2021年4月13日7時0分に福井新聞から下記趣旨の記事が、飛散したタイヤなどの写真付きでネット配信されていた。
北陸電力送配電(本社富山市)は4月12日、福井県敦賀市内で同日行っていた配電線工事中にクレーン車が誤って送電線に接近、電流が流れた影響でタイヤ部分が破裂、飛散し、周辺の民家と倉庫計3軒の窓ガラスや外壁が破損するなどの被害が出たと発表した。
住民や作業員にけがはなかった。
このトラブルにより、関西電力美浜原発など6件に供給していた特別高圧、高圧の電気が約15秒間停電した。
北陸電力送配電によると、同日午前9時45分ごろ、敦賀市中で配電線の電柱の建て替え工事に当たっていたクレーン車がアームを伸ばした際、高さ約21メートルにあった電圧7万7千ボルトの送電線に接近、地面に電気が漏れる「地絡」が起きた。
この影響で、クレーン車の直径約1・2メートルのタイヤ4本のうち3本が破裂。
ホイールを固定する直径約60センチの金属製リング3本が吹き飛び、最大で約30メートル離れた場所に飛散したという。
近くの倉庫外壁のトタンと窓ガラスが損壊し、NTTの電柱が折れた。
さらに周辺の民家2軒の窓ガラスや外壁、軽乗用車にも被害が出た。
作業員6人は無事だった。
同社は、「地元の皆さまや関係者に大変なご迷惑をかけ、深くおわびする。再発防止に努める」とコメントした。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1296869
4月13日7時9分に読売新聞からも同趣旨の記事が、送電線に接触した状態のクレーン車の写真付きでネット配信されていた。
北陸電力送配電は12日、福井県敦賀市中の配電線の工事現場で同日午前9時45分頃、クレーン車が誤って送電線に接近し、電流が地面に放電されるトラブルがあったと発表した。
同社などによると、けが人はなかったが、衝撃でクレーン車のタイヤ三つが飛散。
建物の外壁が壊れるなどしたという。
近くの男性(82)は、「大きな爆発音が数回して、自宅が揺れた」と話した。
トラブルの影響で、関西電力は12日、定期検査中の美浜原発3号機(美浜町)で外部からの一部の送電線で電気が一時受けられなくなったと発表した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210413-OYT1T50077/
(ブログ者コメント)
運転席にいた人が無事だったのは分かるが、他の5人の作業員の方、よくぞ側撃雷も飛散したタイヤの直撃も受けなかったものだ。
それにしても、近くの家が揺れるほどの衝撃。
運転席にいた人はどんな感じだったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。