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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2011年2月9日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月8日付で、茨城新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。 
 
東海村の三菱原子燃料は、8日、転換工場で二酸化ウラン粉末のサンプリング作業中、粉末の一部が床にこぼれ、作業員4人が被ばくしたと発表した。こぼれた粉末は8g程度と微量で、被ばくはいずれも軽度。健康被害はなく、外部の環境への影響もないという。
同社によると、同日午後5時12分ごろ、作業員が大型容器内の二酸化ウラン粉末をサンプリング装置に吸入するため、スイッチを入れたところ、装置内で粉末が舞い上がり、一部がノズル差込口のすき間から漏れ出た。粉末は床にこぼれ、飛散したとみられる。
工場内で作業をしていた9人のうち、直接サンプリング作業に当たった2人と、事故後に駆け寄った2人の計4人の体内被ばくが判明。放射線量は最大0・123ミリシーベルトで、胸部X線検査(0・05ミリシーベルト)の約2・5倍。
同社は「何らかの原因で装置内の空気が逆流した可能性がある」と説明。作業員は防護マスクを着用しておらず、同社は「粉末が漏れ出るのは想定外だった」と釈明した。
同社はこぼれた粉末の回収作業を行うとともに、今後、詳しく原因を調べる方針。
同社は国内有数の原子燃料製造メーカーで、原料の再転換加工から燃料集合体の組み立てまでを一貫して行う。二酸化ウランは原料の再転換工程により精製される。
  
(ブログ者コメント) 
 
天下の三菱ともあろう会社が、有害物質サンプリング作業に保護具着用を義務づけていなかったとは、ちょっと信じられない。
「粉末が漏れるのは想定外」という説明は論外。もし報道のとおりだとすれば、核燃料を取り扱う会社として、安全管理システムを根本から見直したほうがよいのではないだろうか。
  
 
(2001年2月10日 修正1; 追記) 
 
2011年2月9日17時57分にmsn産経ニュースから、10日2時4分に同茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
□事故は、二酸化ウラン粉末の入った大型容器から、成分分析のため、粉末を採取しようとした時に発生した。
□本来は粉末を吸い込むはずのサンプリング装置から空気が吹き出し、粉末が飛散した。
□装置を調べたところ、一部の配線のプラスとマイナスが逆になっていた。
□飛散したに参加ウランは約2.1gだった。
 
  
(2011年2月12日 修正2; 追記)
 
2011年2月11日付で、東京新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
□粉末を吸引するノズルのモーターの電源配線が逆に接続されていたため、モーターが逆回転。装置内に残っていた粉末が噴き出したとみられる。
□同社によると、昨年秋から今年1月にかけて工場内の制御システムを更新するため、社員立ち会いのもとで専門業者がモーターの電源部を取り外した。この作業後、装置を使用するのは8日が初めてだった。
□同社は国と県に報告するとともに、配線ミスの原因を調べている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110211/CK2011021102000061.html
 
 (ブログ者コメント)

 装置を分解後に復旧した時は、元どおりの機能を発揮するか確認しそうなものだが?そういったルールはないのだろうか?
 
 
 
(2011年2月25日 修正3; 追記)
 
2011年2月24日付で、茨城新聞から下記趣旨の記事が、また三菱原燃からプレス資料がネット配信されていた。
 
同社は24日、粉末を吸引するモーターの誤接続が原因で、サンプリング装置内の空気が逆流し、ろ過用の布に付着した粉末がノズル差込口のすき間から漏れ出た、とする中間報告を発表した。
報告書では、作業員4人が被ばくした要因について
  □粉末の漏えいを想定していない作業中に、粉末が漏洩した
  □作業員は異常を感じたが、粉末が漏えいしていることを認識できなかった
  □漏洩箇所に近づく前に、粉末が漏洩していたことが知らされなかった
などを挙げた。
なお、異常を感じた作業者から現場責任者への連絡、現場責任者からの退避指示等は適切に処置できていたとしている。
同社は今後、モーターを誤接続した経緯などについてさらに調査を進め、再発防止策をまとめる方針。

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12985407393473
http://www.mnf.co.jp/pages/notice.htm
 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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