







(ブログ者コメント)
NHKの「ベルトにつながったまま」、東北放送の「腰にハーネスを着けていた」という表現がひっかかった。
というのは、それらは胴ベルト式の墜落制止用器具を想起させる表現だからだ。
今回のような6.75mを越える高さでの作業ではフルハーネスが義務化されている。
もしフルハーネス着用だったとすれば、あまり聞いたことがない事例だ。
(フルハーネス着用義務化については本ブログで過去に何回か紹介スミ)
以下は今回の報道。
2025年7月22日8時56分にNHK宮城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時半ごろ、石巻市鮎川浜の「駒ヶ峰無線中継所」の鉄塔で、「作業中に宙づりになっている人がいる」と作業員から消防に通報がありました。
消防が駆けつけたところ、鉄塔に上って保守点検の作業をしていた仙台市青葉区の無職、佐藤さん(男性、81歳)が、転落防止用のベルトにつながったまま宙づりの状態になっていました。
佐藤さんは救出されましたが、病院に搬送される際には意識はなく、その後、死亡が確認されました。
警察と消防によりますと、佐藤さんはおよそ10メートルの高さに宙づりになっていて、当時、ほかの作業員2人とさび取りなどの作業をしていたということです。
現場は「コバルトライン」と呼ばれる県道沿いの山の中に複数ある鉄塔の一つで、警察は当時の状況について詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20250722/6000032187.html
7月22日7時47分にYAHOOニュース(東北放送)からは、腰にハーネスを着けていた、足を滑らせたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時半頃、宮城県石巻市鮎川浜の駒ヶ峰無線中継所で、「点検・整備作業中に、鉄塔から落ちて宙吊りになっている」と作業を請け負っていた社長から消防に通報がありました。
この事故で、仙台市青葉区の無職・佐藤さん(81)がおよそ2時間後に救助され仙台市内の病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。
佐藤さんは知人の社長から依頼され、3人で船舶用の受信塔のサビ落としや塗装などの作業にあたっていました。
事故当時、佐藤さんは腰にハーネスを着けていていましたが、鉄塔の高さおよそ12メートル地点から下りる際に足を滑らせて落下し、およそ10メートル地点で宙吊り状態になったとみられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6a9368c8c3b9ef2fc4692d611ca4c70df6e4ed
7月22日11時7分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、足を踏み外した、うつぶせの状態で宙づりになっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐藤さんはほかの作業員2人とともに、船舶の無線を受信する鉄塔の、塗装やメンテナンス作業をしていたところ、足を踏み外し、宙づりになったとみられています。
消防が現場に駆け付けると、佐藤さんはうつぶせの状態で宙づりになっていて、通報からおよそ2時間後に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2d7192c6bad78a7933e91e5d16086b5654a1128


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。