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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201493233分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後0時35分頃、愛知県東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所で小規模の爆発事故があったと、同製鉄所から119番があった。

警察によると、同社と協力会社の男性社員計15人が顔などにやけどを負い、うち5人が重傷。

 

同製鉄所では今年に入り4回、大量の黒煙が噴出するトラブルが発生している。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140903-OYT1T50120.html

 

 

201494055分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同社などによると、火災は、第1コークス炉で起きた。

 

コークス炉は石炭を蒸し焼きにするもので、ここで生産されたコークスは高炉に運ばれ、鉄鉱石と混ぜて鉄分を取り出す「還元剤」や熱源として使用される。

 

作業員が午前10時半ごろ、コークス炉内にある石炭の一時貯蔵施設「石炭塔」の上部から白煙が上がっているのを確認。

通報を受けた東海市消防本部がまもなく駆けつけたが、炎が出ていないため消火活動はせず、煙もほぼ収まったとして正午ごろには撤収した。


ところが午後0時35分ごろ、再び同じ石炭塔で異常燃焼が発生。

最初の発煙の原因などを調査するために石炭塔の近くにいたとされる同社と関連会社の社員計15人が顔などにやけどを負った。異常燃焼の際に爆発音を聞いたという負傷者もおり、5人は重傷で入院した。


その後も火災は収まらず、午後1時25分ごろには、第1コークス炉と第3コークス炉をつなぐベルトコンベヤーに延焼。消火活動は夜まで続いた。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG936SYXG93OIPE03T.html

 

 

2014941848分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

社長は4日、知事に謝罪した後、記者団の取材に答えた。

 

社長らによると、白煙が収まった際、従業員らが石炭塔にたまっている石炭を使い切ろうとコークス炉に移し替える作業をした。

その際、石炭塔に空気が逆流し、酸素が入り込んだため、燃え上がったという。

最初はシール効果で空気が逆流しないが、空気をまきこんだ。

 

通常、石炭塔内にある石炭は1日で使い切るが、この日は年に1度必要な工事のため、3日間、約100トンの石炭が滞留していたという。

石炭の事前処理工事をしていた関係で、ほぼ3日間、約100トンの石炭が滞留していた。普段は回転しており、1日以内にはける。

この工事は、事前処理設備を1年に1回止めてやる工事で、事前処理しないコークスと事前処理するコークスの切り替えが行われて滞留した。
毎年やっている工事につき、石炭は毎年滞留する。今回との相違点は、過去の定量的なデータを調べている。

 

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG945HD6G94OIPE01R.html

 

 

2014941915分と951613分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

942059分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

会社側によると、爆発が起きる約2時間前、この設備の温度が上昇したことから、内部を調べたところ、長時間にわたって保管されていた一部の石炭が、発熱して煙を上げていたという。


このため、石炭を使い切ろうと、緊急の措置として石炭塔下部にある扉を開け、煙を出していた石炭をコークス炉に落とす作業を行い、大半を落とし終えたところ、突然、爆発が起きたという。

 

会社側は石炭を排出したことで空間ができて空気が流れ込み、何らかの現象が起きた結果、爆発につながった可能性があるとみている。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140904/4320821.html

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140905/4358541.html

http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014090401001851.html

 

 

201496112分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新日鉄住金は5日夜、1基の操業を再開した。

事故原因は「水分の少ない石炭を長時間保管したため」と判断、水分の多い石炭に切り替えた。

 

所長によると、石炭の発熱・爆発は「まれな現象」なため、石炭貯蔵設備には消火設備がなく、安全マニュアルも整備していなかった。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20140906k0000m020141000c.html

 

 

201496103分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

会社側によると、社員らは設備の内部の温度が異常に上昇し、「ホッパー」と呼ばれる容器に入った一部の石炭から煙が上がっていたため、設備の周りで調査にあたっていたという。


このうち重傷の5人は、いずれも「ホッパー」の排出口側にいたところ、突然、爆発が起きて熱風を激しく受けたため、大やけどをしたという。
爆発の衝撃や爆風による打撲などはなかった。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140906/4389241.html

 

 

 

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無題
はっきりした記憶ではないが、昔は貯炭場での火災は多く、常に水噴霧をしていたと思う。石炭を大量に貯蔵すると内部温度が上昇し、発火の可能性があると考えるのが、危険感受性が正常であると思うが、所長によると、石炭の発熱・爆発は「まれな現象」なため、石炭貯蔵設備には消火設備がなく、安全マニュアルも整備していなかった。との話は危険敢行性が高いと思われてならない。巷間言われている、経験、感、度胸での仕事が結構行われているのではと心配になる。長期に渡り事故を経験しないと危険感受性が低下するが、それを補うのが、マネジャーの仕事と思う。そのためには事故に学ぶ姿勢を謙虚に持ち続けて欲しい。
森本 厚吉 2014/09/13(Sat)17:16:34 編集
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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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