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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20147112350分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東急東横線の元住吉駅(川崎市)で2月、乗客19人が負傷した列車の追突事故で、東急電鉄は11日、レールに塗られた潤滑油が一因で、非常ブレーキが利かなかった可能性があると発表した。

事故当時は記録的な大雪で、油がレール脇に積もった雪に混ざり、車輪に押し当てられるブレーキパッドに付着したという。


同社は、車輪との摩擦が強くなる急カーブなどで、車輪がレールに乗り上げて脱線するのを防ぐため、一部の列車につけた自動装置で、レール上部の内側の角に潤滑油を塗っている。

しかし事故当時は大雪のため、レールの油が雪に混じり、その雪が車輪に巻き込まれていったとみられる。


さらにブレーキパッドに付着していたゴミも、ブレーキの能力を低下させた一因と判断した。

追突した列車のブレーキパッド付近に、油分を含んだゴミなどが確認されたという。


同社はすでに、大雪時の制限速度を40~60km以下に下げた。

今後、降雪期には、最低でも10日に1度行う定期検査で、ブレーキパッドに付いたゴミを取り除く。

 

事故原因は国土交通省の運輸安全委員会が調査しており、同社はその結果を踏まえ、追加の対策をとる。

 

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7C63HKG7CUTIL03K.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

雪国の鉄道では、こういったトラブルは過去に起きていなかったのだろうか?

起きていたとしたら、その情報は他社に伝わっていなかったのだろうか?

 

 

 

(2017年2月7日 修正1 ;追記)

 

2017261839分に朝日新聞から、管理上の責任を問われ運行責任者と運転士が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

261737分にNHK横浜から、26208分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

川崎市の東急東横線元住吉駅で、2014年2月15日の大雪の際、停車中の列車に後続列車が追突して乗客65人が重軽傷を負った事故で、神奈川警は、6日、現場の運行責任者だった当時の電車区長(60)と後続列車の運転士(36)を、業務上過失傷害と業務上過失往来危険の疑いで書類送検した。

 

捜査1課によると、元住吉電車区の電車区長だった男性は、大雪の影響で過去に多数のオーバーランが起きたことを知っていたのに、徐行など運行を規制する対策を取らなかった疑いがある。

 

運転士の男性は、雪でブレーキの利きが弱まっていることに気づきながら、速度を落とさず運転した疑いがある。

 

事故現場は、当時、約20cmの積雪があり、2人は「通常の速度では止まれないかもしれないという認識はあった」と話しているという。

このうち運転士は、「この日、別の駅でオーバーランしたが、元住吉駅では停止できると考えていたが、追突してしまった」と説明しているという

 

国の運輸安全委員会は、15年5月、再現実験などから、ブレーキの力を車輪に伝えるブレーキパッドに付いた油やちりが雪と混ざり、ブレーキの利きが弱まったと結論づけた。

 

今回、運転士らが書類送検されたことについて、東急電鉄は「安全を使命とする公共交通機関として重く受け止めている。全社一丸となり、お客様の安全が最優先の行動を取れるよう対応力を高めていく」というコメントを出した。

 

出典

東横線追突、運転士ら書類送検 速度落とさなかった疑い

http://www.asahi.com/articles/ASK264TW0K26ULOB00S.html 

雪の東横線事故 2人書類送検』」

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1053651681.html?t=1486415706987 

東横線元住吉駅脱線、運行指示責任者ら書類送検

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170206-OYT1T50101.html?from=ycont_top_txt 

 

 

 

(2017年10月6日 修正2 ;追記)

 

20171051743分にNHK神奈川から、不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、雪を考慮してただちに徐行運転などの対策をとらなかったことが事故の原因だったとして、当時37歳の電車の運転士と運行を指示した61歳の責任者を、業務上過失傷害などの疑いで書類送検していたが、2人について横浜地方検察庁川崎支部は、5日、不起訴にした。
処分の詳しい内容や理由は明らかにしていない。

 

出典

大雪の東横線事故運転士ら不起訴

http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20171005/1050000256.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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