







29日午前11時ごろ、千代田町舞木のリサイクル施設「Kコンクリートリサイクルセンター」で、この施設に勤める男性(59)が、がれきを砕く機械に転落して倒れているのを、一緒に作業をしていた同僚が見つけ、消防に通報した。
男性はおよそ2時間後に救出されたが、全身を強く打っていて、警察がその場で死亡を確認した。
警察によると、男性は29日午前8時ごろから、同僚の作業員2人と一緒に、がれきを砕く機械にコンクリートの塊などを運び込む作業をしていたという。
この機械は、がれきを大型のカッターで砕くもので、男性は機械の中にあるカッター部分に挟まれていたという。
警察は、男性が誤って機械の中に転落したとみて、事故の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065683891.html?t=1372538482571
(2013年9月7日 修正1 ;追記)
2013年9月6日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
太田労基署は2日、同社と代表取締役の男性(43)を労安法違反(転落等の危険の防止)容疑で書類送検したと発表した。
同署によると、同社と代表取締役は、従業員に破砕機を運転させる際、破砕機の開口部に囲いを設けるなどの転落防止措置を講じなかった疑いがある。
破砕機には手すりがあったが、開口部付近には囲いがない状態で、男性が転落したという。
夜間、車を運転する際、対向車などがいなければ、ライトを、原則、上向きにする取り組みが宇部市などで行われることになり、28日、モデル事業所として地元の運送会社などが指定された。
この取り組みは、夜間、歩行者などをいち早く発見して事故防止につなげようと、宇部警察署と山陽小野田警察署が呼びかけることにしたもの。
宇部警察署で、この取り組みのモデル事業所として地元の運送会社など9つの事業所を、また、協力機関として自動車学校5校をそれぞれ指定する式典が開かれた。
この取り組みは、夜間、車を運転する際、ライトを上向きにするいわゆるハイビームにし、対向車などとすれ違う時に下向きに切り替えるもの。
警察は、この切り替えをこまめに行うよう促していて、28日、指定を受けた事業所などは「ハイビームロービームこまめな切り替え実践中」と書かれたステッカーを貼って、ほかの車にも実践するよう呼びかけることにしている。
宇部市内では、ことしに入って夜間、歩行者が車にはねられ死亡する事故が3件起きていて、いずれの事故も車がライトを下向きにして走行していたという。
宇部警察署交通課は「対向車がいないときなどハイビームにできる機会があれば、積極的にハイビームで走行してほしい」と話した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065506651.html?t=1372539091995(ブログ者コメント)
産業安全と直接の関係はない記事だが、参考までに紹介する。
姫路市に本社がある特殊鋼メーカーが、金属くずの処分が許可されていない処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、警察は、特殊鋼メーカーと担当部長らを廃掃法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、「山陽特殊製鋼」と40代の担当部長、それに処分場の管理会社と40代の当時の現場責任者。
警察によると、同社は、去年6月までの2か月間、金属くずの処分が許可されていない姫路市の処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、廃掃法違反の疑いがもたれている。
去年9月、警察が最終処分場(安定型)を検証した結果、金属くずが捨てられているのを確認し、同社を捜索するなどして捜査していた。
警察の調べに対して同社は、「特殊な鉄を作る際に使う耐火レンガのまわりに薄い鉄皮(金属くず)が付着していたのは認識していたが、これまで10数年間、行政から指摘がなかったので処分を続けていた」と説明しているという。
同社によると、この処分場には1999年以降、金属くず計173トンを投棄していたという。
書類送検を受けて、同社は「社をあげて改善対策を実施し、社会的信頼の回復に努めたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025635971.html?t=1372454469473
http://mainichi.jp/select/news/20130629k0000m040096000c.html
http://sancs.sanyo-steel.co.jp/whats_new/2013news/130628.html(ブログ者コメント)
金属くずは安定5品目の一つだ。よって、安定型最終処分場に捨てたこと自体は、問題ないような気がする。
とすれば、レンガと金属くずの両方の処分許可を持つ業者に委託しなかったことが、書類送検理由だろうか?
