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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019661210分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「事故防止には『左足ブレーキ』が有効では」。

 

アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故が全国で多発している実態を先月18日付の朝刊で報じたところ、読者からこんな意見が複数寄せられた。

 

アクセルもブレーキも同じ右足で操作するから踏み間違える。

ならば、ブレーキは左足に任せてみよう・・・という発想だ。

 

大胆かつ合理的な提案のようにも聞こえるが、それって正しいの?

 

 

「もう20年以上、この運転方法です」。

手紙を寄せてくれた神戸市北区の男性(71)は左足ブレーキのベテランだ。

 

後部座席に同乗し、住宅街を走ってもらった。

道路脇を歩く子どもを見掛けると、左足でブレーキを踏み、徐々に減速。

通り過ぎると右足でアクセルを踏み、ゆっくりと加速する。

通常の運転の乗り心地と、何ら変わりはなかった。

 

左足でクラッチを踏むマニュアル車に慣れていたこともあり、オートマチック車に乗り換えてからは、左足でブレーキを操作するように。

 

アクセルペダルとブレーキペダルの位置が近く、両足を使うと窮屈そうにも見えるが、「右足だけだと踏み替えが必要になり、ばたばたして苦手」と話す。

 

左足ブレーキを始めて3年という男性からもメールがあった。

さいたま市の男性(70)。

悲惨な踏み間違い事故を報道で知ったのが実践のきっかけだったという。

 

高齢ドライバーへのプレッシャーを感じ、「左足を使えば踏み間違えることはなさそうだ」と考えた。

 

かつては2~3時間運転を続けても平気だったが、年齢とともに右足に疲れを感じるようにもなっていた。

 

そこで、信号待ちの際にブレーキを左足に変えてみたところ、「とても楽になった」。

 

最近では、停止中だけでなく、運転中も思い通りに左足でブレーキをかけられるという。

 

     

 

プロの指導者の見方はどうか。

 

神戸市東灘区の教習所「リエゾンドライビングスクール」の副管理者で、約20年の指導歴がある白神さん(男性、57歳)に尋ねた。

 

結論は、「一般的には、あまり推奨できません」。

 

理由は、「右足が利き足の場合、左足だと踏み込む加減が分からず、急ブレーキになりやすい」からだという。

 

同教習所では、警察庁監修の指導要領例を基に作成された教本通り、アクセルとブレーキは右足で操作するよう指導している。

 

同要領例を作成する「全日本指定自動車教習所協会連合会」によると、「左足は運転席の床につけ、運転姿勢を安定させるのが基本。左右の足を使うと踏ん張りが利かないため、姿勢が安定せず、事故につながる可能性がある」という。

 

白神さんも、「アクセルの操作時以外は、右足を常にブレーキペダルに載せることが重要。とっさに踏んだとしても停車できる」とアドバイスする。

 

ただし、左足ブレーキが禁止されているわけではない。

 

さいたま市の男性も、「ブレーキ操作にはそれぞれの流儀があり、右足、左足のどちらかが正解というわけではない」と指摘した上で、「今の私には、左足も使う“二刀流”が合っている」と話した。

 

 

【アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故】 

 

警察庁によると、2008~17年の10年間に、アクセルとブレーキの踏み間違いなどで死傷者が出た事故は全国で6万239件に上り、450人が死亡した。

 

誤操作した運転手の年代では、10~20代の割合が27%で最も高く、次いで70歳以上が24%。

 

兵庫県内では同じ期間に2133件の事故があり、26人が亡くなった。

 

出典

『ブレーキ踏み間違いに「左足で踏めば」 正しい?』

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201906/0012401128.shtml 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

踏み間違いは高齢者の専売特許のような報道が相次いでいるが、実際は10~20代が一番高いとは知らなかった。

 

気になり調べてみると、交通事故総合分析センター公表の、平成24年(2012年)から28年(2016年)の全事故件数に占めるベダル踏み間違い事故割合を年齢別に整理したデータ(折れ線グラフ表示)では、高齢者のほうが若者より高くなっていた。

 

母数をどうとるかで、見方が違ってしまう?

 

出典

『交通事故分析レポート №124 アクセルとブレーキベダルの踏み間違い事故 高齢ドライバーに特徴的な事故の防止に向けて』

https://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info124.pdf

 

 

 

(2019年6月22日 修正1 ;追記)

 

2019621日に読売新聞から下記趣旨の記事が、年代別の死亡事故件数の棒グラフ付きでネット配信されていた。

このデータでは、1020代より70歳以上の事故割合のほうが大きくなっている。

 

75歳以上の高齢者が2018年に起こした交通死亡事故は、運転免許証を持つ10万人当たり8.2件で、75歳未満(3.4件)の約2・4倍だったことが、19年版「交通安全白書」で明らかになった。

 

死亡事故の原因では、ブレーキとアクセルの踏み間違いが5.4%に上り、75歳未満(1.1%)の約5倍に上った。

 

白書は政府が21日の閣議で決定した。

 

それによると、18年の交通死亡事故は3449件。

 

過失が最も重い「第1当事者」と判断された運転者の年齢層別(5歳ごと)の割合を見ると、免許人口10万人当たりの件数は85歳以上が16.3件で最も多く、16~19歳の11.4件、80~84歳の9.2件と続いた。

 

高齢者に加え、免許を取得したばかりの若者の多さも目立った。

 

交通事故による死者数は3532人で、統計を取り始めた1948年以降では最少となった

 

ただ、65歳以上の割合は55.7%で、過去最高となった。

 

白書は「今後も一層高齢化が進展するのに伴い、高齢者の交通安全は、歩行者としても運転者としても重要な課題である」としている。

 

政府は18日に決定した交通安全の緊急対策に基づき、

〈1〉ペダルを踏み間違えた際の加速抑制装置の性能認定制度

〈2〉運転支援機能を備えた「安全運転サポート車」に限定した高齢者向け運転免許

の導入に向けた検討を急ぎ、高齢ドライバーによる交通事故の防止に取り組む方針だ。

 

出典

『ブレーキ踏み間違いでの死亡事故、75歳以上になると多発』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190621-OYT1T50312/ 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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