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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2013年2月8日 修正2 ;追記)   

2012129日に掲載した表記記事の続報として、未崩落部分のボルト183本の6割が耐久力不足だった、過去に点検計画を変更していた、などの新情報を紹介します。 


2013212130分 msn産経ニュース)  

未崩落部分の天井板のつり金具を支えるボルトの引き抜き試験の結果、接着剤不足やさびでの腐食などで約6割が耐久力不足だったことが1日、国交省の調べで明らかになった。

国交省などによると、トンネル上部のコンクリート部分に穴をあけ、ボルトを埋め込み、天井板をつる金具を固定する構造。
埋め込まれるボルト部分は13cmで、本来は樹脂製の接着剤で覆われている。

しかし、未崩落部分の183本で引き抜き試験を実施した結果、113本で設計上の耐久力を満たしていなかった。
ボルトの中には、接着剤が足りず全体に行き渡っていないものやさびでの腐食もあった。

事故後の緊急点検では、ボルトに関する不具合が1028カ所見つかり、なかには手で簡単に抜ける脱落も確認されている。
不具合は、崩落区間近くで最も集中していた。

ボルト自体の試験では、設計上求める値を上回る強度を有していたことが判明。
また、コンクリートの採取試験では15カ所中1カ所で設計強度を下回り漏水も多数見つかるなどしたが、国交省は「コンクリートは十分な強度を備えていた」としている。

このため、国交省では不十分な接着を含めたボルトの固定状態に問題があった可能性もあるとみて、接着剤の化学的な分析などを進め、約130mにわたる天井板の連鎖崩落に至った原因を調べる。

一方、管理する中日本高速道路が天井板の撤去や詳細な点検を何度も検討しながら、長期間の通行止めによる社会的影響や緊急性などを理由に見送っていたことも判明した。  

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130201/dst13020121310014-n1.htm  

 

 

201325163分 読売新聞 ;接着剤注入図解付き)  

原因調査の焦点は、巨大な天井板をつり下げる「アンカーボルト」に絞り込まれている。
ボルトは特殊な接着剤で固定されていたが、国交通の調査では約6割が想定強度を下回っていた。各ボルトは施工時に均等量の接着剤が使用されており、同省では経年変化による固着力の低下を想定していなかった設計、保守管理の両面に問題があったとみて調べている。

すすけたボルト
「ばらつきの多い結果は、なぜなのか」。
国交省の調査検討委員会の今田徹委員長は今月1日、同省が事故後、「強度試験」を行ったボルトで、183本中113本が設計上の想定強度を満たしていなかったことに疑問を投げかけた。
ボルトの想定強度は4トン超だが、113本中16本は天井板の重さ約1.2トンの荷重も支えられない状態だった。
手がかりとなりそうなのが、ボルトごとに異なる接着剤の状態だ。
全長約20cmのボルトで、想定強度を満たしていなかったものは先端から約12cmにしか接着剤が付着していなかった。
1.2トンを満たしていなかったボルトは先端から約9cmにしか付着しておらず、排ガスとみられる物質で黒くすすけていた。

穴の形状
強度試験で引き抜いたボルトは、接着剤が付着した範囲に差異があったが、施工した際のミスなどで接着剤の量が不足していた可能性は低いという。
施工手順では、アンカーボルトはトンネルの天井部分に穴を開け、そこに接着剤入りのカプセルを挿入してボルトを押し込む。カプセルが砕けて穴が接着剤で満たされる仕組みで、同省幹部は「手順を誤る可能性は少なく、接着剤の量が異なることは考えにくい」と指摘。別の幹部は「施工不良ならもっと早く不具合が出たはずで、経年変化と考えるのが自然」と語る。
ただ、穴の大きさに差があったり、ボルトの差し込み方が不適切だったりして、接着剤がボルトに十分に固着しなかったという可能性も残る。
同省では今後、ボルトを引き抜いた後の穴の形状を調べ、内部の接着剤の状況などを調べる。 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130205-OYT1T00004.htm  

 

 

201321186分 NHK甲府)   

国の事故調査委員会は1日会合を開き、中日本高速が笹子トンネルで過去に行った点検の内容や、現地の調査結果などが報告された。

それによると、中日本高速は、崩落した天井板から5m余り上にあるボルト部分について、平成20年と去年の2回、足場を組んで近くで行う点検をいったん計画していたが、いずれも計画が変更され、取りやめていたという。

このうち平成20年の点検は、各地のトンネルでタイルの落下事故が相次いだことを受けてタイルのみを対象にした点検に変更し、去年は、より重要度が高いと思われる箇所の点検を優先するため、点検内容が変更されたという。

また、中日本高速は4年前の平成21年、トンネルの天井板を撤去する計画を作成していたが、約1年にわたってトンネル付近を通行止めにする必要があることから、平成23年に計画を見直し、天井板を撤去しないことになったという。

さらに、事故直前の去年9月に行われた定期点検でボルトやナットの欠落や緩みなどの不具合があわせて51か所で見つかっていたことが新たにわかったが、その後、補修は行われていなかったという。

国の事故調査委員会は、点検や天井板の撤去の計画を変更した経緯や補修の考え方などについてさらに調べることにしている。  

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045210301.html?t=1359755114919 

 

 

20132772分にmsn産経ニュース) 

笹子トンネル上り線で、天井板を支えるつり金具のアンカーボルトが過去に652カ所で補修されていたことが6日、中日本高速が国交省に報告した調査結果で分かった。

補修されたボルトは崩落現場近くに集中しており、中日本高速や補修にかかわった業者が補強や修理が必要で危険な状態と認識していた可能性もある。
山梨県警は業務上過失致死傷容疑での捜査を進めており、保守点検の実態解明とともに、補修の経緯も調べる。

国交省によると、昨年12月の事故後に中日本高速が調査。記録にない補修の形跡が652カ所で見つかった。
うち275カ所は正規の位置にボルトがあるが、近くに追加する形で別のボルトを設置していた。
12カ所は正規の位置に穴だけがあり、付近に補充するようにボルトを設置していた。
残る365カ所は「L型鋼」と呼ばれる鋼材を使って、正規の位置とは離れた場所に取り付けていたという。

事故は東京側出口から1.7km付近で発生したが、ボルトの補修は、崩落区間から東京側出口寄り数100mの範囲に200カ所以上集中していた。
中日本高速は、「調べたが記録がなく、建設当時の補修なのか、いずれかの点検の際に補修したのかなど、経緯は分からない」としている。 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130207/dst13020707050001-n1.htm   

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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