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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2013年1月8日付で毎日新聞大阪版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
大阪市浪速区のマンション地下駐車場で昨年9月、爆発音と共に二酸化炭素(CO2)が充満し、住民が避難する騒ぎがあった。原因は老朽化したガス系消火設備の破損とみられる。
設備の老朽化による事故は全国で相次ぎ、消防庁は09年、設備の点検基準を強化した。
しかし、点検費用が高額なため実施率は低く、危険な設備の多くが野放しになっている。


大阪市消防局によると、9月28日午後11時ごろ、同区のマンション地下1階の駐車場で爆発があり、爆発後の測定の結果、駐車場内のCO2濃度が、人体に危険なほど高くなっていた。
老朽化により消火設備が破損してCO2が誤放出したとみられる。
けが人はなかったが、消防関係者は「人がいたら大惨事になっていた」と話す。


東京都台東区でも10年8月、ビルの地下1階ボンベ室で、設置後35年経過した消火設備に亀裂が生じてCO2が放出する事故が発生した。

消防庁の報告書(08年2月)によると、こうした誤放出事故や設備故障は全国で少なくとも44件報告されている。
相次ぐ事故を受け、消防庁は09年3月、点検基準を改正。従来はガスボンベの弁部分(容器弁)の点検方法が具体的に示されていなかったが、改正後は設置後15年を経過した容器弁について、5年以内に6項目の点検を実施して安全性を確認するよう義務付けた。


消防庁は、基準改正後の点検件数を集計していない。
だが関係者によると、業界団体の調査では、施行後3年が経過した今年8月時点でも、全国にある点検対象のCO2消火設備の容器弁約30万本のうち、点検実施はわずか6%という。
また、大手消火設備メーカーによると、点検費用はガスボンベ1本当たり約15万円で、対象施設の約10%しか実施できていない。
大規模なビルの場合、100本以上のボンベが使われていることもあり、担当者は、「個人所有者の場合は高額な費用を負担できず、点検を渋ってしまう人が多い」と実情を明かす。
消防庁の担当者は「現時点では危険性を呼び掛け続けるしかない」と頭を抱えている。


出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20130108ddf001040004000c.html
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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