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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018228749分に読売新聞から、図解付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

高齢ドライバーらのブレーキとアクセルの踏み間違い事故を防ごうと、各地の町工場が生み出した安全装置が注目を集めている。

 

熊本県玉名市の鉄工所が開発した両機能一体型のペダルは、購入補助金を出す自治体もあり、納期が半年待ちの状態。

 

大手自動車メーカーが先進技術で自動ブレーキなどの開発を進める中、町工場発のアイデアが事故防止に一役買っている。

 

「ブレーキもアクセルも踏み込む動作は同じ。だから踏み間違いが起きるんです」。

同市の「ナルセ機材」の鳴瀬益幸社長(82)は力説する。

約30年前、オートマチック車で踏み間違い事故を起こしそうになった経験から、装置の開発に着手した。

 

事故は、アクセルをブレーキと思い込み、強く踏み込むことで起きる。

そのため、両方の機能を一つのペダルに集約。

踏み込めばブレーキがかかり、ペダル右側のレバーを足で外側にずらせば加速する仕組みに行き着いた。

 

「ワンペダル」の商品名で1991年から販売。

取り付け工賃込みで約20万円で、2014年頃までに売れたのは300台ほどだったが、踏み間違い事故の増加で問い合わせが増え、15年以降は毎年100台を生産している。

 

低価格で後付けできる手軽さに自治体なども注目。

地元の玉名市は購入者に5万円を補助しており、岡山県美咲町も昨年、購入者への15万円の補助制度を設けた。

 

大手自動車販売会社は昨年6月、タクシー業界の高齢化対策を見据えて、乗務員らを対象に搭載車の試乗会を実施。

評判は上々だったという。

 

現在、生産が追いつかないといい、新年度からの増産を目指し、2社と委託生産を交渉中だ。

 

埼玉県川口市の設備工事業「ナンキ工業」は、一定以上の力でアクセルを踏むと警告音が鳴り、ブレーキがかかる「STOPペダル」を8年前に開発。

昨年末、関東のタクシー会社と契約、実用化にこぎ着けた。

 

約10万円で後付けが可能で、南平次社長は「電子制御ではないので誤作動の心配もない。手軽さをアピールし、普及させたい」と話す。

 

いずれの装置も特許を取得しており、これまで事故の報告はないという。

 

国交省自動車局によると、ペダルの付け替えは自動車の改造にあたらず、ワンペダルなども車検の基準をクリアできているという。

 

九州大の松永勝也名誉教授(交通心理学)は、「自動ブレーキなどの先進技術は開発途上で、性能にばらつきがある。一方、踏み間違い事故に特化した町工場の装置は構造もシンプル。自治体などが活用を促す動きもあり、普及が期待される」と話している。

 

出典

『踏み間違えない「ワンペダル」、生産追いつかず』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180227-OYT1T50139.html?from=ycont_top_txt 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

安全ペダルについては、過去にも名張市のメーカーの開発事例を紹介している。

 

2017424日掲載

2017418日報道 ブレーキの踏み間違い事故は、パニック時の反射行動で、つい慣れているアクセルを踏んでしまうことが原因と識者は指摘、名張市の会社では防止装置を開発した

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7030/

 

 

 

(2018年6月18日 修正1 ;追記)

 

20186142321分に山陽新聞から、岡山県美咲町が「STOPペダル」を取り付ける高齢者に補助金を出すという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岡山県美咲町は、車のブレーキとアクセルを踏み間違える高齢ドライバーの事故を防ぐ特殊なペダルの整備費を補助する事業をスタートさせた。

 

アクセルを一定以上踏み込むとアクセル機能が解除され、ブレーキが作動する仕組み。

町によると、同種事業の導入は県内の自治体では初めて。


県警によると、県内でペダルの踏み間違いが原因とみられる人身事故は、昨年67件(うち65歳以上21件)発生。

今年は、5月末までに27件(同13件)あり、美咲町でも美咲署西川駐在所に高齢者の車が突っ込むなど、大きな課題となっている。


ペダルは埼玉県のメーカーが開発した「STOPペダル」。

特殊な金具でつながれたアクセルとブレーキの各ペダルを、アクセルペダルだけを外す格好で取り付ける。

両ペダルとも、通常は単独で利用できる。


補助事業の対象は65歳以上の高齢者とし、ペダル本体と取り付け費用計約14万円の3分の2以内を町が負担する。

整備補助費150万円(10台分)を予算計上して、5月に受け付けを始めた。

これとは別に、公用車1台には既に装着している。


ペダルの踏み間違え事故を巡り、美咲町は2017年10月、衝突回避のための自動ブレーキや車線をはみ出した際の警報装置などを備えた「先進安全自動車」の購入促進策を導入。


装置の搭載数によって新車1台につき3万~5万円を補助し、17年度中に62件(299万円)の申請があった。

本年度も200万円(40台分)を予算化している。


町によると、65歳以上の運転免許証保持者は58.97%(17年末)。

町情報交通課は、「ペダルの場合、新車を買う必要がない。お年寄りによる重大事故の抑止につながれば」としている。

 

出典

踏み間違え防止ペダル整備に補助 岡山県内初、美咲町が事業開始

http://www.sanyonews.jp/article/732411

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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