2021年4月28日7時46分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
27日午前10時15分ごろ、沖縄県本部町山川の本部港渡久地地区の山川漁港で、出航しようとしたプレジャーボートが何らかの原因で爆発し炎上した。
乗っていた50~80代の男女5人が、やけどや骨折などの重傷を負ったが、命に別条はない。
■爆発したのは…
名護海上保安署などによると、観光のため来県していた静岡県の60代の男性船長と、知人の男女4人が乗ったボートが沖に出ようと約10メートル航行したところ、何らかの原因で船体後方部分の燃料庫付近が爆発したという。
船長の男性がドクターヘリで本島南部の病院へ、他の4人が本島北部の病院へ救急搬送された。
爆発したのはプレジャーボート「クマサン007」(最大搭載人員15人、3トン、長さ7・38メートル)。
衝撃で70代の男性2人が海上に飛ばされ、残された船長含む3人は、さらなる爆発を避けるため、船長の判断で海へ飛び込んだという。
5人はライフジャケットを着用していた。
同署は、付近にたばこや花火など燃焼物がないことから、電気系統のトラブルを視野に原因を詳しく調べている。
マリン事業者の有志らが同日夕、クレーンを使って沈没したボートを引き上げ、撤去した。
運輸安全委員会は同日、船舶事故調査官3人を沖縄に派遣することを決めた。
28日以降に現地調査する方針。
■目撃者の証言は…
「ドーン」。
本部町の山川漁港に、打ち上げ花火のような大きな爆発音が響いた。
釣りを楽しもうと同港を訪れていた比嘉さん(21)と崎原さん(21)=いずれも西原町=がすさまじい爆発音に振り返ると、海上の船体から炎と黒煙が立ち上っていた。
船の周囲には投げ出された乗員らが浮かんでおり、2人は近くにいた数人と救助に急いだ。
救助された乗員らはそれぞれ手や足、腰に痛みを訴え、船長の男性はやけどを負い、足の広範囲が赤く腫れていた。
消防車やドクターヘリ、警察車両などが駆け付け、辺りは一時騒然となった。
崎原さんは「原因が気になるが、全員の命に別条がなくてほっとした」と安心した様子だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d21f444c7fd45cedfa0f79cf7ccc0ea26c78b137
4月27日20時0分にYAHOOニュース(沖縄テレビ)からは、岸壁から離れエンジンをかけたところ爆発したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仲宗根記者
「本部町山川の港です。爆発したボートはこの船着き場からおよそ50メートルほど離れたところにあって、海面から船の底のみが見えている状態です」
27日午前10時過ぎ、本部町山川の港で「小型船が爆発した」と消防に通報がありました。
プレジャーボートには男女5人が乗っていて、やけどや骨折の疑いで全員病院に運ばれ、命に別条はないということです。
警察によりますと船の関係者は、「プレジャーボートが岸壁から離れてエンジンをかけたところ突然爆発した」などと話しているということです。
海上保安庁は今夜の満潮にあわせて船を引き揚げ、爆発の原因などを調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/becc11e52c8f08ca0e74a13a5fb9a5da5be43a01?source=rss
4月28日10時44分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、ガソリンが漏れていた可能性も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5人は骨折や、やけどなどのけがを負い、うち4人は重傷。
全員意識があり、生命に別条はないという。
火災発生時に港にいた崎原さんは、「(出港前に船を)港から海に下ろした人は『エンジンをかけた時に爆発した。ガソリンが漏れていたのではないか』と言っていた」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/143e4a4b09c5263c96b7d002470a6409b8aacd45
(2023年4月28日 修正1 ;追記)
2023年4月27日10時46分に産経新聞からは、前年に工事した燃料ホースの接続部分が固定不良で緩んだらしい、船長は事故前の点検で燃料タンク区画を確認していなかったなどとする調査報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
令和3年4月、プレジャーボートが爆発して5人が骨折ややけどの重傷を負った事故で、運輸安全委員会は27日、船底の区画に燃料のガソリンと可燃性ガスが漏れていたのに船長が気付かなかったと推定する調査報告書を公表した。
報告書によると、ボートは2年に燃料ホースを延伸する工事をしていた。
ホースを固定する支えがなく、航行中の振動などで接続部分が緩み、隙間ができた可能性がある。
一方で焼損が激しく、詳細は明らかにできなかった。
船長は事故前の点検で燃料タンクのある区画を確認していなかった。
https://www.sankei.com/article/20230427-47IAQWOVMRI25EQMBQUHANKAU4/
4月27日12時3分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)からは、ホースとタンクを接続するクランプが緩んでいたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船長が出航前に船首側の点検口を確認しておらず、ガス漏れに気付かなかったとみられる。
前方の船底区画にある耐油ホースと燃料油タンク接続部の「ホースクランプ」(接続部の固定に使うパーツ)が緩み、そこから漏れ出たと推定されるが、焼損の激しさから明らかにできなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/71ba0711c0580832a5b183c472acbd96fba03c11
4月27日10時29分にNHK沖縄からは、ボートを陸から海に降ろす際に船体が傾き、船底に漏れていた可燃性ガスが広がったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の運輸安全委員会が27日、調査報告書を公表しました。
それによりますと、当時、燃料タンクとつながるホースの接続部分が緩み、船底に燃料や可燃性ガスが漏れ出ていた可能性があるとしています。
その上で、陸上からボートを海に降ろす際、船体が傾いた影響で可燃性ガスが広がり、バッテリー付近で発生した火花が引火して爆発が起きた可能性が考えられると指摘しています。
一方、ホースの接続部分が緩んだことについては、焼損が著しく、詳細を明らかにすることができなかったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230427/5090022934.htm
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。