もしそうだとすれば、本件より悪質な廃掃法違反事例が身近にあまた放置されている現状、ちょっと違和感を覚える。
青森県などの第3セクター・青い森鉄道は26日、自社製品のガラス瓶入り微炭酸飲料「諏訪ノ平ガスグレープ」(198mℓ)が、静岡県浜松市内の30歳代の男性の自宅で破裂したと発表した。
男性は瓶の破片を片づける際に左ひじを切る軽いけがを負ったという。
同社によると、男性は5月上旬に県内を訪れ、青森市の浅虫温泉駅待合室の売店で3本購入。1本を未開封のままバッグに入れ、自宅クローゼットの中に置いておいた。
今月19日頃、男性がクローゼットを開けた際、瓶が割れているのを発見した。
この商品を巡っては5月、青森市で2本が破裂しており、1人が軽いけがをしている。
同社は返送を呼びかけている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130627-OYT1T00063.htm2013年6月28日15時13分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題で、青森署が業務上過失傷害の疑いもあるとみて、瓶が破裂した原因を捜査していることが27日、わかった。
この問題を巡っては、5月13日に青森市内の売店の棚で陳列されていた商品が突然破裂し、飛んできたガラス片で女性客1人が胸元を切る軽いけがを負うなど、これまでに県内外で3本が破裂している。
5月13日に女性客がけがをしたことを受け、同署は青い森鉄道の担当者から話を聞き、製造過程などを調べているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130628-OYT1T00476.htmまた、2013年6月29日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青い森鉄道は、破裂の原因をまとめた報告書を28日、公表した。
県産業技術センターなどで調査し、まとめた報告書では、瓶の破裂は温度変化や内容物の変質など、「内圧力の上昇」が原因だったとしているが、なぜ内圧が上昇したのか、詳しい原因は特定できなかった。(ブログ者コメント)
瓶の製造欠陥あるいは内容物の発酵によるものではないかと思っていたが、これまでの調べでは原因は特定できなかったとのこと。
産業安全に直接関係するものではないが、参考情報として紹介する。
去年1月、富山地方鉄道の立山駅で、2両編成の電車の1両が燃えた火災で、運輸安全委員会は28日、雪が積もった上り坂を電車が走行したため、モーターの電流を調整する抵抗器に負担がかかり加熱し発火した可能性が高いとする報告書をまとめた。
この火災は、去年1月4日、富山地方鉄道立山駅のホームで、2両編成の電車の、先頭車両の床下から煙が出て、およそ1時間20分後に消し止められたもの。
電車は立山駅に到着後、折り返して富山駅に向かうために出発の準備中で、乗客4、5人が乗っていたが、けが人はいなかった。
報告書は、電車が立山駅までおよそ24kmの上り坂を線路上の雪を押し分けながら走行したため、抵抗器に、通常より長い時間、限界以上の大きな電流が流れ続け、400℃から600℃の高温になり、車体のはりやビニール製の配管が発火した可能性を指摘している。
また、2両編成のうちモーター付きの車両は1両だけで、より負荷がかかる編成だったことも指摘している。
富山地方鉄道は、再発防止策として冬場は2両ともモーター付きの車両で運用し、抵抗器付近には不燃性の保護板を設けたという。
出典URL
http://www2.knb.ne.jp/news/20130628_37023.htm(ブログ者コメント)
モーター高負荷運転時の発火事例として紹介する。
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年6月29日付の北日本新聞紙面に、補足説明的な下記趣旨の記事が掲載されていた。
この日の立山駅の積雪は80cmで、前年より10cm以上深かった。
立山駅まで上り坂が続く約24kmを、電車は線路上の積雪を押し分けながら走行。途中から雪を押し切れずに停車するほどだったという。
報告書は、抵抗器に通常より長い間、限界以上の電流が流れたことが要因と推定。
400~600℃の高温となり、車体のはりの木材や、床下にあるビニール製配管が発火した可能性を指摘した。28日午後8時20分ごろ、北九州市門司区の氷砂糖製造販売業「O氷糖」の工場で、男性が製造器のローラー(直径約1m)に足を挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察が、事故の状況や詳しい原因を調べている。
(2013年11月28日 修正1 ;追記)
2013年11月14日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、代表取締役らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州東労基署は13日、「O氷糖」と代表取締役の男性(61)を労安法違反容疑で書類送検したと発表した。
