姫路市に本社がある特殊鋼メーカーが、金属くずの処分が許可されていない処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、警察は、特殊鋼メーカーと担当部長らを廃掃法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、「山陽特殊製鋼」と40代の担当部長、それに処分場の管理会社と40代の当時の現場責任者。
警察によると、同社は、去年6月までの2か月間、金属くずの処分が許可されていない姫路市の処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、廃掃法違反の疑いがもたれている。
去年9月、警察が最終処分場(安定型)を検証した結果、金属くずが捨てられているのを確認し、同社を捜索するなどして捜査していた。
警察の調べに対して同社は、「特殊な鉄を作る際に使う耐火レンガのまわりに薄い鉄皮(金属くず)が付着していたのは認識していたが、これまで10数年間、行政から指摘がなかったので処分を続けていた」と説明しているという。
同社によると、この処分場には1999年以降、金属くず計173トンを投棄していたという。
書類送検を受けて、同社は「社をあげて改善対策を実施し、社会的信頼の回復に努めたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025635971.html?t=1372454469473
http://mainichi.jp/select/news/20130629k0000m040096000c.html
http://sancs.sanyo-steel.co.jp/whats_new/2013news/130628.html(ブログ者コメント)
金属くずは安定5品目の一つだ。よって、安定型最終処分場に捨てたこと自体は、問題ないような気がする。
とすれば、レンガと金属くずの両方の処分許可を持つ業者に委託しなかったことが、書類送検理由だろうか?
もしそうだとすれば、本件より悪質な廃掃法違反事例が身近にあまた放置されている現状、ちょっと違和感を覚える。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。