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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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朝日新聞「聞蔵」で大仙市のもみ殻庫死亡事故について調べていたところ、以下のような事例活用成功例が121日付で掲載されていたので、紹介する。
 
1月20日、大仙市の建設資材業「F農工」の砂利採石場で、作業員が誤ってホッパーに落ち、埋まって首だけ出た状態でいるのを同僚が発見した。
ホッパーの外で2人で作業中、底の排出口で砂利が凍結によって詰まったので、押し出すためにホッパー内に入ったらしい。
同社によると、通常、ホッパー内での作業は想定外。駆け付けた消防隊員らの脳裏には、もみ殻庫の事故がよぎった。
 
砂利は崩れやすく、取り除くために機械を使えば、生埋めになる。助けようとした人が巻き込まれる可能性もある。そこで、もみ殻庫事故を教訓に、まず同僚がホッパーに入り、沈まないように、埋まっている人の首を支えた。次に、クレーンで吊られた消防隊員が、バケツで砂利を掻き出し、両腕が出たところで、ロープを被災者の身体に巻きつけた。他の消防隊員は、砂利が減ったのを見計らい、ホッパーの側面に外から溶断機で30cm□の穴を4箇所開け、砂利が出やすくした。被災者の腰が見えると、一気にロープを引き上げた。被災者は大きなケガもなく、歩ける状態だった。
 
消防によると、事故を繰り返さないため、事後検証や話し合いを繰り返したという。「前回の事故の時は穴を開けなかったが、今回は開けるなど工夫した。現場で臨機応変に対応できた」と話している。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
過去の事例の教訓が、これほどまでに明確な形で活かされた事例は、滅多にない。
これは、ひとえに大仙市の消防が、もみ殻庫の事故の事後検証の場で、ああやればよかったなど、反省を加えていたことが実を結んだということだろう。
ただ、それも、もみ殻庫事故を実際に体験していた消防士が、今回事故の現場にいたからこそできたこと。
もし、今回の事故が別の自治体で起きていたら、あるいは大仙市で起きたにしても20~30年後で、もみ殻庫事故の記憶が薄れている時に起きていたら、、こんなにうまくは救助できなかった可能性が高い。
この辺に事例活用の重要性、かつ難しさ、限界が感じられる。
 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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