6月28日、社員の男性(34)が、製造に使うローラーに足を引きずり込まれ、失血死する事故が発生。
同社は、周囲に巻き込み防止用の柵を設置しなかった疑い。
28日午後6時ごろ、中央区銀座8丁目の住友不動産汐留浜離宮ビル(23階建て)で、1階から大量の泡が路上に流れ出し、ビル前の歩道が一時泡だらけになった。
住友不動産などによると、ビル13階の給湯室で、テナントのCM制作会社の関係者が、約40ℓのボディーソープを流し台に捨てたところ、排水管を通じて1階の玄関脇から泡になって噴き出した。
住友不動産によると、毒性や人体への影響はないという。
現場は、オフィスビルが立ち並ぶ汐留地区の一角で、周辺にはボディーソープのにおいが立ちこめた。
仕事帰りの会社員らが「何が起きたの」「雪みたい」と言いながら、立ち止まって写真を撮っていた。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0628/TKY201306280388.html?ref=com_rnavi_arank
2013年6月29日2時54分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時前、南相馬市原町区の「S化学工業」の従業員から「トルエンが爆発した」と消防に通報があった。
消火活動の結果、およそ2時間半後の午後7時40分ごろに鎮火した。
会社側によると、火が出た時、工場には5人ほどの従業員がいたというが、けが人はいなかった。
周辺には煙が立ちこめたことから、警察が一時、工場周辺の交通を規制し、住民を避難させた。
会社側によると、火事が起きた時、トルエンを遠心分離器を使ってろ過をする作業をしていたところ、引火し、爆発が起きたという。
「S化学工業」は、農薬や医薬品を製造する化学工場で、近くには住宅が点在している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055664581.html?t=1372453697631
2013年6月29日9時9分に福島民報からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6棟ある工場の一棟から火を出し、鉄筋コンクリート造りスレートぶき三階建ての一部を焼いた。
約3時間後に消し止めるまで、製造していた紫外線吸収剤からごみを分離するのに使う有機化合物のトルエンが燃えたとみられ、海岸近くにある工場から煙が西側の市街地方面に流れた。
市は、異臭で気分が悪くなる恐れがあるとして、防災無線などで市民に屋内退避を呼び掛けた。
出火当時、敷地内にいた従業員28人は避難せず、現場での対応に当たった。
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/201306299308
(2013年7月16日 修正1 ;追記)
2013年7月2日付の福島民報紙面に、遠心分離器の軸部分で発生した火花が原因とみられるという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察などの調べで、老朽化した遠心分離器の軸部分で発生した火花がトルエンに引火したのが原因とみられることが、1日までに分かった。
火災発生当時、工場内では、紫外線吸着剤の半製品から、ごみを除去する精製作業中だった。
警察によると、ごみを吸着したトルエンを遠心分離器で分離する作業中、従業員が軸部分から火花が発生しているのを目撃しており、この火がトルエンに引火したらしい。
同社によると、遠心分離器は導入から36年経過していて、経年劣化で物理的な不具合が生じたとみられる。
工場には泡消火装置が設置されており、東日本大震災後も検査していたが、従業員がスイッチを押しても作動しなかった。
同社は1日、火災後、初めて現場を公開した。
火を出した遠心分離器や建物内部は真っ黒に焦げ、2階の金属床や配管が曲がるなど、火力の大きさを示していた。
28日午前11時すぎ、北斗市稲里の北海道新幹線の建設現場で、建設会社社員の男性(66)がバックしてきたダンプカーに轢かれた。
男性は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
現場では、新幹線の線路の土台の工事が行われていて、警察によると、男性は現場責任者を務めていたという。
ダンプカーを運転していた55歳の男性は、警察の調べに対し「当時は誘導する人はおらず、何かにぶつかって止まってみたら人が倒れていた」と話しているという。
男性の近くには、砂利を固める小型の機械がエンジンをつけたままの状態で倒れていたということで、警察で当時の状況などを詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130628/4aa189552a8759e937fbf1982b426af4.html28日午前8時20分ごろ、兵庫県伊丹市森本の金属リサイクル業「Y金属産業」のスクラップ置き場から煙が出ているのを従業員が見つけ、119番した。
金属スクラップがくすぶっており、消防車12台が出動し、消火活動を続けている。
けが人は出ていない。
警察によると、スクラップ置き場は鉄骨平屋建ての工場内にあり、銅やアルミなどのスクラップ約80トンが山積にしてあった。
