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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202267631分にYAHOOニュース(元航空管制官の寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今年、1月には日本で小松基地を離陸したF-15が墜落、3月には中国で昆明から広州に向かう航空機が異常な急降下の後に墜落、531日にはネパールで空港を離陸後に観光地へ向かう途中で墜落と、航空事故が相次いで起こりました。

航空事故には、航空会社、航空機製造メーカー、航空管制機関など関係者の責任追求、航空機や乗客・遺族の保険・補償の査定といった、避けられない問題が付いて回ります。

そのため、各国の事故調査当局は「ブラックボックス」を回収し、事故原因を究明します。

事故や事故に繋がるインシデントの最重要証拠品であるブラックボックスについて、7つのポイントに絞って解説します。

 

【ブラックボックスは2つ、それぞれの記録内容】

ブラックボックスは、記録内容が異なる2つの機器から構成されます。

一つは航空機の飛行データの記録機器(パイロットの操作、速度、高度、経路、航空機の姿勢など)で、フライトデータレコーダと呼ばれます。

もう一つは音声記録機器(コックピット内の会話や航空管制官との無線交信など)で、コックピットボイスレコーダと呼ばれます。

なお、2つの機器を合わせたコックピットボイス・フライトデータ・レコーダもあります。

 

【記録有効時間は意外と短い】

旅客機で広く使われるタイプのもので、フライトデータレコーダは25時間以上、コックピットボイスレコーダは最大2時間の記録が可能です。

国内線の短距離路線でも約2時間ですので、コックピットボイスレコーダはフライト毎に上書きされてしまいます。

そのため、例えば「乱気流により航空機が激しく揺れ乗客にけが人が出た」といった事故があった際には、事故調査当局は直ちにブラックボックスを押収する措置を取ります。

 

【ブラックボックスを分析してわかることは】

航空事故は、機体やソフトウェア、地上設備の不具合などの技術面の問題か、操縦の過失やミス、コミュニケーションエラーなどの人為的な問題の、どちらかにより発生します。

ブラックボックスを分析することで、なぜ事故になったのか、どんな不具合が起きたのか、フライトを再現し原因を特定することが出来ます。

特にコックピット内の会話は、事故に至るトラブルの初期的な原因を探る上で重要です。

なお、航空管制官との交信については、航空管制機関側でも常時録音されています。

 

【本当に黒い箱なのか】

ブラックボックスが文字通り見た目も黒い箱ではあまり目立ちませんし、夜間の捜索が困難です。

記録装置を保護する頑丈なケースはオレンジまたは赤で塗装されており、発見しやすいように視認性を高めています。

 

【墜落の衝撃に耐え、山や海に落ちても発見可能】

ブラックボックスが故障、消失しては何の意味もないため、ブラックボックスの構造は頑丈で、非常に厳しい耐久試験(耐衝撃、耐火、耐水など)をクリアする必要があります。

そのうえで、事故があった際に直接的な損傷や前方・下部からの衝撃を最も受けにくい場所として、機体後方に設置されています。

また、強い衝撃が加わった際や水中に沈んだ際に位置を知らせる信号を自動的に発生する発振機を持ちます。

航空機が上空を高速で飛行したまま空中分解したり、海中に沈んでしまったり、といったようなケースでも、短期間でほぼ確実に回収が可能です。

しかし、内蔵バッテリーは30日間で切れてしまうため、過去に起きた航空事故では、フライトデータレコーダーとコックピットボイスレコーダーの片方または両方を発見できなかった例もあります。

 

【取り付けが義務付けられているのか】

飛行機録装置は航空法に搭載が定められており、運航者はエンジン始動後から到着後のエンジン停止までの間、記録するよう運用する義務を負います。

1966年の全日空羽田沖墜落事故が発生した当時、航空機にブラックボックスが設置されていなかったことが、航空法改正のきっかけと言われています。

 

【極秘扱いで中を見られるのは限られた組織だけ】

事故や重大インシデントであった場合には、事故の証拠品としてブラックボックスの押収、保全の措置が取られるため、中を見られるのは事故調査当局に限定されます。

航空会社は直接知ることはできません。

極秘情報として扱われ、またデータ構造は特殊で解析できるのは一部の国の特定機関のみです。

これが「ブラックボックス」と呼ばれる理由です。

https://news.yahoo.co.jp/byline/tower-man/20220607-00299532 

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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