2015年6月22日7時7分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時40分ごろ、黒松内町白井川のJR函館線で、小樽発長万部行きの普通列車の運転士が線路の枕木から煙が出ているのを見つけ、指令センターに連絡した。
消防が現場にかけつけ、枕木1本が焼けているのを確認してすぐに消し止め、煙は収まった。
JRによると、列車は現場をそのまま通過し、次の駅で停車したが、乗客45人にけがをした人はいなかったという。
この影響で、JR函館線の小樽駅と長万部駅を結ぶ普通列車上下2本に、1時間あまりの遅れが出た。
現場は、JR函館線の熱郛駅から目名駅方向におよそ600mのささやぶに囲まれた場所で、一般の人は近づけないということで、警察や消防が、枕木が焼けた原因について調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150622/5741421.html
6月21日付で産経新聞からは、推定原因に言及した下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時40分ごろ、北海道黒松内町のJR函館線目名-熱郛間で木製枕木から煙が上がっているのを小樽発長万部行き普通列車の運転士が見つけた。
煙は約20分後に収まったが、枕木1本の一部が炭化していた。
警察や消防によると、レールを枕木に固定する特殊な金具「犬くぎ」が緩んでおり、列車通過時の振動でくぎが枕木を摩擦し、熱を帯びたのが原因とみられる。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150621/afr1506210028-n1.html
(ブログ者コメント)
枕木の発煙トラブルは過去に何件か紹介しているが、原因は、ほぼ、急ブレーキ時の火花らしいということで、現在では、原則、掲載対象外としている。
それが今回は、犬くぎと枕木の摩擦熱らしい、ということなので紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。