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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20147111413分にNHKさいたまから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7111334分と7122037分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年、埼玉県深谷市で開かれた車の試乗会で自動ブレーキ機能がついた乗用車がフェンスに衝突し2人がけがをした事故で、警察は、販売会社の担当者らが、運転していた客にブレーキの仕組みを十分に説明しなかったことなどが事故の原因だったとして、11日、客も含めて合わせて4人を書類送検した。


去年11月、深谷市の駐車場で開かれた自動車販売会社の試乗会で、自動ブレーキ機能がついた乗用車が約7.2m先に障害物として用意されたウレタン製マットの前で止まらず、約6.6m先の金網フェンスに衝突し、運転していた客と助手席に乗っていた販売会社の従業員がけがをした。


この自動ブレーキは、時速4~30kmの低速で走行する際に作動するよう、メーカー側で設定されていたが、警察が調べたところ、事故当時は30kmを数km上回っていたという。

 

マツダが作成した試乗マニュアルには、時速10kmまで加速した後はアクセルを踏まないよう注意していたが、社員は時速30km以下で運転するようにとしか、客に説明していなかった。

アクセルを強く踏み込むと作動しないことがあるという。


さらに関係者から話を聞いた結果、販売会社がブレーキの仕組みを十分に説明していなかったほか、客の方も理解が不十分なまま運転していたことが分かったという。


このため警察は、11日、販売会社の37歳の営業部長ら3人を、客に首を捻挫する軽傷を負わせた業務上過失傷害の疑いで、また、運転していた客を、同乗の販売会社従業員に腕の骨を折るけがを負わせた自動車運転過失傷害の疑いで、それぞれ、書類送検した。


運転していた客は、調べに対して「アクセルをいっぱいに踏み込んでしまった」と話しているということで、警察は、車が止まらず動揺し事故に至った可能性があるとみている。


自動ブレーキ機能を体験する試乗会での事故で販売会社の担当者らが書類送検されたことについて、マツダは「今回の事故でお客様や関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけし、あらためて心よりおわび申し上げます」とコメントしている。
そのうえで、当面は販売会社への指導や教育を徹底するとし、現時点で自動ブレーキ機能の体験試乗会の再開は考えていないという。


機械システムと人間が関わる事故の再発防止について研究している「危険学プロジェクト」の手塚則雄研究統括は、「運転支援システムを備えた車では、誤った操作をしても機械が何とかしてくれるとドライバーが過信してしまいがちだが、機械の能力には限界がある。『運転支援』の性能について、使う側がしっかりと理解した上で利用することが必要だ」と話している。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106739921.html?t=1405119671997

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140711-OYT1T50069.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140711-OYT1T50165.html

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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