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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022721638分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

19日、沖縄県伊良部島の港に接岸していた巡視船で、機関砲の実弾8発が誤って発射された問題で、船長が機関砲に実弾が装てんされていない状態だと思い込んで訓練の実施を指示していたことなどから、宮古島海上保安部は、船長と乗組員の意思疎通に問題があったとみて調べています。

この問題は、19日の午前11時10分ごろ、伊良部島の長山港に接岸していた巡視船「しもじ」で、船首付近に搭載された20ミリ機関砲から実弾8発が陸側に向かって誤って発射されたものです。

海上保安部によりますと、その日の朝、乗組員7人が機関砲の点検を行い実弾を装てんしていましたが、船長は別の乗組員に対し、実弾を使わない「空撃ち」と呼ばれる射撃訓練を行うよう指示したということです。

この時、機関砲の照準は港の北側のやぶにあわせていて、弾はその一帯に着弾したとみられていますが、これまでの捜索では見つかっていません。

船長が機関砲に実弾が装てんされていない状態だと思い込んで「空撃ち」を行うよう指示していたことなどから、海上保安部は船長と乗組員の意思疎通に問題があったとみて、詳しく調べています。

海上保安部では、再発防止策が徹底されるまで、同様の訓練や洋上での射撃訓練を中止するとしています。







https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220721/5090019216.html  

 

7201846分に毎日新聞からは、弾薬箱と機関砲をつなぐレールに実弾を入れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

沖縄県の離島・伊良部(いらぶ)島(宮古島市)の港に停泊中の巡視船「しもじ」(200トン)から20ミリ機関砲の実弾8発が陸側に誤射された問題で、巡視船が所属する宮古島海上保安部は20日、男性船長(52)が、弾がセットされている認識がないまま「空撃ち」の訓練を指示したのが原因と発表した。

海保によると、20日の洋上射撃訓練に備え、乗組員7人が19日午前8時半ごろから船内で点検や訓練を実施。

その際に乗組員が弾薬箱と機関砲をつなぐレールに実弾を入れ、操舵(そうだ)室内のスイッチを押せば発射される状態だった。

しかし船長は装塡(そうてん)に気付かないまま、弾は使わず射撃の動作を確認する「空撃ち」の訓練を指示。

港北側の崖に8発が発射されたという。

けが人はいないが、港に止めていた海保職員の車に、誤射で破損し飛散した砲口の栓によるものとみられる傷が確認された。

宮古島海保の福本部長は、「一歩間違えば大変な惨事になっていた。前代未聞の事態を引き起こし、言い訳も弁解も通用しない」と陳謝した。

再発防止策が徹底されるまで、20ミリ機関砲の取り扱い訓練や洋上射撃訓練は控えるという。

https://mainichi.jp/articles/20220720/k00/00m/040/302000c

 

7201240分に沖縄タイムスからは、通常の訓練では発射前に弾薬箱から砲身までの連結を切らないといけないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福本部長は誤射の原因について、操法(取り扱い)訓練で弾薬箱に実弾を入れた乗組員と、発射の指示を出す船長の意思疎通が取れていなかったと説明した。

通常の操法訓練では、発射の際に弾薬箱から砲身までの連結を切らないといけないが、発射できる状態のまま船長が確認せず発射の指示を出したという。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/994585

 

721752分に沖縄タイムスからは、細かな作業についてマニュアルに書かれているか海保が精査中など、下記趣旨の記事が機関砲の概略構造図付きでネット配信されていた。

発射の際、砲口に取り付けていた金属製の栓が壊れて飛散し、駐車場の車両のフロントガラスにひびが入るなど、同保安部職員の車両2台とオートバイ1台に被害があった。

民間施設への被害は確認されていない。

誤射は19日午前11時過ぎに発生。

点検整備を終え、20日の洋上射撃訓練に備えて乗組員が弾薬箱へ実弾を入れた。

その後、船長の一等海上保安正(52)の判断で機関砲の操法訓練を実施したが、船長は弾薬箱から砲身までの連結が解除された状態と誤認識し、確認しないまま、別の乗組員に発射ボタンを押す指示を出した。

船長や乗組員の細かな作業についてマニュアルに書かれてあるのか、同部で精査している。

実弾での誤射は海上保安庁全体でも初めて。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/994963 

 

(ブログ者コメント)

万一の場合を考慮し、空撃ちする時は砲身を海のほうに向けておく・・・といった対応は、これまでとられていなかったのだろうか?