この日朝、従業員が新たにドラム缶10本分のスクラップを加えたところ、煙が出て、爆発。工場の天井と側壁の一部に穴があいたという。
27日夕、従業員が水分を抜くためにスクラップにマグネシウムを加えており、警察で関連を調べている。
現場はJR福知山線伊丹駅から東約1.5kmの工場街。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130628/waf13062811530013-n1.htm
(ブログ者コメント)
マグネシウムと水とが反応して生成した水素が爆発、あるいはマグネシウムの粉じん爆発といった可能性が考えられる。
28日午前7時45分ごろ、大阪府和泉市の「K研磨工業所」で、男性社員(64)が鋳物の研磨作業中、研磨機の砥石が割れ、男性の胸を直撃した。
男性は病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、研磨機の円形の砥石部分が大きなもので拳(こぶし)大ぐらいに割れていたという。
当時、工場内には10人ほどがいたが、異音がして男性の方を見ると、倒れていたらしい。
警察は、詳しい死因や機械に不備がなかったかどうかなどを調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130628/waf13062813210019-n1.htm
28日午前7時半すぎ、茨城県鹿嶋市にある新日鐵住金鹿島製鉄所で、「人がパイプの下敷きになっている」と従業員の男性から119番通報があった。
救急隊員などが駆けつけたところ、この工場で働く会社員の男性(62)がうつ伏せでパイプの下敷きになっていて、すぐに病院に運ばれたが、胸を強く圧迫されていて、まもなく死亡した。
警察によると、男性が運んでいたパイプは鉄製で、長さがおよそ18m、直径は70cm余り、重さはおよそ6トンあったということで、作業員2人でパイプを転がして運ぶ作業をしていたという。
作業員2人がともに安全レバーを外さないとパイプを転がして動かせない仕組みになっていたことから、警察は、作業行程を誤ったことにより、男性がパイプの下敷きになった可能性があるとみて調べを進めている。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/20130628/newseye/tbs_newseye5370443.html2013年6月29日2時9分にmsn産経ニュース茨城からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄パイプに部品を取り付ける作業をしていた会社員(62)が鉄パイプの下敷きになっているのを同僚が発見、119番通報した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130629/ibr13062902100002-n1.htm27日午後4時40分ごろ、静岡市清水区の静岡鉄道桜橋駅周辺を通過しようとした上り電車の運転士が、線路内に大きな鋼板が落ちているのを発見し、電車を緊急停車させた。
けが人はなかったが、この影響で電車に約4分の遅れが生じた。
鋼板は長さ74cm、幅50cm、重さは9kgもあった。
静岡市などが確認したところ、線路の上に架かる桜橋のコンクリート底板の底面を覆うように設置されている鋼板1枚が剝がれ落ちていた。
落下した部分は腐食が激しく、経年劣化が原因と考えられる。
桜橋を管理する静岡市と静岡鉄道は、28日未明の運行終了後、橋全体の打音検査を行い、ほかに落下しそうな部材がないことを確認。
静岡鉄道は28日は始発から通常通り運行している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130629/szk13062902070002-n1.htm27日午前11時20分ごろ、鹿児島市のパチンコ店「第五F店」の改装工事現場で、電気工事作業員の男性2人(49、57)と電気工事業の男性(69)の計3人が、高さ約2.5mの脚立から転落し、足や顔の骨が折れる重傷を負った。
警察によると、3人は脚立に登って天井から重さ約40kgのシャンデリアを取り外す作業をしていたところ、シャンデリアが落下し、次々とバランスを崩して転倒したという。
(2013年7月15日 修正1)
2013年6月28日付の南日本新聞紙面に、もう少し詳しい作業時の様子が、下記趣旨で掲載されていた。
それぞれ脚立に上って、高さ約4mの天井に鎖で固定されていた直径約1m、重さ40kgのシャンデリアを取り外していた。
1人が鎖を外し、2人がシャンデリアを支えていたが、何らかの原因でシャンデリアが落下し、バランスを崩して脚立から転落したという。
(ブログ者コメント)
南日本新聞に掲載されていた現場写真によれば、脚立が3つあるように見えた。
(2013年11月28日 修正2 ;追記)
2013年11月16日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島労基署は14日、延岡市の電気工事会社「M電気工業」と同社専務(39)を労安法違反の疑いで書類送検した。
