中。
この工事は函南町発注の公共工事で、町内の業者が9月下旬から工事を行っていて、事故当時は4人で作業をしていた。
警察では、作業に問題が無かったかなど事故の原因を調べている。
警察などによると、民家のブロック塀の真横を掘ったため「支え」が弱くなり、ブロック塀が倒れてしまった可能性が高いという。
出典URL
http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8807639.html
2014年8月13日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
※第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4181/
(2014年12月3日 修正1 ;追記)
2014年11月26日15時0分に毎日新聞から、この高校は雷警報器を設置することを決めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月30日13時27分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故のあった私立誠信高校は、角紳一・中部大教授(高電圧工学)からアドバイスを受け、雷雲の接近を知らせる雷警報器を設置することなどを決めた。早ければ来月から運用を始める。
電力会社やゴルフ場などで使われているが、教育現場への導入は珍しいという。
警報器は、バスタ技研(東京都)製の「サンダーメーター」。
アンテナ設置地点から半径40km圏内の雷の活動を感知し、落雷の可能性がある10〜15分前に警報を鳴らす。
同社は、これまでに約700台を販売している。
同校は、音が鳴る警報器を職員室に置くとともに、グラウンドにいる生徒に迅速に伝わるよう、点滅するライトを設置する。費用は156万円。
また、その情報を教職員の携帯電話に送って注意喚起する。
さらに、積乱雲の突発的な発生に対応するため、気象情報提供会社「フランクリン・ジャパン」(神奈川県)と契約。
屋外の部活動を指導する教諭の携帯電話などで、
○落雷の予測とその確率
○落雷速報
○気象台の注意報や警報
などの雷予報情報を受信し、天候の急変に対応する。
初期費用は約44万円で、情報提供料として年間約45万円かかる見込みという。
同校は、事故以前も雷対策としてバックネットの支柱に避雷針を12本立てたうえ、職員が積乱雲の動きや雨の強さを予測する気象情報を確認するなどしてきたが、事故を機に、より精度の高い安全対策を講じることにした。
教職員向けの生徒指導細則にも、
〈1〉毎朝、気象情報を確認する
〈2〉天候の様子や変化に注意し、雷発生時には屋内に移動する
〈3〉雷雲が遠ざかり、20分以上経過して気象庁の情報を基に活動再開の可否を審議する
などを加えた。
来年の生徒手帳にも、こうした注意を盛り込む予定だ
平松教頭は、「生徒の命を守るという責任を果たさなければならない」と話す。
角教授は、「学校単独で複数の雷対策を導入した例は聞いたことがない。教育現場での事故防止策のモデルケースになる。生徒が落雷で亡くなった事態を重く受け止め、各学校では天気予報や天候に注意するなど、出来ることから取り組んでほしい」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141126k0000e040212000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141130-OYT1T50031.html
(2015年8月9日 修正2 ;追記
2015年8月5日19時4分に毎日新聞から、下記趣旨の後日談的記事がネット配信されていた。
落雷事故が起きてから6日で1年。
一人息子を失った母ゆかりさん(39)は、「あっという間の1年だった。こんな悲しい事故は翔輝を最後にしてほしい」と話している。
落雷があったのは午後1時15分ごろ。降雨で一時中断した練習試合が再開した直後だった。
遠くで雷鳴が聞こえたかと思うと、約10秒後にドーンという音とともに稲妻が走り、マウンドにいた翔輝さんが倒れた。
観戦していたゆかりさんもマウンドに駆け寄り、教諭が自動体外式除細動器(AED)で蘇生を試みている間も名前を呼び続けた。
翔輝さんは病院に運ばれたが、回復することなく亡くなった。
バックネットに避雷針があっても事故が防げなかったことから、学校は、大気中の電気の状態から落雷の恐れを感知し、グラウンドにいる生徒に赤色灯で知らせるシステムを導入。気象情報会社が学校の周囲30km圏内で落雷予報を出せば、教諭の携帯電話にメールで注意喚起するようにした。
平松教頭は、「事故を繰り返さないことがわれわれの使命だ」と力を込める。
全国高校野球選手権大会の愛知大会で、野球部は翔輝さんの背番号21のユニホームをベンチに掲げ、甲子園を目指したが、3回戦で敗退。ゆかりさんは「翔輝のグラブをつけたチームメートが好投し、ピンチを乗り切ったときには涙が止まらなかった。学校の対応にも感謝している」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150806k0000m040024000c.html
