2019年11月8日19時4分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伝統工芸から最先端の工業技術までものづくりで特に優れた技術を持つ、「現代の名工」に岐阜県からは細かな精度が求められる工作機械の組み立てや修理を40年以上行ってきた男性が選ばれました。
優れたものづくりの技能を広く知ってもらい、若者に受け継いでもらおうと厚生労働省は「現代の名工」として毎年、職人や技術者を表彰していてます。
ことし岐阜県からは大手工作機械メーカー、「ヤマザキマザック」の美濃加茂市にある工場に勤務する坂口好彦さん(60)が選ばれました。
坂口さんは昭和53年に入社してから40年以上、工作機械の組み立てや修理を担当してきました。
細かな工業部品を作る工作機械を数多く組み立てたり、修理したりして習得した1000分の1ミリ単位の精度を維持する繊細な技術が高く評価されています。
また、坂口さんはみずからの技を若手の社員に引き継いだり、県内の中小企業へ出向いて直接指導を行ったりして、後継者の育成に力を入れている点も評価されました。
坂口さんは「今まで蓄積した技能が認められて誠に光栄です。マニュアルがない仕事なので若手の社員本人が納得するまで一緒になって指導していきたい」と話していました。
「現代の名工」の表彰式は今月11日に東京で行われます。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20191108/3080002779.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の1コマ。
これまで、「現代の名工」にはモノを作る人が選ばれる・・・というイメージしか持っていなかった。
厚労省HPを調べてみると、坂口さんの職種は「金属工作機械組立工・調整工」と記されている。
また、他の職種としては、今年、製鋼工、鋳込工、金属熱処理工、機械検査工といった人々が選ばれていた。
選考の考え方は下記とのこと。
1 趣旨
卓越した技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、もって技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的としている。
2 被表彰者の決定
被表彰者は、次の各号のすべての要件を充たす者であって、都道府県知事、全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人、その他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから、厚生労働大臣が技能者表彰審査委員の意見を聴いて決定する。
1. (1)きわめてすぐれた技能を有する者
2. (2)現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者
3. (3)技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者
4. (4)他の技能者の模範と認められる者
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/meikou/index.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。