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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201812131913分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都杉並区のKクリニックが検診で胸部エックス線(レントゲン)検査をした肺がんの見落としが相次ぎ、40代女性が死亡した問題で、クリニックの第三者調査委員会(委員長・佐野忠克弁護士)は13日、エックス線検査は「大きな問題がある」と指摘する報告書を公表した。

 

肺がん検診でエックス線検査は一般的に普及。

「コンピューター断層撮影(CT)検査による検診が行われていれば、見落としは防げた」との同委の見解は、影響が広がる可能性がある。

 

区の検診を受託した同クリニックでは、今年1月、40代女性のエックス線検査画像に腫瘤の影が写っていたのに、「異常なし」と診断。

 

報告書では、専門医ではない医師が判定するなど「組織的な問題」を指摘した上で、検査自体の欠陥を追及した。

 

エックス線検査は、撮影時の姿勢や機器へ胸部を押し付ける圧迫具合で検査結果が左右されるという不安定さを抱えている。

 

一般的に、一方向だけの二次元撮影では、病変が骨や心臓の死角になって見えないケースも。

一方で、CT検査は画像分解能力に優れており、三次元で重なりもなく、死角がない。

 

調査委は、結核などの病変の発見に役立つとして、エックス線検査そのものの有効性は認めている。

しかし、国立がん研究センターによると、CTによる肺がん発見率は、エックス線に比べて10倍程度高いという。

米国では、CTの方が、がん死亡率減少効果が高いとのデータもある。

 

調査委は、エックス線検査が肺がんによる死亡率を減少させるための手法として、「科学的根拠はそもそも不十分」と説明。

国や自治体に対しても、「積極的な情報開示を怠ってきた」と批判した。

 

さらに、画像を見てがんかどうか判断する医師の確信度は、CTに比べて「相当程度劣る」として、エックス線による肺がん検診を「今後、辞退も」と要求している。

 

出典

エックス線検査は「大きな問題」 杉並の肺がん見落としで第三者委が最終報告

https://www.sankei.com/affairs/news/181213/afr1812130032-n1.html 

 

 

※以下は、事案発覚当時の報道。

 

2018717160分 朝日新聞)

 

東京都杉並区の肺がん検診でがんを見落とされた40代の女性が6月に肺がんで死亡していたと17日、区が発表した。

区などは同日午後、記者会見し、詳細を明らかにする。

 

区によると、女性はKクリニック(杉並区高円寺)で今年1月に検診を受け、「異常なし」と判定されたが、4月に呼吸困難などで他院に救急搬送された際、胸部X線などで異常が指摘され、見落としが判明。

その後、肺がんと診断されて治療を続けたが、6月に死亡した。

 

女性は、14、15年にも同クリニックで職場の成人健診を受け、X線画像に影が出ていたが、これを乳首と誤って認識、「異常なし」と判定されていたという。

 

今回の問題を受け、区は同クリニックに対し、2014年9月以降の区・肺がん検診に関わるすべての胸部X線画像について調査を要請。

対象となる9424件のうち、44件が新たに「要精密検査」となった。

同クリニックは、該当者に受診するよう連絡している。

 

肺がん検診では、国の指針に基づき、異なる医師による1次判定と2次判定を実施している。

今回の検診は、区医師会が委託を受け、同クリニックが実施機関の一つだった。

 

2次判定は区医師会が行ってきたが、検診の対象者が増えたため、14年9月からは同クリニックなど一部で、1次、2次判定をともに行っていた。

 

問題を受けて、今年度の同クリニックの区・肺がん検診の2次判定は、区医師会が行う。

 

出典

肺がん検診で見落とし 40代女性死亡 東京・杉並

https://www.asahi.com/articles/ASL7K536SL7KUBQU00H.html

 

 

※以下は、要精密検査とされた44人のうち2人が肺がんだったなどという当時の報道。

 

20181116日 東京新聞)

 

杉並区の肺がん検診でKクリニックががんを見落とし,40代女性が死亡した問題で、同クリニックが検診画像を再調査して、「要精密検査」とされた44人のうち、2人が肺がんと診断され、3人が肺がんの疑いと指摘されたことが分かった。

 

学識者でつくる外部検証委員会は、「検診が適切に行われていれば、より早い診断が可能だった」と最終答申。

 

区も、画像の判定体制を見直す。

 

・・・・・

 

出典

肺がん検診見落としで杉並区 画像判定体制を見直しへ

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201811/CK2018111602000124.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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