2021年4月28日13時1分にYAHOOニュース(朝鮮日報 日本語版)から下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。
忠清南道唐津市内の海水浴場のテントで、一酸化炭素中毒死したものと見られる夫婦の遺体が発見された。
忠清南道警察庁と消防当局によると、26日午後1時40分ごろ、唐津市石門面の海水浴場近くのテントで、Aさん(61)夫妻が死亡しているのが発見された。
警察は「23日にキャンプに出発した両親が帰ってこない」というAさんの子どもの通報を受け、携帯電話の位置追跡によって2人を発見した。
警察と119救急隊が現場に到着した時、Aさん夫婦のテントでは、ブタンガスで水を加熱する方式の温水マットのスイッチが入っている状態だったという。
テントは外側のテントと内側のテントの二重になっていたが、外側と内側のテントの間の空間に、ブタンガスボンベにつながったボイラー装置があった。
警察関係者は「テントは出入口などがすべて閉まっていて、事実上密閉された状態だった」と話す。
テントの中では夫婦が飼っていたペットの犬1匹も死んでいた。
警察と消防当局は、Aさん夫婦がブタンガスの燃焼で発生した一酸化炭素により中毒になり、窒息したものと見ている。
燃料が不完全燃焼する際に発生する一酸化炭素は、色やにおいがない「沈黙の殺人ガス」と呼ばれている。
牧園大学消防安全学部のチェ・ジン教授は「体内の一酸化炭素濃度が高くなると、血液の酸素運搬機能が下がり、呼吸困難を引き起こして、ひどい場合には窒息死につながる」と説明した。
専門家らは「燃料を燃やして暖房する方式の装置は、窒息事故が常に発生する可能性がある。睡眠中は換気に十分注意しなければならない」と話す。
特に、車内で宿泊したり、テントの中で使用したりする場合は、必ず換気口を設けなければならないとのことだ。
警察関係者は「他殺が疑われる点はないものと思われるが、複数の可能性を閉ざさずに捜査しているところだ」と語った。
警察は、Aさん夫婦の詳しい死因を確認するため、国立科学捜査研究院に解剖を依頼した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36712058e0a33450fa241ccd3fabab0c2a74b3d4
(ブログ者コメント)
わが国でもワカサギ釣りなどのテントの中で暖をとっていてCO中毒になった事例がしばしば起きており、気になった事例は本ブログにも掲載している
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。