2014年8月30日付で読売新聞京都版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府南部6市町でつくる城南衛生管理組合(管理者=山本宇治市長)が、基準値を超えるダイオキシン類を含むばいじんを大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪市)の埋め立て処分場へ搬入していた問題で、同組合議会の審査会が29日、開かれた。
組合は、基準値オーバーの原因について、「焼却炉にある集じん機の古くなったフィルターに吸着した高濃度物質の塊が混じった可能性が高い」と説明した。
組合によると、今年6月に基準値の2.37倍にあたるダイオキシン類が検出されたばいじんは、ごみ焼却場「クリーン21長谷山」(城陽市)で、集じん機のフィルターが交換時期(約4年)を迎えた焼却炉から出ていたという。
集じん機は、搬入前日に圧力低下などが起きていたといい、何らかの異常でフィルターにたまった大量の高濃度物質がはがれ落ちたと考えられる。
2010年の基準値超えのばいじんが出た際も、フィルターは交換直前だった。
また、組合は、同センターから受けた搬入停止処分で、クリーン21長谷山の保管場所に約580トンの焼却灰が堆積し、9月5日頃には容量を超える見通しであることも明らかにした。
ばいじんも約370トンあり、10月下旬には限界に達するという。
組合は、ごみ処理を滞らせないため、保管場所の拡張を検討する。
山本管理者は、審査会で、「重大性の認識や危機管理、法令順守への意識の欠如が最大の原因で、深く反省しなければならない」と謝罪。その上で、「信頼回復に全力で取り組んでおり、1日も早い処分解除をお願いしたい」と述べた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20140829-OYTNT50406.html
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