2024年9月4日16時23分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、雷の怖さについて野球部員は先輩たちから厳しく言われ続けているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
この事故を受けて誠信高校では雷探知機を設置。
気温や湿度、電磁波を感知し、雷の発生確率が高まると赤色灯が作動。
屋外での部活動は即中止に。
下校しようとしている生徒には待機するよう呼びかけます。
また、学校から半径26キロ以内で落雷があった場合、教員のスマホに通知されるシステムも導入しました。
野球部2年生:
「ちょっと昔までは雷が鳴っても落ちると思わなかった。(今は)厳しく先輩たちに言われ続けてきたので、自分たちも練習中に雷が鳴り始めたら(避難)できる」
野球部2年生:
「最近台風の影響もあって(雷探知機の)ランプが光ることも多かった。いち早く誰もけがしないように被害を受けないようやってます」
誠信高校野球部顧問 澤田 教頭:
「10年という月日はまったく感じてはいません。ついこの間のことだという意識でいます。もう二度とこのような悲しい事故が起きないように油断ぬきに神経とがらせて 反応していかないと」
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb16e3fe3ee4f0344e7b8152fea5a3487d8ed96d
2014年11月26日10時53分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市は25日、市道の水路に転落して重傷を負い、障害が残った市内の女性(71)に、約1600万円の損害賠償金を支払うことで合意したと発表した。
市によると、平成25年7月18日午後10時55分ごろ、同市武庫之荘を自転車で走行中だった女性が、前から来た車をよけようとして道路脇の水路(幅50cm、深さ67cm)に転落。脊髄を損傷する重傷を負い、首から下がまひする障害が残った。
女性側は、転落の危険があるにもかかわらず、水路に柵を設置しなかったのが原因だとして、市に治療費などの支払いを求めていた。
市は管理上の責任を認め、治療費や慰謝料として女性側に約1600万円を支払うことで合意したという。
市は、事故後、用水路に鉄製の柵(高さ1.1m)を設置した。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141126/wst1411260024-n1.html
(ブログ者コメント)
以下のような同種事例を、つい最近、紹介したばかりだ。
2014年11月1日掲載
2014年10月26日 福島県会津若松市の道路脇にある深さ1mの側溝に夕方以降?自転車ごと転落して死亡、側溝には柵も蓋もなかった (他同種事故1件)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4388/
危険とは分っていても対象がべらぼうに多く、予算や人出の関係で全てには手が回らない・・・。
産業現場でも、同じような問題を抱えているところが多いと思うが、妙手はない。
毎年、少しずつでもよいので予算をとり、優先順位をつけてコツコツと対処していくしか、方法はないのだろう。
2014年11月25日22時34分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時55分ごろ、大津市坂本7丁目の湖西道路の上り線でタンクローリー1台が横転し、タンク内の灯油約1800ℓが路上に流出した。
一部が雨水排出管から高架下の大宮川に流入し、琵琶湖にも流れ出た。
運転していたガソリンスタンドの従業員男性(50)は軽傷。
国交省滋賀国道事務所が路面に中和剤をまくなどの処理にあたっている。
県と大津市も琵琶湖の大宮川河口にオイルフェンスを設置して水面の灯油を吸着マットで回収した。
事故の影響で、25日午後10時現在、西大津バイパスの下阪本ランプから湖西道路の坂本北インターチェンジの間の上り線が通行止めになっている。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20141125000160
2014年11月24日13時40分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月24日19時33分に産経新聞から、11月24日11時57分に千葉日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後2時40分ごろ、千葉市中央区にあるJFEスチール東日本製鉄所で、ベルトコンベヤーに設置されている、張りを一定に保つ装置のなかで、横約2.5m、縦約1m、厚さ約85cm、重さ約7トンのおもりが外れ、中にいた会社員の男性(60)がはさまれた。