(2022年7月27日 修正1 ;追記)

202272618時51分に産経新聞からは、陸側に砲を向けないなどの対策が発表された、発射音が違っていたため射撃を中止したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

第11管区海上保安本部(那覇)は26日、「陸側に砲を向けない」などの再発防止策を発表した。

着弾場所は現在も分かっていない。

その他には、訓練前に実弾がないことの確認徹底や、武器担当者による研修実施を挙げた。

マニュアルの手順が守られなかったとして、法令違反についても調査していることも明らかにした。

11管によると、誤射は19日午前に発生。

意思疎通の不足により、実弾が装塡されていることを認識していなかった船長の指示で、陸側に向けて発射した。

模擬弾にはない発砲音がしたため、射撃を中断したという。

https://www.sankei.com/article/20220726-MLXKCBPEWZLWHIB4FQPVJ7DYCQ/

 

726182分にNHK沖縄からは、当日?手順の確認だけでなく実射撃訓練も行うと変更されたが、ブリーフィングは実施されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

問題の発生から1週間となった26日、海上保安庁は、原因や再発防止策などについて明らかにしました。

それによりますと、翌日に予定していた洋上訓練を前に、船長から乗組員に対し、機関砲の取り扱いについて、手順の確認だけではなく、実際に射撃訓練を行うと変更が指示されましたが、その際、ブリーフィングが実施されなかったということです。

この時、機関砲には実弾が連結され発射できる状態になっていましたが、船長は、その事実を認識していなかったということです。

このため、乗組員の意思疎通の不足などが原因だったとして、海上保安庁は再発防止に向け、全国の海上保安本部などに対し、訓練前のブリーフィングの実施の徹底や陸側に機関砲を向けないことなどを呼びかけました。

宮古島海上保安部は、本庁がまとめた再発防止策を踏まえ、近く独自の対策をとりまとめ、公表することにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220726/5090019299.html 

 

(ブログ者コメント)

NHK沖縄の報道から考えると、変更管理に問題があったということかもしれない。 

 

(2022年8月2日 修正2 ;追記)

2022730624分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、「しもじ」では過去にも訓練マニュアル違反があったが、他の巡視船ではなかった、今後は9隻の巡視船が個別に定めていた訓練マニュアルを統一するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同巡視船で訓練手順のマニュアル違反が常態化していた。

29日、宮古島海上保安部が「今回も含めて3回、マニュアルを守らず訓練前日に実弾を給弾していた」と発表した。

同部によると、巡視船しもじの現船長の乗船期間(3年目)中に実施した洋上射撃訓練で、今回を含めて3回、乗組員が「訓練当日の作業を軽減するため」との理由で、前日に実弾を給弾していた。

洋上射撃訓練の実施総数について、「詳細は答えられないが、少なくとも年に1回以上実施している」とした。

同部では、しもじを含め同型巡視船が9隻所属しているが、しもじ以外での訓練前日の実弾の給弾は「なかった」とした。

また、しもじでの過去2回の前日の給弾が今回の乗組員と同じ人物かについては「確認できていない」とした。

同部によると、巡視船しもじのマニュアルでは、実弾について「必要な時以外に弾薬庫から弾薬を出さない」と定めており、本来は訓練当日に給弾するべきものだった。  

同部は改めて、誤射原因として「マニュアル不順守と意思疎通の不足、機関砲の構造の理解不足があった」と説明した。  

その上で、海上保安庁が26日に発表した再発防止策

(1)実弾有無や命令内容確認とブリーフィングの徹底
(2)砲身を陸地側に向けないことなどをマニュアルに反映
(3)訓練に関わる緊急点検、構造・操作に関わる研修の実施

に加えて、独自策として、弾薬庫に実弾を格納することを含めて「所属巡視船の着岸中の実弾給弾を全面的に禁止する」とした。

また、現在、同部所属の巡視船9隻がそれぞれ訓練手順マニュアルを定めている状態にあることを説明し、「乗組員の異動で混乱をきたす」として、各マニュアルを統一化するとした。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b12805fad6a0bf33b27eed40476dce03e1f003f

 

(2022年12月24日 修正3 ;追記)

202212231922分に毎日新聞からは、翌日の射撃訓練に備え実弾も装填したが、実弾装填を船長に報告していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

海上保安庁は23日、当時の船長ら3人を停職などの懲戒処分にした。

11管区海上保安本部(那覇)の一條本部長ら2人については、厳重注意などの説諭処分とした。

一條本部長は記者会見で「前代未聞の重大事故。信用を失墜させ深くおわびする」と謝罪し、再発防止の徹底を強調した。

誤射は719日に発生。

乗組員が20ミリ機関砲を点検し、翌日の海上射撃訓練に備えて模擬弾と実弾を装塡(そうてん)した。

その後、実弾の装塡を報告されていなかった船長の指示で、訓練前に別の乗組員が陸側に発射。

模擬弾にはない発砲音に気づき、射撃を中断したという。

実弾は見つかっていないが、近くの林に着弾したとみられ、被害は確認されていない。

(共同)

https://mainichi.jp/articles/20221223/k00/00m/040/331000c

 

  

  

  

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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