2019年11月8日13時20分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前8時20分ごろ、神戸市須磨区内の木造2階建て民家で、仏壇のろうそくの火が、住人の女性(88)の衣服に燃え移った。
女性は自ら手で払って火を消したが、胸や顔などに軽いやけどを負った。
兵庫県警須磨署などによると、女性は当時、1階の和室で仏壇を拝んでいた。
ポリエステル製のジャンパーを着ていたという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201911/0012860117.shtml
(ブログ者コメント)
関連情報を調べていたところ、神戸市HPに、着衣着火の危険性などに関する以下の情報があった。
添付されている実験動画URLをクリックすると、着衣着火以外、ボタン電池の破裂実験など、多数の実験映像を見ることができる。
『発生すれば大やけど・・・ 「着衣着火」による火災』
(神戸市HP 平成27年記事)
火災にはさまざまな原因がありますが、人が着ている衣類に火がつくことを「着衣着火」といいます。
この着衣着火による火災は不注意が原因となり普段の何気ない行動の最中に起こることが多く、発生すれば大やけどを負う確率が非常に高い火災です。
着衣着火による火災は、昨年1年間で8件、今年はすでに4件発生しています。
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事例
(1)仏壇の清掃をしようとした際に、衣服がローソクの火に接触。
(2)ガスコンロで調理中に鍋を覗き込んだ際にコンロ火が衣服に着火。
(3)ガスコンロで調理中にコンロ奥の調理器具を取ろうとした際に衣服に着火。
(4)落ち葉を焼却中に焼却火に近寄りすぎたためズボンに着火。
(5)たばこを吸うためにライターで火をつけようとしたところ誤って衣服に着火。
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服に火がつけばすぐに気付けるはずだと思われがちですが、浴衣やワンピースのように薄くゆとりのあるデザインの衣類は、空気との接触面積が大きいため、思わぬ速さで燃え広がる場合があります。
また、衣類の中には「表面フラッシュ」という特殊な燃焼現象を伴って一瞬で燃え上がるものもありますので、着衣着火は一度起こってしまうと対応が困難であるのが現実です。
神戸市消防局では表面フラッシュの再現動画を神戸市ホームページとYou Tubeに配信しています。
火災危険は身の回りに潜んでおり油断や不注意により起こります。普段の何気ない行動にも注意していただき、自分の身は自分で守りましょう。
http://www.city.kobe.lg.jp/a10878/bosai/shobo/information/anzen/20150701.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。