本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年10月26日付で読売新聞山口版から、また10月24日付で毎日新聞山口東版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東ソー南陽事業所のプラントで昨年11月に起きた爆発・火災事故で、徳山労基署が同社に対し、安全管理の徹底を求めてプラントの運転マニュアル改善などの行政指導をしていたことがわかった。
一方、東ソーは、事故が起きた11月13日を「安全の日」と定め、全社を挙げて再発防止に努めていくという。
事故では、作業員1人が死亡した。
同労基署は当初、労安法違反での立件を視野に関係者の事情聴取などを進めたが、「法律に抵触するような重大な違反は見受けられなかった」として、書類送検などは見送り、今年5月に行政指導を実施。設備やマニュアルの改善、労働者への安全教育などを求めた。
同社の事故調査対策委員会の報告書などによると、事故が起きたプラントでは、塩酸塔の温度が上昇し、塩化水素をためるタンクに可燃物が混入するなどして爆発に至ったという。
一方、運転マニュアルには、温度管理を具体的に定めるなど、トラブル時の停止手順が記載されていなかった。
行政指導では、異常時の停止作業手順などを定めるよう、求めたという。
指導を受け、同社は、実施済みの再発防止策や今後の計画などを盛り込んだ報告書を、同署へ提出した。
東ソーは、「安全の日」と定めた来月13日、午後3時24分に東京の本社や全国の4支店、2事務所などで全社員が黙とうする。
また、同事業所で社長が「安全の誓い」を宣言し、安全のモニュメントを設置する。
南陽・四日市の両事業所では、社外の安全関係の専門家による従業員向けの講演会を開く。
同事業所の教育研究センターでは、事故が発生した第2塩ビモノマープラントのタンクの破片を保存、展示する。
同社は、制定の理由について、「安全な会社、事業所をつくる決意を全従業員が共有し、事故の教訓を風化させないため」と説明している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20121025-OYT8T01257.htm
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20121024ddlk35040357000c.html
東ソー南陽事業所のプラントで昨年11月に起きた爆発・火災事故で、徳山労基署が同社に対し、安全管理の徹底を求めてプラントの運転マニュアル改善などの行政指導をしていたことがわかった。
一方、東ソーは、事故が起きた11月13日を「安全の日」と定め、全社を挙げて再発防止に努めていくという。
事故では、作業員1人が死亡した。
同労基署は当初、労安法違反での立件を視野に関係者の事情聴取などを進めたが、「法律に抵触するような重大な違反は見受けられなかった」として、書類送検などは見送り、今年5月に行政指導を実施。設備やマニュアルの改善、労働者への安全教育などを求めた。
同社の事故調査対策委員会の報告書などによると、事故が起きたプラントでは、塩酸塔の温度が上昇し、塩化水素をためるタンクに可燃物が混入するなどして爆発に至ったという。
一方、運転マニュアルには、温度管理を具体的に定めるなど、トラブル時の停止手順が記載されていなかった。
行政指導では、異常時の停止作業手順などを定めるよう、求めたという。
指導を受け、同社は、実施済みの再発防止策や今後の計画などを盛り込んだ報告書を、同署へ提出した。
東ソーは、「安全の日」と定めた来月13日、午後3時24分に東京の本社や全国の4支店、2事務所などで全社員が黙とうする。
また、同事業所で社長が「安全の誓い」を宣言し、安全のモニュメントを設置する。
南陽・四日市の両事業所では、社外の安全関係の専門家による従業員向けの講演会を開く。
同事業所の教育研究センターでは、事故が発生した第2塩ビモノマープラントのタンクの破片を保存、展示する。
同社は、制定の理由について、「安全な会社、事業所をつくる決意を全従業員が共有し、事故の教訓を風化させないため」と説明している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20121025-OYT8T01257.htm
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20121024ddlk35040357000c.html
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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