改装工事で天井の照明を取り外す作業中、作業床を作らず、脚立を使わせた疑いがある。
27日午前1時半ごろ、安中市松井田町の自動車修理工場で、経営者の男性(72)が作業をしていたところ、リフトで持ち上げられていた車がバランスを崩して2m下に落下した。
この事故で男性は車の下敷きになり、病院に運ばれたが、上半身を強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、リフトは柱から出る4本のアームの先端で車の4つの隅を支える構造になっていて、男性は車を固定させて車体の底の部分を修理していたという。
警察が詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065623571.html?t=1372367191144
立正佼成会付属佼成病院(東京都中野区)で2011年9月、高濃度の酢酸を使った胃がん検査を受けた練馬区の女性(当時80歳)が死亡した医療過誤を巡り、警視庁は27日、当時、同病院の内科医だった男(35)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
現在も、他の病院で医師を務めているという。
発表によると、医師は同9月22日、胃がん検査の際、本来は1.5~3%の濃度に薄めて内視鏡で胃粘膜に散布する酢酸を約25%の濃度で使用。女性は吐き気などを訴えたが、適切な処置をしなかったため翌月14日、入院先の別の病院で、腸管壊死で死亡させた疑い。
本来は酢酸と水を計量して検査液を作るが、医師はにおいの強弱で濃度を判断していた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130627-OYT1T00697.htm2013年6月27日15時31分にmsn産経ニュースからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、女性に早期がんの疑いがあったことから、急きょ検査を実施。
検査用の酢酸は3~1.5%で使用するため、看護師に原液を薄めるよう指示したが、最終的に医師が臭いで濃度を判断して使用したという。
検査後、医師は女性の家族に「検査が長引いたため、吐き気を感じている」と説明。女性を帰宅させていた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130627/crm13062715310008-n1.htm(ブログ者コメント)
医療事故は原則、本ブログの掲載対象外だが、濃度をにおいで判断するという、ちょっと信じられない事例だったので紹介する。
ちなみに、においで判断したという事例ではないが、高濃度酢酸による医療死亡事故は、今年4月に横浜でも起きている。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304300024/
26日午後3時ごろ、仙台市青葉区にある国見浄水場の職員から、「排水管を移設するため穴を掘っていたところ、土砂が崩れて作業員2人が埋まった」と消防に通報があった。
作業員2人は腰のあたりまで土砂に埋まったということで、消防が土砂を手作業でかき分けたり、また、胴に巻きつけたロープを引っ張るなどして、事故から1時間半後までに救助された。2人は命に別状はないという。
仙台市によると、現場では、地下の排水管を掘り起こすため、重機で縦約10m、横約20m、深さ約5mの溝状の穴の掘削をしていた。
雨が降るおそれがあったため、穴の斜面にシートをかける作業をしていたところ、その斜面が崩れたという。
現場の周辺は住宅地や大学などがある地域。消防車両およそ10台が出て救助にあたり、一時、騒然とした雰囲気になった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6005599361.html?t=1372275834982
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00248738.html
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20130627ddlk04040067000c.htmlまた、2013年6月27日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
排水管の移設工事をしていた深さ4mほどのすり鉢状の穴の中で、雨に備えて防水シートをかける作業をしていたところ、斜面の土砂が崩れ、下半身が埋まったという。
26日午前3時7分ごろ、東ソー四日市事業所のエチレンプラントの炉から出火し、炉内に取り付けられた温度計の保護カバーの一部が焼けた。けが人はいなかった。
事業所によると、炉では化学製品の原材料のナフサを熱で分解し、エチレンを精製していた。
職員が火に気付き、ナフサの炉への供給と加熱を止めると、数分で自然消火したという。
消防によると、外部への影響はなかった。(ブログ者コメント)
ナフサが燃えたのか?燃料が燃えたのか?はたまた炉内で燃えたのか?炉の外で燃えたのか?