男性は、およそ10時間半後に装置の外に運び出されて病院に搬送されたが、24日午前3時すぎに死亡が確認された。別の作業員男性(45)も肩に軽傷。
警察によると、同日は操業を止めて定期補修を行っていた。
男性は、他の3人と、装置の摩耗する部品を交換するなどの作業中に、おもりをつるすパイプが何らかの原因で外れ、倒れてきたおもりの下敷きになったという。
警察は、事故の原因について詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083442041.html?t=1416863519744
http://www.sankei.com/affairs/news/141124/afr1411240024-n1.html
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/87596
2014年11月24日17時23分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月24日19時41分に読売新聞から、11月24日19時39分に共同通信から、11月25日付で朝日新聞東京都心版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時50分ごろ、東京都渋谷区道玄坂で、漏水の確認のため道路に縦穴(直径約1m、深さ約3m)を掘る作業をしていた工事の関係者から、「穴の側面の土砂が崩れ、中にいた男性作業員1人が生き埋めになった」と119番通報があった。
駆けつけた警察と消防がバケツで土砂をかき出すなどの救助活動を行い、午後2時55分ごろ、男性を発見。男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察などによると、死亡したのは土木会社員の男性(44)。
事故当時、複数の工事関係者が周辺にいたが、穴の中では男性1人がスコップで穴を掘っていて、同僚がバケツで土を引き上げていたという。
窒息死とみられ、警察が事故原因を調べている。
現場は、渋谷駅から北西に約500mの繁華街。
警察によると、近くのビルの地下フロアで起きている水漏れの原因を調べるため、穴を掘っていた。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/141124/afr1411240020-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141124-OYT1T50042.html?from=ycont_top_txt
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014112401001602.html
2014年11月24日14時55分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後1時ごろ、金沢市北安江の県道で、乗用車が理容店の壁に沿って設置されていた作業用の足場に衝突した。
この事故で、理容店から仕事を請け負ってペンキを塗っていた男性(39歳)が、衝突したはずみで転落した。
男性は頭を強く打って病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡した。
警察によると、現場は見通しのよい直線道路で、作業用の足場は車道へ50cmほどはみ出ていたという。
警察は、乗用車を運転していた71歳の男性に話を聞くなどして、事故の原因を調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023434561.html?t=1416863633194
2014年11月22日付の毎日新聞朝刊紙面に、「利かなかったブレーキ」というタイトルで、下記趣旨の記事が掲載されていた。
朝日新聞は5月20日朝刊で、「吉田調書」を入手したとして「所員の9割が所長命令に違反し、第2原発に撤退した」と報じ、9月11日に取り消しました。
その問題に関し、同社の第三者機関「報道と人権委員会」が11月12日に見解をまとめ、同社は13日朝刊で「見解」を詳しく報じました。
内容は多岐にわたるのですが、注目したのは紙面を作った5月19日当日の報道・編成局内の生々しいやり取りです。
①午後のデスク会後、記事を出す特別報道部の担当次長に当番編集長が「調書を見せてほしい」と要請したが、秘密保持などを理由に断られた。
②見出しとレイアウトを担当する編集センターの本社間の連絡で大阪は疑問点を告げた。大阪紙面のみ「所長指示通らず原発退避」という見出しも検討したが、最終的に東京の見出しに追随した。
③早版の刷りを見た特報部員が「現場の声を入れた方がいいのでは」などの指摘を取材記者2人にしたが、受入れられなかった。
