2013年12月12日付で読売新聞から、12月11日23時6分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米沢市は11日の市議会産業建設委員会で、同市八幡原の八幡原中核工業団地の事業所に、上水に誤って工業用水を供給していたことを明らかにした。
2つの事業所へ水道を引く際、担当職員が工業用水の水道管を上水用の管と取り違えたことが原因。
事業所側は飲料用に利用しておらず、従業員に健康被害はなかった。
市施設課によると、誤って供給していた期間は2011年4月~13年11月。
11年2月に職員が誤って接続したのが直接の原因だが、1993年に市が上水と工業用水の水道管を敷く際、工業用水道の仕切り弁に上水道用の蓋をしていたため、勘違いしたという。
米沢市は通常、上水道と工業用水を区別するため、市のマークの入った蓋を上水道の水道管のバルブにつけている。
市の工業用水は、水窪ダムから取水後、塩素などで消毒せず、そのまま流している。
事業所側は、水に濁りがあるので飲まないよう従業員に指示していたが、今年11月13日に「濁りがあまりにもひどい」と市に通報。同課職員が残留塩素を測定したが、全く検知されなかったため、水道管の接続状態を確認したところ、誤接続が判明した。
市は事業所側に謝罪し、すでに上水道管への接続工事を終えている。
同課の佐藤課長は、「市民の安全に関わる重大な事案で、健康被害がなかったのが不幸中の幸い。これからは給水開始時に残留塩素測定を行い、取り違えのないようにしたい」と話した。
出典ULR
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20131211-OYT8T01536.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023744481.html?t=1386801508119
(ブログ者コメント)
濁りがあるので飲まないよう指示していた件、指示した時点で異常と感じ、市などに連絡しなかったのだろうか?
最初の1~2日であれば、工事の影響などで濁っていると思って不思議ではないが、それが何日も続くようなら、異常と感じると思うのだが・・・?
そのうち澄んでくるだろうと思っているうち、いつの間にか濁っているのが当たり前になってしまった・・・そういうことだったのだろうか?
もしそうなら、慣れによって異常を異常と感じなくなる、一種のヒューマンエラーと言えるかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。