2015年2月12日18時36分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日夜10時半ごろ、高畠町入生田の最上川周辺で、「油のにおいがする」と近所の人から消防に通報があった。
消防や国交省山形河川国道事務所が12日朝から調べたところ、近くの農産物加工会社、「たかはたファーム」の敷地内のオイルタンクと工場をつなぐ配管のT字形継ぎ目から、暖房などに使われる重油が漏れていたことがわかった。
消防によると、重油は側溝を通じて最上川に流れ出て5kmほど下流まで広がり、およそ5000ℓにのぼるという。
同事務所によると、これまでのところ、人への健康被害や魚への被害は確認されていないが、消防が、油を吸着させるためのフェンスをはって回収作業にあたっている。
重油が漏れた配管の周辺には雪のかたまりがあったという。
配管は元々腐食しており、そこに落雪があったため、隙間ができて漏れ出したとみられる。
社長は、「配管は20年近く経っていると思う。同種の箇所がないか調査している。ご迷惑をおかけし、おわびします」と話した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025399371.html?t=1423775326739
(2015年3月22日 修正1 ;追記)
2015年2月13日付の山形新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
12日午前6時半ごろ、入生田地内の事業所から、「油のにおいがし、砂川に油が浮いている」と119番通報があり、消防職員らが川をたどっていくと、同社から重油が流れていたという。
同社によると、11日午後10時半ごろに住民から連絡があったことから、遅くてもこの時点から重油は流れていたとみられる。
工場内のボイラーに使用しており、配管の上には2mほどの積雪があった。
(ブログ者コメント)
山形新聞掲載写真を見ると、ブロック製らしき壁にほぼピタリと沿うような形で6分か1インチほどの配管が通っており、その途中から分岐するT字型継手の下に、油受けらしきパンのようなものが置かれていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。