④校閲センター員が、「命令違反」の横見出しが所員を責めているように読めるので「書き換えるべきではないか」と編集センターの担当者に提起したが、「第2、第3のスクープがある。今日は書いてないこともあるようだ」と言われた。
何人もがブレーキをかけたのに、利かなかったようです。
新聞作りに携わる者として身につまされる話です。
大特ダネが出るというとき、それを疑問視する意見を言えるだろうか。また、それを受け入れて軌道修正できるのだろうか。
自らを省みざるをえません。他山の石としたいと思います。
(ブログ者コメント)
事故が起きるメカニズムを説明するのに、「ドミノ理論」とか「リーマンのスイスチーズモデル」なるものがある。
それは、事故の発端となる出来事が生じても、普通であれば、幾重にも重ねられた安全対策があって、1つや2つ突破されても他の対策のどれかが効いて事故は防止できる・・・しかし全ての対策をすり抜けた時に事故は起きる、というものだ。
新聞社にとって、誤報は事故。この吉田調書誤報問題についても、同じようなことが言えるのではないかと感じた次第。
2014年11月22日付で毎日新聞中部版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後11時55分ごろ、岐阜県羽島市のJR東海道新幹線岐阜羽島駅で、地下の電源盤付近で点検作業をしていた電気工事会社員の男性(58)が配線に触れて感電し、病院に運ばれたが間もなく死亡した。
警察によると、男性は同僚らと計8人で、積雪に備えて融雪機の点検作業をしていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20141122ddh041040004000c.html
2014年11月20日7時15分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月20日15時56分に読売新聞から、11月20日付で毎日新聞大阪版(夕刊)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市の印刷会社の従業員らに有機溶剤が原因とされる胆管がんの発症が相次いだが、兵庫県明石市の金属加工工場に勤務していた男性(56)が別の有機溶剤で腸疾患を発症し、加古川労基署から労災認定されていたことが分かった。
この溶剤による同疾患の認定は全国2例目。
専門家は、「労働現場に有機溶剤に対する危機感が薄い」と指摘している。
男性は2011年2月~14年6月、同工場で有機溶剤の一種、トリクロロエチレンの液体や蒸気を使って給湯器部品の銅管(直径約10cm)の洗浄を担当。繁忙期には、一日6000~7000本を洗浄していた。
トリクロロエチレンは有害物質だが、洗浄機の局所排気装置や発生源を密封する設備はなく、当初の約半年は、防毒マスクすらつけずに洗浄機に頭部を突っ込んで銅管を出し入れしていたという。
昨年秋頃、腹痛や便秘の症状が現れ、今年5月、腸に気泡状のものが多くできる「腸管嚢腫様気腫症」と診断された。
有機溶剤の体への影響を示す男性の尿中クロロ酢酸濃度は、日本産業衛生学会による許容値の1.5~15倍の高さだったという。
男性は、有機溶剤を使った大阪の印刷会社で胆管がんが多発していることを知り、労働組合「あかし地域ユニオン」に相談。
加古川労基署に労災申請し、10月に給付が認定された。
トリクロロエチレンは有機塩素系溶剤の一種で、常温では無色透明の液体。揮発性があり、大量に吸い込むと急性アルコール中毒のような症状になり、肝臓や腎臓に障害を起こす場合もある。発がん性も指摘されている。
このため労働省は、排気装置の設置や防毒マスクの着用などを義務付けている。
加古川労基署は、「男性の業務内容と腸疾患の発症に因果関係があると認めた」としている。
男性は6月に退職。快方に向かっているが現在も通院中といい、「仕事で使う溶剤がこれほど危険だとは知らなかった」と話している。
労働環境問題に詳しい産業医科大学の熊谷信二教授によると、「今回の認定は当然だ。有機溶剤は毒性が強いが、労働現場に危機感が浸透していない。事業者は安全管理を徹底するとともに、働いている方にも毒性を知らせて、十分に注意喚起するべきだ」と話す。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007517726.shtml
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20141120-OYT8T50143.html
http://mainichi.jp/area/news/20141120ddf041040025000c.html
2014年11月20日20時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時20分ごろ、宮崎県日向市細島の細島港岸壁に停泊中の貨物船から、「クレーンの修理作業中に爆発があり、けが人が出た」と119番があった。
作業をしていた電気工事士の男性(56)とインド人、バングラデシュ人の男性計3人が、手や下半身にやけどを負った。
