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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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今回の豪雨では各地で様々な川が氾濫しており、その一因としてバックウオーターなる現象がクローズアップされているが、当該現象防止のための設備対応はしていたが、それでも降雨量のほうが多かったため支流があふれたという事例も散見された。

以下は、ブログ者の目に入った事例。

 

 

【福岡県 久留米市】

 

710196分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。。

 

西日本を中心とした豪雨では、久留米市でも、今月5日からの2日間の雨量が380ミリに達し、平年の7月1か月に降る雨の量を超えた。


市内を流れる筑後川の支流の陣屋川や大刀洗川など、少なくとも5つの川で水があふれ、およそ1500棟の住宅で水につかる被害が出た。


これについて地元の住民などからは、筑後川とこれらの支流の川との合流地点にある水門が閉じられたため、水門より上流に位置する流域で水があふれ、広く浸水したのではないかとの指摘が出ている。


一方、筑後川や支流の川を管理している国や県によると、筑後川の水位が高くなったため、流域に複数ある水門を7月6日の午後3時から、順次、閉じたと説明している。

 

これは、支流の川に大量の筑後川の水が逆流するのを防ぐための措置で、水門を閉じた上で、支流の川の水をポンプで筑後川に排水する措置をとっていたという。

 

ところが、雨が降り続いたため、支流の川の水の量がポンプの排水能力を上回り、流域に流れ出したと見られるという。


出典

久留米浸水水門閉じていたためか

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180710/0001576.html 

 

 

71160分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

久留米市の浸水被害は、大雨で水位が上昇した筑後川からの逆流を防ぐため、支流の水門を閉じたことによって水があふれる「内水氾濫」が主な原因だった。

 

ある程度の氾濫は織り込み済みのはずだが、国、県、市ともに、水門閉鎖に伴う避難の呼び掛けをしておらず、中小河川については、正式なハザードマップも未整備だった。

 

・・・・・

 

国交省筑後川河川事務所は「避難の呼び掛けは、河川管理者の県か、避難勧告などを出す市の役割ではないか」


県は「中小河川は水位が一気に上昇し、予測が難しい」


市は「避難指示や避難勧告の基準になっていない」

としている。

 

・・・・・

 

出典

水門閉鎖で支流から氾濫 筑後川、本流からの逆流防ぐ措置 西日本豪雨

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/431882/ 

 

 

【京都府 舞鶴市】

 

7121748分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2004年の台風23号で大きな被害が出た京都府北部の由良川流域は、今回の西日本豪雨でも、集落が冠水した。

 

由良川の氾濫を抑える堤防の整備は進んだが、集落に降り注いだ雨水などの内水を由良川へ流せず、堤防の内側に水がたまった。

 

14年前の台風23号の豪雨災害では、全国で死者・行方不明者が98人にのぼった。

 

うち京都府内では、15人が死亡、住宅の全半壊と一部破損、床上床下浸水で1万棟以上の被害が出た。

 

由良川下流部の舞鶴市志高地区では、多くの車が水没。

観光バスの屋根に取り残された乗客たちが、「上を向いて歩こう」などを歌いながら夜明けまで耐えたことでも知られる。

 

国交省は04~16年に、京都府福知山市と舞鶴市の9カ所で堤防を整備。

宅地もかさ上げし、総事業費は約500億円にのぼった。

 

ところが、今回の豪雨で再び、浸水被害が出た。

 

舞鶴市志高地区では、7日午前0時ごろから、国道175号が冠水を始めた。

午前5時すぎに由良川が増水したため、内水を由良川に流す門が閉じられた。

 

行き場を失った内水は水かさを増し、国道付近の水位は1m以上になった。

住宅への浸水も相次いだ。

 

給食調理員の増本さん(女性、40歳)は、家族5人で公民館へ避難した。

「堤防はできたが、今度は山からの水がじわじわとたまっていくようになった」と話す。

 

舞鶴市の担当者は、「外水(由良川の水)からは守られるようになったが、内水が新たな問題になった」と認める。

 

京都大学防災研究所の中川一所長(防災水工学)は、「内水をポンプで川に流しても、増水して堤防が決壊すれば、より甚大な被害につながる。ハード対策には限界がある」と指摘した。

 

出典

500億円で堤防整備したが…冠水招いた「内水」とは

https://www.asahi.com/articles/ASL7B7X2DL7BPLZB03L.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「ハード対策には限界がある」という言葉は、今回の豪雨災害でも、しばしば耳にするところだ。

 

舞鶴市などで500億円かける対策工事を計画した際、今回問題になった「内水」問題は、どのくらい検討されたのだろうか?

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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