2014年9月5日付で毎日新聞京筑版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月5日付で読売新聞九州版と朝日新聞京筑版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後4時半ごろ、「石灰石採掘の地下トンネルから作業員が出られなくなった」と119番があった。
同町馬場の宇部興産苅田セメント工場のトンネルに消防署員が駆けつけると、トンネル内ケーブル補修工事の作業員の男性5人(20~69歳)がめまいなどを訴えており、病院に運ばれた。
一酸化炭素中毒とみられ、2人はICU(集中治療室)にいるが、いずれも命には別条はないという。
宇部興産などによると、作業員は、協栄電気(門司区)の1人と西海電工(行橋市)の4人。
トンネル内で補修工事をしていたところ、息苦しくなるなどしたという。
入口から現場までは約60mあり、自力で外に出た作業員が通報した。
補修工事のため発電機を回したところ不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒になった可能性が強いという。
消防によると、5人のうち3人は自力でトンネルの外に出ていて受け答えもはっきりしていたが、トンネル内にいた2人のうち1人は座り込み、別の1人は倒れていた。
警察などによると、トンネルは地表から4mの深さにあり、縦3m、横2m50cm、総延長約4km。セメント原料の石灰石を、町内の採石場から沿岸部の工場に運ぶベルトコンベヤーがある。
警察は今後、事故原因を調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20140905ddlk40040536000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20140905-OYS1T50006.html
(2015年2月23日 修正1 ;追記)
2015年2月20日付で朝日新聞京築版(聞蔵)から、換気しないままガソリン燃料の発電機を稼働させていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(タイトルも修正した)
行橋労基署は19日、行橋市の電気工事業「西海電工」の代表者(53)と北九州市の電気工事会社「協栄電気」の現場責任者(70)の2人を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、2人は昨年9月4日、鉱山から宇部興産苅田セメント工場まで石灰石を運ぶ延長4kmのベルトコンベヤーの地下トンネル内(苅田町馬場)で、換気をしないままガソリンが燃料の発電機を稼働させた疑いがある。
発電機は、電動工具の電源にしていた。
書類送検された2人を含む計5人の作業員が急性一酸化炭素中毒になって病院に運ばれた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。