2013年1月17日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
加須市は16日、市役所本庁舎の冷暖房用冷温水発生機の燃料に使われる重油1480ℓが漏れ、調整池や農業用排水路に流出する事故が発生したと発表した。
発生機の部品が経年劣化により故障したことが原因。
市は流出した重油の除去作業を進め、再発防止策に取り組むとしている。
市によると、地下のタンクから1階にある発生機のタンクへ重油をくみ上げるポンプのゴムパッキンが壊れ、重油が漏出。雨水配水管を経由して同市上三俣の三俣第2土地区画整理事業調整池に流れ出し、一部が隣接する岡古井落排水路に流出した。
最後に発生機を点検した13日夕方以降に発生したとみられる。15日朝、庁舎管理委託業者の社員が発見した。
市は、調整池と排水路に流出防止のためのオイルフェンスと重油を吸着するオイルマットを設置。今後、重油をバキュームで吸い取り、雨水配水管も清掃する。
重油の多くは調整池に滞留している状態。排水路への放流も止めており、同課は「農作物などへの影響はない」と説明している。
発生機は2台あり、故障した発生機は設置から28年経過していた。庁舎管理委託業者が週1回、発生機の製造業者が年6回点検しているが、異状は見つからなかったという。現在は稼働を停止し、片方の発生機だけ使用している。
市は「重油漏れは想定外で、皆さまに大変な迷惑をお掛けした。同様の事故が起こらないよう、雨水配水管にふたを設置するなどの対策を講じたい」と話した。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news01/17/01.html
なお、漏洩原因に関し、他のメディアから若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(1月17日10時22分 NHKさいたま)
燃料タンクとポンプをつなぐゴム製の管が経年劣化によって裂けていたという。
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1006653101.html
(1月17日付 東京新聞)
冷温水発生機の給油ポンプの一部が経年で劣化したのが原因とみられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130117/CK2013011702000115.html
(1月17日付 朝日新聞埼玉版)
冷暖房用冷温水発生機のバルブ継ぎ目から流出。ゴムパッキンが劣化して漏れ出したとみて、改修を進める。
http://www.asahi.com/area/saitama/articles/MTW1301171100005.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。