そういった点が、この記事だけではよく分からない。
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年6月27日付の伊勢新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
この火事で、分解炉に取付けられていた温度計の保護カバーが焼損した。
同社によると、温度計の温度が異常に上昇したため、現場を確認したところ、火が出ているのを発見したという。
2013年6月26日18時57分にNHK岐阜から、この事故を教訓とした解体業者の研修会が開かれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故を教訓に、解体工事の安全の徹底をはかろうと、県内の解体業者が事故防止について学ぶ研修会が岐阜市で開かれた。
この研修会は、岐阜県内の建物の解体業者で作る組合が開いたもので、業者の従業員およそ30人が参加した。
研修会ではまず、組合の木村順一理事長が「尊い若い女性の命を奪ってしまった事故を忘れてはならない。二度と同じ事故を起こさぬよう安全意識を高めてほしい」と挨拶した。
このあと、労働局の職員が、工事の前に作業計画を立てて作業員に周知することや、現場に作業の責任者を置いて十分な倒壊防止策をとることなどの安全対策を徹底するよう改めて注意を呼びかけた。
また、来月1日から建物の鉄骨を切断するなど解体工事に使う機械の操作には、労働局の指定する機関での講習を受講することが法律で義務付けられたことを説明し、速やかな受講を求めた。
さらに安全対策のコンサルタントが、工事の危険性を作業工程ごとに見積もり、危険性を減らしていく方法を紹介した。
研修に参加した男性は「事故を忘れず、きょう学んだことを会社内で徹底したい」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085544591.html?t=1372276080679
(2013年7月15日 修正9 ;追記)
2013年7月10日15時03分にNHK岐阜から、2人に実刑判決が言い渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
元専務ら2人に、岐阜地方裁判所は「危険性を熟知しながら倒壊防止措置を講じなかった過失は重大だ」として、それぞれ禁錮1年2か月の実刑判決を言い渡した。
10日の判決で、岐阜地裁の室橋裁判長は「被告らは漫然と壁を1枚残した不安定な状態で解体工事を行い、安全対策に対する意識が極めて薄かった。危険性を熟知しながら会社の営業利益や工事の作業効率を優先して倒壊防止措置を講じなかった」と指摘した。
その上で「重大な過失で女子高校生が死亡するという悲惨な結果が生じていて、実刑は免れない」として、それぞれに禁錮1年2か月の実刑判決を言い渡した。
判決のあと、亡くなった女性の父親は「判決が出ても、娘は帰ってこないので言葉が出ません。同じような事故がないようにと思いますが、単純な安全対策をなぜしなかったのか説明がないままです」と話していた。
一方、被告側の弁護士は「控訴するかどうかはこれから検討する」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084990591.html?t=1373495116601
(2013年9月21日 修正10 ;追記)
2013年9月19日18時47分に朝日新聞から、2被告が控訴を取り下げ、判決が確定したという記事がネット配信されていた。(転記省略)


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。