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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021928日付で愛媛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

四国電力伊方原発3号機(伊方町)で約140カ所の火災感知器が消防法施行規則を満たさない状態で設置されていたことが27日、分かった。

東京電力福島第1原発事故後の新規制基準は、火災発生時に熱や煙を検知する火災感知器を規則に準じ設置するよう求めているが、不適切な設置状態で原発が運転されていた。

四電は「近くに複数の感知器を設置しており原発の安全性に問題はなかった」とし、9月14日までに全て移設し解消したという。 

規則では、火災感知器を換気口などの吹き出し口から1・5メートル以上離して設置することを求めている。

伊方3号機の制御盤室では、原子力規制委員会が20年7~9月の検査で熱感知器1台が約1・2メートルに設置されていたことを確認した。

その後、四電が約4千台の熱や煙感知器を確認し、規定以上の距離をとっていない箇所が合計約140見つかった。 

感知器が換気口の近くに設置された場合、空調の影響を受けて感知が遅れる可能性があり、規制委は「感知機能の信頼性を損ねることは容易に予測可能」と評価している。

伊方3号機は感知器設置後、16年8月~17年10月、18年10月~19年12月に3号機を運転した。

四電によると、不適切な設置による検知の遅れなどは確認されていないという。

四電は「規制委の指摘を受け速やかに改善した。今後も安全性向上に向けた取り組みを進めていく」としている。

原発の火災感知器を巡っては、東電柏崎刈羽7号機(新潟県)で同様の不適切設置が約100台確認されている。

伊方3号機は19年12月に定期検査に入った後、広島高裁の運転差し止め仮処分決定などで約1年9カ月、停止している。

10月12日に再稼働する計画だったが、過去に宿直勤務者が無断外出した保安規定違反の発覚を受け、予定通りの日程が困難な見通しとなっている。

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202109280018

 

※柏崎刈羽の事例は下記参照。

20219202253分 新潟日報)

新潟県の東京電力柏崎刈羽原発7号機で、施設内の多数の火災感知器が適正な位置に設置されていないことが20日、分かった。
約100カ所に上るとみられる。

出火時に煙や熱の検知が遅れ、初動対応の遅れにつながる可能性がある。

東電は施設内の火災感知器の設置状況について点検を進めており、結果を23日までに公表する。

東電によると、新規制基準に基づいて新たに設置する火災感知器について、原子力規制庁の検査官が今年2月、7号機の蓄電池室にある煙感知器1台が適切に設置されていないことを指摘した。

新規制基準では、消防法施行規則に基づき、空調の吹き出し口などから1・5メートル以上離す必要があるが、問題の感知器は1・5メートル未満の位置に設置されていた。

東電は感知器を移設し、7号機全体の感知器の点検を行った。

しかし、4月にも規制庁の検査官が、2月とは別の火災感知器で同様の不備を見つけた。

東電はいずれの問題も公表し、施設内の約2千台の火災感知器を6月から改めて点検。

今月16日、複数の不適切な配置が見つかったことを規制庁に報告した。

柏崎刈羽原発を巡っては、東電が1月、7号機の安全対策工事完了を発表。

その後、火災防護工事の漏れなどが発覚した。

ほかにも、原発所員による中央制御室への不正入室や、侵入検知設備の機能喪失といった、テロなどを防ぐ核物質防護体制の不備が判明した。

核防護不備問題を受け、原子力規制委員会は4月、核燃料の移動を禁じる是正措置命令を出した。

東電に対しては、今月23日までに、この問題の原因究明などに関する報告書の提出を求めている。

東電は命令解除まで同原発を動かせない。

東電は20日、新潟日報社の取材に対し、「火災感知器は点検状況をまとめているが、具体的な数字は言えない。核防護に関する報告書を提出する際の会見で説明する」とした。

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20210920642913.html

 

(ブログ者コメント)

〇四電、東電ともに、新規制基準が制定された後、既存設備が新基準に合致しているか確認した筈。
それなのに、なぜ?
火災感知器については消防法どおりに設置されている筈なので確認しなかった・・・そんな可能性も考えられる。

〇施設建設時、火災感知器の具体的な設置位置を四電や東電が決めたとは考えにくい。
電気計装関係の協力会社が決めたのではないだろうか?
ただ、そういった会社はその道のプロ。
消防法の設置基準を知らなかったとは思えないのだが・・・。

〇また、完成検査時、消防のチェックも入っていたと思うのだが・・・。

〇施設建設時、四電、東電の業務としては、せいぜい、協力会社に取り付け場所の図面を提出させ、消防法どおりになっているか確認する程度ではないだろうか?
しかし、そういうことをしたにしては、違反台数が多すぎるような気もする。

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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