海保などによると、貨物船はシンガポール船籍の「OCEAN PARADISE」(約3万2000トン)。
クレーンのオペレーター室で爆発が起き、火災になった。10分ほどで鎮火された。
荷降ろしに使う船上のクレーン4機のうち1機の調子が悪かったため修理していたという。
21日に調査し、詳しい原因を調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141121k0000m040109000c.html
(ブログ者コメント)
原因不詳だが、とりあえず「ガス爆発」カテゴリーに入れておく。
2014年11月21日付で毎日新聞北九州版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後2時20分ごろ、若松区北湊町の金属熱処理加工業「九州高周波熱錬」工場から出火、鉄筋平屋約1490m2のうち、油が入ったタンクなど約30m2を焼いた。けが人はなかった。
警察などによると、同社から「工場内で重油が燃えている」と119番があった。
タンクには、鉄の焼き入れをする際、冷却に使う油が入っていたという。
作業中に何らかの原因で油に引火したとみられる。
現場周辺は、民家や工場などが密集する地域。
近くに住む男性(47)は、「辺り一面が煙で真っ黒になっていた」と当時を振り返り、「一歩間違えたら大惨事。死傷者がいなくてよかった」と安堵した表情で話した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20141121ddlk40040462000c.html
2014年11月21日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
加熱した鋼材を冷却用の油を入れた容器(油槽)に浸したところ、油槽から火が出て大量の黒煙が上がったという。
2014年11月19日19時31分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建設業の労災事故を防ぐため、労働基準監督署が作業の安全を指をさして確認する「フィンガー・チェック運動」と呼ばれる取り組みを始め、19日、広島市で運動を進める指定式が行われた。
指定式は、広島中央労働基準監督署が広島市内の建設現場で行ったもので、担当者や建設会社の作業員およそ50人が参加した。
はじめに、落合署長が「労災事故を防ぐためにフィンガー・チェック運動を進めていこう」と呼びかけ、運動を進める現場としての指定書を建設会社の担当者に手渡した。
そして、参加者全員で「転落防止の安全帯のフックをきちんと掛けること」や、「整理整頓」などの安全対策を指をさしながら声に出して確認する「フィンガー・チェック運動」を実践した。
広島労働局によると、今年に入ってから先月末までに、県内の建設業では休業4日以上の労災事故は244件起きていて、あわせて6人が死亡している。
建設会社の担当者は、「指をさして確認すれば単純なミスがなくなり、労災事故の防止につながる。作業員にきちんと徹底させたい」と話していた。
落合署長は、「人手不足を背景に、建設業では労災事故が増えるおそれがある。フィンガー・チェック運動を進め、事故防止を図りたい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20141119/3163911.html
(ブログ者コメント)
指差呼称と同じ活動のような気がするが、どこか違う点があるのだろうか?
指差呼称であれば、建設業界でも、これまで行っていたと思うのだが・・・。
広島労働局HPをザッと見てみたが、この活動について説明した記事は見つからなかった。
2014年11月20日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
19日午後2時半ごろ、浦安市の東海大学付属浦安高校の化学実験室で化学の授業中に火柱が立ち、実験を担当していた3年生の女生徒(18)が顔に全治2ケ月のやけどを負った。
警察は、事故原因について詳しく調べる。
警察によると、授業で行われていたのは、カリウムやリチウムを溶かした水にメタノールを加えて火を着け、炎の色で溶けている元素を判別する「定性分析実験」。
実験は3人1班で行われており、女生徒の班は火がなかなか着かなかったため、メタノールを目分量で追加した後、女生徒がライターで火を着けたところ、突然、高さ70cm程度の火柱が上がったいう。
教諭2人が立ち会っていた。
女生徒は覗きこむようにしており、至近距離で火を顔に受けたらしい。
女生徒は入院し、治療を受けている。
通信欄
カテゴリー Category
最新コメント Latest Comments
ツイッターなどへの接続
製造業ブログランキングへの接続
最新トラックバック
カウンター
アクセス解析
プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

