2021年9月10日14時0分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、54m消防車の写真付きでネット配信されていた。
消防署の前を通る。
ぴかぴかに手入れされた消防車が並ぶ。
中でも大きくて特徴的なのが、はしご車。
ところで、このはしご、どのくらいの高さまで届くのだろう。
大都市では、見上げるような高層のビルが次々と建てられているが――。
消防車両のトップメーカー「モリタ」(本社・兵庫県三田市)は、はしご車で9割弱のシェアを誇る。
そのラインアップで最も高いのは54メートルのはしご車だ。
マンションだと、18階あたりまで伸ばせることになる。
車体は長さ12メートル、幅2・5メートル、総重量約25トン。
法律上、車体をこれ以上は大きくできず、「今の技術力で対応できるのは、この高さが限界」とモリタの商品開発部。
54メートルが国内で最も高いはしご車とされる。
54メートルはしご車は、2013年の金沢市を始めとして、愛知県岡崎市、徳島市などに6台が納入されている。
1台2億4千万円程度。
ビルが林立する東京や大阪といった大都市が率先して導入するのでは、と想像するのは素人考えらしい。
東京消防庁に聞くと、はしご車は30メートルが主力だ。
その上は40メートルで、40メートル超の導入は検討されていない。
その理由として、消防法でいう31メートル(11階相当)超の高層建築物には様々な初期消火、避難施設の設置が義務づけられていることが一つ。
例えば、スプリンクラーは原則11階以上の階に設置される。
また、消防ヘリコプターを8機保有しており、屋上からの救助に対応できる、としている。
「東京は高さを求めず、機動性の高い30、40メートル級を必要とするところがあるのでは」(モリタ)。
1933年、モリタは日本初のはしご車(木製はしごで高さ60尺=18メートル)を開発した。
今では15メートルから54メートルまで、6段階の高さがそろう。
街には街の事情がある。
どんな消防車を配備するかは、その消防戦略次第となる。
徳島市では8月末現在、54メートルはしご車が、はしごをいっぱいに伸ばして活動した例はまだない。
以前から50メートルはしご車を持ち、車両の更新時にダウンサイズも検討された。
だが、30メートルと比べても、管内で54メートルのはしご車が進入できないという場所は意外と少なく、「高さという最大のメリットを消す必要はないと判断した」と徳島市消防局。
持たない不安より、持っている安心が大切だ。
https://digital.asahi.com/articles/ASP992VGRP8ZUTIL00Z.html?pn=6&unlock=1#continuehere
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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