2020年10月16日20時0分に神戸新聞から、スプレー缶の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時50分ごろ、兵庫県加古川市平岡の市立平岡南小学校の図工室で、授業中に6年生が相次いで頭痛などを訴え、8人が病院に搬送された。
うち7人は軽症で、1人が経過観察のため入院した。
市教育委員会によると、6年生36人が、図工室でチョークの粉や細かい紙切れを使い、画用紙に絵を描いていた。
その最中、60代の男性臨時講師が図工室前の廊下で、完成した作品に順次、スプレー式の定着液を噴射。
定着液には、吸入すると有害な化学物質が含まれていた。
当時、屋外に面した廊下の窓は全て開放。
図工室は廊下側のドア1カ所を開け、屋外に面した側の窓は、24枚のうち1枚しか開けていなかった。
風が強く、チョークの粉などが飛ばないようにしていたという。
搬送された児童以外にも12人が一時、喉の痛みなどを訴えた。
市教委の担当者は「換気が不十分だった」とし、同校が搬送された児童と保護者らに謝罪した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202010/0013787154.shtml
10月16日17時30分にNHK兵庫からは、「とめ液」と呼ばれる塗料を吹き付けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の教育委員会によりますと、図工の授業中に60代の臨時講師が、廊下で、児童の絵画にスプレー缶の塗料を吹きつける作業をしていた際、教室内にいた6年生の児童およそ20人が、頭痛やのどの痛みなどの体調不良を訴えました。
このうち、8人が救急車で病院に運ばれ、全員症状は軽いということですが、1人が念のため入院しているということです。
スプレーは、チョークを使って描いた絵を定着させるための「とめ液」と呼ばれる塗料で、当時、廊下の窓はすべて開けていましたが、児童がいた図工室内の窓は、風が強かったため1箇所しか開けていませんでした。
市教育委員会は、換気が不十分だったため、塗料のガスが、教室内に流れ込んだ可能性があるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20201016/2020010265.html
10月16日17時44分に読売新聞からは、8時45分から授業が始まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、授業は絵画の制作で、16日午前8時45分から図工室で行っていた。
男性教員が絵画を保存できるようにするため、廊下でスプレーを噴射していたところ、同10時15分頃から児童が次々と気分不良を訴えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201016-OYT1T50171/
10月16日18時47分に産経新聞からは、スプレーには有機溶剤が含まれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
図工の授業を受けていた6年生20人が不調を訴え、うち8人が病院に搬送された。
全員軽症または回復したが、1人は経過観察などのため入院した。
作品に噴射していた有機溶剤を含む定着液のスプレーが原因とみられる。
市教育委員会によると、同校では当時、6年生の1クラスが図工の授業で作品を制作しており、担当の男性臨時講師が図工教室の外の廊下で順次、完成した作品の劣化を防ぐ定着液を吹きかけていた。
これが教室内に風で流れ込み、児童たちが吸い込んだとみられる。
臨時講師は、頭痛などの不調を訴えた児童を保健室へ連れていき、うち症状のおさまらない8人を救急搬送した。
https://www.sankei.com/affairs/news/201016/afr2010160029-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。